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ヒトラーの忘れもの(2015)

UNDER SANDET
LAND OF MINE

地雷と少年兵(東京国際映画祭)

メディア映画
上映時間101分
製作国デンマーク/ドイツ
公開情報劇場公開(キノフィルムズ)
初公開年月2016/12/17
ジャンルドラマ/戦争
映倫G
大人たちが残した 不条理な任務。
少年たちが見つけるのは、憎しみか
明日への希望か――
ヒトラーの忘れもの [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,854
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【解説】
 第2次大戦直後のデンマークで、同国に残されたドイツ人少年兵たちが、ナチスが埋めた地雷の除去作業を強制させられていた、という知られざる残酷な史実を映画化した衝撃のドラマ。死と隣り合わせの不条理な状況に放り込まれたドイツ人少年兵たちの過酷な運命と、憎しみをもって彼らを監督するデンマーク人軍曹の心に芽生えた葛藤の行方を描く。主演はローランド・ムーラーとルイス・ホフマン。監督はデンマークの新鋭マーチン・サントフリート。
 1945年5月。ナチス・ドイツの占領から解放されたデンマークだったが、海岸線にはドイツ軍が埋めた無数の地雷が残ったままだった。そしてその除去に、捕虜となっていたドイツ兵たちが駆り出されることに。そんな除去部隊の一つを監督することになったデンマーク軍のラスムスン軍曹。セバスチャンらドイツ兵全員があどけなさの残る少年であることに驚きつつも、ナチスへの憎悪を剥き出しに、彼らを容赦なくこき使っていく。この作業が終了すれば帰国できるというラスムスンの言葉に唯一の希望を託し、死と背中合わの作業をこなしていくセバスチャンだったが、一人また一人と仲間たちが命を落としていく。そんな彼らのあまりにも過酷な姿を目の当たりにして、いつしかラスムスンの心にも思いがけない変化が生じていくのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:ghost-fox投稿日:2017-08-06 22:09:34
【ネタバレ注意】

切迫感が希薄で全体的に平坦な印象 
結末も創作じみて真に迫るものが無い 
なので邦題は間違っていない

投稿者:Bill McCreary投稿日:2017-05-23 05:33:11
【ネタバレ注意】

ほとんど世界的にも知られていないと思いますが、第二次大戦後のデンマークでの地雷撤去をドイツ軍捕虜、特に少年兵が担わされたということをテーマにした映画です。私も全然知りませんでしたが、たぶんデンマークでも「黒歴史」ということで、あまり触れられることもなかったのでしょうが、多くのドイツ兵が死亡したり負傷したりしたというのは悲劇ですね。しかも少年兵だったら、おそらくさほど悪質な戦争犯罪をしたわけでもない兵士がほとんどでしょう。

ラストは、デンマーク側の人間が見るに見かねて少年兵を逃がすというものですが、果たして実際にそのようなことがあったのか私は存じ上げませんが、今となってはそういう話の展開にせざるを得ないような非人道的なことだったということでしょう。ぜひ現在の日本人に見ていただきたい映画だと思います。

http://blog.goo.ne.jp/mccreary

投稿者:ちょいQK投稿日:2017-01-24 12:14:12
 1945年5月、終戦後のデンマークで捕虜のドイツ兵を使って行われた地雷除去の史実を扱った映画。150万個の地雷が海岸線に埋められており、2600人のドイツ兵によって140万個が処理されたのだが半数が死亡または重傷を負ったとのこと。そしてドイツ兵の大半は15〜18歳の少年兵であり、映画でもラスムスン軍曹(ローランド・ムーラー)が指揮する11人の少年兵を描く。
 ナチスに対する憎しみに燃えるラスムスンが、それを少年兵たちにぶつけることで、少年兵の過酷な状況が際立つ。ろくな食料も与えられず過酷な労働を強いられる戦争捕虜の話は各国であったろうが、一つ間違えば即、爆死という作業の毎日であるということが、異様な緊張感を生ずる。全員がそれらの作業を強制されて行うということが、爆発物処理班を描いた「ハートロッカー」とは異なる、より緊迫した感覚を伝えてくる。さらに美しくのどかな浜辺の風景との対比でそれが一層強められる。少年兵たちは、「処理が終わったら国に帰す」という軍曹の約束のみに希望を託して、過酷な状況を受け入れるしかすべはないが、一人また一人と死者が出る。
 占領軍だったナチスドイツへの憎しみが捕虜個人個人への憎しみとして継続し、どこまでも赦しに繋がらないのかどうかということが一つのテーマとなっている。この場合の捕虜がナチス幹部たちであったなら成り立たないテーマかもしれない。しかし、捕虜が全て少年兵であればかなり違ってきて、毎日の生活を共にするラスムスンの気持ちも揺れ動く。「自分たちが埋めた地雷を自分で除去させるのは当然だ」という正当な理屈だが、実際に彼ら少年兵たちが埋めたという訳でもない。映画では、少年兵たちの戦歴には触れていないし、ナチスの残虐非道は自明のこととして描かれていないので、つい少年兵たちに同情しがちであるが、被占領国の兵隊であったラスムスンたちの憎しみもよく理解できる(酔っぱらって捕虜をいじめて回るデンマーク兵たちのシーンはちょっと類型的にやりすぎとも思えるが)。当然ながら簡単に結論の出る話ではなく、ラスムスンも自分なりの折り合いをつけて行動することになる。
 非人道的兵器としての地雷処理を巡って、理詰めに走ることも情緒に流されることもなく、戦争の不条理と残酷さを改めて描いた傑作である。
http://blog.goo.ne.jp/andante_003
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-01-05 13:15:24
【ネタバレ注意】

