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ル・アーヴルの靴みがき(2011)

LE HAVRE

メディア映画
上映時間93分
製作国フィンランド/フランス/ドイツ
公開情報劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月2012/04/28
ジャンルドラマ/コメディ
心をみがけば、奇跡はおこる。
ル・アーヴルの靴みがき(続・死ぬまでにこれは観ろ!) [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,045
USED価格:¥ 2,040
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【解説】
 「過去のない男」「街のあかり」の名匠アキ・カウリスマキ監督が、北フランスの小さな港町ル・アーヴルの裏通りを舞台に贈る心温まる人情ドラマ。ひょんなことから不法移民のアフリカ人少年と出会った平凡な老人が、彼を救うべく近所の人々と力を合わせて奔走する姿を、ペーソスを織り交ぜ優しい眼差しで綴る。主演は「仕立て屋の恋」「ラヴィ・ド・ボエーム」のアンドレ・ウィルム、共演に「マッチ工場の少女」のカティ・オウティネン。
 北フランスの港町ル・アーヴル。かつてパリでボヘミアン生活を送っていたマルセル。今はここル・アーヴルで靴みがきの仕事をしながら、愛する妻アルレッティとつましくも満たされた日々を送っていた。しかしある日、アルレッティが倒れて入院してしまう。やがて医者から余命宣告を受けたアルレッティだったが、そのことをマルセルには隠し通す。そんな中、マルセルはアフリカからの密航者で警察に追われる少年イドリッサと出会い、彼をかくまうことに。そして、母がいるロンドンに行きたいという彼の願いを叶えてあげるべく、近所の仲間たちの協力を得ながら密航費の工面に奔走するマルセルだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2016-09-22 09:56:35
  善人たちの大バーゲンセールみたいで、善行はやがて陽報となって返ってくるという訓話仕立ての教会の講堂ででも上映するのに最適かな?だなんてヘソ曲がりな思いもしたのだけど、刑事が仕事の最中にワインを飲むのはお国柄としてもそんな時にさえグラスに鼻を近づけて品定めをするような仕草を見せたり、病気の妻が盗みタバコをしたり貧乏なはずなのに身なりも家具調度品も小奇麗であったりチャリティー・ロックコンサートもそうであるように、これは寓話的に犧遒蕕譴伸瓩箸海蹐梁燭いとぎ話なんだからねと言われているようで、ハイそうですかと映像が良いこともあって素直に楽しく見終えることができました。   

  「睡蓮」や「積み藁」の連作などで日本でもモネの人気は高いのに、そのわりにアマチュア絵画教室の作品にはモネの作品に反して筆勢を殺したものが多いなって思っていたのだけど、印象派の名前の由来にもなった名画「印象・日の出」の速描とさえ言える感情の赴くままに絵筆を走らせたような筆跡を観ると、素人が心がけても絶望するだけだから仕方ないなって納得してしまう。    この映画が始まって4分を過ぎたところで色彩は灰色がかっていながらもその「印象・日の出」そのままの港の風景がありまして、監督の遊び心にニンマリします。   

  カフェのガラス扉にタツノオトシゴが描かれてあったけど、フランス語ではどう形容されているのか知らないが日本語での「タツノオトシゴ」っていうのは好い思い付きの呼び方ですね。 それに比べて食用蛙だとかカワハギだなんて名付けられた動物は気の毒だ。
投稿者:きらきら投稿日:2015-04-05 09:05:28
【ネタバレ注意】

最近よく、ある作品をつくるにあたって、きちんと取材したかどうかが問われることがあります。
でも取材をするかしないかは作品へのアプローチの問題です。
門外漢がぐちゃぐちゃ言うものではありません。

ジャーナリズムの文体は物事のすべてでも基本でもありません。
5W1Hは別に物語の基本でもないし、
また取材をしたから、作品がすばらしくなるものでもありません。
取材をしたから説得力がある作品だ、という人はきちんと作品を見ていないし、説得されるのが好きな人なのかもしれません。

また、リアリズムに頼った作品というのは、ある種想像力がギブアップしてしまうから、「現実」に頼らざるを得なくなるのが実際です。
妙に汚い言葉をつかってみせたり、カメラをふりまわして、それをリアリズムだというほうがなんだかなあ、という気もします。

そういう意味ではカウリスマキの作品はリアリズムから背を向けています。
俳優の演技や小道具、設定が不自然であるにもかかわらず、
きちんと映画として成立し、トーンが出せるのは力量がなければできないことです。

絶望的と言われていた奥さんがあっさりと治ってしまうのは、
ドライヤーの「奇跡」を真似てみたかったんでしょう(あの出産を機に亡くなった筈の嫁さんがふっと目をあけるラストシーンは忘れられない、すばらしいシーンです)。

