allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

あの頃エッフェル塔の下で(2015)

TROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE
MY GOLDEN DAYS

メディア映画
上映時間123分
製作国フランス
公開情報劇場公開(セテラ・インターナショナル)
初公開年月2015/12/19
ジャンルロマンス/ドラマ/青春
映倫R15+
そしてきみを想い出す
あの頃エッフェル塔の下で [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,420
amazon.co.jpへ

 Photos
あの頃エッフェル塔の下で

【解説】
 「そして僕は恋をする」「クリスマス・ストーリー」のアルノー・デプレシャン監督が、マチュー・アマルリックを20年前の「そして僕は恋をする」と同じ役名で主演に起用して贈る追憶のドラマ。中年の主人公がある出来事をきっかけに、若き日の冒険譚やほろ苦い初恋の思い出を回想していくさまをノスタルジックに綴る。主人公の青年時代とヒロインにはともに新人のカンタン・ドルメールとルー・ロワ=ルコリネを抜擢。
 長い外国暮らしから久々にフランスへ帰国した人類学者のポール。空港でパスポートのトラブルに巻き込まれ、足止めを食らう。彼と同じ名前のパスポートがもう一通存在するというのだ。取り調べが進むうち、高校時代に親友のマルクと行ったソ連で、ユダヤ人を助けるためにパスポートを盗まれたと偽り、再発行していたことを思い出す。やがて彼は、エステルとの初恋の記憶をも呼び覚ます。パリの大学に通うポールは、妹の同級生で地元ルーベではアイドル的存在だったエステルのハートを射止める。パリとルーベで離れて暮らす2人は毎日のように手紙を書きつづり、互いの恋心を確かめ合うのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:HABBY投稿日:2017-10-04 22:19:22
【ネタバレ注意】

『そして僕は恋をする』と対で見て初めて価値がわかる作品というような趣。ちょっと迂遠というか高尚すぎて個人的にはあまり肌に合わなかった。エロシーンがリアル(ロリータ一歩手前?の過激さ)なところはさすがフランス作品。

投稿者:黒美君彦投稿日:2016-02-02 16:02:55
【ネタバレ注意】

アルノー・デプレシャン作品は未体験だったので、新鮮だった。
冒頭ポール・デダリュス(カンタン・ドルメール/現在マチュー・アマルリック)の半生を辿るのかと思ったが、実はエステル(ルー・ロワ=ルコリネ)との恋愛がメイン。
80年代後半の痛々しい恋が激しくも叙情的に描かれる。
その美しさゆえに、少年たちからちやほやされ自信たっぷりなエステルと、2年も?その後を尾けていたポール。ポールは狂った母が自殺する不幸に見舞われたものの、ある意味真っ当にグレて、けれど人類学の面白さに目覚めて真面目に勉強にも打ち込む少年に育つ。

それはあたかもヌーヴェル・ヴァーグのトリュフォー作品を髣髴とさせる。弾けんばかりの美しさが際立つルー・ロワ=ルコルネは1996年生まれ。かつてジャンヌ・モローが演じたような美神の役割を見事に演じる。そしてはじめは優位に立っていたはずのエステルは、次第になかなか逢えないポールへの恋情に焦がれ、やがて我を見失うほどの熱に浮かされ、かなわないが故に他の男に身を委ねる。
後半はふたりが交わした便りを、それぞれが独白するように朗読するシーンが重ねられる。このときのエステルの表情が狂おしく、何とも切ない。痛々しいほどの恋心がそこにはある。
かつて遠距離恋愛はそんなもどかしさを伴っていた。メールもまだなかった時代。手紙が届き、その返事を待ち続ける感覚。待つ、ということは相手のことをひたすら考えるということでもある。まだ来ない、あの人はどうしているのか、まだ来ない、何かあったのか、早く届いて欲しい、早く逢いたい、あの人にただ逢いたい…。

この作品の中にも登場するプラトンの『パイドロス』で展開される恋愛論こそが、この物語のベースにあるのかと思ってしまう。プラトンは「恋は狂気である」とした上で、「恋こそは、他のいかなる世俗のものにもまして、最も『よい』ものだといわねばならない」という。
この作品に描かれる若者の恋愛もまたどこか狂気じみている。だが、あの狂気は若者ゆえの無鉄砲さを伴うが故により輝いているとはいえないだろうか。
ラスト近くでエステルは、ベッドの上でギリシャ語を翻訳してみせる。「あの子はいまどこに」と読んでみせたその一文は、その後のふたりを暗示する。
若い二人の恋愛の結末は総じて苦い。だが、それは自分がよりなりたい自分になる上で必要な通過儀礼でもあるのかも知れない。
久しぶりにフランス映画らしいエスプリが利いた純愛物語を観た気がした。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国映画賞アルノー・デプレシャン 
□ 作品賞 
 ■ 監督賞アルノー・デプレシャン 
 □ 有望若手男優賞カンタン・ドルメール 
 □ 有望若手女優賞ルー・ロワ=ルコリネ 
 □ 脚本賞アルノー・デプレシャン 
  ジュリー・ペール 
 □ 音楽賞グレゴワール・エッツェル 
 □ 撮影賞イリナ・ルブチャンスキー 
 □ 音響賞 
 □ 編集賞ロランス・ブリオー 
 □ 美術賞トマ・バクニ 
 □ 衣装デザイン賞ナタリー・ラウール 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【Blu-ray】あの頃エッフェル塔の下で2016/08/03\4,700amazon.co.jpへ
 【DVD】あの頃エッフェル塔の下で2016/08/03\3,800amazon.co.jpへ
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION