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太陽の蓋(2016)

メディア映画
上映時間130分
製作国日本
公開情報劇場公開(太秦)
初公開年月2016/07/16
ジャンルドラマ
映倫G
3.11
危うい真実をあなたは目撃する
太陽の蓋 [DVD]
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 Photos

【クレジット】
監督:佐藤太
製作:橘民義
プロデューサー:大塚馨
脚本:長谷川隆
撮影:小宮由紀夫
美術:及川一
衣裳:高橋英治
編集:小林由加子
音楽:ミッキー吉野
VFXプロデュー
サー:
平興史
スクリプター:黒河内美佳
ヘアメイク:金森恵
照明:林大樹
整音:小宮元
装飾:太田哲
録音:良井真一
助監督:廣田啓
出演:北村有起哉鍋島
袴田吉彦坂下
中村ゆり鍋島の妻・麻奈美
郭智博修一
大西信満山中
神尾佑福山哲郎
青山草太寺田学
菅原大吉枝野幸男
三田村邦彦菅直人
菅田俊
井之上隆志
宮地雅子
菜葉菜
阿南健治
伊吹剛
【解説】
 巨大津波によって未曾有の被害を出した東日本大震災。追い打ちを掛けるように福島では深刻な原発事故が発生、日本列島は重大な危機を迎えた。本作は、そんな2011年3月11日からの5日間に焦点を当て、情報不足と混乱の中で事態の対応に当たる政府官邸の様子を、真相を追う新聞記者の視点を軸に再現したドラマ。主演は北村有起哉、共演に袴田吉彦、中村ゆり、三田村邦彦。一般社団法人自然エネルギー政策研究所の代表・橘民義が製作を務め、ドキュメンタリー「無知の知」を手がけた大塚馨がプロデューサーを務める。監督は「ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-」の佐藤太。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2016-09-06 17:26:01
【ネタバレ注意】

福島第一原発事故発生当時の政府・東電等の動きをどう評価するか。立場によってその捉え方は違うだろう。これまでさまざまな観点からの再現がTVドキュメンタリーやニュースの特集などで報道されてきた(「メディアは何も伝えていない」というのはウソだ。「そのようなメディアに自ら接していない」というべきである)。
危機管理ができなかった民主党政権、というレッテル貼りが、その後の与党自民党を中心に喧伝されてきたが、自民党政権であればもっと巧く乗り切れたとは到底思えない。何せ彼らにとって原発事故はあってはならないのだ。隠蔽に躍起になったとしても、住民の安全第一を考えたとは思えない。当時東電本店は現場の状況把握に手間取り(それは専門的な技術者が幹部にいなかったことも意味する)、その上に伝えるべき情報を伝えなかったために官邸が孤立する結果を招いた、というのが私の大雑把な理解である。何せ旧原子力安全委員会の斑目委員長(当時)は「水素爆発はあり得ない」とうそぶいていたのだから。いざ事故が発生した時、的確な判断ができる専門家はいなかったのが事実なのだ。
だから、あの時本当に必要だったのは「事故は起こり得る」と主張していた反原発派の研究者だったのだ。
この作品では、内閣が実名で登場する。イラカンこと菅直人首相(当時)が、怒りを爆発させて現場を混乱させたのはそうかも知れない。しかし本来ならば機能すべきエリート集団である官僚機構は、この時完全に麻痺に陥っていた。彼らはマニュアルに沿った動きは俊敏だが、文字通り「想定外」に対する備えはしていなかった。安全神話の上に胡坐をかき続けた結果、無能をさらけ出したのが、東電であり、経産省であったことは否定しようがない。

さてこの作品だが、正直中途半端な印象は免れない。
当時を時系列で振り返る報道番組はいくつも作られてきているが、再現ドラマもそうした番組で多用されてきた。
この作品もまた、その延長線上で観てしまうのだ。だから狂言回しとして新聞記者を配し、彼が政権中枢にいた人々にインタビューをしてまわるのにも違和感を覚えてしまう。実際にインタビューをして欲しい、その姿を見たい、と思ってしまう。
つまりドキュメンタリードラマの手法なら納得できるところが、全体をフィクションとして組み立てているために、もうひとつ入り込めないのだ。
逆に、情報のない中で次々避難先を変えられる福島県の被災者たちの姿は真に迫っていた。それだけに官邸を舞台にした政治劇に対してはやや中途半端な印象なのだ。

しかし最近の健忘症的な傾向はどうだ。
個人的には原発再稼働はやむなし、というのが個人的な立場だが、なし崩し的な廃炉の延長はすべきではない。つまりこれから全原発を廃炉にするまでの時間を利用して、代替エネルギーについて、そして原発依存を深めている地域の産業構造の変革をすべきだと私は考えている。「やっぱり原発がないとねえ」と、国の口ぶりを真似する人が、被災から僅か数年でこんなに増えるとは思ってもみなかった。
作品としては今ひとつではあるけれど、もう一度あの時間に身を置くという意味では、観て損はない作品かもしれない。

【ソフト】
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