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偽りなき者(2012)

JAGTEN
THE HUNT

メディア映画
上映時間115分
製作国デンマーク
公開情報劇場公開(キノフィルムズ)
初公開年月2013/03/16
ジャンルドラマ
映倫R15+
決して、譲れないものがある――
偽りなき者 [DVD]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,926
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偽りなき者偽りなき者偽りなき者

【解説】
 少女の何気ない嘘によって人生を破壊された男が、理不尽な迫害を受けながらも、自らの尊厳を守るべく周囲のいわれなき疑惑と憎悪に懸命に立ち向かっていく姿を厳粛に描き出した衝撃のヒューマン・ドラマ。主演は本作の演技でカンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いたデンマークの名優マッツ・ミケルセン。監督は「セレブレーション」「光のほうへ」のトマス・ヴィンターベア。
 デンマークの小さな町で幼稚園の教師として働くルーカス。離婚の悲しみを乗り越え、仲間たちと狩猟を楽しむ穏やかな日々を送っていた。そんなある日、彼にプレゼントを受け取ってもらえなかった園児クララが、軽い仕返しのつもりで発した嘘が彼の人生を狂わせてしまう。“ルーカスにいたずらされた”というクララの証言を町の大人たちは鵜呑みにし、潔白を訴える彼の言葉に耳を貸すものは誰もいなくなる。町中から白眼視され、様々な嫌がらせや暴力にさらされながらも、己の矜持を貫き静かに耐え忍ぶルーカスだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
110 10.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2017-04-09 23:12:13
子供の小さな嘘が1人の男の人生をダメにする話。
この手の冤罪事件は見ていると本当に胸糞が悪く悔しい気持ちになる。
そして自分の身にも起こりえそうだと言うことに恐怖する(被害者側でも、加害者側でも)。

マッツ・ミケルセンはもちろんのこと、子役のあどけない演技も上手い。
嘘をついた子供・園長・迫害した人々は地獄に落ちて頂きたい、そう思うほどのめり込んで見られたので良かった。
最後の一連のシーンは素晴らしい。
未だ消えぬ疑惑の目、そして響き渡る銃声。
原題「JAGTEN」英題「The Hunt」。
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2016-12-07 18:45:45
疑いー印象ー確信ー制裁

ここで描かれる冤罪と、世間の早急なレッテル貼りによる偏見、制裁は、
子供がウソをつくかつかないか、ということよりも、現在のメディア報道
のあり方、その 

”見出しだけで” 印象を確信にしてしまう大衆のあり方

を連想させ、この偏見に満ちた村の人々は、そのまま我々の情報への
接し方、メディアテラシーの問題とリンクする。

事実がどうであるか、ということよりも、情報が最初にどう扱われたか?に
よって、人々の反応、態度が決定し、仮に後から事実が明かされてきてから
も、人は最初に自分が取った行動を否定したがらない。

この映画にあっては、子供の罪のないウソが招いた悲劇であるが、
私たちの日常にあっては、政治的意図や、商業的意図によって、

”容疑” が 事実であるかのように 報道され(しかも執拗に)、
それを大衆が鵜呑みにする姿は、この村の人々とまったく同じだ。

その姿を客観的に見せてくれるという意味で、この作品の持つ役割、意義は
大きい。この村の出来事は、メディアと大衆、という関係において、私たちの
周りで・・・常に起きている出来事 だ。

主演のマッツ・ミケルセンも素晴らしいが、ウソをつく当のクララを演じた子役
アニカ・ヴィタコプの演技は、微妙な表情に一片のウソも作為もない。あまり
お目にかかる機会のないデンマーク作品だが、登場人物全員の演技、演出、
共に水準の高さを痛感した。

子供の成人にあたって、猟銃を贈り、狩に出ることが大人の証明、という
エピソードや、巨漢の大人たちがテーブルを囲んで飲んだり食べたりの姿は
いかにもバイキングの子孫、北欧らしさを感じさせて興味深い。

古くは、ワイラー監督「噂の二人」も、”子供のうそ” が元で、同性愛の容疑
をかけられた女性教師ふたりが社会的制裁を受ける姿を描いているのを
思い出し、時代の差はあれ、大衆の偏見というテーマは不変のようだ。
投稿者:黒美君彦投稿日:2016-12-05 12:26:29
【ネタバレ注意】

