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夢売るふたり(2012)

メディア映画
上映時間137分
製作国日本
公開情報劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月2012/09/08
ジャンルドラマ
映倫R15+
人間最大の謎は、男と女
夢売るふたり [特装版] [Blu-ray]
参考価格:¥ 7,560
価格:¥ 3,150
USED価格:¥ 2,353
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 Photos
夢売るふたり夢売るふたり夢売るふたり夢売るふたり

【クレジット】
監督:西川美和
製作:大下聡
齋藤敬
豊島雅郎
平尾隆弘
服部洋
油谷昇
山田美千代
喜多埜裕明
藤本俊介
企画:佐々木史朗
川城和実
弘中謙
遊佐和彦
プロデューサー:松田広子
押田興将
西川朝子
藤門浩之
吉田佳代
企画協力:是枝裕和
原案:西川美和
脚本:西川美和
撮影:柳島克己
美術:三ツ松けいこ
衣裳:小林身和子
編集:宮島竜治
音楽:モアリズム
スクリプター:中西桃子
ヘアメイク:酒井夢月
照明:鈴木康介
制作担当:白石治
録音:白取貢
助監督:久万真路
出演:松たか子市澤里子
阿部サダヲ市澤貫也
田中麗奈棚橋咲月
鈴木砂羽睦島玲子
安藤玉恵太田紀代
江原由夏皆川ひとみ
木村多江木下滝子
やべきょうすけ岡山晃一郎
大堀こういち中野健一
中村靖日白井
山中崇日野洋太
村岡希美松山和子
猫背椿園部ますみ
倉科カナ佐伯綾芽
佐藤和太木下恵太
栗原瞳
原扶貴子
森富士夫
柏村栄行
栗本有規
ヤン・イクチュン
伊勢谷友介太田治郎
古舘寛治東山義徳
小林勝也金山寿夫
香川照之外ノ池俊作/外ノ池明浩
笑福亭鶴瓶堂島哲治
【解説】
 「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督が、松たか子と阿部サダヲを主演に迎え、ふとした運命のいたずらから2人で結婚詐欺を始めた夫婦の姿を通して、男と女の単純には割り切れない愛憎と欲望を濃密な筆致で描き出したヒューマン・サスペンス。共演は田中麗奈、木村多江、香川照之、笑福亭鶴瓶。
 東京の片隅で小料理屋を営む貫也とその妻、里子。2人が懸命に働いてようやく手に入れたその店は、調理場からの失火が原因で全焼、2人は一夜にして全てを失ってしまう。一からやり直そうと前向きな里子に対し、すっかり投げやりになってしまった貫也。そんなある日、店の常連客だった玲子と再会した貫也は、思いがけず一夜を共にしてしまう。しかも玲子に同情され、大金まで手渡される貫也。里子はそんな夫の浮気に怒りながらも、彼を使って結婚詐欺をすることを思いつく。こうして2人は、孤独な女を見つけ出しては、里子が計画を練り、貫也が実行する二人三脚による巧みな結婚詐欺を繰り返し、店を再開するための資金集めに邁進するのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
28 4.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:nabeさん投稿日:2016-01-04 01:07:38
哀しい夫婦の物語である。
長年の夢だった小料理屋を開店しながら、火事で振り出しに戻った寛也と里子夫婦が、どうして夫の結婚詐欺を共謀していったのかが、繊細で濃密なタッチでじっくりと描かれてゆく。最初は将来の資金稼ぎと割り切れていた二人も、次第にお互いの立ち位置に疲れてきて自己破綻していく場面が、実にリアルで恐ろしい。
寛也役の阿部サダヲはキャラクター通りの自由奔放さだが、里子役の松たか子の抑えた演技による凄さが半端ではなく、間違いなく邦画史上に残る名演だろう。早く資金を稼ぎたい場合、その役目は通常は女の役回りだが、そう単純ではないところに西川美和監督の執念を感じる。美しい松たか子がひとりじっと耐える姿が、たとえようもなくエロチックだ。
投稿者:めるしぼく投稿日:2015-11-04 19:38:54
意外に良かった。夫婦役の二人が良かった。音楽が良かった。夫がなんであんなに百発百中でモテるのかサッパリ分からんかった。なんでウェイトリフティングなんか分からんかった。でも、そのアンバランスがその不完全さが味を出している。
投稿者:いまそのとき投稿日:2014-07-16 18:13:36
この作品好き嫌いが分かれると思う。重苦しく流れないテンポに長回しのカメラ。とにかく気が滅入る。そして脚本。結婚詐欺をブラック・コメディにしたかったのだろうが、笑えず締まらず方向感を失った。最初からこんな結末を想定しながら書き上げたのだろうか?「ディア・ドクター」しかり。「ゆれる」しかり。西川美和監督とはきっと相性が合わないのだろう。
投稿者:リベルタド!!投稿日:2013-10-16 15:32:34
【ネタバレ注意】

