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東京家族(2012)

メディア映画
上映時間146分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2013/01/19
ジャンルドラマ
映倫G
おかしくて、かなしい。これは、あなたの物語です。
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 Photos

【クレジット】
監督:山田洋次
製作:秋元一孝
製作総指揮:迫本淳一
プロデューサー:深澤宏
矢島孝
脚本:山田洋次
平松恵美子
撮影:近森眞史
美術:出川三男
衣裳:松田和夫
編集:石井巌
音楽:久石譲
音楽プロデューサ
ー:
小野寺重之
照明:渡邊孝一
装飾:湯澤幸夫
録音:岸田和美
助監督:花輪金一
スペシャルアドバ
イザー:
横尾忠則
出演:橋爪功平山周吉
吉行和子平山とみこ
西村雅彦平山幸一
夏川結衣平山文子
中嶋朋子金井滋子
林家正蔵金井庫造
妻夫木聡平山昌次
蒼井優間宮紀子
小林稔侍沼田三平
風吹ジュンかよ
茅島成美服部京子
柴田龍一郎平山実
丸山歩夢平山勇
荒川ちかユキ
西田麻衣
松野太紀
田中壮太郎
磯西真喜
近藤公園
伊東達広
福田勝洋
加藤満
北山雅康
鈴木美恵
磨貴こずえ
中村勘九郎
(春興鏡獅子)
中村宜生
(春興鏡獅子)
中村玉太郎
(春興鏡獅子)
中村七之助
(春興鏡獅子)
【解説】
 「男はつらいよ」シリーズ、「おとうと」の山田洋次監督が小津安二郎監督の傑作「東京物語」をモチーフに、現代の東京に生きるある家族の姿を厳しくも温かな眼差しで見つめた感動ドラマ。当初予定していたクランクイン直前に東日本大震災が発生したため、撮影を約1年延期し、その間に改めて震災と原発事故を踏まえた脚本への描き直しが行われた。出演は橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優。
 2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉と妻のとみこは、子どもたちに会うために東京へやって来る。郊外で開業医を営む長男・幸一の家では、長女の滋子、次男の昌次も集まり、家族全員が久々に揃って和やかなひとときが流れる。しかし内心では、子どもたちは日々の生活に追われ、長居する両親を厄介者と感じてしまう。そんな中、とみこは将来を心配していた昌次から恋人の紀子を紹介され、上機嫌になるのだが…。
<allcinema>
【関連作品】
東京物語(1953)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
216 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:domingo投稿日:2016-03-08 12:19:58
テレビで映画見るのはホント久しぶり。結構面白かった。
オリジンの東京物語も見てないけど、昭和を体現する橋本・吉行さん夫婦がやはりよく、楽しめる。昭和という意味合いで夏川・中島さんも妙に色っぽい。
しかしテレビ映画はやっぱCM多し。
(3/12公開のコメディと間違えて見てしまった。こりゃ映画にはいかなきゃ)
投稿者:いまそのとき投稿日:2014-07-16 13:09:53
小津監督へのオマージュ。なぜいま東京物語かということだろう。リメイク版といっていいくらいスチュエーションを似せている。変わったのは原節子と大坂志郎の代わりに、妻夫木聡と蒼井優。やはり、この二人の展開が一番面白い。納得いかないのは中嶋朋子、西村雅彦、林家正蔵、夏川結衣。比べたら悪いが、先人たちが良すぎるのだ。橋爪功、吉行和子のコンビは絶妙で、先人とは違う味わいを見せたと思う。山田監督、まったく脚本からベースを変えて作ったらきっと面白くなったはず。子を訪ねて東京物語ではなく、母の死からはじまる瀬戸上島物語でいけばよかったと思う。
投稿者:nabeさん投稿日:2014-05-04 09:23:02
日本映画史上に残る傑作の山田洋次版リメイクである。
小津安二郎へのオマージュから、基本は忠実に小津作品をなぞっているが、さすがに戦死した二男は山田版ではフリーターの末っ子として、結構重要な役回りを担っている。
前作が公開された終戦直後から60年経った平成の今でも、家族関係は全く変わらないのがよく分かるが、当時よりも現代のほうが東京で暮らす子供たちだけでなく、田舎に暮らす親のほうも元気であり忙しい。したがって、ここに登場する平山周吉ととみこの老夫婦は、今時珍しい昭和スタイルのお年寄りということになる。ましてや母親が68歳では、平成の老人としては設定が若すぎるだろう。せめてあと10歳は高齢にしないと不自然だ。
小津作品の白眉であった笠智衆と原節子の名コンビは、それぞれ橋爪功と蒼井優が演じているが、なかなかがんばっている。特に橋爪は、名優笠智衆を彷彿とさせる朴訥なせりふが合っていて違和感がない。
心配していた末っ子の恋人に会えた嬉しさを、吉行和子が今風に演じていて微笑ましい。それだけに終盤は泣かせる場面が多くなるのが、山田洋次監督らしくて印象的だ。
投稿者:黒美君彦投稿日:2013-08-09 14:54:14
【ネタバレ注意】

