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少年と自転車(2011)

LE GAMIN AU VELO
THE KID WITH A BIKE

メディア映画
上映時間87分
製作国ベルギー/フランス/イタリア
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2012/03/31
ジャンルドラマ
ただ、一緒にいてくれたら、
それだけでいい。
少年と自転車 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,530
USED価格:¥ 1,500
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少年と自転車少年と自転車少年と自転車

【解説】
 「息子のまなざし」「ある子供」の名匠ダルデンヌ兄弟が贈る感動のヒューマン・ドラマ。愛する父親に拒絶された現実を受け入れられず、心を閉ざしてしまう少年が、偶然出会った若い女性の献身的な愛によって壊れかけた心を回復させていくさまをリアルかつ丁寧な筆致で綴る。主演の少年役はオーディションで選ばれた新人トマ・ドレ、共演に「ハイテンション」「ヒア アフター」のセシル・ドゥ・フランス、「ある子供」のジェレミー・レニエ。
 もうすぐ12歳になる少年シリル。父親は彼を児童養護施設に預けたまま行方知れずに。シリルは自分が捨てられたとは露とも思わず、父親を必死で捜し続ける。そんな中、美容師のサマンサと出会う。彼女は、なくなった大切な自転車を取り戻してくれた。そしてシリルは、サマンサに週末だけの里親になってくれと頼み、2人で父親捜しを続ける。やがて、ようやく父親を見つけ出し、再会を果たしたシリル。ところが父親は喜ぶどころか、シリルをすげなく拒絶してしまう。サマンサはシリルを心配し、それまで以上に彼の世話を焼くようになるのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:goodfellas投稿日:2017-07-29 22:37:37
こどもというのは、なんと弱い存在なのか、
なんと必死に生きようとしているのか、
生きるということは、愛されている、愛されていないとしんでしまう、と感じることと同じで、本能でそれを求めている。
生きろ
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-11-23 21:52:45
映画は虚構。現実離れした恋や空想世界に浸りたい人はたしかに多い。しかし、現実を直視し、あるがままの被写体を捉えるという、映像の持つ生々しい写実性、その役割は大きいと思う。自分はそう信じているから、こういうドラマに接すると尚更リアリティということばをどうしても繰り返してしまう。これは棄てられた子供の切ないクエスチョン。なぜ僕を生んだの?なぜ棄てたの?切羽詰まったところでここに人情という絆。打ち棄てて置けない人もいるのだ。そこらにありそうな人情ドラマを、作家の並々ならぬ感性が息づかせた秀作だ。
投稿者:ghost-fox投稿日:2012-10-28 22:04:01
サマンサの過去は一切語られない 
義務やら権利やらとは無縁の世界がある 
心に鍵はかけずとも自転車には鍵をかけましょう
投稿者:陸将投稿日:2012-10-14 21:29:41
少年は常に動き回っている。
前半はその動きが、どこまでも直線的のように感じる。
なぜなら、不在となった「父親」という明確な目標が存在するからだ。
しかし、いくらその動きを阻もうとする大人の手をスルリと抜け出しても、父親に近づくことはできない。
電話をかけても、家へ行っても、そして働いている店へ出向いても、少年は最後まで父親に歓迎されることはないのだ。
だからこそ、彼の動きを阻もうとする側の動機もしっかり見えてくる。

残酷な現実に打ちのめされ、唯一信じていたものに裏切られたようなショックを受ける少年。
そこから、彼の動きはどうすることもできない焦りやもがき、苛立ちを孕んだものになる。
現実を咀嚼できずに右往左往する様は、胸に迫るものがある。
本作で3度しか使用されない音楽が流れるタイミングも絶妙で、少年の純度の高い感情が、ストレートに響いてくる。

しかし、それでも少年は「父親」を諦めきれない。
その一縷の望みが、少年を不幸のどん底へと叩き落としてしまう。
復讐の果てに、木の上から落下してしまった少年。
以前の状態なら、彼はそのまま起き上がらなかったはずである。
だが、少年にはサマンサという生きる希望がある。新たな動力の「源」がある。
少年は立ち上がり、森を抜け、そして自転車に跨る。
その自転車の直線運動の気持ちよさに、思わず涙が溢れてくる。

ダルデンヌ兄弟はミクロな視点から、普遍的な感情を浮かび上がらせる。
最小限の人物しか登場せず、物語はいたってシンプルなものだ。
大袈裟な演出は一切なく、無駄なものは最大限削ぎ落しているからこそ、混じりっ気のない感情が心に刺さってくる。
そんな映画の持つ力に素直に感動してしまう。
投稿者:maxpit投稿日:2012-09-09 00:37:24
ベルギーの名匠ダルデンヌ兄弟がまたまたカンヌ国際映画祭審査員特別大賞。
感動のヒューマン・ドラマかどうかは疑問だが、今までのダルデンヌ兄弟の
作品同様、登場人物の心情をそれぞれ深く考えさせる内容であることは確か
だ。親に捨てられた子供の気持ち、彼の里親になろうとする若い女性の気持
ち、子供を捨てた父親の気持ち、などそれぞれの行動に理由づけがなされて
いないので観る人によって感じ方は様々であろう。街のチンピラと仲良くな
り、悪の道に進みかける少年。強盗で手に入れたお金を父親に渡そうとして
追い返され、ハサミで腕を刺されても少年を見捨てない里親の女性。なんと
も複雑に気持ちでいっぱいになりつつラストを迎えるのだが、強盗された親
子と少年との最後のひと悶着もダルデンヌ兄弟映画お得意のバッサリと終わ
るやり方でただモヤモヤ感と余韻だけが残る。映画談義にはいい作品だろう。
投稿者:カール犬投稿日:2012-08-28 04:04:56
【ネタバレ注意】

