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アメリカン・スナイパー(2014)

AMERICAN SNIPER

メディア映画
上映時間132分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ワーナー)
初公開年月2015/02/21
ジャンルドラマ/戦争/アクション
映倫R15+
米軍史上最多、
160人を射殺した、
ひとりの優しい父親。
アメリカン・スナイパー スペシャル・エディション ブルーレイ(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,309
価格:¥ 3,870
USED価格:¥ 4,352
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 Photos

【クレジット】
監督:クリント・イーストウッド
製作:ロバート・ロレンツ
アンドリュー・ラザー
ブラッドリー・クーパー
ピーター・モーガン
クリント・イーストウッド
製作総指揮:ティム・ムーア
ジェイソン・ホール
シェローム・キム
ブルース・バーマン
原作:クリス・カイル
『ネイビー・シールズ 最強の狙撃手』(原書房刊)
スコット・マキューアン
ジム・デフェリス
脚本:ジェイソン・ホール
撮影:トム・スターン
プロダクションデ
ザイン:
ジェームズ・J・ムラカミ
シャリーズ・カーデナス
衣装デザイン:デボラ・ホッパー
編集:ジョエル・コックス
ゲイリー・D・ローチ
出演:ブラッドリー・クーパークリス・カイル
シエナ・ミラータヤ・カイル
ルーク・グライムスマーク・リー
ジェイク・マクドーマンビグルス
ケヴィン・レイスドーバー
コリー・ハードリクト“D”/ダンドリッジ
ナヴィド・ネガーバンアル=オボーディ師(長老/シャイフ)
カイル・ガルナー
ベン・リード
エリース・ロバートソン
ブランドン・サルガド・テリス
キーア・オドネルジェフ・カイル
マーネット・パターソン
サミー・シークムスタファ
ティム・グリフィン
ルイス・ホセ・ロペス
ブライアン・ハリセイ
ミド・ハマダ虐殺者
ケーテ・メイザー
サム・ジェーガー
チャンス・ケリー
ロバート・クロットワーシー
エリック・クローズ
レイ・ガジェゴス
エリック・ラディン
ビリー・ミラー
レナード・ロバーツ
ブランド・イートン
ジョナサン・グロフ
オウェイン・イオマン
【解説】
 米海軍のエリート部隊“ネイビー・シールズ”の兵士としてイラク戦線で活躍した伝説の狙撃手クリス・カイルの回顧録『ネイビー・シールズ 最強の狙撃手』を、巨匠クリント・イーストウッド監督で映画化した戦争アクション。2003年のイラク戦争開始以後、4度にわたって戦場に赴き、仲間の命を守るために実に160人以上の敵を射殺した英雄の知られざる葛藤と苦悩の軌跡を、家族を愛しながらも戦場から離れがたくなっていく主人公の強い使命感と、それゆえに抱え込んでいく深い心の傷に焦点を当て、緊迫感あふれる筆致で描き出していく。主演は「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」のブラッドリー・クーパー、共演にシエナ・ミラー。
 2001年のアメリカ同時多発テロをテレビで目の当たりにした青年クリス・カイルは、祖国の人々を守るために貢献したいとの思いを強くし、ネイビー・シールズで狙撃手としての過酷な訓練に励んでいく。やがてイラクに出征したクリスは、その驚異的な狙撃の精度で味方の窮地を幾度も救っていく。仲間たちから“レジェンド”と賞賛される活躍をし、無事に帰国したクリス。これでようやく、愛する妻タヤと生まれたばかりの長男と共に平穏な日常を送れるかに思われたが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
320 6.67
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【ユーザーコメント】
投稿者:ノブ投稿日:2017-05-22 15:55:50
【ネタバレ注意】

「アメリカン・スナイパー」(監督:クリント・イーストウッド 132分)
映像出る前の戦車の音で始まるオープニングが良かった。
ライフルのスコープからの映像は、不可視の視線を可視化していて良かった(「ダーティーハリー」(監督:ドン・シーゲル)の狙撃者スコルピオンの狙撃状況を調べるハリーが、双眼鏡で建物を除くシーンと「裏窓」(監督:アルフレッド・ヒッチコック)のカメラのファインダー越しのシーンを思い出した)
軍隊の訓練での指導官たちの厳しい人種差別ツッコミとその返しがオモロかった。
口説き方も凄かった。
おネェちゃんがベッピンさんなのも良かった。
主人公もとっても良かった(ハマり役だった)。
狙撃のエピソードの連続ショットも凄い。
民家へのイラクNo2捜索侵入のエピソードも凄い。
名前が大事。
ライバルのシリア人敵スナイパーもとっても良かった。
虐殺者の、子供に対するドリル攻撃も凄い。酷いやっちゃな〜という感じを良く出していた
捜索侵入してきた米兵士たちを食事で歓待するエピソードの緊迫感が凄かった。
選択肢、選べるのも大事。
その後の虐殺者を仕留めるシーンの銃撃戦が無茶苦茶凄かった。
兵士たちの軽口までオモロイ。
シールズの仲間をライバルのシリア人狙撃手にやられた時に「目には目を」と米兵がイスラムの教義を言って報復するのが無茶苦茶凄かった。そして感情的になって突入したら、仲間がさらに死ぬのも凄かった(理に適った演出だった)。
子供がランチャー拾うシーンの緊迫感が凄かった。ランチャー捨てて主人公に撃たれなくて本当に良かった。
シリア狙撃手は1000メートル、主人公は最後ライフルの性能の違いはあるが1930メートルの狙撃を成功させるのが凄かった(標的もボヤけていたのに射殺したのが凄かった)
砂嵐、ヘリからの援護と最後までスゴスギル!!
砂嵐のボヤけてかすかにしか見えない戦闘シーンが最高だった(ゴダールが「東風」で画面全体を無茶苦茶にして真っ黒にした演出を、さらに進化させ、映画的にもオモシロくした演出だとボクは思った。)
アメリカに帰って来てからの、タバコを吸ったおかげで右腕が残ったという負傷兵のエピソードが良かった。
息子との狩りは、「ディア・ハンター」(監督:マイケル・チミノ)を踏まえているとボクは思った。
最後のサイレントのエンドロールもとっても良かった。
全般的に
サミュエル・フラーは「最前線物語」でフラー自身の戦地での戦闘体験から戦場を描いたが、イーストウッドは主人公の狙撃手の原作の本を基に映画化。よくここまで戦場の緊迫感・悲惨さを再現できるなぁと驚かされた。「エクスペンダブル」シリーズのような不必要な爆破もなく必要最小限の攻撃しかない(「エクスペンダブルズ」がプロレスショーなら「アメリカン・スナイパー」は実践空手みたいなアクション)。静かな暴力は北野武映画にも通じる所がある。人間ドラマも、アクションも、シーンも、映画としてのオモシロさ(ライバルシリア人狙撃手との対決や最後の砂嵐など)も兼ね備え、戦場のシーンは「最前線物語」の強度に近い(ただし最前線物語は最前線の戦場だけなので、最前線物語の戦争を描く凄さや強度には及ばない)、21世紀の戦争映画の大傑作・決定版!!