ドライヤーもそうだし、小津安二郎もそうですが、あれだけ独得の文体をもっていながら、後継者っていないですよね。
なぜなら真似てしまうと、そのままになってしまうから。
また、真似ることで、他人がけちをつけることから、手を出さないのかもしれません。

本来真似のできない彼らの作品からエキスをしぼりだし、
カウリスマキは現代の映画を作ります。
スマホもパソコンも出てきませんが、決して古臭い作品ではありません。

投稿者:いまそのとき投稿日:2014-03-10 22:34:22
舞台はフランス、ル・アーヴル。古いシャンソン。親父たちの温もり。ホノボノとした人情小話。セリフはなくともわかる軽くて甘いパントマイム劇。もしかしたら、いやいや誰でもわかる。これはしっかり小津安二郎。それも彼の戦前無声映画の趣。しかしこれって、ちょっと古めかしくないか。正直、こっぱずかしくなる。しかも、ラストは何とも艶消し。これはカウリスマキらしくない甘ったるさ。やっぱりクールで切なく決めてほしかった。あの黄色のワンピースが入った包みは何だったのだろう。疑問だ。
投稿者:bond投稿日:2013-11-15 08:41:17
ほのぼのと下町風情。でも退屈。
投稿者:uptail投稿日:2013-02-26 21:02:26
演出:8
演技:8
脚本:8
音響:8
投稿者:Normandie投稿日:2012-09-08 01:23:05
芝居小屋って?いいじゃない!演劇はそこから生まれたんだぜ。
カウリスマキが欧州の抱える移民問題にメスを入れた!なーんつってそんなとって付けたよな深刻さは皆無だからご安心を。
「街のあかり」以来だし、見る前は100%不安だったのに鑑賞後は120%のシアワセをもらった錯覚。
ミラクルハッピーエンドにホッとした。彼なら一流の詐欺師になれるよん。久々のJP・レオーにも思わず声が漏れた。
評論家よ、「霧の波止場」へのオマージュなどと書くんじゃない。今更不要だ。
もう彼は親離れしている。
投稿者:kuro投稿日:2012-07-26 17:02:56
安直な作りの映画。
不法移民を扱った映画を最近数本観ましたが最低の出来でした。
どれも真面目に社会問題を浮き彫りにしている映画ばかりでしたが、この映画は違います。
単に題材に移民問題を使っただけ。半世紀前に作られていたなら不法移民が泥棒になっていただけでしょう。
ラストの奇跡まで白けます。
映画がつまらないと、妙なところまで気になります。
底辺層の自宅のはずなのに、調度品はどれもピカピカ。新築のようです。
せめてセットは生活観を出すぐらいの配慮はすればと感じました。
この映画は映画ではありません。単なる人情劇です。
これで感動するほどボケてはいません。


投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2012-06-09 13:18:51
【ネタバレ注意】

 オープニングは前作『街のあかり』の後日譚じゃないか。いろんなものを宙ぶらりんで閉じてしまった前作の落とし前をこゝで早々につけてしまう。ということで、この映画の寓話としての完結性がおもんぱかれるというものだ。ただし、そもそもあらゆる映画は(勿論ドキュメンタリー映画であっても)寓話なのだ。だから、多くの観客は本作の御伽噺のようなプロット展開を未成熟なものとして受け止めることはなく、プロットの扱いについては、むしろ映画としての純度を高めていると受け止めるのだ。或いはプロット展開に拘泥することなく、映画に対してあくまでも誠実で卑怯な部分が全然ない演出に感動するのだ。例えば少年イドリッサがマルセルの家から逃げおおせたことを示す窓。なんと簡潔でしかも興奮を覚える演出だろう。ほんの少しドリーで寄っていくということも、不安定な斜め構図になっていることも最高に効果を発揮している。ツボにはまるシーンは人によって色々あると思うけれど(私は難民キャンプの所長との会話で自分のことをアルピノだと言い張るのが一番笑えたが)、何と言ってもリトル・ボブのカッコ良さは本作のストロングポイントだ。彼の歌声をもっともっと聞いていたかった。もしこのチャリティ・コンサートのシーンが後10分ぐらい続いていれば、私は手放しでカウリスマキの最高傑作だ!と叫んでいたに違いない。
http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449

投稿者:陸将投稿日:2012-06-06 02:03:46
市井の人々たちの善意や人情で優しく包み込まれた世界。
見て見ぬフリをするという優しさ、知らぬフリをするという心意気が奇跡を起こす。
それは現代のメルヘンであり、日常に寄り添ったファンタジーに見える。