主人公の父親が最悪だったなあ。

息子がやっとの思いで自分を訪ねてきた時の態度も、
犯罪を犯してまでお金を持ってきた時の態度も最低最悪の馬鹿野郎。

その分、主人公の抱えている親の愛情への渇望や
大人への不信感が際立つのだけれど見ていてつらいったらありゃしない。

そんな不毛なフラストレーションを抱えた少年を、
里親になった女性がゆっくりとゆっくりと癒していく。

一見恵まれたかのように見える里親との同居環境にいても、
街の不良にちょっと優しくされただけで
フラフラと言うことを聞いてしまうというこのモロさ。

少年の心のバランスの危うさが、愚かしくもありとても哀しい。

不良化というか反社会的な行動に走ってしまう10代の心理って
万国共通なんだろうなあ。

それにしても、主人公とはふと関わりあっただけのシングル女性なのに、
思春期手前の難しい年ごろの男の子の里親になれるものなの?

海外の里親事情になんの知識もないけど、恋人と別れても少年を受け入れ、
厳しかったり優しかったりするサマンサの覚悟や姿勢はすごい。

すごいんだけど真似ができないとか思うのを通り越して、
理解するのもなかなかに難しいレベル。

道を踏み外しそうになっても、ちょっと踏み外したとしても、
自分を支えてくれる誰かという存在があれば、人間なんとかなるものだ。

ラストの2人が自転車をこいでいく姿には、
そういう細いけど一筋の光を感じさせるような希望があると信じたい。

投稿者:kuro投稿日:2012-08-03 21:31:11
父親に捨てられたショックのあまりに狂犬のように怒りの感情をむき出しにし、自分では理解できない不幸のために自分のことしか考えられない状態になっていた少年が、里親になってくれた女性の、母親にも似た愛情に包まれることで、自分の感情を我慢すること、周囲の人の感情にも気配りすることを覚えます。
大人ですら自分が不幸のときは自分ばかりがどうしてと思いがちです。
それなのに少年は一度の失敗でそれを学ぶことができました。
その心の成長過程の描き方がとても良い映画でした。

携帯電話の受信通知音が愛情の絆を表しているなんて、いかにも現代風の演出です。
父親に捨てられた子供を暖かく我慢強く見守る女性。
どこで母親スイッチが入ったのでしょうか?
美容院で追いかけてきた孤児院の教師の手から逃げようと必死でしがみついてきたときでしょうか?
それがわかりやすければ、もっと良かったです。
投稿者:Normandie投稿日:2012-07-18 23:32:11
自分は何者か、ということを一度でも考えたことがある人には得るものがあるかもしれない。
心の奥深く突き刺さり、これからも自分の中で反芻する映画でしょう。
少年役のトマ・ドレはもとより噂とおりのセシル・ドゥ・フランスが逞しくてカッコ良くて素晴らしい。
常連俳優のジェレミー・レニエは言う、また感じのいい役をくれたものだと。
投稿者:hide投稿日:2012-04-04 02:40:58
これだけイラつくクソガキを描いたのは、そうはないと思う。
その点では評価してもいいだろうが、作り手のタッチもイラつかせる。
たとえばオープニングの、なにかに取りつかれたような少年の行動。
せっぱ詰って居ても立ってもいられない、といった勢いの、それも闇雲な行為の連続なのだが、そうまでして何が描きたいのかといえば、父親に会いたいという、ただその一念だけ。
しかも、やっと会った後の二人のやり取りで分かるのは、一箇月の期限つきではあるけれど、少年も納得して施設に入っていた事実。
じゃあ、オープニングからしばらくつづく少年の執拗な行動は何だったんだ、ということになる。
たんなるアホじゃん(まさに虚仮の一念)。
それは強盗のエピソートも同じ。
少年が、金に困っている父親のために、あえて強盗をしたというニュアンスもなくはないが、静止する里親を振り切るときといい、実際に強盗を働くときといい、あまり深く考えることもなく、半ば衝動的にやっている印象を受ける。
だから、(携帯の電源を切って帰りが遅くなり)里親に謝罪するときは(罪悪感があるから)頑なに拒んだのに、強盗の被害者には素直に謝罪する。
たいして深く考えずにやったことだから罪悪感もさしてないのだ。
ようはバカ(無知)だということ。

ところで、真偽のほどは定かでないが、この作品は実話を基に創られたらしい。
その話を伝えたのは石井小夜子弁護士で、彼女の著作が「少年犯罪と向きあう」。

そこから類推するに(作り手の意図はわからないが)カポーティの「冷血」以来、繰り返し取り上げられてきた素材に過ぎない、という一面はあると思う。
投稿者:LOU REED投稿日:2012-04-02 00:49:12
主人公は唯一の肉親である父親に見放され、施設に預けられた少年。
父親との唯一の繋がりである、父親に買ってもらった自転車を巡って
物語は展開する。
エンディングはこの作品の主題であり、深く考えさせられた。
※少年の演技、特にエンディングの表情は素晴らしかった。
【ソフト】
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