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わが母の記(2011)

メディア映画
上映時間118分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2012/04/28
ジャンルドラマ
映倫G
たとえ忘れてしまっても、
きっと愛だけが残る。
わが母の記 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,415
USED価格:¥ 4,132
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 Photos

【クレジット】
監督:原田眞人
プロデューサー:石塚慶生
ラインプロデュー
サー:
樋口慎祐
原作:井上靖
『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』(講談社刊)
脚本:原田眞人
撮影:芦澤明子
美術:山崎秀満
衣装:宮本まさ江
編集:原田遊人
音響効果:柴崎憲治
音楽:富貴晴美
音楽プロデューサ
ー:
竹中恵子
VFXスーパーバ
イザー:
小田一生
スクリプター:川野恵美
ヘアメイク:吉野節子
照明:永田英則
整音:矢野正人
装飾:佐原敦史
録音:松本昇和
助監督:谷口正行
出演:役所広司伊上洪作
樹木希林八重
宮崎あおい琴子
南果歩桑子
キムラ緑子志賀子
ミムラ郁子
赤間麻里子赤津
菊池亜希子紀子
三浦貴大瀬川
真野恵里菜貞代
三國連太郎隼人
【解説】
 昭和の文豪・井上靖の自伝的同名小説を役所広司と樹木希林の主演で映画化した家族ドラマ。子どもの頃に母に捨てられた記憶がトラウマとして残り、母とのわだかまりを抱えたままの主人公が、年老いていく母と向き合った日々を丁寧な筆致で描いていく。共演に宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、三國連太郎。監督は「クライマーズ・ハイ」の原田眞人。
 ベストセラー作家の伊上洪作は、幼少期に自分だけが両親と離れて育てられた経験を持ち、“母に捨てられた”との気持ちが拭えないまま今もなお深い心の傷となっていた。そのせいか、自分の娘たちには必要以上に干渉してしまい、反抗期の三女・琴子は洪作への反発を強めていた。一方、母・八重は父の死後、洪作の妹たちが面倒を見ていたが、次第に物忘れがひどくなっていく。やがて、そんな八重を洪作が引き取ることになるのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
19 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2015-04-18 16:55:14
しっかり手堅い作品。小津安二郎を筆頭とした日本映画の伝統的な手法。効果的な人物配置。的確な脚本。抑えたカメラ。母と息子の確執。老いた母を想う初老の息子。家族たちの歴史を描き、強き父と弱く繊細な作家の本質を刻む。映画はやはり人の人生を描くのだということに気づくのだ。宮崎あおいもいいが、ここは樹木希林と役所広司のコンビの妙だろう。井上靖という作家。父権をかざしながら家族と向き合ったその人生の片鱗にこころが哭く。いい映画だと思う。
投稿者:nabeさん投稿日:2015-03-08 23:46:57
文豪井上靖の自伝的小説の映画化である。
幼い頃に実の母に捨てられたと思い込んでいる作家が、父の死を契機に母と本気で向き合う10年間を描いている。二人の妹と妻、そして三人の娘たちとの母をめぐる世話物語は、まさに介護の生々しさを伝えているが、樹木希林のとぼけたキャラクターのせいもあって、どことなくユーモラスであり、暗い悲壮感は無い。作家伊上洪作役の役所広司も、飄々とした演技で樹木希林とやり合うので、他の俳優たちが力が入り過ぎている分、重いテーマの作品であるが、TVのホームドラマのように楽しく観ていられる。
終盤にかけて、母の息子への真の想いが次第に明らかになってくるが、その微妙な心情を、樹木希林と役所広司がさすがの貫禄で繊細に演じて魅せている。最後は、母の死の報に際して姥捨て伝説を語る洪作の涙が実に印象的なラストシーンだ。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2014-05-07 15:58:42
淡白だけど良く出来た作品だと思う。井上靖の小説を読み込んでる人なら更に感動出来るかも。
投稿者:あーぼう投稿日:2013-05-07 11:09:51
予備知識ゼロで観たため、井上靖の話とは終わるまで気づかず。樹木希林はいつものわざとらしさが抜けた演技。他の役者も熱演しているが、空回り感がある。

淡々と時間が流れる家族の物語。
投稿者:seisakuiinkai投稿日:2012-11-07 03:55:15
幼い頃「しろばんば」を読んだときの記憶が甦ってきた。あれはこの話だったのか〜、と感動した。www.seisakuiinkai.com
投稿者:黒美君彦投稿日:2012-10-08 16:58:04
【ネタバレ注意】