「ヴィヨンの妻」「告白」と、ずば抜けた演技連発の松たか子。「夢売るふたり」での演技も素晴らしかった。
はっきり言って“三枚目”の阿部サダヲが結婚詐欺なんて出来るわけがない。が、妻が指南する“女心”くすぐりテクニックでモテモテに。特に前半はコミカルで、詐欺成功も罪悪感がほとんどない。
しっかし後半はどんより。ちびっ子が包丁持ち出したり、刺したり!?何で!?

結局のとこ、夢の小料理屋はあきらめてお金返したってこと?

投稿者:bond投稿日:2013-10-15 10:01:08
ハンサムでなくても結婚詐欺できる。女房は強し。エンディングが物足りない。
投稿者:seisakuiinkai投稿日:2013-05-14 18:43:25
里子はほんとに良かったのかな?これで店が開業出来てたら別に言うこと無いんだけどwww.seisakuiinkai.com
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2012-09-29 10:04:32
 かなり喜劇。勿論(?)ゲラゲラ笑わされる部分はないのだが、ニヤニヤとさせられる場面の連続だ。例えばエンディング近く、松たか子がパンツを下げて半尻を見せるシーンのクロスカッティングされるタイミングなんかを考えても、作り手はかなり喜劇を意識していると思われる。ただし、阿部サダヲが田中麗奈と携帯電話で会話するベランダのシーン、この松たか子が阿部の会話を操作するシーンあたりが一番楽しいが、このようなコメディらしいシーン作りも意識的に抑制され、プロットを松たか子の孤独や「腹いせ」に収斂させる選択がなされている。このベランダのシーンのようなトーンを持続させていればまた別の映画になっていただろう。或いは多くの観客は、そういう映画をこそ見たかったと思うかも知れない。松たか子は依然こゝでも怪演だが、ファンタジックなコメディとしてのお膳立てと後半の深刻なキャラ作りが整合せず一貫性を欠いた感がある。

 また、刺身包丁を使ったプロットの転がし方及び包丁自体の演出や安藤玉恵演じる風俗嬢のエピソード等についてもかなり良くできているのだが、それにしても脚本の段階で完成したパーツという印象が強い。或いは松たか子の自慰シーンや生理用ショーツを履くシーンなんかも、こんなことがやりたかったのは理解できるが、どうせならもう少し艶っぽい演出にすべきじゃないか。そんな中で、乗り物の撮り方は面白く、幸福の象徴としての自転車の使い方が3つ4つあるし、電車の撮り方も良い。特にトンネルのカットには瞠目した。
投稿者:黒美君彦投稿日:2012-09-23 22:11:02
【ネタバレ注意】

西川美和というこの監督は相当「いけず」な性格に違いない。『ゆれる』では兄弟の内面にずばり切り込み、この『夢売るふたり』では女のズルい部分や怖い部分に容赦なく切り込むのだから。
「愛する人に(若しくは愛すべき人に)何かをしてあげたい」という女性の純粋な部分を無意識に刺激してしまう夫・阿部サダヲを操り、女たちから金をむしりとる松たか子。
操られるままに感情を吐露し、嘘をついて金を貢がせる阿部サダヲが可愛く見えてくる(笑)。
だが、彼の言葉に時折嘘を感じながらも金を貢いでしまう女たちもまた何と可愛らしいことか。
やがて感情よりも金の結びつきの方が強まり、本末転倒になっていることに気づいた阿部サダヲは「俺への腹いせばい!」と松たか子の内面に怒鳴りつける。それを否定できない女。自ら慰めるしかない女。
そしてそれは感情の爆発につながっていくが、結局刑務所に入るのは男であって、女はしたたかに生きていく。

怖くて可愛い、しかしやはり怖い女たちがこの作品には余すところなく描かれている。
ラストの松たか子の虚無に満ちた瞳は強烈だ。
虚無な役をさせたら、今彼女の右に出る女優はいないかも知れない。