「映画館公開当時落ち込みがちのeverydayで、映画館に観に行かなかった。「アメリカン・スナイパー」とゴダールの最新作3D映画を公開時に映画館で観なかった事が自称シネフィルママデュークの一生の後悔」心にそう願うどこかの映画館がゴダール3D映画とこの「アメリカン・スナイパー」を今かけて欲しいと思う長七郎であった。公式ホームページでプロダクションノート全部読んだけど、パンフレットも買いたい!!http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2017-03-19 23:48:48
【ネタバレ注意】

…強いて言えば「力」が正義。
時に権力者も失墜するが、更に大きな力に負けたってだけのことだ。
時の権力者が自分に都合の良い歴史を作るのは、大昔から繰り返されてきた歴史上の事実である。

確かにイラク国民は許せん、と思うかもだが、あの精悍な元五輪選手は格好良い。
勿論、いきなり踏み込まれて疑わしい行為をしたら殺される、っつーのはひどい話だが、本作が大きく描くのは主役たるスナイパーの妻を、そして子供等を愛する気持ちと、己の才能を発揮して国家、戦友、いや果ては死んだ戦友の為に命を危険にさらして敵を殺戮しようとする気持ち、イラクの人までは愛せないってよりは、もう自分達の生活を脅かすものとしてしまってるんですが、まぁ復讐鬼と化す事はあっても殺人鬼でないことは確かですよ。
そんな彼がちゃんと家族のもとに五体満足で戻れるのか、ってのが観てる方も心配になってくる〜で、あの犬を殴ろうとするエピソードが語られて、ちゃんと普通の生活が出来るようになるのか、ってのが、どうやら幸せそうなエンディングを迎えたと思った矢先に告げられる衝撃の終幕。
…ホント溜まりません。
色々な問題を投げかける濃密なドラマを観た瞬間より、後で悔しさに泣けてくるムービーなのではないでしょうかね?
まぁ僕らの周りも頭のおかしな人やら、ヤーさんやらも多く存在するので、衝撃の最後は誰の身の上にも起こることなのかも知れませんが。そんな時「番犬」な人ほど「狼」に食い殺される率が高い…ってことも言えるような。

投稿者:namurisu投稿日:2016-08-26 10:54:36
戦争映画は「情報」だが、この映画にはそれがないので、ただの勧誘映画になっている。で、世界は亡びる。
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2016-07-29 05:53:56

監督イーストウッドは、共和党支持者でありながらイラク戦争には
反対だったという。その微妙なポジションが反映した作品なのだが、
本作は、反戦色も多々ありながら、圧倒的に愛国精神が勝っている印象。

この主人公を、多くの仲間の命を救った!と、英雄視するのは、
原爆が多くの人命を救った、というアメリカ国内オンリーの視点と同様で、
そもそもこの戦争がなんのための戦いなのか?という問題を棚にあげていて
終始、共感できない気持ち悪さがつきまとった。

主人公は911のテレビ映像を見て、軍に志願するが、そもそもそれがイラクや
フセインとは関係ない。石油会社の社長ブッシュと大株主の閣僚たち、そして
一握りのスーパーリッチ達の利権のための戦争である実態には一切触れてない
時点で、イーストウッド監督ともあろう者が、超おバカ作品「パールハーバー」に
仲間入りしてしまったかのようでもあり残念だ。

先住民虐殺の歴史を英雄譚にした昔の西部劇よろしく、「中東開拓史」とでも
副タイトルにつけてもいいかもしれない。

瀕死の状態でベッドに横たわる戦友に、「必ずお前の仇は討つ!」と篤い友情で
主人公は口にするが、それは侵略者アメリカと戦うイラク人も同じだろうに。

自分を売ろうとした同国人の幼い息子を容赦なくドリルで頭に穴を開けて殺害
するなど、いかにも武装勢力側を”鬼畜”として描くあたりも、無理に主人公に
感情移入させようという意図、あざとさを感じてしまった。

その鬼畜として描かれている彼らもどれだけの仲間や身内をアメリカに殺され
てきたのか?その憎しみの理由にも目を向けたい。

イラク戦争を描くのであれば、冒頭に登場し、主人公をつかの間逡巡させた
爆弾を抱えた女と子供が、なぜ、あのような行動に至ったのか?何が彼らを
そうさせたのか?そこから描いてもらいたい。

自由を守る?という言葉がどうイラク戦争に結びつくのか?
いつイラクがアメリカに攻めてきたのか?

多様な民族の存在を一切無視し、西側大国の都合で国境を引き、傀儡国として
利益を吸い取ってきたことから生じた矛盾を武力で押さえつけようという国の
行為・・・これを美化し、支持することを ”愛国心” と呼ぶのであれば、それは
なんと偽善と欺瞞に満ちたものであろう。