晩年の井上靖に二度ほど話を聞いたことがある。文豪と称せられながら何処か飄々とした横顔は、何かを超越したような居住まいだった。
そんな彼の母に対するわだかまり。
「母に捨てられた」と思い込む孤独感が、主人公の創作の源泉だったのだろうか。『しろばんば』の物語はすっかり記憶の涯に薄れてしまったが、今一度井上文学に触れてみようかと思った。

映画はどこか郷愁を感じさせる。まだ父権が存在していた時代。女たちは愚痴をこぼしながら老いた母(祖母)を介護する。
現代の私たちが抱える高齢者介護問題を重ねて観るのは酷な気がする。そもそも認知症の老人介護を主題にした作品ではない。もちろんそれが大きな柱になっているのは確かだが、現在の穏やかな家族が歳月とともにどれだけ内外の嵐に晒されて来たかが透けて見えるのが秀逸だ。
琴子(宮崎あおい)からすると曽祖父の愛人に育てられた父親。大作家となっても拭いきれない母親への不信。
いくつもの感情の糸がもつれ、しかし古い感情の糸は一本また一本と切れていく。
そうすることによってしか時間をやり過ごせないとでもいうように。
「小さな新しい海峡」を井上靖は発見できたのだろうか…。

決して傑作とまではいかないが、じわじわと染みてくる作品だ。エンターテインメントに長けていると思っていた原田監督の意外な?一面を見た気がした。

投稿者:maxpit投稿日:2012-09-16 20:10:47
主人公のような環境とは大きく異なるのだが、ボケかけた母親を持つ私には、
身につまされる思いを持って鑑賞できた。主人公と母親の関係、そして主人
公とその娘の関係といった2つを軸として映画は描かれていると思うが、
どちらも家族ゆえに避けて通ることができない心の葛藤を愛情を持って描け
ていると思う。ただ、井上靖氏の自伝的作品ということで、恵まれた環境下
からの視点であり、実際に、自らが四六時中付合わなければならない状況な
ら、仕事どころではないだろう。また、あまり映画では触れられていないが、
最後まで母親の面倒を見る主人公の妹夫婦のエピソードなどを加えた脚本に
なったとしたら、こんなに上品な話で終われなかったかもしれない。
時代は変われど、誰もが、身近に起こりうる問題なだけに、若い世代の人
以外は興味を持って観られる作品だと思う。樹木希林が素晴らしい演技。
役所広司、宮崎あおいも、やはり巧い。 原田眞人って幅広いジャンルを
こなせる監督さんですね。
投稿者:はまま投稿日:2012-06-16 13:03:43
【ネタバレ注意】

冒頭の速いテンポの会話からいやが上にも期待が盛り上がったが、なぜか大海をさ迷う豪華客船のように優れた演技陣の名演や手の込んだプロダクションデザインにもかかわらず、行き先が見えないまま終わってしまった。現代はもっと深刻な気がするのだが。

投稿者:ノブ投稿日:2012-05-04 15:56:41
【ネタバレ注意】

「わが母の記」(監督:原田眞人 118分)
話の内容は、売れっ子作家の家族の話。
日本家屋・テーブルに置かれた料理・わさび畑の緑・田舎を走る古いバス・墓場の青空・トランプゲーム・ホテルの室内・ホテルのゴルフ場・ホテルのバー・ホテルのビリヤード・神社のろうそく・アメリカ行きの船・大衆食堂・朝の海なんかのロケーションやショット等撮り口が良かった。
樹木希林のボケた演技がコミカルでもあり、迫真でもあり、良かった(特に主人公の家で主人公が子供の頃に書いた文章を読む演技は上手いと思った)。
ボケて、昔仕方なく置き去りにした子供(主人公)を探して夜徘徊するというのは、「子を思う親の気持ち」みたいな感じが伝わってきた。
全般的に
映像はナカナカ考えて撮られていた(チョット重厚さ(重く暗い感じ)のある映像)。
会話が自然体で滑らかに進む所があったのが印象に残った。
樹木希林のボケぶりは見事だった。
「家族の絆(子を思う親の気持ちや親を思う子の気持ち)」的題材は、ボク的にはあまりピンとこずほとんど感動しなかったし、「ボケや死の問題」的題材は主人公が金持ち過ぎて身につまされなかったし、樹木希林のボケぶりのコミカルさはあるが基本的にはマジメ映画で面白みも無かったが、映像はたまにソコソコ良く、役者さんの演技(特に樹木希林)もソコソコ良く、観た後家族の事をソコソコ考えるきっかけにはなったし、ソコソコだと思えた作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2012-05-01 02:10:15
食堂の客に扮した小劇場出身の役者たちに目を奪われる。中でも、やおら立ち上がりその場を制するのが劇団☆新感線の看板役者・橋本じゅんさんだ。ピカピカの靴を気にする洒落者でありながら、困っているお婆さんのためにひと肌脱いで男を上げる。カッコいい!
ちなみにエンドクレジットの表記によれば、橋本じゅんさんの役名は「クールなダンプ男」!
最高にクールであった。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-328.html
投稿者:陸将投稿日:2012-04-10 21:51:28
個人的に家族の物語を描いた作品が好きだ。
最も身近かつ普遍的な問題のため、作品を自分に引き寄せて観ることができるからだろう。
だが、本作は不思議なことに全く心を動かされなかった。
家族間の関係や、老いや死といったテーマを描いているはずなのに、何故心に響かなかったのだろうか。

