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おみおくりの作法(2013)

STILL LIFE

メディア映画
上映時間91分
製作国イギリス/イタリア
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2015/01/24
ジャンルドラマ/コメディ
人と出会い、死と向き合い、
人生は輝きだす。
おみおくりの作法 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,909
USED価格:¥ 5,076
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【解説】
 ヴェネチア国際映画祭をはじめ各地の映画祭で評判を呼んだイギリス・イタリア合作の感動ドラマ。ひとりきりで亡くなった人の葬儀を執り行う孤独で真面目な地方公務員を主人公に、彼が見ず知らずの故人の人生に誠心誠意向き合い、関係者を訪ねてイギリス各地を旅する中で自らの人生も見つめ直していく姿をユーモアとペーソスを織り交ぜ、切なくも心に沁み入る筆致で優しく綴る。主演は英国の実力派、エディ・マーサン。監督はイタリア出身で、「フル・モンティ」の製作などおもにプロデューサーとして活躍し、監督としてはこれが2作目のウベルト・パゾリーニ。
 ロンドンの民生委員、ジョン・メイ。彼の仕事は孤独死した人の身辺整理をして最後の旅立ちを見届けること。几帳面で真面目な彼は、どんな時でも故人への敬意を忘れることなく、誠実に仕事に取り組んでいた。そんなある日、彼のアパートの真向かいで、ビリー・ストークという老人が孤独死しているのが発見される。近所に住んでいながら、彼について何も知らなかったことに心を痛めるジョン・メイ。その矢先、彼はリストラの一環で解雇を言い渡され、図らずも、ビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。そこで、最高の葬儀で故人を送り出そうと決意したジョン・メイは、ビリー・ストークを知る人々を訪ね歩いてその人生を紐解く旅に出るのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
19 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:hide投稿日:2017-08-15 22:50:15
ラストに賛否があるけど、あれでいいと思う。
なぜ彼が仕事とはいえ、そこまでしたのか、その答えが提示してあるから。
孤独死は彼にとっても他人ごとではなかった。
実際だれにも見送られることなく埋葬されたのだから。
しかし彼の手で弔われた人々が、今度は逆に彼を弔うために忽然と現れる。
彼の職務以上の行為に感謝を捧げるかのごとく。
それがラスト。
投稿者:HABBY投稿日:2016-04-14 21:04:09
【ネタバレ注意】

驚きの結末、賛否両論あるだろう。そうくるのか、と驚いてしまった。でも、主人公は自分のピュアな振る舞いを通じておみおくりされるに値する心優しき一人の麗しき女性を見出しえたのだから、これはこれでハッピーエンドだと思いたい、信じたい。

ある種の変人、現世での孤独を恐れない人物(天国との交信が堪能で、かつその純な行為に喜びを見出せる人間)でないとこの類のお仕事は本来務まらないはず。

例として適切かどうかわからないが、主人公の立ち位置を見ていて解剖学者兼昆虫コレクター、養老孟司のことを連想してしまった。彼の口癖に「死体は裏切らない」という名言があるが、仰ることはよくわかる。今の時代、生きた狂人("リビング・デッド")の行動は予測不能で悪魔のように非道いものがあるからね。それよりは人間の遺体や生物の遺骸のほうがよほど素直で、ありのままに語りかけてくれる。

経験者には理解できると思うが、おみおくりしてもらう親族は良い葬儀執行人(納棺師、お坊さん、火葬場の職員etc)に巡り合えたかどうかで気分的にすごく違ってくるんだよね。本当に真摯に、誠実に自分の親族の死を見つめてもらっているかどうかは、その立ち居振る舞いを見ているだけで自ずと伝わってくるものだから。

エディ・マーサンは主人公役にまさに適任。誠実さがダイレクトに伝わってくる。

ジョアンヌ・フロガットが葛藤の末に(不出来な)親を最終的に赦す娘役を好演。美しい。これでこそ、この主人公も汗を流して奔走、探し求めた甲斐があるというもの。そしてこの彼女こそが主人公をおみおくりする重大な任務を果たすことになるのだ。

投稿者:いまそのとき投稿日:2016-04-13 20:44:42
もっと違った想像していた。うーーーんと疑問符5つ。この映画面白かったですか?多分ね、ラストシーンにすべてが語られていたと思うけど。それはそれでいいんだけど、家族さえ思い出しもしない、亡くなった人の人生をね。死者は死者。誰にもにも言えなかったその思いをいま他人のあなたがなぜって・・思いますぞ。職業意識はご立派だけど、踏み越えてはいけないでしょ。勝手に。これは、ちょいと問題あり。そうそう、立鳥なんとかって言うでしょうに。おしっこなんかしてはいけませんぞ。
投稿者:bond投稿日:2016-03-18 21:55:48
知らない死者に深くのめり込んではいけない。
投稿者:hayate9投稿日:2016-03-15 19:47:24
【ネタバレ注意】

ちょっと書きにくい。
途中まではすごくよかったのですが、あのシーンでどよ〜ん・・・。
幸せのピークだろうと、やっぱり私は悲しかったです。
モヤモヤして観た後、寝つきが悪かった・・・。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2016-03-14 04:41:26
【ネタバレ注意】

エディ・マーサン(レイフ・ファインズに似てる)が上手いし、ラストが泣ける。みんな感謝してたんだな。

投稿者:pumpkin投稿日:2016-03-13 22:59:04
年をとると、こういう映画が好もしくなります。
直線を主体とした古い絵画みたいな画面構成がよいです。
主演の俳優さんは意識して見たことがなかった人ですが、いかにも脇役という感じがよい。
そして、「ダウントン・アビー」のアンナ登場。いい映画です。