やや長い感じもするが、最後までどうなるのかと目を離せなかった。コメディタッチのなかなか重い作品だ。期待は裏切っていない。

投稿者:FFF投稿日:2012-09-20 22:46:34
目的がブレることなくふたりの心が壊れていく様がお見事。
女性のえぐいとこもしっかり見せる西川監督はやっぱ正しい。
安藤玉恵って毎回ええなあ(^^
投稿者:陸将投稿日:2012-09-17 18:10:32
西川美和作品でキーポイントとなるのは「2人1組」という人物配置だろう。
それは血縁や師弟のような関係性である。
だが、物語が展開していくうちに、作り手はそこに揺さぶりをかけていく。
ある事件を引き起こすことで風を吹かせ、穏やかに見えていた水面にさざ波を立てることによって、「2人1組」が何らかの「共犯関係」となって浮かび上がる。
だからこそ、西川作品には一貫して「善悪」いう問題が提起されることになるのだと思う。

本作も阿部サダヲと松たか子が演じる夫婦が主人公だ。
彼らは人生の再出発の手段に、結婚詐欺という方法を選択する。
文字通り「共犯関係」を結ぶことで、新たな夢を叶えようと躍起になるのだ。
ここで面白いのは、騙される過程に迫っていくのではなく、「ふたり」でいることを渇望する騙される側の人間を、きちんと描こうとしている点だ。
劣等感や焦燥感を抱え、一生孤独な人生を恐れる女性たち。
その心理に阿部サダヲが巧みにつけ込んで弄び、計画的に金を巻き上げていくような「悪人」には見えない。
このキャラクターはそんな彼女たちの生活、あるいは心情を覗き込む傍観者のような役割にも見える。
だが、彼女たちが守っている敷居を彼が持つ人の良さによって踏み越えてしまうからこそ、「ふたり」という幻想が崩れ、「ひとり」残されてしまう女は痛みを伴うことになる。

ここまでの展開でも十分面白いが、本作は中盤から松たか子の苦悩さえも描いていく。
夫とは異なり、恐ろしいほど狡猾で計算高いしっかり者の妻。
だが、そんな彼女も内面は傷だらけになっていることが垣間見えてくる。
例えば、夫婦の夢を実現するためには子供を作ることはできない。
言わば、「ふたり」という関係性を保ち続けなければならないが故の孤独や苦悩。
あるいは、虚構の関係とはいえ、夫は他の女性たちと「夫婦」を演じていることへの嫉妬心。
夫の指南役でもあり、時には彼に鬼のような表情で迫ってくることもある。
だが、彼女も確かに「女性」であり、そして彼女は誰よりも「ふたり」であることに意地でも固執する。
オープニングとエンディングで、彼女の姿が他の女性たちと同列で描かれていることからもそれは明らかだ。

男と女をくっつかせるものは一体何なのか。
それは、愛情なんていう単純なものではない。
様々な感情や理屈が複雑に絡み合って「ふたり」を構成する。
そんな不可思議な人間の「業」のようなものさえ炙り出そうとした意欲作だ。
投稿者:hayate9投稿日:2012-09-15 17:07:19
ちかっぱ良かったばい。
投稿者:kuro投稿日:2012-09-08 19:28:54
【ネタバレ注意】

夢を追う男と日々の現実のなかでのささやかな幸福に満足する女。
そんな男と女の根本的な考え方の違いの描き方が実に見事。
男女の関係に何度も危機が訪れますが、そこは共通の目標を持っていたからこそ、いや、持っていると信じているからこそ壊れませんでした。
結婚詐欺をしておきながら、いろいろ屁理屈をつけて正当化し、壁に借用書を貼って必ず返すことを誓う二人。
この時点では犯罪しているとの意識は全くありません。
結婚詐欺を協力して実現する行為が、店を持つ夢を10年かけて実現し、一緒に頑張った日々と重なって関係が修復していくところ。
松たか子演じる里子が阿部サダヲ演じる貫也から図星を言われて、怒りのあまり思わずコップを振り上げるが、自分のためだったことに気付き、怒ることでそれを貫也に認めることになることに気付いて許すシーンは良かった。
「子供」と言う台詞を一言も使わずに、里子が生理を処理するシーンで店で一緒に働くために子供を作れなかったこと示すのも見事。
ラストの二人の夢がかなって店を開業していた頃、早朝に仲卸市場に仕入れに出かけたときに二人で聞いた港のカモメの鳴き声に対して持つ感情の差のシーンも見事。
文句なしの傑作です。
私はあまり大型映画館(ロードシアター)には出向かないのだが、(子供向けばかりなので)
ロードシアターで上映された映画で久々の満点です。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞松たか子 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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【ミュージック】
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【書籍】
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