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終の信託(2012)

メディア映画
上映時間144分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月2012/10/27
ジャンルドラマ/ロマンス
映倫PG12
医療か?
殺人か?
終の信託【Blu-ray】(特典DVD付2枚組)
参考価格:¥ 6,156
価格:¥ 2,770
USED価格:¥ 1,950
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 Photos

【クレジット】
監督:周防正行
製作:亀山千広
企画:小川泰
市川南
小形雄二
エグゼクティブプ
ロデューサー:
桝井省志
プロデューサー:土屋健
稲葉直人
土本貴生
堀川慎太郎
原作:朔立木
『終の信託』(光文社刊『命の終わりを決めるとき』所収)
脚本:周防正行
撮影:寺田緑郎
美術:磯田典宏
編集:菊池純一
キャスティング:吉川威史
南谷夢
音楽:周防義和
エンディング曲:種ともこ
『遠く、そして近く』
照明:長田達也
製作担当:島根淳
録音:郡弘道
助監督:片島章三
出演:草刈民代折井綾乃
役所広司江木秦三
浅野忠信高井則之
細田よしひこ杉田正一
中村久美江木陽子
大沢たかお塚原透
矢柴俊博
畠山明子
古河耕史
大村彩子
角谷栄次
徳井優
生津徹
高久ちぐさ
小山颯
原涼子
【解説】
 朔立木の同名小説を「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行監督が映画化したヒューマン・ドラマ。一人の女性医師と重い喘息患者との間に安楽死を託すまでの深い信頼関係が築かれていくさまと、その女性医師が患者の死後、殺人の容疑者として検事の執拗な取り調べで追い詰められていく姿をリアルな筆致で綴る。主演は「Shall we ダンス?」以来の顔合わせとなる草刈民代と役所広司、共演に浅野忠信、大沢たかお。
 1997年、天音中央病院。呼吸器内科のエリート医師・折井綾乃は、不倫関係にあった同僚医師の高井に捨てられたショックから自殺未遂騒動を起こしてしまう。そんな折井は、重度の喘息で入退院を繰り返す江木秦三の優しさに救われ、いつしか2人は強い絆で結ばれていく。やがて折井は、自らの死期を覚悟した江木から“その時は早く楽にしてほしい”と彼の最期を託されるのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2014-08-14 10:44:26
尊厳死、医療行為か殺人かという争点とその問答。この辺からこの映画が俄然面白くなる。目を見張ったのは検事役の大沢たかお。緻密な戦略で追い詰めていく。ここからの周防監督の脚本演出もうまい。前半の草刈医師の自殺未遂騒動や役所広司、家族との接点は必要なモチーフであろうが、もう少し違う描きようがあったと思う。書き溜めたノートは最終的には情状される証拠となったが、役所の苦悩、信託する過程はちょっと弱い。それゆえ、どう見てもこれは医療行為を超えているとみなされても仕方ない。しかし、この問題提起自体は議論されるべきだ。
投稿者:seisakuiinkai投稿日:2013-05-14 20:34:10
何で3年も経ってから訴えた?家族の気持ちもよくわからん。www.seisakuiinkai.com
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2012-11-25 22:21:24
主人公の動機は、本当に彼女が口にしたことだけなのか。
主人公は実のところ何をしたのか。
どこまで判ってやっていたのか。
そんなことを考えてみても面白い。
噛めば噛むほど味のある映画だ。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-373.html
投稿者:陸将投稿日:2012-11-19 22:10:48
【ネタバレ注意】

本作は大きく分けると2部構成になっている。
第1部は安楽死までの「物語」。
第2部は「物語」の再検証。
第2部は第1部という「材料」に基づいて、裁きを下し、この事件についての落とし前をつける。
だからこそ、観客に求められるのは検事の助手と同じような立ち位置から、この「物語」をジャッジメントする視点だ。

第1部は医師と患者のラブストーリーのように見えるが、登場人物に感情移入する必要はない。
感情を持った生き物である人間同士の関係性を描き、観客はそんな2人が紡ぐ「物語」を目撃する。
その「物語」に沿っていくと、何となく安楽死まで疑いなく「スーッ」と観てしまう自分がいる。
けれども、患者を苦しめず、早く楽にするための措置だったはずなのに、患者はなかなか死なず、苦しみ、もがき、痙攣を起こす姿を執拗に見せる。
仕舞いには医師が薬を大量に投与してようやく死なせるのだ。
最期になって周防は観客に疑念を抱かせるのだ。

第2部はまず医学的見解と法的見解がぶつかり合う。
それは、個人的感情を排除した客観的で冷静な判断だ。
だが、医師が専門用語を並べていけばいくほど、検事の言葉の力強さに比べて上滑りしていき、形勢は不利になっていく。
そこで医師は個人的感情を挟み込み、「物語」を語り出す。
彼女が語り出す「物語」は、観客も実際に観てきた「事実」だ。
しかし、感情的になればなるほど、説得力の希薄さが浮き彫りになるのだから恐ろしい。 
 
ここで彼女の供述が「あっという間」に調書となり「事実」として読み上げられる場面が素晴らしい。
検事のアップからカメラが徐々に引いていき、どうすることもできない医師の背中を暗がりの中から映し出すショットは、とてつもなく恐ろしく、それでいて信じられないほどエレガントだ。
取調室での両者のスリリングなやりとりは、「あっという間」の恐ろしさを、これ以上ないほど見事に演出している。