でも、ラストシーンは余計じゃないかな。人は1人で死ぬものだから。
投稿者:ghost-fox投稿日:2015-09-23 22:34:46
【ネタバレ注意】

宗教臭さも説教臭さも無く 
淡々と静かに心穏やかに

投稿者:Normandie投稿日:2015-04-11 01:50:02
長年にわたり名脇役(悪役?)として地味ながら確かなキャリアを築いてきた
エディ・マーサン以外にジョン・メイは演じられなかったのではと言えるほど、
キャスティングが的中している。
彼の上司が言った言葉「葬儀は死者よりも残された者のため」が心に響いた。
ハリウッドが到達し得ない深みや、哀しみとあたたかさが同居する逸品だと思う。
どことなくカウリスマキの匂いも感じた。
とにかく個人的にはエディ・マーサンがブレイクして嬉しいかぎりです。
投稿者:260投稿日:2015-03-05 22:18:55
【ネタバレ注意】

始まってすぐ、この映画は好きだと思った
丁寧に丁寧に、毎日を過ごす主人公
同じことの繰り返しのようだけど、きっとそれをイヤだとは思ってなくて
何より、誇りを持って仕事をしている
そっとイスをひくところ、ココア、アイスクリーム、ウイスキーのシーンが良かった

フルモンティの監督さんと知り納得!
本当に観て良かったな〜と思える1本になった







投稿者:黒美君彦投稿日:2015-03-04 14:03:38
【ネタバレ注意】

端正で良質な英文学の短編に触れたような味わいの作品。
いわゆる「孤独死」は、先進国を襲う病のようなものだ。ロンドンのケニントン地区の民生係ジョン・メイ(エディ・マーサン)は、その「孤独死」した人たちの身寄りを探し出し、葬儀に出てもらえないか打診する仕事を長く続けている。
彼もまた家族はいない。判で押したような日々を送り、遺品のなかから当人の写真を持ち帰る。彼のアルバムに貼るためだ。
そこに貼られた写真はみな、充実した日々に撮影されたものだ。着飾ったもの、笑顔に溢れているもの、自信に溢れているもの…、しかし歳月の重みに押しつぶされ、人生の主人公たちは看取る人もないまま孤独に世を去ったのだと思うと痛切な感情に揺さぶられる。
孤独なジョン・メイにとって、彼らはまるで家族のような存在だ。いや家族がいない死者にとって、唯一の家族になろうとしているのかもしれない。
冒頭、参列者のいない葬儀がいくつか紹介される。いろいろな事情があって、家族を突きとめても葬儀に姿を見せない。そんなことは多分世界中で進んでいる。
「仕事が遅い」と言われて解雇されることになったジョン・メイは、最後の仕事としてビリー・ストークの過去を遡る。彼はジョン・メイの部屋の向かいに住んでいたはずだが、その存在すらジョンは知らなかった。
調査の過程で訪ねたのは、パン工場の元同僚、元妻と別れた後に彼女が産んだ娘、ホームレス仲間、フォークランド紛争でともに戦った全盲の戦友…そして、ついにビリーがアルバムに残していた娘・ケリー(ジョアンヌ・フロガット)に辿り着く。
ここで心憎い演出がある。ビリーの部屋では、折れた椅子の脚の代わりに積み上げた本が椅子を支えていたのだが、ケリーの部屋でジョン・メイは全く同じ形の椅子を見つけるのだ。ただ何の言及もないので、どれだけの人がそのことに気づくか…。
ケリーとの出会いで、ジョン・メイは変わり始める。死者に向き合うだけだった生活に、初めて光が射し込んだのだ。ビリーの葬儀の後にともにお茶することを約束して、ジョン・メイはドッグ・レスキューをしている彼女のために犬の画の入ったマグカップを買う(結局買ったのはシェパードかブルドッグかどっちやねん!)…。
その直後。
路上に倒れたジョン・メイの瞬きがやがて止まる。しかしそのときの彼の表情の何と嬉しそうなこと。人生のピークで彼は生涯を終えたことを歓びとしているかのような忘れ難い表情だ。
共同墓地に埋葬された彼を悼みに、死者たちが集まってくる。
無名の人だったが、彼のこれまでの気持ちに応えようとするかのように。さすがにそこでぐっと来た。

ジョン・メイは単なる堅い公務員かというと、そうではない。彼が部屋に戻るときに「こんなところに用を足しやがって、犬を放し飼いにするな」と住人同士がモメているシーンがあるが、路上駐車している車のドアに向かってジョン・メイが放尿しているらしいシーンがあり、どうやら彼が犯人らしいことが窺える。何が彼をそのような行為に走らせるのかはわからないが、じっと溜め込んだストレスや行き場のない感情をそんな形で吐き出しているのかもしれない。
そして、最後に調査するビリー・ストークも決して善人とはいえないようだ。多くの人に嫌われ、葬儀には行けない、とみなが答える。
だが、最後の最後にみなが参列するのは、人生の関わりのなかで彼が大きな存在だったことを意味する。
監督したウベルト・パゾリーニは、公式サイトで、
「私たちの社会の質は、最も弱い者に対して社会が置く価値によって測られると思います。死者以上に弱い存在があるでしょうか。私たちが死者をどう扱うか、それは私たちの社会が生者をどう扱うかの鏡なのです」と語っている。
死者は何も語らない。
人間らしく葬られることの意味は、単に生者のためだけではない。死者をないがしろにする社会は、戦場で兵士の遺体を放置することと何ら変わらない。
この作品はそんなことまで考えさせた。
エディ・マーサンは好演。計算されたカットには無駄がなく、素敵な作品だった。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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