allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

スリーデイズ(2010)

THE NEXT THREE DAYS

メディア映画
上映時間134分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ギャガ)
初公開年月2011/09/23
ジャンルサスペンス/犯罪/ドラマ
映倫G
スリーデイズ [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 2,332
USED価格:¥ 697
amazon.co.jpへ

 Photos
スリーデイズスリーデイズスリーデイズスリーデイズ

【解説】
 フレッド・カヴァイエ監督による2008年のフランス映画「すべて彼女のために」を、「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス監督、「グラディエーター」「ロビン・フッド」のラッセル・クロウ主演でハリウッド・リメイクしたサスペンス・アクション。ごく平凡な大学教授が、殺人の罪で投獄された愛する妻の無実を信じ、彼女を取り戻すため命を懸けた脱獄計画を練り上げ実行に移すさまをスリリングに描き出す。共演にエリザベス・バンクス、リーアム・ニーソン。
 愛する妻子と共に幸せな毎日を送る大学教授のジョン・ブレナン。ところがある日、家に押しかけてきた警察によって妻ララが逮捕されてしまう。容疑は殺人。妻の無実を信じて奔走するジョンだったが、3年後ついに裁判で有罪が確定してしまう。絶望したララは自殺未遂を図り、それを目の当たりにしたジョンは、最後の手段“脱獄”を決意する。そして、脱獄のスペシャリスト、デイモンに教えを請い、全てを懸けた綿密な脱獄計画を練り上げていくのだが…。
<allcinema>
【関連作品】
すべて彼女のために(2008)オリジナル
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
216 8.00
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2016-09-06 12:14:30
フランス映画をリメイクしたポール・ハギスの台本も良し。不条理な冤罪に緊迫した脱獄のサスペンスの二本立て。前半から後半まで行きつく暇がない。真犯人は一体誰なんだ・・・犯人捜しの謎解きなんてそのうちどうでもよくなってくる。終始必死、がむしゃら演技のラッセル・クロウ、とにもかくも有無を言わせぬ暴走ぶり。ギアが入ると俄然勢いが増す男だねぇ。正直、当局の裏をかく快感があって胸をなでおろす。計算高い緻密なこの策略に脱帽する。そして・・ブライアン・デネヒー。いぶし銀の老獪さで脇を締めた。父と子で合わせ技・・いっぽん・・・あり。
投稿者:黒美君彦投稿日:2016-05-30 12:59:25
【ネタバレ注意】

オリジナルのフランス映画『すべて彼女のために』(2008年フレッド・カヴァイエ監督)は未見。ポール・ハギス監督がどう料理したか関心があったが、意外に普通…かな? 殺人で刑務所に入れられている妻を脱獄させる物語は、やはり後半が勢いづく。もっともラッセル・クロウが大学教師の役というのはもひとつピンと来ないけど。
もちろん犯罪的な行為には縁がなかった主人公だけれど、脱獄する資金のためには無茶もするし人も殺す。首尾よくそうした無茶が通ってしまうご都合主義には目をつぶるとして。
思い立ったら突っ走る、という主人公に、人間の幅が感じられなかったのが「普通」に留まった最大の理由か。
自らをドン・キホーテになぞらえ、突っ走る主人公。圧倒的に不利な状況証拠の中で、妻の無実を証明する材料もない。それならば冤罪を受け容れるしかないのか。そこで「脱獄」に走る主人公の突拍子のない切実感がもうひとつ伝わらなかったように思う。
とはいえ、後半の脱獄劇はなかなか見せる。激走中の車から飛び降りようとした時、妻は死のうとしたのだろうか。彼女はこの時何を考えていたのか。罪の意識なのか。劇的なシーンであるだけに、その夫と妻の心理のすれ違う様がもう少し描かれればもっと面白くなったような気がした。
妻・ララを演じたエリザベス・バンクスは悪くないんだけどね。脱獄のプロ?のリーアム・ニーソンが、後半どこかで登場するかと思ったけれど、それはなし。ラッセル・クロウは少々肥満気味かな。

投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-02 20:17:49
ラストが納得いかないなぁ。
投稿者:vegirama投稿日:2015-03-08 23:37:05
おもしろい
投稿者:ピースケ投稿日:2014-11-01 22:18:23
妻の無実を信じて 突っ走る夫。
本当に無実かどうかでこの映画の印象はがらりと変わるね。
投稿者:scissors投稿日:2013-02-14 00:05:42
10分ほどで停止。
ダレ気味の進行にテレビドラマみたいなベタっとした演出だった。
投稿者:kopi投稿日:2012-12-28 22:04:13
【ネタバレ注意】