デンマーク映画だが、この物語は普遍的である。どこででも起こり得る。
田舎の保育園で働くルーカス(マッツ・ミケルセン)は、子どもたちにも好かれ、幼馴染も少なくない地域の一員としても信頼されていた。ところが親友テオ(トマス・ボー・ラーセン)の娘クララ(アニカ・ヴィタコブ)のウソで、すべてが変わっていく。
「あの子は想像力が豊かだけど、ウソはつかない」と断じるグレテ園長(スーセ・ウォルド)をはじめとする大人たち。長年園長をやっていながら「子どもはウソをつかない」なんてどうして言えるのだろう。
自分自身の経験からも、間違いなく子どもはウソをつく。それは自分を守るためであったり、軽い悪意であったり、確かに底の浅いウソなのだが、そうしたウソを叱りつけられる事で「ウソをついてはいけない」ことを子どもは学んでいく。
この物語で不幸だったのは、ウソの内容が性的なことであり、二度と彼女を大人たちが問いただすことが出来なかったことだ。これが「ルーカスは泥棒だ」というようなウソだったら、すぐに嫌疑は晴れただろう。しかし性的被害は、事実だった場合PTSDにさえつながるので、きわめて慎重さが必要とされる。
それにしてもルーカスの場合「やっていない証明」は不可能としかいいようがない。
釈放されてもそれは「証拠不十分」だからであって、無実の証明とは言い切れないのだ。
コミュニティからも排除され、挙句に愛犬まで殺されてしまう事態は、現在のネット社会にも通じる。
一度レッテルを貼れば、自分こそが正義と信じ込んだ人間が匿名の私刑を加える。
だからルーカスを拒否するスーパーマーケットはわかりやすい。彼らは面と向かっていわれなき差別をするからだ。しかも彼らはルーカスを変質者と疑ってやまない。彼ら自身の行動は「正義」に根ざしているのだ。それが間違っているという意識すらない。
やがて次第に嫌疑が晴れ、コミュニティも少しずつルーカスを受け容れ始めるが、以前と全く同じというわけにはいかない。正義という名の憎悪に基づき、猟銃の銃口を彼に向ける者が存在するのだから。社会的な私刑は、どうすればなくなるのか…その答えはおそらくない。

ウソをついたクララの憎々しげな表情がお見事。穏やかで自信に満ち溢れていたのに、少しずつ壊れていく痛々しいルーカスを、マッツ・ミケルセンが巧演している。
弱者が被害者として存在する性犯罪事案は、真偽の見極めが難しい。大人が成熟していない限り、同じようなことは、国を問わずどこで起きてもまったく不思議ではないのだ。

投稿者:いまそのとき投稿日:2015-05-04 13:26:45
異常な群集心理を扱った作品だが、かなり偏向している。閉鎖社会で孤立するのはいとも簡単だという映画なのだが、見ている我々にはどうにもやりきれないものが残る。最後の銃弾は誰が発射したか・・・不安を煽る演出、これも計算なのかもしれない。主人公がもっとストイックで潔癖かあるいはまったく逆のタイプか、かわしかたがこんな風でなければすんなりと見れたと思う。少女の虚言で翻弄される話はワイラーの「子供の時間」あたりから散々描かれてきたが、いつも操られた大人たち誰もが惨めで不幸になる。こんなパターンから抜け出してほしいと願うばかりだ。
投稿者:Normandie投稿日:2015-01-20 14:23:00
長い間コメント出来ずにいたが、まだ突き刺さって突き刺さってくる。
もう二度と観たくないです。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2014-07-18 08:39:11
村八分はどんな国でも成り立つ話。
投稿者:bond投稿日:2014-05-18 14:34:17
【ネタバレ注意】

なにげない子供の一言で始まる、魔女狩り的災難。結局和解はできたのだろうが、オチをみると引きずるものがる。一旦破綻した人間関係が元通りなることはなく、しこりが残る。

投稿者:nedved投稿日:2014-05-17 15:41:16
マッツ・ミケルセン
投稿者:uptail投稿日:2014-01-11 10:23:19
演出:6
演技:7
脚本:5
音楽:6
投稿者:かまやつ投稿日:2013-10-20 03:29:26

