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裏切りのサーカス(2011)

TINKER TAILOR SOLDIER SPY

メディア映画
上映時間128分
製作国イギリス/フランス/ドイツ
公開情報劇場公開(ギャガ)
初公開年月2012/04/21
ジャンルサスペンス
映倫R15+
一度目、あなたを欺く。
二度目、真実が見える。
裏切りのサーカス スペシャル・プライス [Blu-ray]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,319
USED価格:¥ 772
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 Photos

【クレジット】
監督:トーマス・アルフレッドソン
製作:ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ロビン・スロヴォ
製作総指揮:ジョン・ル・カレ
ピーター・モーガン
ダグラス・アーバンスキー
デブラ・ヘイワード
ライザ・チェイシン
オリヴィエ・クールソン
ロン・ハルパーン
原作:ジョン・ル・カレ
『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』
脚本:ブリジット・オコナー
ピーター・ストローハン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
プロダクションデ
ザイン:
マリア・ジャーコヴィク
衣装デザイン:ジャクリーン・デュラン
編集:ディノ・ヨンサーテル
音楽:アルベルト・イグレシアス
出演:ゲイリー・オールドマンジョージ・スマイリー
コリン・ファースビル・ヘイドン
トム・ハーディリッキー・ター
トビー・ジョーンズパーシー・アレリン
マーク・ストロングジム・プリドー
ベネディクト・カンバーバッチピーター・ギラム
キアラン・ハインズロイ・ブランド
キャシー・バークコニー・サックス
デヴィッド・デンシックトビー・エスタヘイス
スティーヴン・グレアムジェリー・ウェスタービー
ジョン・ハートコントロール
サイモン・マクバーニーオリヴァー・レイコン
スヴェトラーナ・コドチェンコワイリーナ
ジョン・ル・カレ
【解説】
 1979年に英国BBCでドラマ化されたジョン・ル・カレの傑作スパイ小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を「ぼくのエリ 200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソン監督で映画化したサスペンス・ドラマ。東西冷戦下の英国諜報部<サーカス>を舞台に、ソ連の二重スパイをあぶり出すべく繰り広げられる緊迫の頭脳戦とスパイの世界に身を置く男たちの過酷な生き様を、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、ジョン・ハートら英国が誇る実力派俳優陣の豪華競演とストイックな演出でスリリングかつ緊張感いっぱいに描き出す。
 英国のMI6とソ連のKGBが熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。英国諜報部<サーカス>のリーダー、コントロールは、長年組織に潜んでいるソ連の二重スパイ“もぐら”の情報を掴むも独断で作戦を実行して失敗、責任をとってサーカスを去る。コントロールの右腕で彼とともに引退した老スパイ、スマイリー。ある日、英国政府のレイコン次官から“もぐら”を突き止めろという極秘の指令が下る。ターゲットとなるのは、コードネーム“ティンカー”、“テイラー”、“ソルジャー”、“プアマン”という4人の組織幹部。さっそく信頼を置くかつての部下ピーターらと組み、調査を開始するスマイリーだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:fulcrum投稿日:2015-05-06 10:05:41
【ネタバレ注意】

