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哀しき獣(2010)

THE YELLOW SEA
黄海

メディア映画
上映時間140分
製作国韓国
公開情報劇場公開(クロックワークス)
初公開年月2012/01/07
ジャンルサスペンス/犯罪
映倫R15+
この闇には、
一縷の光さえ届かない――
哀しき獣 ディレクターズ・エディション [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 11,149
USED価格:¥ 6,000
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【解説】
 デビュー作「チェイサー」で世界中に衝撃を与えたナ・ホンジン監督による注目のデビュー2作目となるクライム・サスペンス。ある2つの目的を果たすために韓国に密入国した韓国系中国人男性が、残酷な運命に翻弄され、出口の見えない深い闇に呑み込まれていくさまを、前作を上回るハードなバイオレンス描写とパワフルかつスピーディなアクション演出でスリリングに描き出していく。主演は「チェイサー」に続いてのナ・ホンジン作品出演となるハ・ジョンウとキム・ユンソク。
 北朝鮮とロシアに接する中国領“延辺朝鮮族自治州”。ここに暮らす韓国系中国人のタクシー運転手、グナム。生活は苦しく、妻は韓国に出稼ぎに行ってしまい、最愛の娘も母親に預けて仕事に励む日々。しかし、妻を韓国に送り出すときに作った借金に加え、賭け麻雀でも大負けしてしまい窮地に陥る。そんな時、裏社会の顔役ミョンからある取引を持ちかけられる。それは、韓国で一人の男を殺害してくれば、借金を棒引きにしてやるというもの。もはや選択の余地のないグナムは、音信の途絶えていた妻にも会えるとこの取引を受け入れ、密航船で黄海を渡り、韓国への密入国を果たすのだが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:水菜投稿日:2014-01-07 23:17:19
【ネタバレ注意】

哀しき獣というタイトルは情緒的で響きがよいのですが、内容が合っていなくて残念な感じがします。

朝鮮族という差別的なものが存在することをこの映画で初めて知りました。
そのどこか哀しい出自が軸になるような感じを序盤で受けたのですが、ストーリー(スジ)はさほど関係ないところで進んでいったように思います。
アクションやバイオレンスやカーチェイスの見せ場がたくさんあってそちらがメインになっているような作りに感じました。

登場人物の利害や動機を追うのが難しくて整理がつかないまま終わってしまいました。
むずかしすぎる。

見応えはありました。
韓国映画は俳優の表情や演出がとても好きです。

投稿者:いまそのとき投稿日:2013-11-12 22:23:46
途中まではこれは凄いことになりそうだと思えたのは確かだ。いかんせん後半縺れて絡まってしまった。ネタバレである真相とその動機が興醒めで、筋書自体が腰砕けになった。この巻き込まれ男の逆襲がもっと際立てば、胸がスットするアクションドラマになっただろう。とにかく悪漢の立ち居地とセッティングが微妙なのだ。
投稿者:bond投稿日:2012-12-14 08:31:59
【ネタバレ注意】

なかなか重厚感ある力作。使い捨てするはずだったのに、しぶとく反撃してくる。いつも不満げな顔の主人公と豪傑親分のキャラがいい。ただ、終盤話の流れがわかりにくい。でも見ごたえ十分。

