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コンテイジョン(2011)

CONTAGION

メディア映画
上映時間106分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ワーナー)
初公開年月2011/11/12
ジャンルサスペンス/パニック
映倫G
【恐怖】は、ウイルスより早く感染する。
コンテイジョン [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,571
価格:¥ 919
USED価格:¥ 430
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 Photos

【クレジット】
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
製作:マイケル・シャンバーグ
ステイシー・シェア
グレゴリー・ジェイコブズ
製作総指揮:ジェフ・スコール
マイケル・ポレール
ジョナサン・キング
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:ピーター・アンドリュース
プロダクションデ
ザイン:
ハワード・カミングス
衣装デザイン:ルイーズ・フログリー
編集:スティーヴン・ミリオン
音楽:クリフ・マルティネス
出演:マリオン・コティヤールドクター・レオノーラ・オランテス
マット・デイモンミッチ・エムホフ
ローレンス・フィッシュバーンエリス・チーヴァー博士
ジュード・ロウアラン・クラムウィディ
グウィネス・パルトローベス・エムホフ
ケイト・ウィンスレットドクター・エリン・ミアーズ
ブライアン・クランストンライル・ハガティ海軍少将
ジェニファー・イーリードクター・アリー・ヘクストール
サナ・レイサンオーブリー・チーヴァー
ジョシー・ホー
チョイ・ティンヤウ
モニーク・ガブリエラ・カーネン
ダリア・ストロコウス
ジョン・ホークス
アルミン・ローデ
ラリー・クラーク
アナ・ジャコービー=ヘロン
ディミトリ・マーティン
エリオット・グールド
エンリコ・コラントーニ
ジム・オルトリーブ
カーラ・ゼディカー
グレイス・レックス
チン・ハン
【解説】
 「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーヴン・ソダーバーグ監督が、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤールをはじめとするオールスター・キャストで描く衝撃の感染パニック・サスペンス。未知の致死性ウイルスが猛烈な勢いで世界中に拡散していく中、各国関係当局の懸命の対策もむなしく、恐怖と混乱が人々を支配していくさまを、科学的な考証とシミュレーションをベースとした圧倒的なリアリズムによる緊迫感溢れるドキュメンタリー・タッチの筆致で描き出していく。
 ある日、香港の出張から帰国するや体調不良を訴えていた女性が、その2日後に突然はげしい痙攣を起こして意識不明に陥り、そのまま死亡してしまう。同じような事例が世界各地で相次ぎ、世界保健機関(WHO)が動き出す。さらには、アトランタの疾病予防管理センター(CDC)や各国の衛生当局も未知のウイルスの特定とワクチン開発に乗り出すとともに、感染者の隔離と感染ルートの解明に奔走していく。そんな中、いち早く伝染病の警鐘を鳴らしたフリー・ジャーナリスト、アランのブログには情報を求める人々が殺到してくるが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
643 7.17
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2015-08-31 18:31:43
【ネタバレ注意】

パンデミックとはこんな風になるのだろう、と思わせるリアルな展開。
豪華キャストの割には地味、という評は認めざるを得ないけれど、しかし実際にはヒーローが登場して解決する、みたいな単純なものではないのだから仕方ない。
パニックに陥ると略奪は起きるだろうし、ヒロイックな行動は自殺行為かもしれない。それが現実であり、わが身、わが家族大切さに行動してしまう中枢幹部がいても、何の不思議もない。
グローバル化が進めば進むほど、未知の病原体によるパンデミックの危険は広がる。新型インフルエンザやエボラ出血熱、人食いバクテリア…人類を脅かすウイルスや細菌は枚挙にいとまない。

さて、豪華キャストの中でも異彩を放っているのが、ジュード・ロウが演じるフリーのネットジャーナリストだ。彼は不安を煽るだけ煽って、薬草のレンギョウが効くとネットに書きまくり、感染した自分が治っていく過程を動画投稿する。実際は感染していなかったし、レンギョウを扱う薬品メーカーの株価つり上げが目的だったことが窺われる。結局逮捕されても、彼を支持するネットメディアを盲信するネチズンたちによって保釈金が支払われてしまうのだが。
陰謀論ばかりがネットで幅を利かせる時代、そんな情報リテラシーの難しい時代にも対応していかなくてはならないのが現代のパンデミックなのだ。