本作には隠されたテーマがあって、登場人物たちは激しい女性不信なのである。描かれる女性は浮気者、不貞を働く、あるいは権力の走狗となってこちらを監視する、取引を仕掛けてくるなど、決して男を安心させない。同志的繋がりを持てる女性は、老いて性的魅力を放棄した人だけ。原作にすでにこのテーマはあるのだが映画はそこをさらに掘り下げてて、登場人物たちは同性愛的信頼でのみ繋がるのだ。
東欧に派遣されて撃たれ、挙句にサーカスから放逐されるジム・プリドーは、サーカスの実力者ビル・ヘイドンと大学同級生でクリケット仲間、精神的に深く繋がっている。スマイリーの片腕となるピーター・ギラムは映画では中年の男性教師と同棲していたが、スマイリーから「もぐら」炙り出しを命じられ、危険な任務だから身辺を整理しろと言われて彼と泣く泣く別れる。そして任務をこなすうちスマイリーへの信頼を深めていく。他にも大臣と次官がスカッシュで汗を流し、ロッカールームの背景に全裸でシャワーを浴びる男性がいたり、なんだか中年男の魅力爆発BL映画なのだ。
だからハンサムな「首斬り人」リッキー・ターがソ連の女情報部員と情を通じて彼女を亡命させたがる部分がものすごく不自然に浮いている。すごく重要なエピソードなんだけど、男女の間柄がうまくいくわけないのがこの作品の決まり事なので、ここの座りが悪いことが却って作品の魅力になってるという、ものすごい技巧が使われている。
ル・カレって凄い、人類の至宝のような文学を書いたんだなと思いながら読んでる。グレアム・グリーンも近親相姦的で不気味な話を書いてるけど、英国のこういう文学伝統は凄いと思う。原作の骨肉をうまく掬い上げた映画化はとても素晴らしい。

で、日本では夏公開予定の「キングスマン」、「キック・アス」の脚本家が書いた話で、ぼんくら少年がスーパースパイになる、というジェイムズ・ボンドもののパロディのような話だそうですが、先日飛行機で見たのですが、これが本作の続編のように見えちゃうんですね。
先輩のスーパースパイがコリン・ファースで、選抜養成課程の教官がマーク・ストロング。この組み合わせは「裏切りのサーカス」で情報部の大物ビル・ヘイドンとその同性愛的親友ジム・プリドーを演じたコンビではないか! 雰囲気めちゃめちゃ良い。「キングスマン」のスタッフは「裏切りの」を見てキャスティングしたんじゃなかろうかと疑う。
というのも、「裏切りの」のジム・プリドーは、ハンガリーでの作戦に失敗して撃たれ、ソ連に訊問されて東欧のスパイ網をずたずたにされ、ヘイドンの交渉でなんとか英国に送還されたが涙金とともに情報部を放逐され、挙げ句に私立中学に臨時教師として流れ着く、というエピソードがあるのだ。中学では異色の臨時教師として子供たちから支持され、とくに太っちょで引っ込み思案な少年ビル・ローチとの交流が美しい。ローチ少年は初めて自分を褒めてくれた大人として、元スパイのプリドーは自分が愛した男ビルと同じ名前だから、双方が互いを特別な存在と思うのだ。そして「君の取り柄は何だ。誰にでも取り柄はある。君は学校一優れた観察者だろう。とくに孤独な者は観察者に向いている」などと、我知らずローチ少年に情報工作員としての教育を施してしまうあたり、業が深い。
二人の交流は、英国情報部内のもぐら(二重スパイ)をスマイリーがまんまと炙り出してしまったせいで突然断たれる。プリドーは悲嘆に暮れ、「もうここへは来るな。みんなと遊べ」とローチ少年を拒む。プリドーの若い工作員養成は突然終わってしまうのだ。
それが、「キングスマン」での教官役にマーク・ストロングが再登場し、キャストが若干変わってしまったが、スパイ養成が続くのである。こちらはぼんくら少年をきちんと立派なスパイに育て上げ、お話は完結する。うれしいことです。
また「キングスマン」では仕立屋が重要な鍵になるが「仕立屋」はビル・ヘイドンの暗号名です。マーク・ストロングの役名「マーリン」はウイッチクラフト作戦の鍵人物名。まあおバカ映画ですが、偉大な作品への尊敬を秘めた、好ましい映画だと思いました。
それもこれも、「ティンカー・テイラー」から育ったのです。素敵です。

投稿者:MAKO投稿日:2015-01-26 22:42:53
【ネタバレ注意】

冷戦が終わって久しく、アクション映画やスパイ映画の舞台は中東や果ては
宇宙人とのドンパチまでと移り変わっている現世で、がちがちの東西
冷戦のお話。これまた画作りも、往年の雰囲気を漂わせている。

