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オーバー・フェンス(2016)

メディア映画
上映時間112分
製作国日本
公開情報劇場公開(東京テアトル)
初公開年月2016/09/17
ジャンルドラマ/青春
映倫G
美しく壊れかけた男と女の物語
【初回生産限定版】佐藤泰志 函館三部作 Blu-ray BOX
参考価格:¥ 14,040
価格:¥ 10,512
USED価格:¥ 14,774
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【クレジット】
監督:山下敦弘
製作:永田守
企画:菅原和博
エグゼクティブプ
ロデューサー:
麻生英輔
プロデューサー:星野秀樹
アソシエイトプロ
デューサー:
吉岡宏城
佐治幸宏
米窪信弥
ラインプロデュー
サー:
野村邦彦
原作:佐藤泰志
『オーバー・フェンス』(小学館『黄金の服』所収)
脚本:高田亮
撮影:近藤龍人
美術:井上心平
編集:今井大介
音楽:田中拓人
照明:藤井勇
製作統括:小玉滋彦
余田光隆
録音:吉田憲義
キャスティングプ
ロデューサー:
元川益暢
出演:オダギリジョー白岩義男
蒼井優田村聡
松田翔太代島和之
北村有起哉原浩一郎
満島真之介森由人
松澤匠島田晃
鈴木常吉勝間田憲一
優香尾形洋子
【解説】
 近年再評価が進む不遇の作家・佐藤泰志の小説を、大阪芸術大学出身の気鋭監督で映画化する「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く“函館三部作”最終章。人生に挫折し、将来の展望のないままに孤独で無気力な日々を送る主人公が、キャバクラで働くヒロインや職業訓練校の仲間たちと織りなす不器用な交流を通して少しずつ変わっていく姿を描き出す。主演はオダギリジョー、共演に蒼井優、松田翔太。監督は「苦役列車」「味園ユニバース」の山下敦弘。
 妻子と別れ、故郷の函館に戻り、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らす男、白岩。訓練校とアパートを往復するだけの毎日で、すっかり生きる意味を見失っていた。そんなある日、同じ訓練校に通う代島に連れて行かれたキャバクラで、聡という男みたいな名前のホステスと出会う。昼間は寂れた遊園地でバイトし、鳥の動きを真似て踊るこの風変わりなホステスに急速に惹かれていく白岩だったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:あーぼう投稿日:2018-01-02 16:05:04
函館は行ったことがないが、北海道らしいどこか寂しい雰囲気と暑くなさそうな夏が描かれている。職業訓練校に集う様々な人々が、ストーリーが進むにつれステレオタイプではなくちゃんとした「個人」として観る人に伝わってくる。役者がみんな上手い。他人への優しさと、生きることの肯定感を与えてくれる映画である。
投稿者:HABBY投稿日:2017-08-31 21:59:02
【ネタバレ注意】

独特の倦怠感と寂寥感が全体を覆う。オダギリジョー、蒼井優、松田翔太ともそれぞれ陰を抱えて生きており、その切なさと一生懸命さがほのかに伝わってくるなんとも言えぬ味のある感動作。蒼井優は昔から魔性の女と言われていて、その意味がよくわからない時もあったが、ここにきてその意味が把握できるようになった。松田翔太はいつもよりも元気のある役、かな。KPOPアイドル風味なこの髪型、真似してみたくなった。オダギリジョーはどんな役をやらせても格好良いなあ。
タイトル「オーバーフェンス」の意味がわかるのは最後の最後。まことに憎く、味のある構成。最後になって倦怠感が吹き飛んだ。

投稿者:pumpkin投稿日:2017-06-19 09:40:54
予備知識なしに見始めたのですが、この話現代じゃないですよね。20年くらい前に思える。ひょっとしたら昭和の終わり頃かも。みんなたばこ吸ってるし、ケータイ、スマホ、パソコン出てこないし、職業訓練所はとても役に立ちそうにないこと教えているし、動物園のセキュリティも甘いし。
オダギリジョーは今までそんなこと思ってもみなかったのに、この作では目つきやしぐさがわたしの友人にそっくりで、昭和のにおいがいっぱいでした。

蒼井優のダチョウのまねはとてもうまかった。
投稿者:dadada投稿日:2017-05-03 17:13:44
山下監督は、個性的な女優さんの個性を活かして魅力的に撮るのが、お上手だね〜。
ここの蒼井優は、怖いけどチャーミング。喚き声の容赦ない感じなんか、えらく怖えんだけどね。