地味ではあるが、描写がリアルで個人的には面白く観た。

投稿者:zzz投稿日:2013-09-23 13:24:56
Gute.
投稿者:なちら投稿日:2013-02-06 21:29:17
ソダーバーグがパンデミックを撮るなんて意外!と思っていたんだけど、
やっぱり主題は人間の心なのだね。
自分なんて超単純だから、この作品を見たら急に恐ろしくなってトイレットペーパーを買い足す始末だよ。
その時がやって来たら、果たして自分はこのトイレットペーパーを隣人に分け与える事が出来るのか否か…!
投稿者:浄瑠璃2投稿日:2012-09-14 18:49:11
人の行動に焦点を当てて豪華な配役を地味に使い切ったところはこの監督らしくて好感なのですが、いかんせん感染の恐怖が足りないです。ウイルスが脳に達して溶解する怖ろしさは篠田節子の初期の傑作「夏の災厄」に描かれてた。この小説読んでたら5%くらい質が高まった気がします。英訳版はないでしょうが。でもまったく飽きずに最後まで同じテンションで観られたので◎。拉致されながらワクチンと交換で復帰した女医が偽薬だったことを知ってどこに向かうのかがわからなかった。
投稿者:nedved投稿日:2012-09-07 00:29:41
ジェニファー・イーリー
投稿者:bond投稿日:2012-09-01 08:27:29
未知のウィルス蔓延の恐怖をクールに描く。キャスティング豪華だし、緊迫感もあるが、いまひとつ盛り上がりにかける。ラストに1日目を描写したのはいいエンディングかも。
投稿者:クリモフ投稿日:2012-05-27 02:08:34
とんでもなく豪華なキャストの割には随分と地味な作品で、時間も二時間を切るという小じんまり感で全員見せ場あるのか、と心配してたら早々にパルトローが脱落。
ひたすらリアリティを押して進んでいく方法はオールスター映画としてはどうなのかというところはあるんですが、ソダーバーグの演出が巧みなため不思議と不足感はありません。なるほど実際にパンデミックになるとこういう風になるのかという蘊蓄映画のような見方も出来るので退屈はしません。
ただなんというか新鮮味みたいなものが一切なく、本当に「パンデミックのすべて」という内容のため、劇映画を観ているという高揚感はほとんどないのが残念なところ。
ドキュメントみたいに撮るのは意図的で、リアリティというものを構築する分には効果をあげているのはわかりつつも、どうせなら「トラフィック」みたいに長尺にして、オールスター、ドラマとリアルを兼ね備えた傑作をものにしてほしかったとも思います。愛する者を守ろうとする医師、インチキネットヒーロー、家族を守る良き夫、格差のため人質にされる医師etc、駒はそろってるんだし。
決してつまらないわけではないんですが、「もっと良くなりそう」とも思ってしまう映画でした。ソダーバーグは職人なんだろうなぁ、もうちょっと貪欲に作っていいのに。
投稿者:nightwing投稿日:2012-04-22 12:02:19
豪華なキャストで地味ながらもじっくり蔓延していく過程を描くリアルな感染サスペンス。

グゥイネス・パルトローの検死シーンはちょっと驚いたぁ・・・・・。
なぜ発症2日目から始まるのかと納得するラストは良い。
投稿者:maxpit投稿日:2012-04-12 00:17:29
奇をてらった脚本ではなく、リアリティを追求しているのか、
ドラマチックな展開はない。豪華なキャストも死ぬべき時
はドンドン切り捨てていく。もったいない(笑)
それだけにウィルスってほんと怖いなっていう感がある。
ドラマとしては「アウトブレイク」みたいなほうが面白い
だろう。でも、娯楽感覚をできるだけ排除して、ドキュメ
ント感覚で仕上げていることでとても勉強になりましたよ。
カナダ発のバイオTVシリーズ「Re:Genesis」というのも、
なかなか面白かったですよ。ウィルスに興味を持った人は
是非(笑)
投稿者:ghost-fox投稿日:2012-03-28 22:27:25
説明が過ぎる
投稿者:namurisu投稿日:2012-02-28 09:20:25
描き込み3。ウイルスの構造はDNAとアミノ酸で、人間のDNAに到達し、破壊する。阻止するのは免疫細胞のみ。
投稿者:トム・ルーズ投稿日:2011-12-19 18:34:53
【ネタバレ注意】