分かりづらい、説明が足りないという評価の多い本作だけども、
私としては内容に納得いくし、面白く鑑賞できた。

ただし、派手な画で客の頭に内容を放り込む類の映画に慣れた
層には非常にわかりづらい、不親切な映画に映るのだと思う。

またサスペンスフルな筋運び、展開を楽しむというよりも
冷戦の陰で表に出ることのないダーティな人間たちの
悲哀を味わう映画ともいえる。

そういう意味で見る人を選ぶ。

※ちなみに筆者は頭カラッポアクションも大好きです!

投稿者:Laetitia投稿日:2014-12-15 08:48:15
スマイリーが泳いでいるのは、北ロンドンに位置するハムステッド・ヒース内の池です。

屋外なので水温はかなり低いそうです。
投稿者:Ni-Ho=SAGARU投稿日:2014-01-01 12:05:20
さっぱりわからん。
理解力のない人間は観るなって
言っといてくれるのが人情ってもんでしょ?
え、違う?あそう。
投稿者:ピースケ投稿日:2013-10-20 17:58:27
1回観たきりじゃ理解できないが、もう一度観る気は起こらんなぁ。
投稿者:ベン・ショックリー投稿日:2013-09-29 17:59:24
ブラやベイの夜でもやったら明るい画面のドンパチに慣れたイマドキの若者にはついていけないやろね。自然光っぽい処理の色調はまさに70年代そのもの。音楽もそれっぽいし、いい味出してます。ストーリーは、この手のスパイもの特有の複雑さはありますが、しっかり見ていれば把握は可能(何度か落ちかけたので
睡眠不足時は止めておこう!)でも何で今、この企画なんだろね?
投稿者:賭侠投稿日:2013-08-04 18:38:37
なのかもしれないけど、ちゃんと見ていれば予測はつく。

ただ、ちょっとでも目を離したら映画についていけなくなると思う。



投稿者:つむじまがり投稿日:2013-07-19 00:03:50
訳が分かりませんでした。
他の方が言われているように確実に説明が足りない。
話を回収できていないし、登場人物の描写は散漫。
演出、役者はいいのにもったいない。
ぼくエリの監督か。この監督とは合わないな。
興行成績よく、批評家受けよく、受賞、ノミネートもたくさんでしたが、ロシア語とハンガリー語の聞き分けもできない私にはちんぷんかんぷんです。
投稿者:リュウ投稿日:2013-06-22 16:05:23
【ネタバレ注意】

