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完全なるチェックメイト(2015)

PAWN SACRIFICE

メディア映画
上映時間115分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ギャガ)
初公開年月2015/12/25
ジャンルドラマ/伝記
映倫G
それは、
世界が震えた<神の一手>
完全なるチェックメイト [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,160
価格:¥ 1,486
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【解説】
 米ソ冷戦時代に、国の威信を懸けた世界選手権でソ連の王者に歴史的な勝利を挙げてアメリカの英雄となった天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの数奇な人生を、世界王者に輝いた世紀の対局における緊迫の攻防を軸に描いた伝記ドラマ。主演は「サイダーハウス・ルール」「スパイダーマン」のトビー・マグワイア。共演にピーター・サースガード、リーヴ・シュレイバー。監督は「ラスト サムライ」「ラブ&ドラッグ」のエドワード・ズウィック。
 1972年、アイスランドのレイキャビクでチェスの世界王者決定戦が開催された。冷戦下にある米ソの直接対決となったこの一戦は、両国の威信を懸けた代理戦争として大きな注目を集めた。ソ連はこのタイトルを24年間も保持し続けていた。現チャンピオンのボリス・スパスキーも冷静沈着で完全無欠な絶対王者。対する挑戦者のアメリカ代表は、IQ187の天才にして我が道を突き進む自信家のボビー・フィッシャー。常人の理解を超えた突飛な思考で数々の奇行を繰り返し、周囲を困惑させることもしばしばだった。そんな中、世界中が注目する世紀の一戦が幕を開けるのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:ヨハネス0617投稿日:2017-04-21 18:36:02
肝心の主人公が、ただわがままを言い散らす+妄想にさいなまれて陰謀論をわめくだけで全く人間的魅力のない青年なので、みんなが手を焼きながらもこの天才を何とか盛り立てようとする理由が全く伝わってこない。現実のボビー・フィッシャーには、希代の変人とはいえ何かしらそういうものがあったはず。脚本が悪いのか、トビー・マグワイアの力量不足なのかは分からないけれど。
しっかり脇を固めるピーター・サースガードとマイケル・スタールバーグの適確な演技はすばらしく、ボビーより彼らが気になってしまう。そして何よりリーヴ・シュライバー演じるソ連の天敵スパスキーのほうが誇り高く負けず嫌いながらもスポーツマンシップにあふれた魅力的な人物に描かれているせいで、ますますボビーの影が薄く… 主人公はどうでもいいからもっと脇役たちを見せて!と言いたくなる映画でした。
投稿者:dadada投稿日:2017-01-30 09:21:47
さすが、職人ズウィック監督。サラッと面白く観せる。
偏執的な天才の物語だから、もっとクセのあるアクのある描き方であっても良いのでは?と物足りなさは残る。
投稿者:bond投稿日:2017-01-17 22:25:43
天才と狂人の狭間で、チェスに憑依された人生。朝から晩までチェス。
投稿者:HABBY投稿日:2017-01-16 15:27:18
【ネタバレ注意】

IQ187の米国人天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生(幼少期〜ソ連人世界チャンピオン ボリス・スパスキーとの世紀の一戦)をドラマチックに描いた一作。『ビューティフルマインド』や『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、最近観た作品だとビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン(トランプ大統領就任式でお祝いの演奏をやるとも噂されているが、さて、、)の伝記映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』もそうだったが、本作の場合も常軌を逸した天才の孤独と悲哀とがうまく描かれている。

フィッシャーの場合はチェスというゲームの性質からくる「国と国との威信をかけた擬似戦争、代理戦争」(当時のチェス界はソ連が牛耳っていたため、フィッシャーは単身でそうしたソ連勢に立ち向かわなければならない重圧に見舞われていた)に巻き込まれたこともあり、また彼のような超天才がしばしば陥る精神的な変調が悪化したことに伴って、偏執症や妄想性精神異常を発症、安楽な日常を送ることが困難となっていた。そんな中、アイスランドでロシア人の世界王者スパスキーとの頂上決戦に挑み、そして最終的に勝利した(この勝負においてフィッシャーは数々の革命的な新手を披露、天才の名を確実にしている。第6局は今でもなお"史上最高の一局"と謳われるほどだ)のだからまさに映画の素材としてはうってつけであろう。これまでにもフィッシャーを題材とした作品は幾つか作られているが、本作もそうした作品群に混じり、「天才フィッシャーここにあり」を大衆に知らしめる一作に仕上がったと評価したい。

