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タレンタイム〜優しい歌(2009)

TALENTIME

タレンタイム(特集上映<ヤスミンの世界>)

メディア映画
上映時間115分
製作国マレーシア
公開情報劇場公開(ムヴィオラ)
初公開年月2017/03/25
ジャンル青春/ドラマ/音楽
歌ってごらん
笑ってごらん
すべてを越えて
心は届く

2017/3/25シアター・イメージフォーラム、4/15シネマート心斎橋ほか全国順次公開

タレンタイム〜優しい歌

(c)


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タレンタイム〜優しい歌タレンタイム〜優しい歌タレンタイム〜優しい歌

【解説】
 2009年に51歳の若さで亡くなったマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの遺作となる青春群像ドラマ。多民族、多宗教で構成されたマレーシアの国情を背景に、高校の音楽コンクール“タレンタイム”に臨む高校生たちが周囲と織りなす恋と友情、家族との葛藤と絆を瑞々しいタッチで綴る。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-04-28 13:09:14
【ネタバレ注意】

<あらすじ>7回目の芸能コンクール「タレンタイム」に向けて、マレーシアの高校はざわついている。予選を勝ち抜いたのは7人。女子生徒ムルー(パメラ・チョン)は、リハーサルの送迎役を担うマヘシュ(マヘシュ・ジュガル・キショール)と恋に落ちるが、マヘシュは耳が聴こえなかった。二胡を演奏する中国系の優等生カーホウ(ハワード・ホン・カーホウ)は、成績トップで自作の歌を歌う転入生ハフィズ(モハマド・シャフィー・ナスウィップ)にライバル心を抱いていた。一方でマヘシュの叔父は結婚式の夜に些細なことからイスラム教徒によって射殺されてしまう。ハフィズは脳腫瘍で闘病中の母を介護していた…。

マレーシア映画を観るのは初めてかも知れない。
マレーシアといえば、北朝鮮の金正男が暗殺された空港のある国として注目されたが、もともとマレー系、インド系、中国系(華人系)による他民族国家で、言葉も公用語のマレー語、タミール語、中国語、英語が飛び交っている。しかも19世紀にイギリスの植民地だったこともあり、英連邦の一員でもある。
登場する高校生たちの家庭も国が入り乱れている。
ムルーは父がイギリス系とマレー系のハーフで、母はマレー系。家の宗教はイスラム教。母親同様に育ててくれたメイリンは華人系でムスリム。
マヘシュはインド系でヒンドゥー教徒。母方の叔父に可愛がられたが叔父は昔、ムスリムの娘と恋に落ち、マヘシュの母に反対されて諦めた過去があった。
ハフィズはマレー系ムスリム。
カーホウは華人系だ。
高校生たちの夢と現実と恋。宗教も言葉も民族も違う、そんな壁を越えようとする彼らの姿に胸が熱くなる。
マヘシュが手話で会話する、というのは、多言語の壁を越える象徴でもある。言葉は違っていても、心を通わせることはできる。
ムルーとマヘシュがひとつの座布団を枕に眠っているシーンは、ムルーの伸びやかな肢体が美しくて、改めて若いっていいなあと思ってしまった。
そしてマツコ・デラックスによく似ている(笑)タレンタイムを主導する女性教師アディバ先生(アディーバ・ヌール)も、同僚からの愛の告白に「好きな人がいるの」と答える。
回想や独白、歌にインサートされるカットがどれも愛おしい。

女性監督のヤスミン・アフマドは1958年生まれ。母方の祖母は日本人で、英国で心理学を学んだというが、監督六作目の本作が完成した後の2009年、脳内出血で51歳の若さで亡くなったという。
その才能の喪失が惜しまれる。

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