東西・正義・敵味方、すべての境界が曖昧な灰色の曇天世界が描かれている。雰囲気いいです。同じ英国スパイでもボンドとまるっきり違いますね。今作でのスパイ達は地味で勤勉。もちろん別物ですが、あちらではピーカンのイスタンブールでドンパチやってましたが、こちらでは曇天のブダベストでインテリのおっさん達が命がけで腹の探り合いです。
しかしこの息苦しい探り合いが、緊迫感を煽る演出が見事なのでとても見ごたえあります。書類一つ盗み出すにも全神経を集中しているのが伝わってきて痺れますね。そのせいか登場人物達にはある種の疲労感が漂っており、緊張感と「けだるさ」が共存している。
また説明的な部分が(おそらく意図的に)そぎ落とされているので、自分で観ながらストーリーを補完していくんですが、この作業が好きな人にはこの作品は極上の一品になりますね。
ですがストーリー的には少し詰めの甘さを感じてしまったとゆう印象も若干あります。原作から映画脚本に起こす段階で上述のようにそぎ落とす作業をする中で幾つかの物語のスパイスまで取り除いてしまったのか、また時間的制約で幾つかのシーンを省いたからか、あるいは世界観の構築を優先した結果か。この映画は、厳格に物語を追うとゆうよりむしろ、誰も信用できないような非情な現場に身を置いた男達の「孤独で無慈悲な世界」そのものに酔うべき映画なんだろうな、とは思います。が、その雰囲気そのものにどっぷり漬かっていると「モグラ」や「カーラの影」がおのずとちらついて気になってくるとゆう寸法です。
ですから「モグラは誰なのか」とゆう本筋があり、そこを避けて通れないんですが、一部のモグラ候補についての描写がやや甘かったせいか、この解答部分のカタルシスに関しては僕は少し物足りなさを感じてしまいました。なんの予備知識もないまま鑑賞しましたが、それでも物語を牽引してゆく謎にしては少し破綻していた感じがありました。
また老眼鏡をきつく矯正し、真贋を見極めにかかるスマイリーの焦点はモグラへと照準を合わし、観ている我々もそれに同調するのですが、そのピントがぴったり合う前に我々のフォーカスはその背後のカーラを感知し、結局最後まで捉えきる事のなかった「カーラの影」へとシフトしていく事で焦点がぼやけてゆくとゆう逆行のプロットになっており、脚本的にうまく昇華できていない印象を受けました。
またコリン・ファースですし。他の三人とは少し俳優としての位置取りが違いますよね。他の三人も名優であり経験豊富な俳優達ですが、役者としての華が違うような。彼の演技は素晴らしかったし観終わってみればこのテイラー役は彼以外には考えられなかったとさえ言える、が結果として彼が放つオーラが物語の真相を提示してしまっている、とゆうジレンマ。芝居で存在感を消しても華は消えません。野暮ですが、もう少し華のない役者がこのモグラ役を演じていたら・・そう思うとこの点少し腑に落ちない気がしたのは事実です。本筋以外の枝葉の部分、ディテールの演出が秀逸だっただけに、ここが決まればすごい傑作になってたのでは?と惜しむ余地がありました。
マーク・ストロングがよかった。ラストの暗殺シーンが素晴らしい。聞こえてくるのは「ラ・メール」。繋ぎ合わされる過去と現在が錯綜する中で一気に謎が氷解し、入れ子のように収まっていたもう1つの物語が顔を出す。2人の男にとっては永遠とも感じられただろうあの一瞬。時間が止まっていますね完全に。訣別の銃弾を放った男と、撃ち抜かれる事ですべてを知った男・・。まさに音楽と映像の奇跡的融合、魔法ですね。
あと・・聴覚拷問のシーン怖すぎです。

投稿者:nedved投稿日:2013-06-05 01:32:34
ゲイリー・オールドマン/ベネディクト・カンバーバッチ/マーク・ストロング
投稿者:bond投稿日:2013-05-14 08:25:59
大人のスパイ映画で渋いトーンに仕上がってる。ゲーリーオールドマンさすがの演技。でも、やっぱ解りにくい。
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-05-06 18:30:58
なんとも癖ありそのキャリアを見たら驚くばかり。ここまで個性的な俳優も珍しいゲーリー・オールドマン。この映画の彼も、実に渋い役柄ながら、他の役者たちを圧倒する存在感を見せる。映画はル・カレのスパイ小説。彼も製作に加わっている。しかし、今何故、米ソ冷戦下に暗躍したスパイたちを描いた映画なのかということは最大の疑問。また、ストーリーを支える人物設定と諜報部の描き方も、とにかく分かりにくい。謎の人物であるカーラが浮かび上がってくるあたり、この作品の最大の山場になったはずだが、そこまで緊張感が持続しなかった。全般として説明不足の観あり。少ない脳細胞をどんなに駆使しても組織の核たる姿が見えてこなかった。映画は☆2つだが、主役で☆1つ。
投稿者:uptail投稿日:2013-03-02 21:52:17
演出:8
演技:8
脚本:7
音響:7
投稿者:黒美君彦投稿日:2013-02-17 23:18:17
【ネタバレ注意】

