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道 -白磁の人-(2012)

メディア映画
上映時間119分
製作国日本
公開情報劇場公開(ティ・ジョイ)
初公開年月2012/06/09
ジャンルドラマ
映倫G
明日、
世界が滅びるとしても、
今日、
二人は木を植える。
道―白磁の人― [DVD]
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道 -白磁の人-道 -白磁の人-道 -白磁の人-

【クレジット】
監督:高橋伴明
製作総指揮:長坂紘司
プロデューサー:紀伊宗之
小川勝広
アソシエイトプロ
デューサー:
若林雄介
ゼネラルプロデュ
ーサー:
與田尚志
倉内均
ラインプロデュー
サー:
的場明日香
原作:江宮隆之
『白磁の人』(河出文庫刊)
脚本:林民夫
撮影:ナ・ヒソク
音楽:安川午朗
エンディング曲:ハクエイ・キム
『道 〜白磁の人〜』
出演:吉沢悠
ペ・スビン
酒井若菜
石垣佑磨
塩谷瞬
黒川智花
近野成美
チョン・ダヌ
チョン・スジ
市川亀治郎
堀部圭亮
田中要次
大杉漣
手塚理美
【解説】
 山梨県出身で、1914年に韓国に渡り、荒廃した山々の緑化に尽力する傍ら、兄・伯教や美術評論家・柳宗悦とともに白磁をはじめとする朝鮮工芸品の研究紹介にも務め、日韓の架け橋となって活躍した浅川巧の生涯を映画化したドラマ。主演は吉沢悠、共演にペ・スビン。監督は「禅 ZEN」「BOX 袴田事件 命とは」の高橋伴明。日本が韓国を併合してから4年後の1914年、朝鮮の山を緑に戻すという使命感を抱いて朝鮮半島の京城にやって来た林業技術者の浅川巧。ほかの多くの日本人が朝鮮人を蔑視する中、朝鮮語を学び、偏見を持たずに彼らと接していく。やがて同僚の朝鮮人青年チョンリムと友情を育む。そんな中、白磁の美しさに魅せられた巧は、その収集と研究にも没頭していくのだが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2016-11-04 16:58:57
【ネタバレ注意】

柳宗悦にも影響を与えたという浅川巧(1891〜1931)の後半生を描いた作品。浅学にして浅川巧については、朝鮮文化に早くから着目した人物で、韓国内で今も高く評価されている人物、という程度のことしか知らなかったので、もともとは林業の専門家だったということも初めて知った。
1914(大正)3年、兄家族を追う形で朝鮮に渡った浅川(吉沢悠)は、そこで李青林(イ・チョンリム/ペ・スビン)という青年と知り合う。
朝鮮人が迫害されているなかで、同じ人間として接しようとする浅川は、生活に根ざした白磁の器の美しさに心を打たれるが、一方で時代は浅川とチョンリムの間にも暗い影を落とす。
この作品で浅川は「いい人」として描かれるが、高橋伴明監督は当時の大日本帝国の理屈もきちんと取り込んでいる。「腐敗した両班のもとで近代化できない朝鮮を日本が助けてやっている」という上から見下した理屈。抵抗運動で命を落とした葬列を見て、巧の母親(手塚理美)が「あんなに泣いてみっともない」と冷たく言い放つ。「この朝鮮人が」という言葉に収斂される偏見と差別。そんな平均的な日本人の心性もきちんと押さえつつ、真摯に時代と向き合おうとする浅川を描いているので説得力がある。しかも浅川が亡くなって、母は崩れ落ちて号泣するのだった。みっともないほどに。
美術に造詣の深い兄(石垣佑磨)や柳宗悦(塩谷瞬)は少々役者が浮いている感があったが、林業試験所の上司を演じた大杉漣や田中要次はなかなか巧い。特にチョンリムの解雇を聞いて朝鮮の服を着て仕事場に来た浅川を見て「お前の抵抗はその程度か」と言い放つ町田(田中)は、チョンリムを解雇しないよう必死で所長に掛け合っていた…というのは巧い演出だ。

ヘイトスピーチに代表される民族差別が、21世紀になって大手を振って再び現れるとは思ってもいなかった。同じアジアに向けた差別は近親憎悪のようなものだ(欧米人に対して何も言わないのだから)。うまくいかないことをすべて何者かのせいにして気分を晴らすという下劣な感情は、愛国心とは明らかに異なる。人間が人間とどうつきあっていくのか。文化や技術の上で優劣がどれほどあるというのか。柳らによる民芸運動は、そうした偏見を排し、まっすぐ民俗の美に向き合おうとするものだった。
あの時代、浅川巧のような人物がいたということを改めて知ることはムダではない。
本作品では単なる「いいお話」に留めず、感情の機微にも分け入っているあたりはさすが高橋伴明監督。個人的には浅川の後妻となる酒井若菜がなかなか良い演技で見直した。

投稿者:アリョーシャ投稿日:2012-06-15 10:54:37
【ネタバレ注意】

主人公の浅川が朝鮮半島に渡り、研究所に勤める朝鮮の青年・青林(チョンリム)の協力を得ながら、荒廃した山林の復旧計画に取り組む一方、日本から駆け付けた親友の妹と結婚し子供も生まれ、幸せな家庭を築くまでの前半は、日本軍の横暴や理解し合えない民族間の溝の深さなども丁寧に描かれて、テンポよく進んでゆく。しかし、どうしたことか妻を病気で亡くした浅川が再婚するあたりのからの後半は、ただ単に筋を追ってゆくだけの展開になり、今一つ盛り上がりに欠けてしまっている。
そのため、浅川と青林との友情の深さや、何故「白磁の人」と呼ばれるのかも、今一つ伝わってこない。特にラスト近くの戦争が終わり、暴徒と化した朝鮮人たちによる浅川の家への襲撃を、青林が暴徒を諌め阻止する場面などはもっと劇的に描けていたはず、と思うと残念でならない。
ただ、主演の吉沢悠とペ・スビンは、互いの国の言葉を見事に話し、なかなかの好演。特にペ・スビンの日本語はとても上手い。

【ソフト】
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【書籍】
■原作
【単行本】 白磁の人
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