クリスマスの教会で、ルーカスがかつての親友に告げる一言。「何もないんだ」。何もない。そこには何もない。少女の嘘から始まった彼の人生の崩壊を、実質的に裏付ける物的、心理的事実は、現実には何もない。にもかかわらず、それは存在した。それは存在し、かれの人生を、心を、身体を現実に傷つける。街の誰も事実を問題とせず、ただ真実のみを見ようとして。みんなの信じる真実こそ問題であり、そこではルーカスは異常者であり、変質者であり、幼女に性器を見せ射精した犯罪者でしかない。きっかけは、その女の子クララの淡い恋心を傷つけたこと。彼女の贈り物に答えず、唇へのキスに警告を与えたから。転がり始めた嘘は、大人たちの心の中で真実となる。真実は、あったこと、事実おこったことになる。クララ自身、問い詰められるうちに自分の言っていることの何が本当で、何が嘘かわからなくなっていく。大人たちは自分の不安を彼女に投影し、確たる意識を持たない幼女は、自分に降りかかる大人たちの不安を実体化し、自分の過去として作り上げていく。あるいは忘れていく。真実が独り歩きしはじめる中で、もちろん彼を信じてくれた人もいる。それは救いだ。しかし、最初は彼のいたずらについての噂を笑い飛ばしていた恋人ですら、のちには疑いが身内に芽生える。それも事実ではないか。しかし、本当の本当は。「何もないんだ」。この一言が強烈に響くのは、彼がこのことばを吐くときに、クララの父親であり、彼の幼馴染で無二の親友であったテオを、殴りつけるからだけではない。こぶしの痛みとともに、ルーカスの真実が、テオに伝わっているからだ。社会、世間、自分の家族、大人になったかつての親友のあいだには、直接的なコミュニケーションを遮る多くの壁が存在する。壁は空気のように二人を取り巻き、互いの呼吸すら通い合わせない。たとえばテオの妻。教会でもテオは、前方に着席し、何度も後ろを振り返るルーカスのひとみの意味に気づいている。ショックを受けている。にもかかわらず、テオの心の動揺を読み取った彼の妻は、彼の気持ちを家族の真実に引き留めようとテオになにごとかを耳打ちする。他人には聞き取れないよう、耳打ちするのである。ルーカスのこぶしは、この社会の障壁を打ち崩す一撃、肉体的接触によって心を通わせた子供時代を取り戻す一撃となる。しかし、気持ちが通じあうのは、痛みを分かち持ったものだけだ。他の多くのおとなの友人たちはどうか。彼らには負い目がある。ルーカスの迫害に加担し、積極的に社会から排除し、彼の息子を家から追い出し、おそらくは彼の飼い犬を殺したという負い目が。それは彼らが事実しでかしたことであり、ことの真相とは別個に、彼ら自身が引き金を引いた事実となっている。ルーカスとかつての友人たちは、おそらく本当に許しあうことはできない。ラスト、ルーカスの息子が成人を迎え、大人たちと狩りにでかける前夜、パーティーのさなか、室内の友人たちを見回すルーカスのまなざしには、自分を獲物にし、追い詰め、破滅を願っていた人物、いまもまだ願っているであろう人物、そして彼自身とうてい心をゆるす気にはなれない「犯人」を見つけ出そうとする厳しい決意が感じられる。狩りの朝、彼は誰かに撃たれる。驚いて見上げるルーカスの目に、犯人の顔は太陽を背にして真っ黒に映る。引き金は、誰が引いてもいい。誰が引いていたとしても、それはありうることだと思える。人の心の闇ではなく、人の心と心のはざまにできる白けた空間が、ひとにひとを信じさせない。埋められない他人との距離があって、しかもその他人との関係について自分を正当化しなければならないとき、ひとは埋められない距離を暴力で消そうとする。ルーカスの場合、テオとの関係はそれで修復できた。しかし、そんなことが可能だったのは彼が友人を許したからだ。では、友人たちはどうか。彼らがルーカスを許すことは難しい。なぜなら、事のはじめにはそもそも何もなかったから。嘘にまみれた真実を信じて行動した自分たちを正当化するには、埋められないルーカスとの距離はただただ疎ましい。ルーカスが消えれば、彼らは安心できる。ルーカスは生きのびた。この映画では。しかし、狩りの獲物は、殺されるのが常である。
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2013-05-08 08:13:00
子供が「王様は裸だ」と告げても、大人たちが子供の云うことを相手にしなければ、王様は人前で赤っ恥をかかなくて済んだろうに。

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-413.html
投稿者:hayate9投稿日:2013-03-20 15:42:12
【ネタバレ注意】

子供が嘘つかない・・・なんてあるわけない。園長は長年やってきてて、そんなことにも気付かないのか。だいたい園長がルーカスの話をきちんと聞かずに拒絶反応を示した所から事が大げさになったんだし。
そしてクララ兄、クララを見て涙するくらいならあんな写真見せるなよ〜。

・・・と、映画を観ながら悔しいやら悲しいやら。
レンガを投げ込まれた所くらいから、あまりの理不尽さに涙が止まらなくなってしまいました。(これは私の精神状態も関係しているのかも?)
でもあんな目にあったのにまた仲間に戻れるの?と不思議に思っていたらあのラスト。クララはいくつになったら事の重大さに気付けるのでしょうか?

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