英国諜報部<サーカス>…スパイ映画でお馴染みのアクションはほとんど登場しないので、その意味では異色といえるかもしれない。
諜報部内の二重スパイ<もぐら>は一体誰なのか。油断が許されない緊張感がスクリーンから横溢してくる。
時間軸が前後したり登場人物が多かったりして、関係を把握するのが難しいのが少々難ではあるが、リアリティ溢れる心理戦が、誰も信用できない孤独な諜報部員たちの姿を浮き彫りにする。
ゲイリー・オールドマンや<コントロール>役のジョン・ハート、<ティンカー><テイラー><ソルジャー><プアマン>をそれぞれ演じたコリン・ファースらも巧演。本名を失った男たちの悲しい末路が痛ましい。
派手ではないが、時代とともに変貌する情報戦を描いた佳作だと感じた。

投稿者:あっきぃ投稿日:2013-02-14 06:44:23
観終わったとき「面白そうな映画だったなあ!」と思った。
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2012-11-23 04:27:41
ケンブリッジ・ファイヴを題材としている点で、本作は『アナザー・カントリー』の後日談ともいえるだろう。いずれもコリン・ファースが出演しているのはキャスティングの洒落か。
押井守監督がこの映画を面白いと述べてることも興味深い。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-372.html
投稿者:ghost-fox投稿日:2012-11-11 22:09:21
もっとヒリヒリさせておくれ
投稿者:maxpit投稿日:2012-10-07 02:18:40
ジョン・ル・カレの傑作スパイ小説の映画化ですが、まず、じっくり観ないと
結構、登場人物が多くて難解です。小説を読んでから観るか、できれば二度観
たほうがいいかもしれません。映画の雰囲気は派手なアクションもなく、ホン
トのスパイ活動ってたぶんこんなのだと思うリアルタッチ。謎解きが主体のサ
スペンス映画ですが、裏切りや陰謀の中で生きなければならない男たちの孤独
で哀愁漂う人間ドラマとしても面白いです。役者はゲイリー・オールドマン、
コリン・ファースをはじめ渋い演技派ぞろい。監督は「ぼくのエリ 200歳
の少女」のトーマス・アルフレッドソン。これは映画ファンなら必見ものとい
う感じで挑みましたが、未熟なためか思ったほど楽しめた映画ではなかった。
つまらないと言うより、映画の進行に置いていかれたって感じかな? 近く、
もう一度見直したいと思います。
投稿者:moviemania1999投稿日:2012-08-12 14:34:51
●映画は難解です。どんよりした画面に荒さで60年代風を再現。雰囲気はバッチリなんだけど・・・余りにも登場人物が多くて名前やセリフが理解する前から色々と飛び交い誰が誰やら(苦笑) ちょっと時間がずれているのか「この人なんでここに?」なんて事もあります。余計にかく乱します。 モグラ(犯人)だけは明確にわかりますので謎のままというのはない。なんのアクションも無く静かに進みます。あったとしても最初のカフェ辺りに地震みたいな地響きがあるくらい。日本語吹き替えで1度鑑賞したらわかるかもしれません。ただ、もう一回観たいという気がしない 歳を取ったら味わえる映画なのかな?

http://blog.livedoor.jp/moviemania1999/http://blog.livedoor.jp/moviemania1999/
投稿者:kuro投稿日:2012-07-26 18:47:32
【ネタバレ注意】

一番怪しくなさそうな者を犯人と疑えの推理小説の定番のような映画。
ラストの狙撃は、お仕事の後片付けだったのか、親友を殺すことで流す涙なのか、その意味がよくわかりませんでした。
映画サイトでは親友の設定だとのことですが、その説明的な描写はほとんどありません。
友人の死を知って涙するのはまだいいですが、パーティで微笑みあう男同士なんて、親友というより同性愛のように見えます。
一番描いて欲しかったのは、親友が二重スパイであることにどこで気付いたのか、その結果で危険な敵地に出かけてしまって銃で撃たれ捕虜になり拷問されたにも関わらずに、親友を見逃すことを選んだ心理です。