オリジナルを知らなかったのでその分余計に楽しめたかな
ヤクの売人とはいえ殺しているから100%ハッピーエンドはないなと思っていたら、何とも心地いいエンディング。
日本映画に足りないのは脚本力だ〜
※長文のコメントを読む気がしないのは自分だけではないなwww

投稿者:nedved投稿日:2012-09-14 00:15:56
ラッセル・クロウ
投稿者:bond投稿日:2012-09-10 08:57:21
脱出までの、計画、行動がスリリングでハラハラドキドキ感たっぷり。必死なラッセルの演技もよく。オリジナルと遜色ない。
投稿者:賭侠投稿日:2012-07-16 03:00:05
最初はオドオドしたラッセル・クロウにイライラしながら見ていたが、徐々にストーリーに引き込まれ気付けば2時間なんてあっという間に感じるほどだった。

ポール・ハギス監督の演出力とシナリオ・センスには脱帽するが、ただ一点だけ個人的にマイナスだと感じたのは、車で逃走するシーンでの一部が作品のバランスを壊してしまい緊張感が一気にそがれてしまったので、そこだけが残念だった。


ブライアン・デネヒー久し振りに見たらおじいちゃんになっててちょっとショックだったが、相変わらずいい役者だなぁと思った。
ラッセル・クロウが少し太ったように見えたのは単なる気のせいか?

オリジナルも是非見てみたい。
投稿者:maxpit投稿日:2012-04-28 12:21:22
ポール・ハギスはやはり演出がうまい。
オリジナルの仏映画「すべて彼女のために」も
かなり面白かったが、まったく引けをとらない。
あちらは大好きなダイアン・クルーガーが出て
いるので必然的にポイントは高いが(笑)
脚本の面白さはオリジナルありきなので別に
しても、2時間を超る上映時間で緊張感を維持
できる演出はやはり流石としか言いようがない。
ただ、ラッセル・クロウは「ビューティフル・
マインド」もそうだが、たとえ演技がうまくても、
イメージとして「教授」という役どころになじま
ない。(笑)
投稿者:namurisu投稿日:2012-03-11 13:22:40
描き込み4。都合よく主役が助かるサスペンスには、しないぞ、しないぞ、ん?、しないぞ、ん?、しないぞ。
投稿者:藤本周平、投稿日:2012-03-08 23:28:11
面白かった。クライマックスの脱獄シーンは手に汗握る!
いつもヒーローな役が多いラッセル・クロウだけど、今回は
ただの普通の教師を演じててビックリ。こんな演技もできるんだねぇ
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-12-07 07:27:29
【ネタバレ注意】

本作は、フランス映画『すべて彼女のために〜ラスト3デイズ〜』のハリウッドリメイク作です。
オリジナル版を鑑賞した際は、ストーリー自体は面白かったしそれなりには満足したものの、何かが足りないようなもどかしさも感じました。
で、今回のハリウッドリメイク版ですが、奇才ポール・ハギスが監督したと言うこともあって、オリジナル版の足りない部分を補って完成度の高い作品に仕上げたのではないのかなと、かなりの期待を持って鑑賞してみましたが、期待通り・・・いや、期待以上かも!

まず、基本的なストーリーは同じで、オリジナル版を忠実にリメイクしていました。
しかし忠実ながらも、各登場人物の細かい心理描写を深く掘り下げ且つ丁寧に描き、中盤以降はハリウッド流のスリリングな描写を追加。
オリジナル版を見てストーリーや展開を知っているのにハラハラドキドキしましたし、主人公親子に思いっきり感情移入させられました!
さすがはポール・ハギスですね、素晴らしい演出力(o^-\')b
名監督と言うよりは名脚本家として名高いポール・ハギスだからこそ成せる業だったのかなと思いました。

さて、まず序盤に関しては、オリジナル版と全く同じ展開で推移しました。
ラッセル・クロウ演じる大学教授の夫ジョン、エリザベス・バンクス演じる妻ララ、息子ルークの3人が、いかに幸せ夫婦だったかを物語るエピソード、そして妻が身に覚えの無い殺人罪で逮捕・懲役20年を言い渡されるエピソードへと推移します。
無実なのに偶然が重なり全ての証拠から犯人がララであることが示される描写は、オリジナル版も秀逸ではありましたが、本作ではそこにララがどんな性格だったかを示す描写も追加し説得力を持たせているのが素晴らしかったですね!
更には、オリジナル版とは違って本当にララが無実であると言う核心に迫る部分は序盤では見せずにラストまで取って置いたりと、しっかり緊張感を最後まで持続させる辺りもハリウッドらしくて良かったです(\'-^*)/