1番の原因は主人公の家族にあるように感じる。
彼らは金持ちでインテリな上流階級の人間たちだ。
だからこそ、日常生活においては何の苦労もしない。
その恵まれた環境が「家族」の普遍的問題だけに焦点を絞って描くことを可能にしているのかもしれないが、この設定からすでに興味が薄れてしまう。
留学しようが、誕生日にバンドを呼ぼうが、豪華客船に乗り込もうが、テニスをしようが、どうでもいいと感じてしまう。
当時の「上流階級感」を示す描写がいちいちあざとく、時代考証以外の意味を持たないので淡白に感じてしまう。

家族間の関係の描き方も巧くない。
冒頭で死ぬ父親と息子の関係を描くために、タバコの箱でテーブルを叩くクセや雷で大騒ぎするくだりは、本当に取って付けたような演出だ。
「最近お父さんに似てきたわね」という台詞を言わせるためだけの場面にしか見えない。
「もう絶交よ!」と祖母に言い放った孫が和解する流れも飛躍しすぎている。
母親と息子の関係もエモーションが乗っていかない。
ラストで唐突に発表される重大な事実が、今まで積み重ねてきた展開を台無しにしていると感じてしまう。

本作で最も違和感があるのは、老いていく母親の扱いだ。
徐々にボケていく彼女を、文字通り「ボケ」として扱う作り手や劇中の人物。
ボケてしまう初期段階や部分的に笑うのならよい。
しかし、一貫して樹木希林は「笑われ役」に徹する。
その噛み合わない、突飛な発言から「可愛らしさ」や「愛くるしさ」というキャラクターの肉付けをするのはいかがなものかと思う。
自分の家族の問題だと考えると、果たしてその姿を笑うことができるのだろうか。
場内や劇中の「温かな笑い」が、全く温かく感じなかったのは、自分だけだろうか。
投稿者:mach投稿日:2012-02-13 08:44:38
 母が子を思う、その思いの深さに打たれた。

 作家・井上靖の自伝的作品からの映画化で、作家の家庭事情が豪華キャストで描かれる。作家の父親が死に、その後母親が他界するまでの10年余り、時代的には1960年代を中心にした「日本の家族」の物語である。

 映画の中の作家は強烈な個性の持ち主であり、それを寛容的に受け止める取り巻きは彼の妹たち、妻と三姉妹という布陣である。息子さんもおられた実際とは違うこの映画的変更は効いている。

 作劇の中心となるなる出来事は、「壊れた」と劇中でも表現される作家の母親の認知症である。介護が社会的制度化する以前、家族がそれとどう対処してきたか?きわめて現代的なテーマとして鑑賞することも可能だ。

 本作の母と息子の関係はやや屈折しており、それが物語全体の通奏低音として響いている。それは作家の生い立ち、幼少期に遡る出来事によるものだ。その事情は冒頭でコンパクトに提示されるが、井上靖の「しろばんば」を知っていればより深い味わいが増すことは確かだ。

 続編が制作される時、オリジナルの前日談に当たるビギニングが語られることが多くなってきた。
 本作にも登場する湯ヶ島、沼津は井上靖が幼少から中学時代までを過ごした地で、その時代の井上自身を主人公にした「しろばんば」「夏草冬濤」は1962年に「しろばんば」が映画化されたきりである。

 本作のクオリティで原田眞人監督次回作となれば、映画ファン、井上ファンとしてはこの上ない喜びとなるだろう。

http://blog.goo.ne.jp/machindows
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞役所広司 
 ■ 主演女優賞樹木希林 
 □ 助演女優賞宮崎あおい 
 □ 監督賞原田眞人 
 □ 脚本賞原田眞人 
 □ 音楽賞富貴晴美 
 □ 撮影賞芦澤明子 
 □ 照明賞永田英則 
 □ 美術賞山崎秀満 
 □ 録音賞松本昇和 (録音)
  矢野正人 (整音)
 □ 編集賞原田遊人 
【ソフト】
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