敵のスパイの女に恋をしてしまう設定も、男の証言のみの映像なのであっさりしたものです。
不要なエピソードに思えました。
「もぐら」はもっと大物だとわかっているのですから不要です。
複雑な人間関係設定ながら、あれやこれや回顧録的にエピソードを盛り込みすぎているために描きこみが足りません。
結果的にわかりにくいだけになり、サスペンスとしては浅い映画になりました。
あまり面白くはありませんでした。

投稿者:Normandie投稿日:2012-07-17 23:42:01
コーヒーにミルクを入れた時、渦を巻く様子が永遠に感じられるならコレは受け入れられる。
投稿者:はまま投稿日:2012-05-26 16:35:30
【ネタバレ注意】

間違いなく貴重な貴重な大人向けリアルスパイ映画である。予習しておいても詳細なストーリーを理解するのは難しいが、それにも増してこの圧倒的な緊張感は十分に楽しめた。
まず巻頭のエピソード、曇天のブダペストの光景をゆっくりカメラを引いていくとそれを追うようにさほど高くない空を戦闘機が通り過ぎる。そこでもう唸ってしまった。その後に展開するコーヒーショップでの緊迫。老眼鏡をきつく矯正して真実を見極めようとするゲイリー・オールドマンの顔。登場人物がことごとく曲者揃いでその顔つきを見ているだけでゾクリとするかい。
時折ニヤリとしたくなるようなヒチコック的演出も垣間見えるが、決して硬派な世界観を崩すことはない。
アメリカ映画にありがちな主人公が感情をむきだしにするシーンなどもちろん一切なくそれでいて脳裏に秘めた熱い思惑のたぎりを感じさせる。
ストーリーや細かなセリフにとらわれる必要は全くない。この世界を構築するディテール、多用されるアップショットの微妙な表情を堪能すればよいのだ。
ただし、正直言ってもう少しわかりやすく語って欲しかった。大人は甘えちゃいけないけど・・・

投稿者:陸将投稿日:2012-05-20 20:19:33
画面にあまりにも渋すぎる中高年英国俳優陣が大写しになる。
灰色の世界に自ら身を染める男たちの顔が、なんと画になることか。
本作はスパイの世界を描いているが、派手な爆発シーンもアクションシーンもない。
しかし、そのような「見世物」的な要素を排しながらも、さらに難解な物語展開であっても、全く飽きさせない作りになっている。
トーマス・アルフレッドソンという監督は、やはり只者ではない。

もちろんサスペンスとしての謎解き要素が物語の推進力となっている。
だが、それ以上にスパイという世界に身を置く、哀しき男たちの生き様が刻印されている。
「絆」を疑い、喪失してしまうような世知辛い世の中。
だからこそ男たちには孤独が付きまとうが、その運命を嘆くことはない。
感情的にもならず、粛々と自分の果たすべき役割をこなしていく。
同じ英国のスパイであるジェームズ・ボンドが「陽」ならば、本作の男たちは「陰」の魅力が充満している。
その息苦しさこそが快感に思えてくる。

特にラストシーンは鳥肌が立ってしまった。
フリオ・イグレシアスの「La Mer」に乗せ、過去の記憶と現在を交錯させながら、男たちが辿っていく運命の終着点。
それは哀しくも美しく、ロマンチックかつ残酷である。
音楽と映像による奇跡的な融合による情緒的かつ見事な流れが、明らかに映画的なマジックを起こしている。

正直自分の頭では、1度観ただけではストーリー展開を全てを把握するのは困難だった。
しかし、そんな状態でもこれほどの満足感を得ることができる。
本作が細部まで手に馴染んだ時、果たしてどのような全貌を現してくれるのだろうか。
投稿者:ASH投稿日:2012-04-27 22:27:33
【ネタバレ注意】

 この映画、スゲェぞ。「映画を観る」ではなくて、「映画を読む」と言った方が正しいかもな。と言っても、台詞の応酬が激しい字幕だらけの映画という意味ではなく、むしろ台詞は極端に少ないくらい。とにかく、行間を読んで、登場人物の表情を読んで、鑑賞に臨んでもらいたい。途中投げ出し禁止な!