絶望に打ちひしがれるララ、ララを信じて励まし続けるジョン、刑が確定したララに冷たい視線を浴びせる家族や周囲の人々、証拠が揃ってるんだからしょうがないじゃないかと逆切れする弁護士の描写等々・・・後半に向けてしっかり感情移入できる要因を完璧に揃えた辺りもさすがポール・ハギス!
まあそれにしても、こうして無実なのに懲役20年の刑を言い渡されてしまうような事例は、現実にも間違いなくあるのでしょうし、自分がその立場になったらと考えるとゾッとしますね(゜д゜;)

中盤は、ジョンがララを脱獄させようと決意するエピソード、そして終盤は脱獄計画を実行するエピソードへと推移します。
アクション映画のようなヒーローとは違い、何の権力も無ければ武術に長けている訳でもない平凡な男ジョンが、妻への揺るぎ無い信頼と愛だけで覚悟を決め、紆余曲折ありながらも綿密に練った脱獄計画を実行することとなりました。
そこに至るまでの細かい心理描写を秀逸に描いたからこそ、ジョンに感情移入できるところがありましたね!
脱獄成功の裏にはオリジナル版同様相当な運の良さがあったとしか思えない描写満載ではありましたが、脱獄王デイモンに、脱獄成功には「覚悟と運」が鍵になると言われていましたもんね(^-^)/
揺るぎない信頼と愛があったからこそ、運を呼び込むことが出来たと考えれば、感動しない訳にはいきません!
脱獄王デイモンを演じたのがリーアム・ニーソンだったのも説得力倍増です( ´艸`)
脱獄するシーンは、期待していたハリウッドらしいド派手な演出と言った程では無かったですが、オリジナル版よりも緊張感たっぷりに描かれていて、分かっていてもドキドキしました。
それから、オリジナル版では描かれていなかった唐突に脱獄させられることになった妻側の心理描写も克明に描かれていたのが、物語により深みを持たせていましたね(\'-^*)/

まあ難点を言えば、数々のアクション映画に出演しているラッセル・クロウが平凡な小市民を演じると言うのは少々無理があったかなと(゚ー゚;
ただ、彼の演技力によって、全てを捨ててでも愛する者を救おうとするジョンに感情移入できたところもあるので、大幅なマイナスにはならなかったですけど。
逆にララ役のエリザベス・バンクスは、オリジナル版のダイアン・クルーガーよりも明らかに庶民的な分、現実味がありましたね!
演技力も、ダイアンより明らかにエリザベスの方が上だったかなと。

それから、オリジナル版では何の意味も持たなかったニコールと言う女性を、本作ではオリヴィア・ワイルドが演じていたのにビックリΣ(゚д゚;)
その為か、ここだけはオリジナル版を尊重せずに相当キャラを作り変えてジョンをサポートする女性にしていましたけどね(笑)

投稿者:英国紳士投稿日:2011-10-10 19:45:37
【ネタバレ注意】

やっぱりラッセル苦労ですな。
ハラハラドキドキで、どうなっちゃうんだろ!?って感じで最後まで楽しめます。あと、刑事の人が庇って逃亡を手助けするところとか、最後にボタンを探してるところとか、こういう男臭さに弱い…泣けた〜!

投稿者:mototencho投稿日:2011-10-02 06:42:39
ただ妻への愛だけが彼を動かす。不信の時代に立ち上がる男の物語、フランス産サスペンスの完全移植リメイク。見所はすべてラッセル・クロウがもっていってしまうけれど、監督ポール・ハギスのそつない“らしさ”は楽しめる。http://mototencho.web.fc2.com/2011/next3day.html
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2011-10-01 18:44:20
【ネタバレ注意】

…と、本性を知らない馬鹿ねと思わせようとする妻。
ラッセルクロウは(子供の行く末は兎も角)無実な妻は絶対に救い出そうという意思の元に行動を起こす。
はっきり言いますが、この妻は自分が無実で刑務所におろうとも夫と息子が幸せなら良い、と思ってるのです。まぁ普通はラッセルの様な行動はしないですから彼女も油断してたかもですが、絶対に彼が死んだり、刑務所に入ったりするような事態を招く事はして欲しくない。妻の意思を無視してるっちゃー無視してますが、彼女だって(違法にでも)出たい気持ちはあるのですよ〜ただ想定されるリスクが嫌なの。

冒頭の雑談?で僕の隣のオッサンは、はや退屈気味。ここでの妻は、夫が他の女と仲良くしたらヤダな…的な普通の女。但し収監されて○△×されて後の途中にも夫が息子を預けているのが「女」と知るや、結構な反応をします〜まぁあの動物園は取りやめ…って自殺行為は有り得ませんが…極めて直情的。

かたやラッセルクロウ。元傭兵?とかでない普通の教師。
無実の罪で20年は許せない、ってことで彼女を救い出そうと…初めは合法的に、だんだん違法な手段を考えるようになって…脱獄はキーが見付かれば簡単。難しいのはそこから逃げ切る事だ…って「プロ」のアドバイスを元に全財産+己の人生を捨てての「救出」計画を考えます。
ところが、「素人」の悲しさ。やること為すこと上手くゆきません。もう全然、救出出来るとは思えない。闇でパスポートを作って貰おうとしたらボコられて金は取られ、持ち金は減ってく。偽造した鍵は折れてバレるし、お前には無理だろ?脱獄計画。

もう頭には計画に必要な「金」しか頭に無いラッセル。銀行を睨んでます…非常にヤバいです。

まぁ色々と有ります(はからずも金は手に入るし…彼が元からヤツらをブチ殺して金を奪おうなんて思ってた訳がない)が、最終的に決行されるラッセルの計画は優れもの。確かに脱獄は簡単だが、脱出は難しい。パーティーが動物園だったり、妻がゴネて非常線が張られたり…まぁそれ以上に運も味方に付けてますが、運を呼び込む努力…ってかラストの細工は秀逸で「あーそういう事かぁ」と感心させます…ゴミの分別?の話ですが。

フラッシュバックで妻は真に無実である事が知れますが、これは殆どの国民が妻がやった、と思う話で、凶器の消火栓に妻の指紋がついており、コートには被害者の血痕が、加えて妻と被害者は上司と部下でその日も口論しており、且つ現場近くで妻の姿が目撃されているというもの。

これを覆そうとしたら証言は金で雇われた人(または弱みを脅された人)の嘘、指紋は何かでスタンプ…としても喧嘩相手の血痕をコートにつけて帰ってきたのは何故?事前なら血液を入手する方法が、事後なら彼女のコートに付ける手段が必要になってしまう。つまりが、常識的には妻の犯罪とされるのが当たり前。逆に(逮捕すべき)真犯人についてはドラマではスルーですね。

ラッセルが行動を起こすのは納得いかないからですよ。本当に妻がやったのかも?って思ってたら、幾ら愛していても行動は起こさないのではないかと。銀行も無事だったろ?

投稿者:陸将投稿日:2011-10-01 15:37:30
【ネタバレ注意】

妻の逮捕により、バラバラになった家族。
夫に扮するラッセル・クロウは善悪を抜きにして、力ずくで家族を集結しようとする。

その目的を達成するためには手段を選ばない。
周囲の助言も耳に入れず、どんどん暴走する愛。
盲目的な愛は、狂気と表裏一体である。

妻や息子の気持ちも考えない言動は、独善的とも言える。
彼が“善”や“正義”と信じているものは、あくまでも個人の尺度でしかない。
だが、やはり社会の尺度に照らせば、決して彼の言動は許されるものではない。

だからこそ、終盤でフラッシュバックされる事件の真相は、父親であり、夫である1人の男の身勝手さを正当化しているに過ぎない。
盲目的な愛の暴走の物語が、力技で強引に“家族”の物語に軌道修正される。

そこで提示されるのは、偽りの父性でしかない。
未来も希望もない、家族の体裁をなした者たちの、微かな和解と刹那的な幸せ。
その着地点に若干の違和感を覚えてしまう。

ただし、終盤のアクション描写は見事である。
ご都合主義的な展開も気にならなくはないが、波状に広がる何十もの包囲網をギリギリで掻い潜っていく様は、アクション映画として純粋に楽しめる出来だと思う。

投稿者:uptail投稿日:2011-09-28 10:11:35
オリヴィア・ワイルド
投稿者:ASH投稿日:2011-09-24 23:55:50
【ネタバレ注意】

 しまったなぁ、こりゃフランス版「すべて彼女」を先に観ておくべきだったよ…。

 それはともかく、「スリーデイズ」と「4デイズ」が同日公開で、来週にはなんと「5デイズ」なる映画が公開される。となると次は「6デイズ」か? と思ったら、「シックス・デイ」なる映画が既に存在していたわ。試しに何デイズまであるか調べてみるといい。それぞれに意味があるんだろうけど、この映画の場合は別の刑務所へ移送されるまでの期日のことみたい。ただし、脱獄をするのは主人公ではなく、収監されている妻の方という「脱獄映画」の異色作。