カウリスマキは余計なものは削ぎ落とす演出を施す。
必要最低限のショットで繋ぎ、情緒的な展開は極力排除する。
だからこそ、奇跡が起こったというカタルシスは生まれるはずがない。
不治の病があまりにもあっさりと全快する展開は、元々病気などなかったのではと勘繰りたくなってしまうほどだ。

ヨーロッパは移民、金融、政治と様々な問題を抱えている。
だからこそ、フィクションの世界では厳しい現実を描く必要はないのかもしれない。
そんな善人しかいない世界は、甘やかし描写と紙一重に感じてしまう。
苦悩も葛藤もなく、人々の人情に導かれ問題が自然と解決していく世界。
個人的にはそれが心地よく感じられなかった。
投稿者:LOU REED投稿日:2012-05-30 23:39:10
映画だからこそ描ける物語。
内容は、日本映画でいえば昭和以前の人情話のようで
あるが、この物語を映画にできたのは素晴らしいと思う。
(日本映画ではムリだとと思います。)
ケチをつければ色々あるかもしれないが、映画としては
良かったです!
投稿者:ノブ投稿日:2012-04-30 18:25:46
【ネタバレ注意】

「ル・アーヴルの靴みがき」(監督:アキ・カウリスマキ 93分)
話の内容は、ル・アーヴルに住む老人にアフリカからの不法移民の少年が出会ったぁ〜。
オープニングの靴磨きの客が靴磨きが終わった後射殺される演出(射殺される所は映さず音声だけ)は、予告編で観た程には面白くなかった。
靴屋の角で靴磨きしていて、店から出てきた靴屋の店員に靴磨き道具を蹴飛ばされて(靴屋の邪魔になるから)、道具が散乱するシーンはしがない感じが出ていた。
お酒のコップとおつまみの小皿に置かれた数個のオリーブの実?の漬物のショットや卵1個のオムレツをオーダーする所は侘しい感じが出ていた。
海に下半身浸かっていた黒人少年の為に、紙袋にパンと水を入れて岸の階段に置き、その紙袋の中にそっとお金も入れてあげる所は優しさを感じた(自分達も決して裕福ではないのに困った他人に優しくするというのが良かった)。
入院した妻の為に、毎回きちんとお花等のお見舞いを持っていく夫と病床でもきちんと化粧してから夫に会う妻を観て愛を感じた(貧しいけれど、相手の事を思いやったり、愛する人の前では美しくいたいという所は手を抜かない感じが良かった)。
全般的に
全編ボク好みのいい雰囲気(貧しいながらもそれなりに良い暮らし)はあるのだけれど、演出が唐突だったり説明不足だったりして映画としての面白さはあまり無かった(老人と黒人少年との交流もそれ程上手く描かれていなかったし、近所の人達の援助のエピソードもそれ程上手いものは無かったし、不法移民の黒人少年を匿うハラハラ感も黒人少年が勝手に街に出たり、奥さんの服を届けさせる為に老人が黒人少年を奥さんのいる病院に行かせたりもするのでハラハラ感は弱まったし、カウリスマキ独特の「悲惨すぎて笑わざるを得ない」感じもあまり無かったし、突然チャリティコンサート開くとか黒人少年を追う警視が最後に黒人少年を見逃してあげたりとか妻が不治の病から奇跡的に治る(これは意図的に唐突な感じにしているが、演出がそれ程良くないのでご都合主義のコミカル感やハッピー感は弱い)とかは説明不足過ぎて、企画や意図は分かるけれど、映画的な面白さや感動は弱かった。)
セリフのやり取りで少し面白いのがあった(奥さんが「近所で奇跡は起きていない」と言ったり、老人が黒人少年に「泣くだけ損だ」と言ったり、老人がやせた女の良さを話したり)り、音楽が良かった(OPとEDの曲やジュークボックス・難民キャンプのラジオ・部屋のレコードから流れる音楽等)り、作品全体の雰囲気は良かったが、撮り口が下手で映画的な面白さに欠け、カウリスマキ独特の悲惨すぎて笑わざるを得ない感じの演出も無く、題材が良く期待も大きかっただけにボク的にはとても残念に思えた作品。http://mamaduke.at.webry.info/

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールアキ・カウリスマキ 
□ 作品賞アキ・カウリスマキ 
 □ 監督賞アキ・カウリスマキ 
 □ 男優賞アンドレ・ウィルム 
 □ 脚本賞アキ・カウリスマキ 
□ 外国語映画賞 
□ 作品賞 
 □ 監督賞アキ・カウリスマキ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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