勝間田さんのありがたい言葉じゃないけど、色んな人がいる感をサラリと手際よく見せつつ白岩オダジョーのお話が展開。
何が起こるの?ってくらい、白岩がシツこく聡を誘うソフトボール大会。
彼女がやって来て彼がカッ飛ばすってバカっぽいオチも、色々あるけど人って単純って感じが微笑ましいかな。
投稿者:マジャール投稿日:2016-12-16 14:30:08
【ネタバレ注意】

なかなかよかったです。フツーに面白い、フツーの映画だった。  

同じ原作者の『海炭市叙景』は、2011年の春先に新宿の劇場で観ましたが、これも、とにかく長いし暗くて辛気臭い映画だったけど、最後まで観てよかったと思います。造船所の進水式の準備で、クス玉に鳩を仕込むシーンなんて、いまだに印象に残ってる。(でも、『私の男』はつまらなかった、どうしちゃったんだろう・・)

蒼井優が素晴らしい。オダギリも良かった。
三部作のなかでは、いちばん観易くていいんじゃないでしょうか。
他の役者さんたちも好演。
職業訓練校では、世代も前歴も異なる男たちが集まって共同作業をするのですが、そのなかでも、「白岩さんがいちばんまともですよ」「白岩さんだから話すんですが」と、主役のオダギリは、なにかと他の訓練生から信頼されたり、年長者としてもてなされたりと、居心地は悪くないのだが、それでも不穏な空気は徐々に醸成されていく・・・・。

まぁ私としては、この訓練校の部分と、蒼井優と関わる部分とが、同じだけのバランスで描かれているみたいだったのが、ちょっと不満でしたね。
もっと、優ちゃんの場面にバランス傾けて作ってほしかった。

(9/23 池袋の劇場にて、いまさらながらのコメントです)
(それにしても、コメント少ないなぁ)

投稿者:黒美君彦投稿日:2016-09-28 19:28:45
【ネタバレ注意】

何度も芥川賞候補になりながらついに受賞することなく41歳で自死した佐藤泰志の原作をもとにした作品は、「函館三部作」最終章と位置づけられている。函館を舞台に、離婚・離職した中年男白岩義男(オダギリジョー)と、昼は遊園地、夜はクラブでホステスとして働く女田村聡(蒼井優)の不器用な恋愛を描く。
登場人物がそれぞれひと言では語れない過去を持ち、だけれど明確に語られるのは白岩の過去くらいで、さほど深くは描かれない。主人公の聡(さとし)にしても、人格破綻していることは窺われても、その過去については何の言及もない。
蒼井優は壊れかけた女を実に巧みに演じる。突然表情をこわばらせ、激昂する聡。正直、周辺にいたら近づきたくないタイプの女だ。面倒くさいことこの上ない。
少し距離をおいていたのに彼女に惹かれてしまう白岩。彼もまた絶望している人間だ。居酒屋で突然目が据わり「…今のうち笑ってろよ、なにも笑えなくなる日が来るから」と言い放つ彼もまた壊れかけている。

だが鳥の求愛行動を真似する蒼井優は、あたかもモダンバレエを踊っているようで美しい。空から羽根が落ちてくるシーンは突然幻想的になるし、遊園地「こどものくに」で動物を解き放つシーンもどこかコミカルでシュールだ。そこここにそんな印象に残る場面が散りばめられている。ハクトウワシは求愛するとき、がしっと爪を絡ませてくるくる落ちてくるらしい。蒼井優の手が、一瞬鳥の頭になり、爪になる。
職業訓練校の同級生たちもまた個性的で良かった。北村有起哉や満島真之介、鈴木常吉らがいい味を出している。

だが、離婚の理由を問い詰めて暴れだす蒼井優は正直関わりたくない。これは白岩が悪い、という女性の見方もあるらしいけど。「深く関わる気がないから誰にでも優しい、しかも本人が無自覚」というのがイカンらしい。中途半端に喜ばせ期待させてしまうから、より深く女を傷つけてしまうらしい…。なるほど、そういう考え方もあるのか。けどそれってお互い様のような気もするけど。

オーバー・フェンスで何かが変わるのか。変わって欲しい。そんなかすかな希望もまた透けて見える。観終わってからじわじわ来る作品だ。

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(■=受賞、□=ノミネート)
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