美しく荘厳に描かれれば描かれるほど、そうしたことを感じてしまう作品だった。

また別の視点として、国内のまったく普通の生活、庭に仲間が集まってのバー
ベキューパーティー、スーパーでの買い物、平和な家族のありよう・・・そんな日常と、

海の向こうでの、殺し殺されの極限状態の戦争。

これらが今も ”同時進行” するアメリカという国の現状が描かれていることに注目
したい。今この日本で、集団的自衛権が容認され、日米合同演習が拡大されている
ということは・・・これは近い未来の日本の姿でもありうるということだ。
投稿者:nabeさん投稿日:2016-04-20 08:31:29
重厚な現代の戦争映画である。
イラク戦争で名を馳せた伝説の狙撃手クリス・カイルの戦場体験を、圧倒的なリアル感で描いている。そこに存在するのは、いつどこから銃弾が飛んでくるか分からない恐怖と、戦場から無事に帰還しても常に物音に怯える哀しい兵士の習性だ。それを抱えながら、物語は次第に敵方のライバルとの一騎打ちになっていき、がぜん緊張感が高まってくる!そのクライマックスを過ぎた後の虚脱感と、心身を蝕んで行く怖さは、まさにイーストウッド監督の真骨頂である。
主人公のクリスを演じるブラッドリー・クーパーが、静かだが実にリアリティのある好演をしている。戦争がいいとか悪いとかの議論を超えた、祖国愛に根差した戦争が今でも現実であるアメリカ映画ならではの迫力に、圧倒される思いだ。 
投稿者:あーぼう投稿日:2016-04-19 07:44:05
実話とフィクションを織り交ぜて娯楽映画として楽しめる内容。分かりやすくするために説明的映像が多いのがダサい。戦争を否定するのではなく、戦争に伴う犠牲を描いた作品。
投稿者:HABBY投稿日:2016-02-28 20:17:15
【ネタバレ注意】

『父親たちの星条旗』、『硫黄島からの手紙』のWW2"戦記二部作"から8年、イーストウッドが改めて戦争の意義、功罪を世に問いかける大作が登場。今回は現在進行形の対テロ戦争がテーマ。9.11のシーン(ハイジャックされた旅客機がビルに激突するあのシーン)が流れ、ああ、あれからもう15年なのか、、と時の流れを思わず反芻。

単に戦争殺戮シーンに重点を置くだけではなく、主人公(スナイパー)の恋愛、妻の出産〜子育てシーンと絡めながら二部構成で描いているのが上手い造りで、さすがに二流のB級作品とは質の異なる奥深さが画面を通じて伝わってくる。今まさに生まれてくる命と、主人公によって消される命との濃淡が浮き彫りにされ、鑑賞者の心に突き刺さってくる、痛点を刺激されるようなこのモゾモゾとした感覚。

物語の序盤、主人公が戦地に派遣されて間もない頃に嫁と携帯でおのろけ話をしながら狙撃銃でターゲットを見定める場面があり、ショッキングだった。時間が経つにつれこの主人公の精神は徐々に変調をきたすのだけど、明から暗への転落具合を表現する上でも効果的な描写だったと言える。まあ良かれ悪しかれ、現代戦はこんなところ(バーチャルゲームをやってるような感覚)が少なからずあるのでしょう。

OPで主人公の父の訓話として紹介される「羊と狼と番犬」のエピソード(「悪など存在しない」と考え自己防衛しない羊は狼に殺られるが、番犬はそうした羊の群れを守るために圧倒的な力を駆使する者として存在しなければならぬ)が作品全体を支配する構成。その意味でイーストウッドは現下の対テロ戦争(及びスナイパー役の主人公の行動)を肯定的な視点で見ているのではないか、と自分は考えました(イーストウッドがこれまでに披瀝してきた政治思想も慮りつつ)。弱肉強食は生物のヒエラルキー構造を支配する厳然たる事実ですし、また銃社会アメリカでは自分で自分の身を守る、は当然の考えだと思いますので。
("羊"ってまさに戦後日本のことじゃねえか、と自虐な感慨を一寸抱きつつ)

一方で上述した通り主人公の懊悩も十分理解のできるところで、闇雲な武力行使に批判的な鑑賞者にも一定程度配慮した造りになってると思います。

主人公を演じたブラッドリー・クーパー、男前だなあ。こりゃあ四六時中浮名を流すのも理解出来る。ハートを持った生身の人間から、感情のないサイボーグに生まれ変わり、徐々に心を病んでいく過程をうまく演じていたと思います。最後、心の内からの噎び泣き、懊悩が伝わってき、もらい泣きするファンも多いはず。

妻のタヤ役を演じたシエナ・ミラー、本作では男勝りの気の強い女(そして子供を愛する妻)をソツなくこなしていたと思います。これまであまり注目していなかった女優だけど、今後の活躍を追いたいなと。

最近観たブラッドピットの『フューリー』と本作とでは扱っている題材も異なり、同列には論じられないけど、イーストウッドのほうがより高いところから現実社会の抱える闇、矛盾、その他もろもろを俯瞰しているような気がします。年長のイーストウッドに座布団、かな(ピットの今後のさらなる奮起にも期待しつつ)。

イーストウッドの他作でもレヴューしたけど、最近の彼は50年後、100年後の自分のポジション、名声を気にしつつ映画化する作品を吟味、選択しているような気がします。あと何年メガフォンを握ってくれるのかは神のみぞ知るだけど、健康に留意してもらって、その卓抜した思想を1つでも多く地上に降り注いでもらいたい。

エンディングテーマをEnnio Morriconeの"The Funeral"、及び無音で構成した造りにも賛同します。

投稿者:KISSIN投稿日:2016-01-16 14:03:06
【ネタバレ注意】

 アメリカは正しいのか? 敵は間違っているのか? 160人も射殺したら英雄になるのか? 敵のスナイパーは悪なのか? 
 兵隊が兵隊を殺すの致し方無いと思う。祖国、家族を守るのは分かる。がしかし、全員ではないだろうが帰還兵が心を病むということは、やはり何か間違っているということなのだろう。
 結局最後、英雄は敵ではなく、その心の病みに討たれてしまう。

投稿者:ameniutaeba投稿日:2016-01-12 20:21:42
星空のトランペットに感慨無量。戦争をしている国のための映画ですが、よくできていて見ごたえ充分。
投稿者:bond投稿日:2016-01-10 22:46:45
スナイパーものではジャックアノーのスターリングラードの方が面白いが、本作は御大イーストウッドの独特の遣る瀬無い暗さで締める。いい映画ではある。
投稿者:pumpkin投稿日:2016-01-10 11:06:10
半世紀もむかし、テレビで放映された「ヨーク軍曹」で、ゲーリー・クーパーが首を出す敵をポンポン射殺して「にわとり(七面鳥?)を撃つのと同じだ」と言ったのを思い出しました。もちろんこの作品でははるかに深刻です。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2016-01-10 00:24:23
【ネタバレ注意】

