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狼は天使の匂い(1972)

LA COURSE DU LIEVRE A TRAVERS LES CHAMPS
...AND HOPE TO DIE

メディア映画
上映時間128分
製作国フランス/アメリカ
公開情報劇場公開(FOX)
初公開年月1974/02/02
ジャンルサスペンス/犯罪
〈雨の訪問者〉の名匠ルネ・クレマンと メロディの天才フランシス・レイが贈る 香り高い男の世界!
待っている-- 冷たい夜明けの光の中で 過去に追われた男たちの かげりが静かに流れ いまにも放たれる狩人の 標的と化した 今!
狼は天使の匂い [DVD]
参考価格:¥ 5,040
USED価格:¥ 12,800
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【解説】
 とある誘拐計画を企てた、しがない男たち。一時は成功したかに見えたその計画はやがて破綻をきたし、彼らを待っていたのは意外な結末だった……。ベストセラーとなった同名小説(原題『Black Friday』)を仏の名匠ルネ・クレマンが映画化。J=ルイ・トランティニャン、R・ライアンの共演という、いぶし銀の顔合わせが実現した。ソフトな作風のせいかパンチに欠けるきらいはあるが、仏フィルム・ノワール後期の作品としては印象に残る。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
980 8.89
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【ユーザーコメント】
投稿者:ファルド投稿日:2015-12-05 10:41:15
物静かな犯罪サスペンスと言う感じでした。映像の雰囲気とかはなかなか良く、ラスト辺りはちょっと哀愁が漂っていた。あと、熟女だけど、シュガー役のL・マッセリが結構色気が有り良かった。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2015-03-10 11:00:29
ジプシ−の報復人に追われる男と、マフィアの犯罪を証言する少女(既に死んでいるのだが)を警察の保護所から誘拐して、その見返りにマフィアのボスから100万ドルをせしめようとする外れ者のグル−プがひょんなことから出会って、葛藤はありながらも男を受け入れたグル−プが犯行に向けて計画を進めて行くというややこしい物語なのだが、今の時代に見てみるとジプシ−やアラブ系の人々に対する偏見がそこここに覗われて、どうも気持ち良く物語に入り込むことが出来なかった。出演者の中では主演の二人よりもレア・マッサリの色気とアルド・レイの哀れさとジャン・ガヴァンの独特な存在感が記憶に残った。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:gapper投稿日:2012-05-06 13:10:26
 ルネ・クレマン終期の犯罪物。

 「雨の訪問者 (1970)」以降の4作品は犯罪、スパイ、サスペンス系統のヒッチコックと被るジャンルの物。
 「雨の訪問者 (1970)」では犯人が”マクガフィン”であり、本作でも「ハリーの災難 (1955)」を思い出させる紅葉の中にアジトはある。

 主演のロバート・ライアンは「無法の拳銃<未>(1959)」に出ていて、この作品はノワールの雰囲気を持つ西部劇だった。
 雪で閉ざされた村の屋内で多くの部分が進み犯罪者の仲間内のいざこざがかなりの部分を占める。
 この作品も同様に宿屋を装った屋内で多くが進むが、「無法の拳銃<未>(1959)」が分裂の方向一辺倒なのに対し求心する部分もある。

 一番の特徴が冒頭に出てくる子供の話で、
 ”愛しき人よ。我々は眠りに就く前にむずかる年老いた子供に過ぎない。−ルイス・キャロル”
 という詩と共に映し出される。
 この子供達と出演者達が対応するような印象の中話が進む。
 単純に見れば、この話は寓話であると言うことだろうか。

 ジャン=ルイ・トランティニャンを追う男達やタイトル部分で出てくるマーチングリーダーの女性など、スッキリしない人物が散在する。
 目的である誘拐については余り語られず、終盤のサービスのようだ。
 ピアノ・コンサートを鑑賞しながら抜け出して、犯行に及ぶが全く必要性が無い。
 この部分もヒッチコックの「知りすぎていた男(1956)」のオマージュ的な採用か?
 車で壁を突破するというのも必要性があるように思えず”子供じみた行動”と言うことであろうか。

 日本では、高い評価の人が多いようだが映像的には普通のタイプで納得出来ない。
 紗の掛かった映像の様な寓話を具現化した映像を必要な部分に挿入するなどの工夫が欲しかった。
 ラストの演出と音楽は良いのだけれど。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:Ikeda投稿日:2010-09-29 14:54:32
事故でジプシーの子供を大勢死なせてしまったトニーが彼等の復讐を避けて、パリからモントリオールへ逃げるが、たまたまチャーリーのギャング集団の殺人現場を目撃したため島の隠れ家に捕らえられる話ですが、そこでの集団生活が面白く描かれています。
その集団には個性ある男女がいて、何時殺されるか解らないし、逃げ出せばジプシーが待ち構えている不安な状態でいるトニーをジャン・ルイ・トレンティニヤンがうまく演じています。それにも増して女も絡んで、ボスのチャーリー役ロバート・ライアンが微妙な態度で接するなど名演です。演出的にも最後に裏切りとも言えるチャーリーの行動等を含めて、晩年ながらルネ・クレマンらしさが良く出ていて、流石だなと思いました。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2010-07-15 10:43:26
二回休憩を挟んで観たけど、退屈というより意味がさっぱり解らなかった。半星。
投稿者:GOZZI庵投稿日:2010-07-15 00:32:02
(BS11放映10分前)これまでのコメントすべてに同意!
どこまでも渋く哀しい男たち。その物語に一人でも多くの人が接することができるよう望みます。
投稿者:クマサン投稿日:2008-06-22 22:11:49
本国アメリカよりヨーロッパでの評価が高いデヴィッド・グッディース原作の小説『暗い金曜日』の映画化です。監督は『禁じられた遊び』、『太陽がいっぱい』の名匠ルネ・クレマン。どんなジャンルでも、どこと無くロマンティックな映画を撮ることに長けていたクレマン監督ですが、この『狼は天使の匂い』も犯罪サスペンスにもかかわらず相当にロマンティックな味わいを持つ雰囲気あるフィルムです。

カナダの大都市モントリオールを舞台に、やんごとなき事情で逃亡生活を続けるフランス人男性トニーが地元の犯罪集団と出会い、無謀な犯罪計画に加担するというのが本編のおおかたの内容。しかし、このフィルムをユニークなものにしているのは、なんといってもこの犯罪集団が持つ独特の雰囲気なのです。老獪で賭け事が好きな初老の泥棒チャーリーをボスに頂く一味は、まるで彼を父親か長男に見立てた家族のよう。何事もそつなくこなす優等生リッツォと、どうしようもない愚図マットーネの兄弟がいて、料理の上手な姉シュガーがいて、変わり者の妹ペッパーがいるといった感じ。そこに余所者トニーが入り込み、はたして彼は家族の一員になれるのか、といったプロセスが面白い。そう、これは冒頭に出てくるルイス・キャロルの「友よ、我々は皆眠りにつくことを嫌がってむずかる年老いた子供にすぎない」という言葉そのままの不思議な子供の世界。ある仲良しグループの中に他所から見知らぬ子供が入ってくる。果たしてこの新参者はいじめられながらもグループの一員になることができるのか。『不思議な国のアリス』にも共通する残酷かつ純粋な幼児性がフィルムのプロットに文学的ひねりを利かせた“面白さ”を提供しています。この幼児性がフィルムの冒頭に挿入されたマルセイユにおける子供たちの寸劇と重ね合わせられ、劇中を貫くゲーム感覚や一種の無邪気さとうまくリンクして独自の雰囲気を生み出しています。そしてどこか子供っぽい純粋な面を持つ一味の男たちが、犯罪の場面ではタキシード姿も絵になる凛々しさを垣間見せるあたりのギャップがたまらなくクールで魅力的です。

こうした風変わりで凝ったプレゼンテーションがクレマンらしく、とても洒落ていて格好いいのです。作家出身のセバスチャン・ジャプリゾによる脚本は幼児性と残虐さのみならず、どこか幻想的で詩的なまろやかさを含んで独自のテイストを感じさせます。エドモン・リシャールによるカメラワークもアングルから動き、色使いまでがとてもよく計算されていてスタイリッシュですし、フランシス・レイの時に不気味で、時に甘く切ない音楽も各シーンと溶け合って秀逸です。