ソダーバーグ監督作は極端にマニアックな作品と万人向け作品に分かれる傾向があるので、鑑賞前は題材的に考えるときっとマニアック路線の映画だろうなと予想していたのですが、意外にも正統派路線のウイルス物パニック・スリラーだったのである意味ビックリ(゚Ω゚;)
ただし、豪華俳優を配しながらも演出的には物凄く地味な映画。
まあ地味でドライで冷やかな演出だったからこそ、妙にリアリティーを感じてしまうようなところもありました。

ソダーバーグにしては珍しく手堅く作り上げた背景には、やはりこのような時代だからこそたくさんの方に見てもらって、パニックにならず冷静になって「その時」に備えて欲しいと言うようなことを伝えたかったのでしょうか。
しかし、本作のように新種のウイルスにより人々が次々と命を落とすようなことにでもなれば、悲しいかな間違いなく大パニックに陥り冷静さを欠く事態を招くことになるのでしょうけどね・・・。
我々日本人は、現実にも新型インフルエンザや福島原発の放射能にて見えない恐怖を既に味わいパニックに陥った経験があるだけに、以前は絵空事のように思えたこの手の題材が、今では相当身近に感じることが出来るようになりました。
そう言った事も踏まえて、改めて今だからこそこの映画が日本で公開された意味はあったのかなと私は感じましたよ(*^ー^)ノ

本作では、勿論ウイルス自体の恐怖についても描かれてはいましたが、どちらかと言ったらパンデミックが起こってしまった際の人間の心理状態を色濃く描いた映画だったと言えるでしょうか。
見えない恐怖に恐れ戦く人間心理・・・。
人間とはこうも脆くて愚かなものなのかと痛感させられました(°д°;)
この手の映画にありがちな感動ドラマも全く挟まれず、とにかくただ坦々と「その時」に備えるかのごとく、感染からことが解決するまでをソダーバーグ監督がシミュレートしましたと言ったような作風でした。
少々堅苦しさを感じる作品ではありましたが、ラストに思わずニヤリとさせられるようなオチを盛り込んで来る辺りは、さすがソダーバーグ!と思わず唸らされてしまいましたよヽ(*'0'*)ツ

豪華俳優を配したこともあって、印象に残る人物がたくさん登場しましたが、私が一番印象に残ったのはジュード・ロウが演じたフリージャーナリストのアランでした。
まさしくウイルスそのものよりも一番怖いのは人間だと象徴するような人物でしたね。
相手が見えない恐怖だけに、一番欲しいのは当然ワクチンではありますが、まだ正体が分からない段階で考えれば、一番欲しいのは何と言っても情報ですね(^-^)/
このような状況下で、自分だけが特効薬の正体を知っている!それは○○だ!と言ったような、どうせ誰も知らないからと言ってデマの情報を発信し世の中を混乱させ、一躍崇拝者のような立場にのし上がろうとする人物は、現実にも必ず出てくるだろうなと思わされました。
人は死に直面すれば、藁をもすがる思いでその情報を信じ、特効薬を求めるでしょうからね・・・。
世の中が混乱する一番の要因は、やはり情報なんだなと改めて感じましたね。
それにしても、ジュード・ロウの怪しさが半端じゃなかった( ´艸`)

アランに匹敵するぐらい印象に残ったのはローレンス・フィッシュバーンが演じたチーヴァー博士でした。
チーヴァー博士を見ていたら、もし自分がウイルスの正体を一番知りうる人物だったとしたら、一体どんな行動をとるのだろうかなと、思わず考えさせられましたね。
部下であるケイト・ウィンスレット演じるミアーズが、自分が命じた職務によって命を落としたことを悲しむ反面、チーヴァーはまさかの行動に出ました・・・。
100%許される行動ではないですが、もし自分が当事者だったとしたら、やはり私もそんな行動を取ってしまうのだろうなと・・・。
新型インフルエンザや原発事故でも、政府やお偉方の関係者はチーヴァーと同じ行動とっていただろうと考えれば、末恐ろしいですな・・・。
ミアーズのように我々の為に最後まで命を張っているような人もいる一方で、お偉方は・・・。
思わず頑張っているケイト・ウィンスレットが愛おしくなりましたよ(*v.v)。

他にウイルス患者第一号を演じたグウィネス・パルトロウ、その夫を演じたマット・デイモン、WHOのドクターを演じたマリオン・コティヤール等とにかく豪華キャスト!
グウィネスに至っては、『ハンニバル』のレイ・リオッタ張りのショッキングなシーンをこなし、女優根性を見せてくれました。
マットは太りすぎ・・・。