本国と海外では観客が感じたテーマが違う事で(興行的に)成功した作品。描写は表層的。

投稿者:みつあき投稿日:2015-11-14 21:46:20
【ネタバレ注意】

なんだかなぁ…と思ってウンザリ。

非常に個人的な感想になるが、最近、巷で散見されるような有象無象に対し
戦争映画は非難しないとNG >金払ったエンタティメントで説教されるのは御免だよ。
とか言いたくなってくる訳ですが…。

そういう事が大好きな方々は「南京大虐殺」やら「原爆投下」あたりを題材とした映画を
良く観るんでしょうね? >きっと(失笑)
私には、アメリカ人がローマ字読みで「せんそ〜はんたぁ〜ぃ♪」とか歌ってるアレとか
と五十歩百歩の「戦争ファッション」を騙ってる安っぽい連中にしか見えんわけですが。

【以下、ネタバレ】

この作品って、勝手に解釈してるけど「基本はアメリカ国内の人向けの作品」である訳で。
これって「結局、あの戦争は我々アメリカ人にとって何だったんだろうか?」という事を
問うている訳で。

ちなみに戦場のシーンは「悪い冗談ですか?」という位に大嘘の連発なんで、戦争映画と
いうより、戦争後遺症で悩む元兵士の映画と考えた方が良いと思う。
例えば、ムスタファ関連は映画の完全創作だし、戦場での携帯通話も常識ではありえない。
(今や軍でも携帯所持は必須で、戦場用アプリなんて代物もあったりする訳だけど、少なく
とも「砂漠の嵐」作戦では、作戦行動中は無線封鎖は必須だった訳で)
まぁ、自分の居場所がバレるような位置でスナイプしてしまう時点で嘘だと気付けよと?。

戦争後遺症でピンと来ないならば(最近流行中の)「うつ」と置き換えてみると良いかも?
(そうすりゃグッと身近に感じられるんじゃないかな?)

で、私には主人公は「生き方が下手で不器用なしょぼいおっさん」にしか見えないわけで。
なんか

「あほやなぁ〜、なんでそんなに道間違えたんや?」としか

劇中でも判るように「平和な米国民を無差別に殺す悪の権化」のようなテロリストを始末し
に敵地に行ったら、自分の前に立ち塞がったのは、自分が守ろうと思った親や妻、子供など
とそう変わらないような老人や女、子供ばかり。
ここで(弟のように)不適合をおこしちまえば、無事に還れたのに

「クソッタレ」

と自分の境遇に毒づきながらも、任務を果たしてしまう >しかも優秀な成績で。

お陰で「英雄」なんて祭り上げられてしまう。
良く考えれば判ると思うが、平時では「英雄」なんて存在しない…つまり「英雄」は戦争時
にのみ必要な存在であり、それは「うちの隊には「英雄」がいるから他の隊より死ぬ確率が
低い」と思い込みたい連中が祭り上げるもんだと。

こういう存在になると、当然「心理的負担は上昇する」なので戦争映画でテンプレのように
存在している「英雄」のように、無口だったり、性格破綻者を装おうことでこの負担を軽減
している訳だが、この主人公は自己犠牲を優先しそういう防御行動をしていない。

そんな訳で、急速に精神的安定は乱され、人格は急速に壊れてゆく訳だが、誰も適切な処置
を行わない(行えない)環境で、表面上は大丈夫な体裁を繕い、自力回復の可能性を失う。

そしていよいよ体裁が保てない状態に陥った時点で、配偶者に救いを求めるわけだが、そこ
でも戦闘直前に通話するという致命的なミスを犯してしまう。
「平時の環境に生きる人間に、あまりにも生の戦時の影は過酷」な訳で。

そのせいで、自分を救えた可能性のある存在を失ってしまうわけだ。

この時点で、戦場では全く以って正常な判断を保つ礎を失ってしまう訳であるが、その後
唯一の拠り所である本国での平穏な日々も一人の傷病兵の存在により、失ってしまう。

このようにして、どんどんと道間違えて自分で勝手に自壊へと突き進んでゆく訳だけど…。
その姿が、かつて有名な週間漫画雑誌で活躍してた友人に重なってしまった訳で。
(正月の帰省時には元気で再起を語ったのに…お盆には首を括って石の下だったというorz)

だからスクリーンの先の主人公に対して
「誰か? 誰でも良いから、奴を救ってやってくれ!」と思ってしまったわけで。

だから、医師に勧められて傷痍軍人達との交流を始めて回復に向かった時はホッとし喜び。
そこに「その交流していた傷痍軍人達により射殺された」という事が素っ気なく伝えられて
ただトランペットの音が流れるという素っ気無い終わりに、はじめてノンフィクションとい
う事実を刃のように突きつけられて無常さを感じた訳で。

>以上、長文失礼

投稿者:nightwing投稿日:2015-10-25 14:49:17
伝説と言われたスナイパーの戦場と家庭の狭間で揺れ動く
心とやがてジワジワと崩れていく精神を淡々と描いたドラマであった。
徹底的に無慈悲で恐ろしい戦争を乾いた映像で魅せてくれるのはいいが
ラストシーンを言葉だけにした事も含めシェルショックを
根幹とした娯楽映画として観ると完全に肩透かしを食らう。
皆が言ってる北野映画みたいな血飛沫は失笑・・・・ってか台無しw
投稿者:kath投稿日:2015-08-29 10:06:36
辛くなるけど目が離せない。強すぎる刺激を受けると人は麻薬のように止められなくなる。
投稿者:ghost-fox投稿日:2015-07-20 22:08:08
【ネタバレ注意】

今作のもつ主義主張が何だろうが全く意に介さず 

逆を言うと引っ掛かるものさえ無かったのは 
やはり真壁氏の言うようにドラマ性の欠如であろう 

冒頭の葛藤は期待させたのだが、残念

投稿者:holon投稿日:2015-04-28 17:25:43
投稿者:タミー投稿日:2015-03-23 13:48:28
確かに戦地で戦う兵士たちへの敬意は感じられるけれど、決して戦争を美化しようとしている作品ではないよ。