 ここで言うサーカスとは英国諜報部のことらしい。その上層部のメンバーに、もぐらと呼ばれるソ連側の二重スパイが潜んでいるという。それが誰なのかを突きとめてゆく。と、基本のストーリーは至ってシンプルなんだけど、なんせ見せ方が複雑なので一回で把握しきれないという難点は、確かにある。所々に回想を配してあるので、お話の進行が一直線じゃないのだ。しかし、そこから見えてくる、スパイ活動の非情さよ。

 容疑者探しのミステリーとして観ちゃうと、裏切り者に意外性がなく肩透かしを喰らうハメになるだろうが、この映画の本題は「誰がもぐらなのか」を突きとめてゆくことではないと思うんだよ。過去の記録を遡り、関係者の証言を集めてゆく過程で見えてくる、冷戦時代のスパイ活動の非情さを浮き彫りにしてゆくのが主題なんではないかと。まあ、俺はルカレの原作を読んでないんで勝手なこと言ってるんだがな。

 さらにだ、悲しいことに、スパイにとっての黄金時代とは、戦争をしていた時であって、平和な時代になるとその活動の場が失われてゆくことも描かれている。羽振りがよかった時代が終わりになると、二重スパイでもしなければやってられなくなるという世知辛さも見えてくる。なぜ、そういうことをしなければならなくなったのか、劇中では説明らしい説明がされていないが、行間を読んでいけばある程度の想像はつくしょっ!!

 スクリーン対峙型の映画。ながら観をしちゃうと、置いてけぼりを喰らうことになる。ジックリと画面を見据えて、張り巡らされた伏線を確認し、名のある英国俳優たちの演技をとくと堪能する。確かに、ド派手なアクションはないから、場合によっては退屈を催して投げ出しちゃう連中もいるだろうが、それじゃあまりにもモッタイナイ!! 非情な世界に生きる男たちの孤独と悲しみが、俺のようなボンクラにも胸にズシンと突き刺さる!

 かつての同僚たちに疑いの目を向けるスマイリー。その彼のパートナーとなるギラム。それぞれの思惑にも惹き付けられるが、俺がグッときたのはウィッチクラフト作戦に利用されたブリドーの怒りと悲しみ。最も信頼していた相手に裏切られたことで、彼は報復を行うわけだが、その瞳は怒りと言うよりは悲しみに溢れていた。涙を流すプリドーに、俺の目頭も熱くなる。まあ、言われてみれば確かに同性愛的な匂ひもするんだけどね。

 まあね、映画としては複雑な部分が多いので、一度観てスッキリを身上とする連中には向かないシロモノなのかもな。リピートするほど優れているとも思わんし。しかし、俺には二度・三度と繰り返し観たくなる要素で溢れてる。さすがにスクリーンでもう一回は難しいが、BD化されたら繰り返し鑑賞しちまいそう気配だわ。

 さて、本作でオスカー候補になったゲイリー・オールドマンの抑えた演技も素晴らしいが、やっぱマーク・ストロングが出色だよね。スパイ活動で被弾したプリドーは、解放後、中学校(?)の教職に就くのだが、かつてスパイだったので一種異様な雰囲気がある。教室の暖炉から入り込んできた鳥さんを一撃で殺してしまうくだりに、彼の非情な一面を見た気がする。裏切られたことを知り、自分を慕っている生徒を追い返しちゃうくだりは、チト悲しいわな。

 ところで、劇中でスマイリーが泳ぐ池みたいなプール(?)。外ではコートなんか着てるくらいだから寒い時期なんだとは思うが、とすると温水プールなんか? それにしちゃー泥水みたいに濁ってるしで、ありゃ、一体何だろう?