自国が仕掛けた数え切れない地雷を除去する…こんな史実を私は知らなかった。
邦題「ヒトラーの忘れもの」だけを聞くと、牧歌的とまではいわないまでもナチスをめぐる心理ドラマかと思ってしまいそうだが、この作品に描かれているのは「憎い敵をどこまで憎むことが許されるのか」という、きわめて重い命題である。
ノルウェーの地下資源に目をつけたドイツは、中継地としてデンマーク占領を目論み、1940年4月に侵攻。当初「保護国」扱いだったが、1943年には軍事的支配下に置いたため、デンマーク国内では抵抗運動が続いたという。
1942年、ユトランド半島の西海岸では英米の侵攻に備え、ドイツによって「大西洋の壁」と呼ばれる防御線が築かれ始めた。約2600キロに及ぶ海岸線に砲台などが築かれ、このうち400キロを占めるデンマークの西海岸には150万にのぼる地雷が埋設されたという。
1945年5月のドイツ降伏を受け、イギリス軍の監督を受けた地雷除去作業が始まることになる。ドイツ兵のうち約1万人あまりが「故国に捨てられた敵国人」としてデンマークに残されていたが、彼らを使って地雷除去が強制されたのだ。
指揮監督するのはデンマーク人。作業に従事したなかには、少なからず少年兵が含まれていたのだという。

この作品では、ドイツへの敵愾心をむき出しにするデンマーク人ラスムスン軍曹(ローラン・ムラ)と少年兵たちが描かれる。
作品は美しい浜辺で、沈黙の中で続けられる緊張した時間をずっと映し出す。
正直観る側としてはたまらない。当然地雷が爆発し、少年が吹き飛ぶシーンが予想されてしまうからだ。
少年兵たちを演じた若き役者たちが、劣悪な環境を体現する。そして…吹き飛ばされる少年。手足が無惨に引きちぎられ、母親の名を呼ぶ少年の姿は目を背けたくなる。エルンストとヴェルナーという双子(エーミール&オスカー・ベルトン)を配することによって、かたわれを喪った少年の自爆が胸に迫る。
軍曹とセバスチャン少年との心の交感も、軍曹の愛犬の爆死を受けてまた関係は振り出しに戻る…。

自国の武器によって殺される少年の気持ちはどうだろう。一瞬の隙を突いて爆発する地雷の恐怖。
一方、ナチスに虐げられてきたデンマーク国民の憎悪も深い。自分たちで仕掛けた地雷を、自ら処理させて何が悪い。それは道理だ。
14人いた少年兵は、誤爆によって4人にまで減る。軍曹はこの4人を帰国させたいと願うが、別の地雷原で除去作業を強制したいと軍部は考える。
なぜこんなことが起きてしまうのか。
今もなお、世界中に眠っている対人地雷の除去作業は続いている(エジプトやイラン、モザンビーク、アフガニスタン、カンボジアがよく知られる)。
デンマークでは21世紀になってもなお、一部で地雷が発見されたという。
理不尽な戦後処理を担うのは結局生き残った人間であり、その意味では戦後瀬戸内海などで掃海活動にあたった船員たちもそうした理不尽な犠牲者だといえるだろう。
悲惨な現場を目撃した少年兵たちの戦後はどのようなものだったのか…そんなことまで考えさせられる作品だった。

投稿者:Longisland投稿日:2015-11-07 22:07:47
WW狂紂.疋ぅ跳海海岸線に敷設した地雷を、ドイツ兵に処理させ大量の犠牲がでてていた。 何ぞデンマーク国内でタブー視されている事実を元に、ドキュメンタリー出身監督が映画化。 一見平和そうな海岸線、どこに埋まっているかわからない緊張感、次々に亡くなる仲間・・・ 食料支給も滞る絶望的状況下で生き抜く少年兵と監督する軍曹。果てしない作業の後にあったのは絶望、希望・・・。  実に見応えあった作品、個人的にはコンペグランプリ。 映画祭での上映後監督、ローラン・モラー(軍曹役)が登壇 作品中は厳格で禁欲的だった軍曹ふだが、実際は明るくギャップに驚。

第28回東京国際映画祭 コンペ 最優秀男優賞(ローラン・モラー/ルイス・ホフマン)
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞マーチン・サントフリート (デンマーク)
■ 撮影賞カミラ・イェルム・クヌーセン 
 ■ 衣装デザイン賞シュテファニー・ビーカー 
 ■ ヘア&メイクアップ賞Barbara Kreuzer 
■ 最優秀男優賞ルイス・ホフマン 
  ローランド・ムーラー 
【ソフト】
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