小津の不朽の名作『東京物語』(53年)の現代版リメイク。東日本大震災の発生で、山田洋次監督がクランクインを延期するなど紆余曲折を経て製作された。
家族のありようは時代を経てもさほど大きく変わるものではない。
現在でも『東京物語』が高く評価されるのは、親と子の距離感が常に普遍的なテーマとしてあるからだろう。
コミカルな要素も散りばめたホームドラマ・コメディとしてはさすがの腕前。

吉行和子はチャーミングなおばあちゃん役を好演していて(キレイ過ぎ!)、
こんなおばあちゃんだったら皆優しくしちゃうよな、と思ってしまう。
橋爪功は、ところどころ笠智衆を思わせる台詞回し。
原節子にあたる蒼井優は、現代風ではあるが好感度の高い役柄。
一方西村雅彦と林家正蔵は「?」。
林家正蔵に至ってはミスキャストの域を超え、芝居させてはいけないレベルだと思うが(笑)。

そしてこの作品のキーワードは「感じのいい人じゃね」。
「感じがいい」というのは、実は意外に難しい。
第一印象の表情、話し方、聞き方…そういったものが総合されて「感じ」がいいか悪いかが判断される。
かつて社会は、そんな「感じがいい」人を目指していたように思うが、現代は偽悪的なポーズがもてはやされる時代だ。
そこにはそんなアンチテーゼが示されている。