観る人によっては「コール・オブ・デューティー」に見えるのかもしれないが、自分には「スペックオプス ザ・ライン」に見えた。
投稿者:炙り明太子投稿日:2015-03-21 18:35:44
おまえもか!と
小言を言いたいのは最近のアクション映画で多い、弾着・血しぶきのCG描写です。赤ちゃんシーンより気になりました(笑)
火薬や血糊を使って撮影しても費用はそんなに変わらないと思うのですがね〜。「父親たちの星条旗」よりCG描写が雑だったので苦言しました。

映画自体は良く出来ていて、観て損は無い映画です。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2015-03-19 17:24:52
イ−ストウッドは出演作は好きなのだが演出作品は今一頷けない部分がある。演出作品は一般に評価が高いようだが、この映画は彼の経歴にドロを塗ることになるのではないか。イラク戦争でアメリカ軍がどれだけの女子供を殺したかを知っていれば、まるでテレビ・ゲ−ムを実写版にしたかのようなこのヒ−ロ−譚に吐き気を催さずにはいられないだろう。この映画ではっきり分かったのは、イ−ストウッドの暴力観にはペキンパ−の心深くに秘めていた生きるモノが等し並みにもつ悲哀が感じられないということだった。アラブの狙撃者に向けて飛んで行く銃弾の映像は白人の傲慢とアラブ世界への蔑視を隠しようもなく象徴していたのだった。不快な作品である。
投稿者:ちょいQK投稿日:2015-03-16 20:44:07
イラク戦争で敵を160人も射殺したという実在の狙撃兵の話。9.11を契機に海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」に志願したクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は4度に亘ってイラクに出征し、類まれなる射撃の腕前で敵を倒し仲間を救って、「伝説」と呼ばれるようになる。
愛国心に燃えるカイルは、国のため仲間を救うために任務を遂行し、危害を加えんとする者が女子供であっても容赦なく射殺し、そこに迷いはない。まさに彼は、国家や米軍にとってまぎれもない英雄である。それゆえに、アメリカの戦争を支持するための映画だと見做す見方もあるようだが、決してそうは思えない。過去・現在とフラッシュバックしながらも、全編を通してクリスの側から描かれているので、一見そのようにも見えるだろうが、映画はその正当性を主張してはいない。同僚の兵士の中には、クリスのように適応できず怯え苦しむ者がいるし、クリスの弟もまたそうである。さらにクリス自身も気づかぬうちに心を蝕まれ、妻に「体は帰って来ても心は帰っていない」と言われる状態になってしまう。戦場では大いに活躍しながらも、帰還中は言わば虚ろな状態となっているクリスは、自分でもそれを自覚し良き夫、良き父親であろうと努力するのであるが、戦場とのギャップは簡単には埋まらない。単純に粗暴になったり無神経になったりするわけではない、そのようなPTSDの症状をブラッドリー・クーパーが好演している。また、帰還した兵士に多数のPTSDの者がいて、退役した後のクリスは彼らの力になろうともするのだが、それが皮肉な結末につながることとなる。
そういう側面から戦争の悲惨さを、あくまでアメリカの側としてだが繰り返し描きながら、一方では戦場の非情な論理を描いた映画なのである。先述の女子供を射殺するシーンなどが、クリスが戦争機械となっているかのように捉えその是非を論じようとする向きもあるようだが、戦場では当然の行為でしかない。予測される危険のために無抵抗の市民を殺すのではなく、今まさに味方の戦車隊に向かって爆弾を投擲しようとする相手なのでる。クリスが何度も言うように、彼が敵を射殺すればするほど米兵の命が救われる、ということは、戦場におけるまぎれもない真実なのである。そうであるからこそ戦争はすべきでなく、また前述のごとき信念に基づき多大な成果を上げているクリスでさえも心を蝕まれるのが戦争だ、とクリント・イーストウッドは訴えているのではないだろうか。戦場における行為の妥当性と戦争の正当性は、もちろん無関係とは言えないが、区別して考えなければならないものであろう。
「ローン・サバイバー」のように米兵賛美するのではなく、また「ハート・ロッカー」のように極端な戦争中毒として描くのでもなく、狙撃兵の目から見ることから、戦場の非情な真実と戦争の悲惨さの一面を俯瞰して見せているのである。その客観性が、実話という制約もあり、掘り下げの物足りなさを感じる部分もあるが、間違いなく傑作といえる。クリント・イーストウッドは「ヒアアフター」や「J・エドガー」のようなテーマ選びに失敗した駄作も有りはするものの、水準以上の作品を作り続けており、「ジャージ・ボーイズ」に続いて本作でまだまだ健在であることを証明したといえる。今後にも期待できそうである。
http://blog.goo.ne.jp/andante_003
投稿者:ビリジョ投稿日:2015-03-16 08:47:08
【ネタバレ注意】

 愛国心あふれる映画なので愛国的アメリカ人には満足のいく映画。一方で、そんなアメリカと距離を置くアメリカ人にも満足できる内容だと思った。

 まず、「9・11」は、恐らくイラクとは関係がない。にもかかわらず米国は戦争を仕掛け、たくさんの人たちが死んだ。イラクと戦争をしなければ、160人の人たちは射殺されずに済んだってことだよな。その挙句PTSDに苦しむわけだが、PTSDは現代アメリカにおいて相当な社会問題となっていて、現代アメリカの苦悩に寄り添った映画ではあるわけだ。でもイラクの戦後の問題には寄り添わない。

 映画では子供が2人ほど死ぬ。ハリウッドが子供を殺すのは相当な決意である。その点では「並」の映画ではない。アメリカ人は、複雑な思いを抱きながらこの映画に対峙するのだろう。イラク戦争やカイルを賛美した映画では全くない。

 しかし、最後は沢山の星条旗で終わる。結局星条旗かよ、と思った。しらけた。

 気を取り直して、あえて肯定的な評価を模索してみる。軍人は軍人である以上、命令に従い戦地に赴かなくてはならない。職務と良心との葛藤。「ブラックホーク・ダウン」で描かれた重い葛藤である。監督はそこを描こうとしたのだろう。アメリカ人でもイラク人でもない平凡な(平和を愛する)日本人としては、黙って事実を見つめるしかないのか。