 ※感想は人それぞれなんでこんなこと言っちゃいけないんだろうけど、「理解できなかった」=「つまらない」ってのは、情けねぇぞ!

投稿者:arnold投稿日:2012-04-26 01:58:43
裏切りや陰謀が渦巻く老練なスパイたちの物語……にもかかわらず、この映画からあふれ出る奇妙にイノセントな切なさは何でしょう。それはこの映画がトーマス・アルフレッドソン監督の前作『ぼくのエリ 200歳の少女』と共通する“絆”の物語だからなのだと思います。

スパイという本質的に孤独な人間たちは、同じ戦争や使命のもとで生きるがゆえに互いの魂の悲哀を感じ合う。
平穏からはほど遠いスパイの世界に郷愁を感じずにはいられないのは、そこに魂のつながりを感じられる人間たちの姿があったからなのです。
しかしそんな不思議と愛おしい絆を、裏切りという行為が悲しいくらい壊してしまう。
猜疑心に狂ったコントロール、引き裂かれたターとイリーナ、すべての犠牲を一身に背負ったジム……そしてスマイリーもまた自分を懐かしい記憶の庭からアウトサイダーへと追いやったのが同じ“もぐら”であることを突き止めていきます。

ストーリーに張り巡らされた謎にもどんどん引きつけられますが、この映画において何より素晴らしいのはその人間臭さ。
スパイの世界なんて誰も知らないはずなのにこの映画のスパイたちの心がこんなにも心に迫ってくるのは、『スタンド・バイ・ミー』が感動的である理由と似ています。
かけがえのない絆、愛しい記憶、それが失われてしまった悲哀――誰もが経験のある感情だからこそ、謎だらけのスパイたちの世界に郷愁にも似た切なさを覚えるのでしょう。http://killshot.blog65.fc2.com/blog-entry-89.html
投稿者:FFF投稿日:2012-04-24 17:11:23
しまった。予備知識なしで観てしまったのでした。
重厚な演技とレンズ生かしきった撮影も、これ誰やったかな・・・と考えてるともうダメです。
最低でも登場人物全員把握しないと楽しめません。

(追記)
2回目、ようやく登場人物が把握出来た。
しかし悲しいかなそれぞれの感情の起伏が伝わってこない。
ネイティブだと違和感ないのだろうが。
結局もぐらは彼だけなのか?
映像が素晴らしいだけにもどかしさだけが残る。
投稿者:ジョー樋口一世投稿日:2012-03-23 15:48:44
ル・カレの最高傑作なだけに超期待!!
予告もかっこいいし、キャストも渋い。
しかしこのタイトルはないだろう。
「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」のままで
いいじゃないか。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演男優賞ゲイリー・オールドマン 
 □ 脚色賞ブリジット・オコナー 
  ピーター・ストローハン 
 □ 作曲賞アルベルト・イグレシアス 
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞ゲイリー・オールドマン 
 □ 監督賞トーマス・アルフレッドソン 
 ■ 脚色賞ブリジット・オコナー 
  ピーター・ストローハン 
 □ 作曲賞アルベルト・イグレシアス 
 □ 撮影賞ホイテ・ヴァン・ホイテマ 
 □ プロダクションデザイン賞マリア・ジャーコヴィク 
  Tatiana MacDonald 
 □ 衣装デザイン賞ジャクリーン・デュラン 
 □ 編集賞ディノ・ヨンサーテル 
 □ 音響賞 
 ■ 英国作品賞 
□ 男優賞ゲイリー・オールドマン 
 □ 撮影賞ホイテ・ヴァン・ホイテマ 
 ■ 音楽賞アルベルト・イグレシアス 
 ■ プロダクションデザイン賞マリア・ジャーコヴィク 
 □ 観客賞 
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