ただ、2時間半近い上映時間は個人的には長く感じた。
もう少し刈り込んで2時間を切るくらいでまとめ上げることはできたように思うのだが。

投稿者:seisakuiinkai投稿日:2013-07-31 03:26:44
家族というものに対しての美意識を感じた。それが美しいのはわかる。なのに何故か羨ましいとは思えない。www.seisakuiinkai.com
投稿者:gutis投稿日:2013-04-28 23:24:30
60年前に作られた小津安二郎の名作「東京物語」のリメイクで、時代を現代に置き換えているものの、原作の話の流れ(笠智衆と東山千栄子の老夫婦が東京で暮らす4人の子供達や旧友の家を訪ねて田舎に帰るまで)は原作のままですが、山田洋二監督らしい工夫がいろいろちりばめられていて、旧作に劣らない出来に仕上がっていると感じました。原作では帰郷後に妻が急死するのですが、現代版(夫婦は橋爪功と吉行和子)の妻は上京中に倒れて病院で息を引取ります。又、原作で夫婦が心の安らぎを感じる次男の嫁(原節子)が寡婦なのに対して、現代版でこの役にあたる蒼井優は次男(妻夫木)の恋人に変っていますが、さすが監督自身の手になる脚本だけあって話の流れに無理がなく、蒼井優の演技も自然体で素直に感動出来ました。いくつかの批評では思ったほど高く評価されていないのでほどほどの期待で足を運んだのですが、よい方に期待を裏切られました。尤もこの老夫婦と自分との年代が完全に被っていることを考えると、公平な評価が出来ているかどうかは保証できませんが・・
投稿者:ジェームス投稿日:2013-02-22 22:51:28
ストーリーは「東京物語」のリメイクみたいなものだから展開がややまだるっこいのは仕方がないか。キャストは橋爪功さんがやや難ありだがその他は適役好演。しかし山田洋次監督はさどやプレッシャーがあったことでしょう。ここまで現代風にアレンジしてよう頑張った
投稿者:たんばのもり投稿日:2013-02-04 00:48:26
 現在でも、世界の映画人が日本映画の代表作の一つとして選出する、“東京物語(1953年)”をリメイクした、ある家族の愛を描いた物語。
 先日、大阪のシネコンで見たこの映画は、“東京物語”を現代に置き換えたうえ、登場人物や職業などもほぼ同じである。よって、この映画を見ていると、どうしても“東京物語”が頭をよぎってくる。“東京物語”の、あの計算しつくされた映像美や、名優たちの演技とどうしても比較してしまうのだ。
 同じように家族愛を描いた映画で、南仏の港町・マルセイユを舞台にした“キリマンジャロの雪(2011年・仏)”がある。この映画出てくる登場人物たちは本当の家族や親戚のようだ。きっと、この映画を作った監督は、監督の親族をこの映画に参加させ、このような暖かい雰囲気を作り上げたのではないだろうかとさえ思わせる。
 しかし、“東京家族”の登場人物は、なぜか台詞の一部がぎこちなく、全体として本当の家族のように見えないのである。但し、次男・昌次の恋人・紀子役で蒼井優が登場すると、物語が俄然生き生きとしてくるのは何故であろうか。また、新たに脚本を書き替えたという、東日本大震災に関連するエピソードは、この物語にはあまり効果がないように思われるのだが。
 山田洋次監督は、オリジナルの「寅さん」、「釣りバカ」シリーズを始めとして、わかりやすい庶民的な喜劇が得意であり、これらの映画がエポック メーキングだと思っている。やはり、巨匠・小津安二郎監督とは、本質的に格が違うのではないだろうか。
 余談ではあるが、このような作品の客席は、“お喋りばかり”“帽子を脱がない”“携帯の着信あり”と何時ものとおりであるが。もう少し、この家族のように、周りの人にも気遣ってほしい。

 ※先日の大手新聞(2013.1.31)に、昨年(2012年)、日本で公開された映画の興行収入が発表されていた。それによると、洋画は約670億円で、邦画は過去最高の約1282億円。洋画の中でも大多数を占めるアメリカ映画(大作が多いが)は、最近、大ヒット作もなく、リメイクものが多い。よって、ファンが興味を失い客足が遠のいているのでは。片や邦画は、大ヒット作の続編公開もあったが、何よりも、新人を含めた若い監督の新しい活力が、日本の映画界を益々活性化しているのだと思うのだが。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2013-02-02 15:26:10
歴史に残る名作・傑作のリメイクとなると大体が失敗に終わることが多いが、流石に山田洋次監督は、「東京物語」を見ている人もそうでない人もどちらも感動できる作品に仕上げている。だが、「東京物語」を見ている人の方が断然面白く鑑賞できるのは間違いない。「ああ、そうそう。」「おお、やってるな。」と思わせるところが随所に散りばめられているからだ。それと、老夫婦の東京見物の際に柴又帝釈天がちらっと見えたり、長女の亭主がお土産に柴又名物の「草だんご」を買ってくるなど、「男はつらいよ」の重要アイテムをさり気なく挿入したり、また山田監督の次回作の原作「小さいおうち」と同題名の童話「ちいさいおうち」を、紀子を演じる蒼井優が勤める書店で、幼女を連れた父親が購入するシーンなどもあったりして、山田監督には珍しく遊び心もあり映画ファンの心を擽ってくれるのも楽しい。
ストーリーは、ディテールは異なるものの本筋は前作を忠実に踏襲している。ただし大きく違うのは前作では戦死してしまっている次男の存在と、前作では存在していた三男と次女がいない点だ。このことによって、前作では旧知の次男の嫁の紀子の優しさや、紀子と老夫婦とのやり取りがどうしても希薄になってしまい、ラスト近くで紀子が老父の前で泣くシーンが上手く理由付けはしてあるものの説得力がないのと、前作での紀子と次女・京子との「世の中って、嫌ねぇ。」「そう、嫌なことばっかり。」と語り合う名シーンが欠落してしまうのは致し方ないものか? ただ、前作で示された紀子の優しさは、今回の紀子の他に長男の嫁の文子が分担しており、その嫁を夏川結衣が感じよく演じているのが印象に残る。また、前作では強烈な印象を残す杉村春子が演じた長女役は、今回は前作ほどに「いけず」な感じには描かれておらず、中嶋朋子がこれまた好演している。老夫婦役は橋爪功と吉行和子がソツなく演じているが、やはり前作の笠智衆と東山千栄子の存在感には敵わないのは致し方ないところであろう。当初この老夫婦役には菅原文太と市原悦子が予定されていたらしいが、もしそうであったら印象がまた随分変わったものになったかもしれない。
小津安二郎は「東京物語」では家族の崩壊をさり気なく描いていたが、山田洋次は逆に今作品で家族の再生ひいては日本社会の再建を願っているように思える。
最後にひとつ気になる点が。長男の嫁が義妹に当たる長女を「おねえさん」と呼んでいるが、違和感を覚えたのは私だけでしょうか?
投稿者:アキ投稿日:2013-01-30 21:25:51
東京物語」(小津安二郎)をかなり忠実に現代風にアレンジしている。しかし原作と異なる次の3点が現代の特徴を浮き彫りにしていると感じた。1.戦死した息子の未亡人(原節子)役がない。死んだ夫に操を捧げるという発想・存在自体が化石化しているからだ。若い人には受けないだろうということで、母親は息子のアパートに泊まることになる。そこでフィアンセとも会う。2.老夫婦は、熱海でなくて横浜のみなとみらいのホテルに泊まる。さびれた熱海では到底絵にならないからだろう。地方の疲弊と時代の流れを感じる。3.老人は広島の尾道ではなく島に住んでいる。原作では末の娘と同居していたが、全くの独り身になってしまう。それだけ孤独と孤立が強調されるはずだが、原作には遠く及ばない。監督自身の人生観の違いが色濃く出ている。全体にお行儀がよく無難な作品となっているが、原作と比べないほうがよい。杉村春子の娘役が、原作では大きな異彩・存在感を放っていることに今更ながら気づく。
投稿者:ノブ投稿日:2013-01-26 18:18:59
【ネタバレ注意】