 まあ、ひょっとして娯楽映画として見てもいいのかもしらん。最後の方のスナイパー同士の対決って、要するに西部劇だよな。

 ともかくここ数年の日本の映画人たちのイーストウッド賛美は異常である。何かの宗教のようだ。私はイーストウッド信仰からは距離を置きたい。

投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2015-03-12 01:08:01
 勿論、良い場面がある。例えばクリスが狙撃手・ムスタファに狙われるテラスのシーンで、鎖に繋がれた犬が急に出てきて吠える。これは面白い。また、砂嵐=騎兵隊としての見せ方についても、私はいいと思う。砂塵で画面を覆うのは、『アイガー・サンクション』を思い起こさせるし、スペクタキュラーの造型としてもイーストウッドらしい簡潔さで気持ちいい。
 しかし、全体的に云うと本作もイーストウッドが本当に演出していたのか疑うような、周囲の入れ知恵と委譲の産物なのではないかと訝るような部分の多い作品だ。まず導入部の回想開けで幻滅する。まるで日本のテレビ番組のCM開けのように同じカット(と科白まで)を繰り返し見せるのだ。これには、ずっこけた。回想への「入り」はライフルのマッチカットだったのに。そして、もう一つ同じぐらいのレベルでがっかりするのは、やはり、多くの人が指摘する、クライマックスの銃弾のコンピュータ処理で、イーストウッドという人は、こゝまで屈託のない人だったのかと驚いてしまったぐらいだ。あと、帰国中の、PTSDの兆候を描いた部分にも違和感が多い。一番は、産婦人科で新生児の娘が泣いている場面。こゝは主人公の幻覚なのだと思うが、俄かには判別できない、とても曖昧な繋ぎになっている。或いはドリルの音を気にするシーンも中途半端だし、弟との関係性も放りっぱなし感が残る。
 トム・スターンの撮影についても、さすがに室内のシエナ・ミラーへの照明はドキドキさせるカットもあるが、全体的には良さが感じられなかった。例えば良い空撮がない。クライマックスで包囲される建物を、空撮を模したコンピュータ処理の大俯瞰で度々提示するが、こゝも画面が分かりにくく、空間把握の助けにもならず、スリルの創出においてもほとんど貢献していない。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:Normandie投稿日:2015-03-11 15:40:05
社会派の皮を被ったアクション映画じゃないとヒットしない。
イーストウッドも共和党には同じタカ派のお友達がたくさんいるのだから、議員に働きかけをすればいいのに。予想通りゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞は無視された。そのはず、見ててアホらしくて、レンタルで十分でした。
投稿者:黒美君彦投稿日:2015-03-03 12:58:28
【ネタバレ注意】

両義性を帯びている、と感じた。レジェンドと呼ばれ、仲間を救うために容赦なくイラクで狙撃を繰り返したスナイパー、クリス・カイルが戦場で何を見、何を体験したのか。
現在の中東での戦場がいかに混沌としているかが垣間見え、緊張感が途切れない。

数秒前まで冗談を交わしていた仲間が次の瞬間銃撃され、血まみれになる現実の恐怖。
澄んだグリーンの瞳が、次第に濁っていく様子を観る者は目撃する。仲間を危険にさらす者であれば、女でも子どもでも狙撃対象になる容赦ない戦場の現実。
仲間が標的になることに耐えられず、戦場でアラブ人たちを殺害する感覚の麻痺。その麻痺はテロ組織も同じだ。米軍に情報を漏らした目には目を。そして続く憎しみの連鎖。
この戦場には救いがない。
人間性が介在する余地がない。
だからクリス・カイルは「世の中に狼がいる限り、羊を守る番犬が必要だ」と子どもたちに諭す。

彼は国家にとっても海兵隊の仲間にとっても英雄であることは間違いない。この作品を観て「愛国的な英雄譚」であり、中東での戦いは必然だったという見方もできなくはない。
だが一方で、戦場と故郷の落差に苛立ち、やがてまた戦場へと舞い戻っていく兵士としての病もここには描かれている。自らが役立つのはここではない、戦場だ、とでもいうように。
人をひとり殺せば犯罪者だが、戦場で大勢殺せば英雄だ、といわれる。
時代は変わっても、戦争の実相は何も変わらない。
殺し合いによって得られるものはより高精度での殺し合いであり、膨れ上がる復讐心だ。
やがて兵士は疲れ果て、平常心とは何かもわからなくなっていく。

何せ彼は戦場から生きて帰ったにもかかわらず、戦場で心を病んだ元米兵に「アメリカで」殺されるのだ。
それがレジェンドと呼ばれたカイルの末路だとすれば、彼もまたイラク戦争の犠牲者にほかならない。その結果、何がいま世界を席巻しているのか。

元五輪選手のスナイパーとの一騎打ちは、まるで西部劇の決闘シーンのよう。その辺りがこの映画が批判される一端でもあるだろう。敵のスナイパーを殺した瞬間、私とて高揚してしまうのだから。その意味でこの作品は娯楽性も兼ね備えているから、「単なる米国礼賛映画だ」といった指摘が出るのも理解できる。
だが、C・イーストウッド自身は敢えてそう捉えられることも意図しているのではないだろうか。
ざっくりいえば共和党からも民主党からも距離をおいた「戦場」を彼は描こうとしたのではないかと私は個人的にそう思う。
結局映画の解釈とは受け取る側の問題なのだ。

銃を持たないことを選択した『グラン・トリノ』から6年。
銃が結局本質的に何も解決しないことを描いたこの作品はやはり、多くの問題を突きつけている。
殺し合いに参加することが、どのような結末を導くのかを、もっともっと考える必要がある。

投稿者:真壁 六郎太投稿日:2015-02-28 21:02:13
【ネタバレ注意】

ISILとの戦いを意識したプロパガンダ映画だと思います。イーストウッドは名前貸しでしょう。レンタルで充分だったかな。なんでかっていうとドラマ度が低いんです。脚本が良くない。なぜカイルがPTSDになったかよくわからない。そう思いませんでしたか? これをちゃんと入れてないからドラマとして成り立ってないんです。「エクスターミネーター」「ランボー」「ブルーサンダー」それぞれ方法は違いますがそれをちゃんと説明してある。だからドラマになってる。一例をあげますと、少年がRPGを拾うシーン。「捨てろクソガキ」って言いますよね? いいシーンです。観客はグッと引き込まれる。その後です。ストーリー上の選択肢は二つあります。1.撃つ。 2.撃たない。私だったら撃つを選択するわけですよ。カイルが引き金ひいて、少年の頭がケネディばりにパーンって割れて脳みそが飛び散って後ろの壁にビチャって張り付く。そうすると休暇で家に帰った時、背格好の同じ自分の息子を見るたびにフラッシュバックしてオェッて吐いちゃう。こうすると観客は「なるほどぉーっ」とオモクリでたけしのコメント聞いた千原ジュニアばりに納得するわけです。2を選択するとカイルはいい人で終わってしまいます。1を選択すると撃った直後は「カイル悪い奴やなぁ」と思いますが帰国後PTSDの症状が出たとき「ああ、報いがあんねや」となるわけです。これでこそドラマなんですね。遺族ともめるかも? とか思って撃たないを選択するような脚本家に対しては、私は容赦なく意気地なしと罵るわけです。私はカイルがどんな人かを知るためにお金を払ったのではなく、ドラマを楽しむためにお金を払ったのですから…。

投稿者:kuro投稿日:2015-02-28 20:11:30
仲間から慕われ、尊敬を込めてレジェンドと呼ばれているスナイパー。
それが皮肉にも引退後に、病む帰還兵の相談に乗ってやって、その者に殺されます。
伝説になった男ならではの悲劇でしょう。
私はイラクで160名を殺害した因果応報と思うのですが、それは戦争を経験したことがない者の戯言でしょうか?
極限の緊張を強いられる戦場、そこから戻った者が精神的に大きな傷を負い、回復に時間がかかるのは理解できます。
心配する家族と仕事との両立の難しさもわかります。
だが、それはこのアメリカンヒーローが蛮人と蔑む者たちも同じでしょう。
あくまでアメリカの正義で描かれた戦争映画です。
敵国の最前線の戦場から携帯電話でアメリカの自宅に電話がかけられることに、私は驚きました。
まるでテレビゲームのように、戦場を真上から映像でリアルタイムに俯瞰できることにも。
そんな、現代の戦争のハイテクの凄さに驚かされることや、1920メートル離れた敵を撃てる、漫画のゴルゴ13みたいな射撃手が実在することを知る面白さはありました。
しかし、純粋に映画として評価した場合、アメリカ人が観て、アメリカ人が感動する映画であるとしか思えませんでした。
投稿者:ringoringo投稿日:2015-02-27 15:29:22
【ネタバレ注意】

射殺のシーンは本当に撃たれたのではと思える程の臨場感。
それにしても、あのイラクでの戦いで生まれた憎しみが、今のIslamic Stateとして存在している現実。これからも争いは続いていくのだろうか・・・
解決策が思いつかないのが悲しい・・・

ところで、現在でも軍隊の訓練は鬼軍曹が罵倒するやり方が健在なのですね。

投稿者:uptail投稿日:2015-02-25 10:10:54
演出:9
演技:8
脚本:8
音響:8
投稿者:SECOND_STAGE_LENSMEN投稿日:2015-02-25 03:24:24
『ハート・ロッカー』は社会派の皮を被ったアクション映画だったが、本作はアクション映画の要素を散りばめながら戦争について、人間について考えさせる作品だ。
愛国心まんまんで、「伝説」とまで呼ばれる名狙撃手の主人公がだんだん壊れていく様に、観客はひたすら付き合わされる。
なんたる緊張感!

http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-525.html
投稿者:FFF投稿日:2015-02-23 20:11:39
「ハートロッカー」にはヘドが出たがイーストウッドはさすがである。
イーストウッドは映画ごときが人に啓蒙するなど以ての外だと思っているはずである。
映画の程よいあざとさも心得ているのである。
アメリカンヒーローの全てを観客に委ねており演出にムダなし。
わかる人には伝わるように出来ている。必見です。
投稿者:RRMN投稿日:2015-02-23 00:09:30
エンドロールの黙祷が、イーストウッドが尊敬を集める理由だと思う。

戦争はクソだ。
投稿者:スペースモンキー投稿日:2015-02-22 15:40:50
舞台が中東なので、

やはりスポンサーはTOYOTAだった

時期的に映画製作中に主役の人殺されたのかな?
投稿者:ローランド投稿日:2015-02-21 22:12:03
  他の出演作品を観ていて時には狂気を孕んだようになるブラッドリー・クーパーの目つきが怖かったことがあるのだけど、この映画で冒頭にある爆弾を持った民間人母子を狙撃するかどうかの判断と決断に、その後の対戦車ミサイルを拾った子供を撃つかどうかの苦悩と、ただ射撃の能力に優れているだけではいけなくて、究極の判断と決断をしなければならなく精神を消耗するスナイパー役として、この役者さんはそのために用意されていたかのように思わせるくらいにはまっています。  

  国民の人権がどうの非人道的な政治がこうのと余計な心配をしないで、イラクのサダム・フセインもリビアのカダフィ大佐も地獄の釜の蓋としての必要悪として退治しないでおけばと、その後の混沌とした中東情勢にそんな思いがすることがあるのだけど、そういうのは、この作品にあった猴咾範気犯峺き瓩痢△修里匹譴箸盍悗錣蠅燭はない一国平和主義的なものなのかなって気にもなる。  英雄物語でないことは勿論のこと反戦映画と言い切るようなものでもなくて、冒頭の重低音の唸り響くなかから戦車が登場する場面からして非凡で終始緊張感が途切れることがなく引き込まれますが、人間の心理の描き方にも深いものがあるし、観終わってからもいろいろと考えさせられる秀作です。  

  それにしてもこの監督さん、「ジャージー・ボーイズ」で楽しませてくれたばかりなのに間を置かずにまた秀作を提供してくれるのだからその能力には恐れ入りますが、心身ともに健康で気力も体力も充実しているってことなんでしょうね。  

    気構え心構えが健康に大きく影響するってことで、たとえば59歳の次の誕生日には50歳に戻るということにして50歳代を20年続けることにし、現在60歳以上の者は10歳マイナスにして定年退職と年金支給など社会サービスの開始年齢を実質的に10年遅らせる。 ん、いい考えだ。  良いことか悪いことか100歳なんて珍しくもなくなって、これからまだまだ寿命が延びそうなのに、これで少子化現象がなかったら人口が増えすぎて困ったことになるわけなんで、少子化現象は自然の摂理なのかもしれないとして、生産人口と消費人口のバランスという観点からしても・・・ と、84歳になっても優れた作品を立て続けに創出するイーストウッド御大に、ついつい近未来小説みたいなことを考えてしまいましたよ。  