投稿者:藤本周平、投稿日:2012-09-10 23:56:22
面白かった。でもラストが少し分かりにくかったかも。
(っと言ってもこの映画を2回観るほど僕には体力がないが)
中盤のカーチェイスシーンもかなり雑で観ていてあまりハラハラしなかったし
あまりにも現実離れした展開もあって結構強引な印象をうけた。
それでも約2時間40分全く飽きなかったのはこの映画のパワーのおかげなんだろうね。
あと、殺すときに銃じゃなくて鉈を使うのが素晴らしい。これこそバイオレンス。
ただ、個人的には同じ監督の前作「チェイサー」の方が面白かったかな。
投稿者:ghost-fox投稿日:2012-07-22 21:53:28
この民族の時に理解し難い怒りの源は
蔑まれ侵され続けた歴史にあるのだろうか
投稿者:maxpit投稿日:2012-05-21 23:01:55
あの衝撃作品「チェイサー」のナ・ホンジン監督、デビュー2作目。
借金返済のために韓国に密入国した韓国系中国人の男が、思わぬ
トラブルに巻き込まれて命を狙われるという話。ハリウッドでは既
にリメイク権を獲得しているそうです。
これぞ、韓国映画ならではのバイオレンス描写。思わず鳥肌が立ち
ます(笑) ハ・ジョンウの演技が相変わらず真に迫っています。
ただ、脚本が凝っているのか、私の頭が弱いのか(笑)少々複雑な
ところも感じられ、注意していないと「?」になる可能性があるの
が難点。また、テンポいいところと悪いところが混在しており、
140分と尺も長いので、長いなら長いなりに話を解り易く、短くする
なら、構成に懲り過ぎずに作れば、もっとよいサスペンス作品にな
ったと思う。総合的には、そこそこ面白い映画の仕上がりである。
が、デビュー作から比べると今一歩届いていない印象。次回作に更
に期待したいと思う。
投稿者:Tabito投稿日:2012-05-13 03:21:51
08年公開の「チェイサー」と同じ監督の2作目。印象はほとんど変わらない。
スリリングな展開には引き込まれるし、鈍重な刃物で人体をぶった切る描写には打ちのめされる。
理不尽な連中に対する怒りと恨みも伝わってくるし、翻弄される哀しさも身に迫ってくる。
よい作品だが、また見たいと思うようなものではない。
投稿者:陸将投稿日:2012-01-11 22:02:36
ナ・ホンジンは前作『チェイサー』(08)で屋敷にいるやせ細った犬を不気味に見せた。
本作でも、冒頭から狂犬病のエピソードが始まる。
この「狂犬病」が犬屋であるミョンから、グナムにも伝染していく映画だと思う。
ただし、「狂犬病」とは本作において「獣性」と置き換えてもいいのかもしれない。
実は殺し屋だったミョンも牛骨さえ振り回し、彼を含め様々な人間から逃げる羽目になるグナムも全力で疾走し、闇の中で必死に「獣性」を剥き出しにする。

グナムは「諦めの悪い」男だ。金も妻も追い求めようとし、その理想は現実を目の前にして粉々に打ち砕かれる。
罠に嵌められ、完全に追い詰められ、もはや死から逃れることができない状況においても、彼は何か「爪痕」を残そうとする。
完全に吹っ切れ、出口の見えない闇の中を走り続ける。
たとえ運命が定められていようとも、命ある限り足掻こうとする彼の姿は、まさに邦題通り「哀しき獣」だ。

「諦めの悪い」男は、監督のナ・ホンジンも同様だ。
本作の見せ場であるアクションシーンがなかなか終わらない。
階段を上り、窓から飛び降り、全速力で駆け抜け、車を猛スピードで爆走させても逃げ切れない。
けれども、なかなかグナムは降参しない。
かといって、追っ手も彼を捕まえることもできない。
アクションシーンを粘り腰で極限まで引き伸ばす「諦めの悪い」演出は、安易に次のシーンへと移行するのを許さない。
その見せ方は、本作における逃げ場のない闇の世界観と完全に一致している。

本作の特徴は、異常なほど細かいカット割りだ。
それにより、アクションシーンはより臨場感たっぷりでスピーディーに見せる効果を果たしている。
けれども、そのテンポは人物関係を語るドラマ部分においても変わることはない。
だからこそ、本作の人間関係は非常に分かりづらい。
それによって物語的も消化不良な部分が多い。
観客に対して、非常に不親切だと観終わった直後は感じていた。
 
だが、それをもナ・ホンジンは意図して演出しているのではないか。
思考が追いつかない観客は次々と闇の中へと取り残される。
鑑賞後に心にズドンと残り続けるモヤモヤ感も同様だ。
心に植えつけられた闇は安易に晴れることはない。
それでも「諦めの悪い」観客は、晴れるはずのない闇の出口を、鑑賞後に必死に探そうとする。
それはまるで、闇の中でもがき続ける、本作の主人公であるグナムそのものではないか。

監督の手腕不足、ストーリーテリング力の無さ、と一言で片付けることもできる。
けれども、終始一貫して闇を創造し、その出口の見えない迷宮の中へ登場人物、さらには観客をも放り込んだナ・ホンジン。
それは凡人が成せる業ではない。
たった2作で韓国映画界を背負っていく存在になったと言っても過言ではないのではないか。
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