「東京家族」(監督:山田洋次 146分)
話の内容は「家族」を描いた、笑いあり、涙ありの物語。
オープニングの手前畑から坂になっているショット(これで東京でも郊外だと分かる)・ゴミ置き場からの菜の花畑のショット・小津っぽい鉄塔と走る電車のショットがボク的には良かった。
階段の上から子供が、階段の下に物を投げるシーン(投げた物が落ちてくるシーン)がボク的には絵的に面白かった。
高級ホテルに老夫婦が宿泊する演出がコミカルだった(小津っぽい二人で遠くを見ているショットを、ホテルで何もする事がなく座って窓の外の景色を眺めるショットとしてコミカルな感じで使っていたのが良かった。又アジア系観光客のクレームがうるさくて夜寝られないとか客室清掃係の愚痴(今時の若い子の部屋の汚し方は酷い)なんかもコミカルだった)。
小津は、老夫婦に優しくしてくれたのは戦死した息子の嫁という赤の他人だったみたいに戦争の爪痕を匂わす設定をよく使ったが、この作品では東日本大震災を匂わす設定を使っていたのが良かった(父親の死んだ友人の妻の母親が震災で亡くなったとか、次男とその彼女が震災地のボランティアで知り合ったとか)。
居酒屋での演出がコミカルだった(父親の友人は店の女将にもウザがられているという演出、父親が最初は酒を断っていたが友人から強く勧められて遠慮しながら飲みだし、どんどん飲み始めて、ついには女将に「客に酒を出せ」と怒鳴る演出も基本的でコミカルで良かった)。
母親が息を引き取るシーンは泣けた。
母親が息を引き取った後、すぐ葬式など今後の段取りを相談したり、田舎での葬式の後、すぐ長女が形見分けの話を切り出したりする演出はコミカル感があった。
頑固な父親が丁寧な口調で次男の彼女に「次男をよろしく頼む」と頭を下げる所はジ〜ンときた。
最後の田舎の島の風景も綺麗だった。
全般的に
配役が良かった。特に長女役の中嶋朋子のオバハン演技と髪結いの亭主で頼りない長女の夫のこぶ平(わざと間違いホントは正蔵)、吉行和子の優しいお婆ちゃん役なんかがボク的には良かった。
東日本大震災を匂わす演出を入れていたり、小津っぽい二人で遠くを観ているショットをコミカル演出に使っていたり、吉行和子が「ありがとう」と優しく言ったり(「ありがと、ありがと」の「東京物語」の東山千栄子を思い出す)、小津風味を上手く現代風にアレンジしていて、とても良く出来ているなぁとボク的には思えた。
笑わす所もあり、泣ける所もあり、ジ〜ンとくる所もある、家族の良さがとても上手く描かれた作品で、小津ほど構図がバッチリきまっている訳ではないが、「小津安二郎」の名を出しても恥ずかしくないとても良く出来た作品とボク的には思えた作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:Normandie投稿日:2013-01-25 18:10:25
昨年、英国の雑誌が発表した世界の映画監督が好きな映画の一位に上った「東京物語」。
今年はその製作50年だとか。外国人はオリエンタリズムが好きなんですよね。
邦画は「おくりびと」以来だったが、あれもいまひとつだった。
オスカーの外国語映画賞受賞は過大評価だと思う。「ファニーとアレクサンデル」や「道」「バベットの晩餐会」に並ぶんだよ、もっとちゃんと選考してもらわないと。
今回は母のたっての希望で付き添い見たが、感情操作がくどく泣けず、その上どうでもいいような話が延々続く150分は長い。
得るものもなくTVドラマ級であった。もちろん母にはそんな事絶対言いませんけど。
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2013-01-22 22:12:24
またもや山田洋次監督は作戦を練ってきた。
過去の名匠の作品をベースとすること、山田洋次監督が得意とするジャンルであること。配給会社が訴求しやすいポイントを配しながら、山田洋次監督は別の思惑を滑り込ませる。
『東京物語』には登場しない隣家の少女ユキがキーパーソンであり、彼女の笑顔に映画は収斂するのだ。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-390.html
投稿者:陸将投稿日:2012-12-22 19:37:28
『東京物語』という日本を代表する傑作をアップデートする。
さらに、それを手掛けるのが、松竹で「家族もの」を撮り続けてきた名匠・山田洋次。
この時点で本作の一定水準以上の出来は確約されたようなものだ。
だからこそ、山田洋次は余計なことはしない。
ある家族を傍観するように固定カメラが映し出す。
語りを全く焦ろうとせず、それが冗長だとも感じない。
その落ち着きのあるテンポが、観客に作品を十二分に味あわせ、実人生と照らし合わせる余地を与えてくれている。