  エンディングの葬送曲のトランペットが、かって日本で大ヒットしたニニ・ロッソの「真夜中のトランペット」にほぼそっくりなんだけど、古くからある何かの曲からなんでしょうか?。
投稿者:ASH投稿日:2015-02-21 15:29:36
【ネタバレ注意】

 イーストウッド御大、キャリア最大のヒット作となった「アメスナ」。ついこの間、「ジャージー」なるミュージカル映画が公開されたから、2014年は2本も監督作を発表したことになる。齢84歳にしてこのバイタリティは一体何なんだ!! しかも今度は戦争映画ときたもんだ。年齢のことを何度も言うのは失礼だとは思うが、普通、80歳を過ぎたらこういう題材には手を出さないと思うんだけどな。

 まあ、オルシネ・ユーザーに限ったことじゃないが、イラク戦争を題材にすると、途端に拒絶反応を示す映画通も多いのでこの映画を手放しで絶賛するのは注意が必要だが、国を守りたい、仲間を守りたい、さらには家族を守りたいという主人公のクリスの信念は分からなくもない。彼の場合、父親からの影響も強いようだ。狼から羊を守るには番犬が必要だ。その番犬になるべく教え込まれる。確かに、こういう連中がいてくれないと国家の安全が保障されない。

 しかし、「守る」という信念のためには、敵とされている人々を殺さなければいけないという問題も生じてくる。戦場で160人を射殺したとして「伝説」のスナイパーと持て囃されるクリスだが、敵とされる人々にも家族はいる。ここに戦争の在り方を問うている気がする。戦場という特殊な状況下では、冷徹に任務を遂行しなければならない。殺したいから殺したのではなく、そうしなければ自分や仲間を守れない。任務とはいえ、女・子供を撃つのは気分のいいもんじゃないだろうな。

 怖いのは、そういう状況下に身を置いていると精神までもがだんだんと蝕まれてゆくということだ。「ハート・ロッカー」のように、戦場にいることに快感を覚えるようなのも困るが、帰国しても心の安らぎが得られない、ってのも辛いもんがあるわな。自分の身内や知り合いに従軍経験者がフツーにいるあの国では、他人事では済まされないもんがあるんだと思う。「アメリカ万歳!!」映画と短絡的に捉えるんじゃなくて、戦争に行くってのがどうゆうことなのかを見るべきなんじゃね。

 確かに、仲間や家族を守る大義のためなら人を殺してもいいのか? ってな疑問も湧いてくるが、何もクリスはイラク戦争を仕掛けた側の人じゃないから。戦争に駆り出された人なのだから。テロの脅威を目の当たりにして志願したってのも、愛国者ゆえの行動ではないかと思うわけ。テキサスという土地柄、カウボーイ気質があるってのも理由のひとつなのかも。戦場に赴く現代のカウボーイってことで、イーストウッド御大なら生きているうちにぜひやっておきたい企画だったのかもしんないわな。

 キャサリン・ビグロー監督による「HL」や「ZDT」と違って、戦争アクションばりの戦闘シーンが出てくるんで、こういう題材をエンタメ的に扱うことを快しとしない連中も多いことだろうが、「対決」という構図はイーストウッド御大だけに、お好きなんじゃないかと。ムスタファとの息詰まる攻防戦は西部劇の如く。このムスタファ、オリンピックでメダルを獲得した凄腕の狙撃手とのこと。アメリカ側から見れば冷酷な狙撃手だが、イラク武装勢力から見ればクリスとて同じ。

 ブラッドリー・クーパーが獲得した映画化権を当初はスピルバーグに持ち込んだものがイーストウッド御大に回ってきた企画とのこと。ブラッドリーにしてみれば渾身の企画なわけよ。なもんだから、彼の熱演も納得だわ。戦争は人を変える。やんちゃなおにいちゃんが次第に狂気じみた目つきになる。これにて3回連続でオスカー候補に挙がったブラッドリー、ガンバった! あんなマッチョな人だっけか、ってくらいの肉体改造。

 「フォックス」での地味な奥さんから一転、今回はシエナのいい女っぷりが光る。あんな男を伴侶にしたら、奥さんはタイヘンだろうな。こういうできた嫁さんの支えも大切なんだな。ところで、支給されている衛星電話って、任務中でもアメリカ本国にかけることが許されてんのか? 電話口で♪パンパンなんて、怖ぇ! 退役軍人のケアをしていたクリスが凶弾に倒れる皮肉。シエナはこの映画でも旦那さんを射殺で失う役なのね。

 クライマックスは砂嵐で画面がまっ茶色!! 何が起こってるのか見えんよ。

投稿者:SaintEtienneHeaven投稿日:2015-01-25 04:33:09
【ネタバレ注意】

ウェット感排除、いつものイーストウッド節スコアもほぼ封印。
スナイパーの戦場と私生活のエピソードを淡々と描いてるけど重量感と凄みはイーストウッド映画ならではの興奮。
モリコーネサウンドも聴けるし、狙撃手映画の持つストイックさ、戦争映画としてのスリラー、娯楽度にもゾクゾク。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞ブラッドリー・クーパー 
 □ 脚色賞ジェイソン・ホール 
 ■ 音響賞(編集)Bub Asman 
  Alan Robert Murray 
 □ 音響賞(調整)John Reitz 
  Gregg Rudloff 
  Walt Martin 
 □ 編集賞ジョエル・コックス 
  ゲイリー・D・ローチ 
□ 脚色賞ジェイソン・ホール 
 □ 音響賞 
□ アクション映画賞 
 ■ アクション映画男優賞ブラッドリー・クーパー 
□ 作品賞 
 ■ 男優賞ブラッドリー・クーパー 
■ 外国作品賞 
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英国アカデミー(BAFTA)賞、ノミネーション2015/01/13
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アメリカ製作者組合(PGA)賞、ノミネーション2015/01/06
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ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、発表2014/12/03
ブラッドリー・クーパー主演×クリント・イーストウッド監督戦争アクション「American Sniper」、予告編2014/10/03
ワーナー、B・クーパー主演企画で降板したスピルバーグの代役にイーストウッド監督を招聘か2013/08/21
【レンタル】
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