だが、周防は検事側にも個人的感情が差し挟んであることを決して忘れない。
世間的に注目の事件であり、だからこそ自身の出世にも影響が出る。
医師を待合室でわざと待たせ精神的に揺さぶりをかけ、取調室では声を荒げるタイミングを見計らっている。
そんな検事の狡猾さを、トイレでの助手同士の何気ないやりとりから描いているところが偉い。
映画全体の完璧な構成、きちんとした問題提起、そして主観と客観の見事なバランス感覚。
周防正行はやはり只者ではない。

投稿者:kuro投稿日:2012-11-17 22:14:50
鑑賞後に感動や問題意識と言うより強いエロティシズムを感じたのはなぜでしょうか?安楽死の問題を描いた、本当なら極めて難い映画のはずなのにです。
主人公の男性患者と女医との間に生まれた、本来の関係を超えた感情。
しかし、その関係を示すセックスシーンはありません。
肉体関係が全くない純愛関係です。
冒頭にでてくる破綻する不倫関係のセックスシーンとは対照的です。
それは、死期を相手に預けるという行為、相手の死期をいつにするかを自分が握るという行為、そのことで生まれる互いの相手に対する究極の強い信頼関係。
それが、セックス、これは元々が繁殖行為であり生命誕生につながる行為の、まさに対極にあるというべき死という行為で強く結びついている男女関係を観てしまったからかもしれません。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2012-11-09 22:42:09
【ネタバレ注意】

 役所広司、大沢たかお、草刈民代は演技賞を取るんだろうと思う。草刈民代の言動には納得性の低い演出が多いが、そんなことは重要じゃない。そう思わせるだけの力のある映画だ。特に検察局の中の造型は冒頭からエンディングまで良い。とりわけ取り調べシーンの、照明の変化の演出にはドキドキする。だが一方、中盤までが顕著だが、置きに行くようなカットも目立つ。例えば病院の中庭で二人がプッチーニの曲について会話する、トラック移動のあざいといカット。(だいたい、この選曲もありきたりな感が横溢だし、「恋の歌と思っていたが、とんでもない喜劇」という警句的な扱いも納得性が低い)。あるいは、満州時代の回想シーンが力のない陳腐な造型だったりする。置きに行くような(って野球用語?)という言葉のもっと典型的なのはラストカットの河原の巨木でしょう。

 ただ、そんな中で草刈民代の撮り方には唸る部分がありますです(ちょっと恥ずかしいのでこんな言葉遣い)。まずは浅野忠信とのベッドシーンがいいのだが、実は本作で一番感心したのは、草刈が当直室でウィスキーを飲み始めてから苦しみ出す一連のベッドでのカット。こゝは他のメディアでは絶対出来ないような豊かな時間の使い方だし、同時に実に映画的な「女の横臥」のカットになっている。
 というように、全体的にはムラのある出来だと思うけれど、題材の持つ力だけではない、要所要所で演出の力を発揮する映画です。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/

投稿者:リEガン投稿日:2012-10-29 10:51:52
周防正行監督の新たな傑作。人が人と対峙することで生まれるドラマと空気感が、闇の中に身を置く者を包み込んで、2時間24分、別世界へと引き込む。誘うのではない、もっと強い力がスクリーンに観客を釘付けにするのだ。そして、素晴らしい脚本と演出に応えた役所広司、大沢たかお、草刈民代の見事な演技にはただ脱帽するしかない。1本で2作品分の充実感を伴う『映画らしい映画を観た』感覚は久しぶりだった。現段階で個人的には12年の邦画ベストワン。
投稿者:おしゃべりチャック投稿日:2012-09-21 00:56:26
【ネタバレ注意】

試写会「終の信託」を観て来ました。

この映画は大きく3部から構成され、1部は医師折井綾乃(草刈民代)と同僚医師高井(浅野忠信)との不倫。2部は不倫に破れた綾乃と喘息を患い入退院している江木泰三(役所広司)との医師と患者としての絆の深まりと決断。3部は検察官・塚原透(大沢たかお)の激しい追及と有罪。

正直、1部2部まではちょっと退屈に感じてましたが、第3部は非常に良くぐいぐいと引き込まれ、悪役塚原を演じる大沢さんは上手に演じているなと感心しました。1部と2部は3部に至るまでの導入部で、監督が最も言いたかった事は第3部だと思うし、タイトルの「終の信託」も第3部に大きく関わると思います。

周防監督は前作で、「それでもボクはやっていない」を作りましたが、今回も映画を観終わった後やりきれない思いで一杯でした。

この作品の映画化は富山の射水の延命中止事件(元・射水市民病院外科部長の伊東雅之氏)の一件も絡めて作られたのか。

タイトルは「終の信託」なので、明るい話ではないと思ったが、配役は「Shall we ダンス?」の草刈民代と役所広司の16年ぶりのコンビ。これだけでも十分に話題性はあると思います。

登場人物は少なく、大がかりなロケとかも無く地味な展開。映画は淡々として終始重く暗いです。草刈民代さん、さすがヌードに挑戦しただけあって、今回の濡れ場も大胆。大画面で時間的にも比較的長かったのですが、鍛えられた鋼(はがね)の様な体型のせいか露出しても余りいやらしく感じませんでした。

しかし、周防監督、幾ら役柄とは言え、奥さんと役者さんの濃い濡れ場のシーンをよく撮影したと。気持ちとしてはいかがなものか。やはり心の中も終始監督なのか。

草刈さんは濡れ場に限らず体当たり演技でした。最初に舞台挨拶があり15分あり、周防監督がスペシャルゲストでしたが、思ったよりも若かったです。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞草刈民代 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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