特に新たな「家族」となる蒼井優が加わってから、久石譲の音楽の力と相まって、物語が俄然感動的になってくる。
「部外者」であった彼女が、相手方の両親に認められるまでの軌跡。
それを湿っぽくならずに、むしろ未来を切り開いていく存在として、軽やかに描いていくところに好感が持てる。
その他のキャラクターも十人十色だが、誰もが心の奥底に「家族愛」が宿っているのが見えるからこそ、心底感動させられてしまう。

アップデートされている箇所は、全てが成功しているとは言い難い。
特に「3.11」を絡めたエピソードは、語ろうとするテーマの補強ではなく、単なる蛇足のような印象さえ受けてしまう。
だが、その「正直さ」が本作の魅力であることも事実だ。
全ての場面から「家族」「人生」を否応なしに考えさせられる2時間30分。
それだけの長時間でありながら、観客の興味を持続させる山田洋次、そして『東京物語』というフォーマットの凄さを、改めて実感させられる。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞橋爪功 
 □ 主演女優賞吉行和子 
 □ 助演男優賞妻夫木聡 
 □ 助演女優賞蒼井優 
 □ 監督賞山田洋次 
 □ 脚本賞山田洋次 
  平松恵美子 
 □ 音楽賞久石譲 
 □ 撮影賞近森眞史 
 □ 照明賞渡邊孝一 
 □ 録音賞岸田和美 
 □ 編集賞石井巌 
【ソフト】
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