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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015)

ELSER
13 MINUTES

メディア映画
上映時間114分
製作国ドイツ
公開情報劇場公開(ギャガ)
初公開年月2015/10/16
ジャンルドラマ/サスペンス
映倫G
あの時、目を開けていたのは、僕だけだった。

ヒトラーが
最も恐れた暗殺者は、
平凡な
家具職人だった。
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【解説】
 「ヒトラー 〜最期の12日間〜」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督が、1939年11月8日にミュンヘンで起きたヒトラー暗殺未遂事件の知られざる真実の物語に迫るドラマ。主演は「白いリボン」のクリスティアン・フリーデル、共演にカタリーナ・シュットラー、ブルクハルト・クラウスナー。
 1939年11月8日、ドイツ。ミュンヘンのビアホールでは、ヒトラーによる毎年恒例のミュンヘン一揆記念演説が行われていた。やがて悪天候のため、ヒトラーは予定より早く演説を切り上げ退席する。その13分後、会場に仕掛けられた時限爆弾が爆発し、8人の犠牲者を出す。実行犯として逮捕されたのは、ゲオルク・エルザーという36歳の平凡な家具職人だった。ヒトラーは、エルザーの背後に何らかの大がかりな組織があると確信し、秘密警察ゲシュタポに徹底した捜査を指示する。ところが、どんなに過酷な取り調べにも、単独犯との主張を曲げないエルザーだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
110 10.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:nabeさん投稿日:2017-10-14 16:55:57
実話に基づく反戦ドラマである。
ヒトラーを暗殺しようと企てた者は何人かいるが、そのうちの一人がごく普通の家具職人であり単独犯であったことは知られていない。結果は失敗したが、彼の試みがもし成功していたら歴史を大きく変えたことになる訳で、そのスリリングな事実がこの作品を支える柱となっている。
主人公であるエルザーの心の推移を、彼の友人関係を通して丁寧に描いてゆくが、最後までその犯行動機の強さは伝わって来ないので感動する場面は少ない。主人公がすぐに殺害されずに生かされていた事実に対しても謎のままである。
投稿者:bond投稿日:2016-12-03 23:44:46
頑なに抵抗するガッツ。でも、退屈。
投稿者:HABBY投稿日:2016-11-28 00:11:02
【ネタバレ注意】

誇大妄想狂のヒトラーが企んだあの歪んだ、凄惨な大戦においては国民の誰もが多かれ少なかれ犠牲者であり、各地でこうした悲惨なドラマが繰り広げられていたのであろう。本作主人公のエルザー(クリスティアン・フリーデル)のとった行動は残念ながら未遂に終わったものの、彼の信じた正義は正しい方向を向いており、彼を取り調べ、あるいは拷問した軍人らが大局観を見誤っていたことは今となっては明々白々であり、その意味でも彼の勇気と男気は後世に残し伝えていかねばならない類のものなのだと思う。

なかなか誠実で真摯な造り。最初トム・クルーズ主演『ワルキューレ』に似た流れかと思ったが、あのエンタメ性がちょっと小っ恥ずかしくなるくらい、こちらは正攻法でど真ん中を貫く叙事詩になっているとおもう。

投稿者:黒美君彦投稿日:2015-11-19 12:50:26
【ネタバレ注意】

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督による世界的に評価された『ヒトラー〜最期の12日間〜』(2004)の裏側に位置するような物語。
ゲオルク・エルザー(1903〜45)という人物についてはまったく知識がなかった。
彼は、1939年11月8日、ミュンヘンのビアホール“ビュルガーブロイケラー”で、毎年恒例の記念演説を行うヒトラーを暗殺しようと時限爆弾を仕掛ける。
しかし演説を13分早く切り上げたがために、ヒトラー暗殺は失敗し、エルザーは捕らえられる。「ビュルガーブロイケラー爆発事件」だ。

物語は、捕らえられたエルザーに対する拷問、尋問と、彼が1930年代を過ごした田舎町の変化を交互に描く。
ナチスは組織的な犯行であったはずだと苛酷な尋問を繰り返すが、爆破は単独犯行で、イデオロギー的な動機でもなかった。共産党員でもなかった彼はただ、、「自由を失う」ことに耐えられなかったのだ。
彼は1945年4月、ナチス崩壊の直前にダッハウ収容所で処刑されるが、戦後も彼はドイツで顧みられることはなったのだという。冷戦時代には共産主義者の偏屈な男と西ドイツではみなされ、東ドイツでは存在すら無視されてきたという。ようやく再評価されたのは1990年以降。いまや「ゲオルク・エルザー広場」がミュンヘンに作られ、組織ではなく単独の市民を顕彰する「ゲオルク・エルザー賞」が設けられているという。ドイツのメルケル首相が、エルザーを評価したのは2014年になってからだそうだ。
しかし彼は、いまだに地元では「反逆者」のレッテルを貼られたままだという。

拷問シーンや処刑シーンは苛烈で目を背けたくなるが、これは現実にあったことなのだ。
尋問中、ひたすらタイプを打つ女性が登場するが、ヒルシュビーゲル監督は「このキャラクター(タイプライター)は大きくフィーチャーしなければと思っていた」そうだ。「彼女は、当時のドイツのように何も言わず、観客から見ても、体制支持派なのか反体制派なのか分からない。自分の仕事を命じられたまま淡々とこなし、当時の政権の一部として機能していた」し、その姿が「当時のドイツという国を象徴しているように思えた」からだという(マイナビニュース、http://news.mynavi.jp/news/2015/10/19/629)。
ヒトラーは、熱狂的な国民の支持があったからこそ存在し得た。それはハンナ・アーレントがいう「思考停止」に陥り、権力に盲従する国民性に培われたものであった。
そうしたなか、エルザーという人物は明らかに特異だ。
ひとりで権力に立ち向かい、処刑された彼は、現代なら“テロリスト”と十把一絡げに呼ばれることだろう。
歴史は簡単に評価を変える。エルザーの存在はそのことまでも示唆しているかのようだ。

ただヒトラー、ナチス、ドイツの1930年代から終戦までの史実をある程度予備知識として持っていないと、この作品の意味合いはなかなか読み取りにくいかもしれない。
一時期ハリウッドに招かれ、不本意なエンターテインメント作品の監督を務めたヒルシュビーゲル監督だが、やはり彼はこうした歴史と対峙した作品が合っているように思う。地味ではあるが、その裏側までを知った上で観ると、現代のわれわれにもさまざまな問いが発せられている。

投稿者:ビリジョ投稿日:2015-10-29 17:51:18
【ネタバレ注意】

 なかなか魅せる一本でした。ヒルシュビーゲル監督さすが手練ですね。

 ヒトラー暗殺未遂犯ゲオルク・エルザー。初めて知った。戦争映画というよりは人間ドラマで、予想してたのと違った。暗殺犯も男女関係が色々とややこしかったようで、大変ですね。
 主人公の人間臭さが非常に印象に残った。インテリでもないしむしろ貧しく組織にも属しておらず。歴史に埋もれかけていた人なわけだ。冷静に振り返るとなかなか凄い人ではないか。
 ナチス側のおじさんもどうやら人間臭かった。

 ハンサムでないところが、ドイツ映画だなーとも思った。余計な感想。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 男優賞クリスティアン・フリーデル 
【ソフト】
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