作中でも表現されていたが、彼の生き様、存在感、世界に与えた影響はボクシングの元世界王者モハメッド・アリに匹敵するものだと思う。スパスキーとの試合中、ナーバスになって対局を放棄しかかったフィッシャーをニクソンやキッシンジャーが鼓舞し、対局を続けるよう懇願したのも理解できる(当時の米国はソ連との冷戦以外にも対中関係やベトナム戦争など様々な困難を抱えており、意気消沈しつつある国民を勇気付けるためにもフィッシャーの活躍は有効な材料の一つだったというわけだ)。

アリ以外だとロシアの天才数学者グレゴリー・ペレルマンもかなりフィッシャーの生き様に近い人生を歩んでいると思う(ノーベル賞級の功績を成し遂げたにもかかわらずその偉業を讃える賞金も受け取らず引きこもり、音信不通になった辺りはフィッシャーの寂しげな後半生とも重なる)。

本作の原題"Pawn Sacrifice"の意味だが、キッシンジャーとニクソンにとって、フィッシャーはポーンのような手駒の一つに過ぎなかった。ブレジネフとKGBにとってのスパスキーも、同じような存在だった。つまり、2つの大国にとって、チェスプレイヤーは相手に取られてもいいポーンのような存在でしかなかった、というシニカルな意味が込められている。これを説明するのは簡単ではなく、邦題がこうした形に変節するのは致し方ない気もする。日本人が考える以上に、欧米世界でのチェスの意味するところは深く大きなものがあるということだろう。

本作では触れられなかったが、フィッシャーは晩年の数年間を日本で過ごしている。フィッシャーが対米外交に反旗を翻し国籍を剥奪されていたこともあって、日本国籍を与えようという動きも広がった。将棋の羽生さん(余談だが、彼はチェスも非常に強く日本でのランキングは常にトップ圏を確保している)も人一倍フィッシャーのことを気にかけ、彼が日本でうまく暮らせるよう色々と行動されていたのをよく記憶している。

結果的にこの計画はうまくいかず、彼は日本を出国、最終的にアイスランドで息を引き取ることになるのだが、個人的には日本よりもアイスランドで一生を終えたのはフィッシャーにとって良かったのではないかと考える。スパスキーとのあの頂上決戦は、彼の人生にとっても大きな比重を占めるものだと思うので。

フィッシャーを演じたトビー・マグワイアの純真な演技は十分合格点を与えてもよかろう。娼婦(エヴリーヌ・ブロシュ)との交流を描いた場面も好き。

投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2016-11-08 05:23:12
神父役のピーター・サースガードが最高です。
投稿者:mototencho投稿日:2016-01-04 17:11:11
ここで描かれている人物を知ったのは、1994年に観た「ボビー・フィッシャーを探して」。チラッとしか映っていないけれど、天才の代名詞として引用されている。作っていた人々に切迫感があったかは判然としないけれど、2015年の今となっては、“頭脳ゲームで人類が天才を発揮できた時代”を描いた作品に思えてくるから恐ろしい。http://mototencho.web.fc2.com/2015/pawnsacr.html
投稿者:ASH投稿日:2015-12-26 20:08:45
【ネタバレ注意】

 チェスはもちろん、囲碁も将棋も麻雀もやらん、いいとこオセロぐらいしかできない頭の悪い俺が果たしてこの映画を愉しめるだろうか? という一抹の不安もあったが、コレがすこぶるオモロいんだわ。その昔、「ボビー・フィッシャーを探して」って映画でこのお話の主人公であるボビー・フィッシャーの名前を知った程度の予備知識しかなくても大丈夫。チェスのルールを知っていればもっと愉しめるんだろうが、俺のような無知無学でも2人の対局シーンからは目が離せなくなったもんな。

 早速、邦題は大いなる【ネタバレ注意】なんだが、70年代に行われたボビーとスパスキーの対局は史実として知られているので勝敗の行方は周知のことなんだろうが、それでも観る者をグイグイと惹き込んでゆく。TV中継を観ているわけではないのでお互いがどんな手を打ったのかは画面を観る限りでは分からんのだが、そこを補うのが2人の表情や仕草。このジリジリとした緊迫感が堪らない。サスペンス映画でもないのに、まさに手に汗握る展開。またチェスってのは、肘をついて考えに耽る姿が画(え)になんのよ。

 チェス世界大会でソ連の勝者と対局するというのは、ボビーにはそのつもりがなくても、冷戦時代においては米ソの対戦と匹敵する。憎ッくき仮想敵国をギャフン(死語)と言わせるには格好のチャンスだ。おのずとボビーの双肩にアメリカの威信がかかる。ボビーのキメ手となる一手と、利用されてお払い箱にされた彼の境遇が原題(「Pawn Sacrifice)」を意味していることが最後に分かる。メンタルな部分で問題を抱えていたボビーが、妄想に取り憑かれて次第に壊れてゆく様を見るのは、辛いもんがあるんだわ。

 独学でチェスを学んだボビーは類稀な才能を持った天才型プレイヤーだ。だが、天才ゆえにフツーの人とは違う、悪く言っちゃえば社会不適合者なんだわ。あのわがままぶり!! さらには極度のパラノイア気質!! こんなヤツがそばにいたら気苦労が絶えないわ。だが、俺は破滅型の天才を「映画」で観るというのは、ケッコー好きなんだわ(「アマデウス」然り)。極度の神経質で、第1戦での挙動不審な行動は、「これ、ホントに実話かよぉ?」と言えるくらいのレベル。会場にいた観客も、頭ん中に「?」がいくつも浮かんだことだろうよ。

 ボビーと対戦するスパスキーもいい迷惑だわ。紳士的な態度でボビーに接するも、当のボビーはまるでガキんちょ。2戦目をすっぽかして不戦勝だなんて、スパスキーにすれば気持ちのいい勝ち方じゃねぇだろうよ。ここで分かるのが、スパスキーは師匠の下で修業を積んだ秀才型のプレイヤーであって、実際に対局をすることでボビーをぶっ潰してやりたいと願う根っからの勝負師。スポーツ映画のような醍醐味が、次第に増してくる展開に唸るんだわ。

 囲碁や将棋のTV中継では盤を挟んでムッツりとした顔で対局するというイメージなんだが、チェスって椅子から離れて会場内を歩き回ってもいいもんなんだと、この映画で初めて知ったわ。ありゃ、真剣勝負とは言えんぞな。対局相手が神経質なヤツだと分かれば、わざと気を散らせて混乱させる作戦も可能だわ。ボビーの理解者であるロンバーディ神父が場外で彼の手を読もうとするくだり、ゾクゾクするような興奮が味わえる。チェスのルール、知らんのに!

 トビーは「マイブラ」でも何かに取り憑かれたような男を演じていたが、案外、飄々としたおにいちゃんよりもこういう狂気じみた役の方が似合うかも。可愛げのないヤツだけど目が離せない。なるへそ、トビーは製作も兼任しているだけに渾身の役作りなんだろうな。対するリーブも上手い! 最後の対局での敗北を認めたときの清々しいくらい笑顔、最高! トビーはコレでオスカー候補になってもいいくらい。

 ボビーのパラノに影響されちゃったのか、スパスキーまでもが「椅子が振動している。X線で検査してくれ」というくだり、場内からクスクス笑いが! 「蛍光灯を詳しく調べた結果、中からとんでもない物が見つかりました!!」と言われて差し出されたモノには場内もドッと沸く! 地味な映画だけど、笑えるシーンもチラホラあって、上映時間中はまったく飽きないんだわ。

 10代のボビーを演じていたのはリメイク版「オーメン」のダミアンこと、シーマスくんだったのかぁ〜! 野村祐人、気付かんかったぁ〜!

投稿者:yudegani投稿日:2015-12-23 15:27:48
お前はもう詰んでいる。
【ソフト】
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