投稿者:江川良名投稿日:2011-11-27 14:28:42
昔、エボラ出血熱の感染を描いた「アウトブレイク」という映画があった。良くできた作品だったが、クライマックスに空中戦によるスペクタクルな見せ場があり、ハリウッド的な派手な作りとなっていた。本作は、それに比べて地味な作りながら、映画としての完成度は高い。新型ウィルスの発症から感染、ワクチンの開発まで、ドキュメンタリータッチで淡々と展開するのだが、編集のうまさで緊張感が持続する。ソダーバーグは、デビュー作でビデオを使って性の問題を描く手法に才気を見せたが、今回も監視カメラにより感染の過程を映像的に見せる等、演出のうまさを発揮。題材と手法がうまくマッチした成功作である。
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2011-11-24 04:13:03
本作の特徴はリアリティの重視。
恐怖をやたらと煽ったり、非現実的だったり、妙な陰謀物に堕してしまったりしない。そこにこそ本作の意義がある。
本作の題名 contagion には、「(病気の)接触感染[伝染]」という意味の他に「(好ましくない思想・感情などの)蔓延、伝染」という意味もある(『ウィズダム英和辞典 第2版』)。事故やパンデミックそのものに劣らず、「好ましくない思想・感情などの蔓延、伝染」が恐ろしい。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-280.html
投稿者:Ni-Ho=SAGARU投稿日:2011-11-21 11:35:53
マリオン・コティヤールが主役みたいな宣伝でしたが
あんま出なかったな
ダークナイトのチン・ハンが出てたけどここ書いてないね
相変わらずギター侍そっくりでした
投稿者:uptail投稿日:2011-11-19 14:28:00
マリオン・コティヤール
投稿者:陸将投稿日:2011-11-17 19:47:32
【ネタバレ注意】

本作はウイルスという「見えない敵」が人類の脅威となっていく点で、一種のディザスター・ムービーと捉えることもできる。
しかし、本作で描かれるのは、視覚的なカタストロフィーでも、終末論的な世界でもない。
ウイルスの発生から終息までのプロセスを、リアリティを伴ってひたすら見せる映画である。
特に、ボーダーレス化・グローバル化した世の中において、ウイルスが国境を軽々と越えて広がっていく様は、それらの負の部分を感じさせる。
ウイルスの「媒介者」である人間が触れたものを意識させるカメラワークも効果的だ。

けれども、ウイルスの感染経路を巡る物語は、予想の範囲内を一度も越えることはない。
「問題発生→対処」のプロセスも全て理に適った展開であり、デマが広まり人々が暴徒化していく様にも真新しさはない。

豪華キャストを揃えながらも、あえて個々のドラマを排除したソダーバーグの意図も分かる。
人間ドラマが生まれる余地もないほど切迫した状況を創造したかったのだろう。
ならば、何故終盤に差し掛かった途端、各キャラクターのドラマへと物語を移行させるのか。
今まで人物描写に重きを置いていなかった分、そこからは何のカタルシスも生まれない。
物語の軸がしっかりしていないからこそ、作品全体が散漫な印象を受けてしまう。

切迫した状況に真実味を持たせられていない点も致命的だと思う。
その原因は、人が死ぬという恐怖を描ききれなかった甘さにある。
ウイルス感染した人間の発作は見せるが、死ぬ瞬間を正面から描こうとはしない。
観客には事細かに死亡数が情報として伝えられる。
ここでは「死」は数値化されるだけだ。死亡した感染者の脳を調べる場面も、物陰から描かれる(台詞で説明される)。
ウイルスという目に見えない恐怖を描くには、常に死と隣り合わせであることに実感を持たせるのが必要不可欠なのだ。

ソダーバーグ特有の「時系列操作」も上手くいっていない。
本作は「2Days(2日目)」から始まり、「1Day(1日目)」で終わる。
作り手は、作品全体を円環構造にすることで、ウイルスの終わりなき恐怖を表現したいのであろう。
けれども、感染源の正体を引っ張るだけの意外性も結末には存在せず、個々のドラマ場面からいきなりウイルスの感染経路の話へと戻る展開もバランスが悪い。
物語構造の巧さよりも、取ってつけた感が否めないのだ。

投稿者:ビリジョ投稿日:2011-11-17 02:41:00
【ネタバレ注意】

 誇張を抑えた(題材の割には)静かな映画。派手に死なない、派手にパニクらない、派手に解決しない。

 グィネス・パルトロウ老けたなー。ちょっとびっくり。

 病気も伝染するが、ネット社会なので違うもんも伝染する。其のへんの訴え方が、実にうまい。

 正しく考えるのは難しい。そんな映画です。

投稿者:mototencho投稿日:2011-11-15 19:18:38
ドキュメント・タッチのパニック・シュミレーション。過度に否定しない、過度に訴えない。豪華キャストを配して、感情移入を分散。スティーヴン・ソダーバーグの新しい試みhttp://mototencho.web.fc2.com/2011/contagio.html
投稿者:メカゴジラ投稿日:2011-11-14 08:19:21
【ネタバレ注意】

 
レイトショーにて鑑賞。

伝染病版「トラフィック」という印象。
致死率の高い悪性の伝染病が発生したという状況で、家族を失った男やアメリカCDCのスタッフ、香港に調査に来たWHOの医師など何人かの登場人物を並行して描いていく構成。

映画は伝染病発生の「3日目」から約4ヶ月半に起きたことを淡々と描いていく。
これまでのアウトブレイク物と比べるとはるかに地味で、主人公が大活躍、一発逆転で危機を解決したり、感染者にギャースって襲われたりはしない。極端に言えば、伝染病が発生して、みんなががんばって解決しました、というだけ。

その淡々とした物語の中で描かれるのは、致死率の高い伝染病という「死」に直面した人々の「恐怖」。
感染して死ぬかも、という恐怖におびえて、隣人とも接触を断ち、食料を奪いあい、インターネットのデマにすがる人々。
恐怖に耐えて自らの義務を果たそうとする人々がいる一方で、責任ある地位の者が愛する者の死に恐怖して過ちを犯し、大パニックを引き起こしたりもする。

徹底したリサーチとシミュレーションをやったんだな、とそのリアリティにも感心した。
ヒクヒク痙攣して息絶え解剖されるグウィネス・パルトロウ(なんというもったいない使い方だろう)、警察からゴミ収集まで都市機能が完全にマヒし、ごみと残骸だらけの街。商品の買い占め。略奪と暴力。デマを飛ばしまくり、事態を利用して一儲けを企むカリスマブロガーがいたり、フェイスブックの情報でCDCトップのスキャンダルが暴露されたりと、きちんと「いま」のパニックを描いている。
そうやって徹底してリアルな伝染病の蔓延を描いたからこそ、その中の人々の「恐怖」は(ひどく地味ではあるが)実に見応えがある。

ラストで「1日目」…つまりどうやって伝染病が最初の患者に感染したか、が描かれる。苦笑いを禁じ得ないこの皮肉なオチは秀逸。

キャストでは、デマを飛ばし、私服を肥やして逮捕されても悪びれないカリスマブロガーを演じたJ.ロウのふてぶてしさと痛さに笑った。
あとK.ウインスレットのプロっぷり、M.デイモンのいい父ちゃんぶりもなかなか。

投稿者:ASH投稿日:2011-11-12 12:12:23
【ネタバレ注意】

 ひとつのジャンルとして確立した感もある「ウィルス感染パニック」モノ。あまりにもいろんな映画が出揃いすぎたため食傷気味なジャンルでもあるが、あのソダーバーグが手掛けたとなれば話はだ。顔の知れたスターを揃えた、「アウトブレイク」みたいな映画だったらどうしよう、なんて懸念もあったが、このジャンルとしてはコレが意外な佳作なの。ウィルスの怖さもさることながら、一番怖いのは社会のシステム。

 タイトルが「感染(Contagion)」だけに、謎のウィルスによって世界中に感染が広まる過程が克明に描かれているが、誰もが日常的に行うちょっとしたことで感染が拡大してしまうことが分かり、この映画を観た後は人前に出たくなくなるくらい。空気感染と接触感染の恐ろしさがまざまざと描かれているからだ。電車やバスで隣に座った人がコンコンと激しく咳き込んでいたら、その人が謎のウィルスの保菌者だとしたら、そう考えると…。

 しかしだ、直接的なウィルスによる感染も怖いが、人類が築き上げた社会のシステムが感染をさらなる拡大へと導くこと、さらには様々な取り決めが治療を遅らせることになることにも触れられている。ネット社会は便利なものだが、その一方で信憑性のない噂も広まることになる。その規模が大きければ大きいほど、世界中へ急速に広がることになる。

【ソフト】
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