チャーリーに扮したロバート・ライアンの素晴らしさと言ったら筆舌に尽くしがたいほど。まるでこの映画に出演するために、人生経験をつみ大人の魅力に磨きをかけてきたかのようです。渋く、時に無邪気に、そして暗く悲しく・・・。彼しか表現することのできない男のロマンティシズムがあふれます。トニーを演じたジャン=ルイ・トランティニャンも優男ながらもその裏のしたたかさ表現して、悲しくもダンディな大人の男を繊細に演じています。彼らを囲むレア・マッサリ、アルド・レイ、ジャン・ガヴァン、ティサ・ファローらもそれぞれ風変わりな雰囲気をかもし出しながら、この“家族”の面々を好演しています。

黒沢明監督の「乱」でも知られる名プロデューサー、セルジュ・シルベルマンがかなり力を入れて手がけたと思われる本編にはこのように様々な魅力がつまっています。そしてこのフィルムの不思議でいてどこか郷愁を感じさせる独自の雰囲気に酔うことしきりです。公開当時、アメリカの『Variety』誌や『New York Post』紙などで好評をはくし、映画評論家レオナルド・マルティンは「風変わりな味わいの上出来な犯罪映画」と評しています。日本では1974年の『キネマ旬報』の外国映画ランキングで45位をマーク。これは『狼よさらば』や『ロング・グッパイ』など他のサスペンス映画の力作を下位に抑えてのランクインとなりました。また、直木賞ミステリー作家の原りょう氏がこよなく愛する、通好みでマニアックなフィルムでもあります。そんな訳でまだ多くの人々が本編を観る機会に恵まれていないと思いますが、このひねりの利いたサスペンスの傑作を自信を持ってお勧めします。
投稿者:bondmh投稿日:2006-07-03 15:17:58
この映画に理屈はいらない、説明もいらない、マシテヤ解説なんぞノーサンキュー!観ているだけで僕が画面の中にいる、一緒にビー玉を賭けながら遊んでいる、男は一生に一度だけでもこんな仕事を残して死んで行きたいものだ。2人の男の中の男に乾杯し、そして合掌だ!!
投稿者:Tom投稿日:2006-02-10 02:11:54
ゴダールもトリュフォーもシャブロルも決して二度の成功はできなかったであろう。アメリカンハードボイルド・ミステリー作家パトリシア・ハイスミス(太陽がいっぱい)とデビット・グーディスの2人の作品の完璧なる映画化をルネ・クレマンはやったのだ!!。それも独自の手法で。このペッパー役と『サンゲリア』しか思い出せないティサ・ファローがいいね。フィルム・ノワール俳優としてのロバート・ライアンが素晴らしい。冒頭のケーキを食べる少女は何とエマニュエル・ベアール(デビュー作)らしいですよ!!!!。
投稿者:きの1225あやと投稿日:2005-12-02 19:08:38
「僕達は就寝時間が来たのに眠るのを嫌がってむずかっている年老いた子供に過ぎない」つまり「眠る」は「死」、「人生」は「遊び」(ここではビー玉)。2回出てくる「おやすみ」という言葉の意味は重い。ラストで二人の少年が別れる。その悲しみと涙は、二人の永久の離別と、そして人生への訣別の悲しみと涙。それを遊びつつ迎えるチャーリー達のカッコ良さ!
投稿者:きの1225投稿日:2005-11-30 20:37:28
あまりに難解でそのため世間では評価されていないけれど、謎が解ければ評価は変わるはずです。冒頭近くに引用されるルイス・キャロルの言葉が謎を解く鍵です。こんな感動的な映画はめずらしいのでは?カナダの紅葉の美しさや、自分の死を覚悟し、チャーリーに自らを重ねたロバート・ライアンの渋い演技も素晴らしい。ぜひ謎解きに挑戦してください。又書き込みます。
投稿者:vari投稿日:2003-01-06 06:30:26
【ネタバレ注意】

ウサギを追って穴に飛び込む勇気がありますか?
飛び込んだその先で、自分と同じようにしてそこに来た男と出会ったら、
背中を向けて帰れますか?

チェシャー猫とビー玉と妖精が、渋くて哀しい男たちに強固な絆をもたらします。
それさえあれば誰にも負けない。
そんな思いで銃を取り、看板を撃つ映画です。

この映画を観て声を上げて泣くのは、大人になった証拠なのかも知れません。
文句なしの10点。

投稿者:まり投稿日:1999-07-23 15:58:08
「この作品観たいんやけど、近所のレンタル屋にないんや」
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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