 愛する妻が殺人容疑で逮捕され刑務所へ入れられる。無実を主張するにも証拠はなく、有罪が確定される。確かに、妻を信じる主人公のジョンの愛の深さに感動はするものの、平凡な中年男がここまでやれるもんなのか? と、野暮なことが頭をよぎる。妻を脱獄させるためには、違法行為とはあまり縁のなかった男が犯罪者にならなければならない。と、モラル的な問いかけをしているようにも見えるが、怒涛のクライマックスのお陰であまりそう感じさせないけど。

 観ていて誰もが考えるのが、本当にララは無実なのだろうかということ。どちらかと言えば感情的になりやすい女性なのだということは、映画の冒頭でも窺える。もし彼女がシロではなく本当にクロだったら、ジョンが正義だと思っている行動も間違いだということになる。この辺り、政治的な寓意を読み取ることも可能なんだろうけど、今回のハギス監督はそこまで突っ込んでいないような気がする。まあ、そこがハリウッド的だと言われてしまえばその通りなんだけどね。

 収監されている人が脱獄するのでなく、されている人を脱獄させるということの方がはるかにたいへんだと思う。脱獄のプロに指南を受けるという、ちょっと都合のいい展開はあるものの、シロートのオッサンが綿密な計画を立ててゆく様には惹き付けられるものがあるのも確か。下調べや準備に余念がないのも「すべて彼女のため」。シロートゆえの大胆不敵さと失敗ぶりにコチラもハラハラ! 特にバンプキーのくだりなんて、観ていてイヤ〜な汗が掌に滲むのよ。それにしても、ネットというのは便利でもあるが恐ろしいもんだなぁ。

 意図的に政治性を避けてエンタメに徹しているからウルサ方のお口には合わないでしょうし、ましてや「フランス映画」の「ハリウッド・リメイク」なもんだからそれだけで低評価なんだろうけど、根が単純な僕はジョンに感情移入しちゃって、あの警戒網をどうやって逃げ切るのか、おのずと画面に見入ってしまったくらい。ジョンの抜け目なさがまた揮っていて、計画性が秀でていることが分かる終盤の展開は心地よいくらい。あの図をあんなとこに捨てたのも、捜査を撹乱させるため?

 ところで、妻が殺人罪で収監されているのにジョンは教師として普通に勤務しているんだけど、これって日本ではあまり考えられないことだよね。身内に刑の確定した犯罪者がいたら職を失うだろうし、引越しもしなきゃならないだろうし。でも、ジョンはララの無実を信じ切っているのだから、堂々と普通の生活をしていることは当たり前なんだけど。彼の両親も信じているみたいだし。

 ラッセル・クロウが主演だと最初から超人的に見えちゃってダメなんじゃなかろうかという不安もあったが、バレそうになって挙動不審になったり、恐ろしさのあまり嘔吐したりと、その等身大の不安が伝わる演技はお見事。エリザベス・バンクスはほぼスッピンでの登場だが、やっぱいい女だわ。で、もうひとりの美女はオリビア・ワイルドなんだけど、「トロンL」では気付かなかったが割りと四角い顔なんだよね。リアム・ニーソンはゲスト出演といってもいいくらいの出番の少なさだが、IRAに関わっていた人物なんじゃないかと想像できる不敵ぶりがナイス。リアムの拘束日数はおそらく1日だけだったかも。

 息子のルークを演じたあまり笑顔を見せない男の子、どっかで見た顔だなぁ、と思ったら先日観た「インシディアス」の幽体離脱少年じゃん! 幼少時にママと離れ離れになってしまったことが心の傷となり、ママに会えてもあまり笑顔を見せないのがなんだかリアルで哀しい。しかし、ジョンの無謀ぶりはヘタするとルークを一生不幸にしてしまいかねない。正義を貫くことは果たして正しいことなのか、考えさせられるわな。

 もうすぐWOWOWでオリジナル版「すべて彼女」が放映されるから、こりゃチェックせなアカンな。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【Blu-ray】スリーデイズ2012/03/02\3,800amazon.co.jpへ
 【DVD】スリーデイズ2012/03/02\3,200amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【Blu-ray】スリーデイズレンタル有り
 【DVD】スリーデイズレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION