allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

人生フルーツ(2016)

メディア映画
上映時間91分
製作国日本
公開情報劇場公開(東海テレビ放送)
初公開年月2017/01/02
ジャンルドキュメンタリー
映倫G
人生は、だんだん美しくなる。

2017年1月2日(月)よりポレポレ東中野にてお正月ロードショーほか全国順次公開

人生フルーツ

(C)東海テレビ放送


 Photos

【クレジット】
監督:伏原健之
プロデューサー:阿武野勝彦
撮影:村田敦崇
編集:奥田繁
音響効果:久保田吉根
音楽:村井秀清
音楽プロデューサ
ー:
岡田こずえ
音声:伊藤紀明
ナレーション:樹木希林
【解説】
 「死刑弁護人」「ヤクザと憲法」などの東海テレビ製作ドキュメンタリーの劇場版第10弾。90歳の建築家・津端修一さんとその妻・英子さんにカメラを向け、その豊かな老後の暮らしぶりと、60年間連れ添ってきた2人の深い夫婦愛を見つめていく。2人が暮らすのは、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅で異彩を放つ小さな雑木林に囲まれた一軒の平屋。かつて日本住宅公団で数々の都市計画を手がけた修一さんだが、1960年代に自然との共生を目指した高蔵寺ニュータウンの基本設計を手がけるも、経済優先の無機質な大規模団地に取って代わられてしまう。やがて、それまでの仕事から距離を置き、その高蔵寺ニュータウンに土地を買うと、恩師アントニン・レーモンドの自邸に倣った平屋を建て、雑木林を育て始める。それから50年、雑木林は里山の風景を甦らせ、キッチンガーデンでは70種の野菜と50種の果実が栽培され、妻・英子さんの手で美味しいごちそうへと姿を変えていく…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-02-21 19:03:17
【ネタバレ注意】

「風が吹けば枯葉が落ちる/枯葉が落ちれば土が肥える/土が肥えれば果実が実る/こつこつ/ゆっくり」
何度となく繰り返される樹木希林のナレーションが心地よい。
1925年生まれの建築家津端修一さんと3歳年下の妻英子さん。津端さんが、師であるアントニン・レーモンド邸に倣って建てたのは、自ら手がけた高蔵寺ニュータウンの一角だった。ニュータウンは計画通りには進められなかったが、自宅は思い通りに設計。庭には70種の野菜と50種の果実。その恩恵を食卓へ。津端さんも英子さんも、畑仕事はもちろん、家のひとつひとつ何でもこなす。
映画では、90歳近い津端さんと英子さんの、文字通り“地に足のついた”生活が丹念に描かれる。
何も遺せないけれど豊かな土を残すことはできる、と畑に腐葉土を足し、丁寧に土を作っていく津端さんの姿はまるで仙人のようだ。
そして津端さんは2015年6月2日、草むしりをした後、昼寝をしたまま亡くなる。
亡骸は今にも起き上がりそう。90歳の大往生。その表情は、死さえも淡々と受け容れているかのようだ。
こんな人がいた。こんな夫婦がいた。
真似はできないけれど、人間らしい生き方を突きつめて実践した人がいた。そんな爽やかな作品。

それにしても東海テレビ制作のドキュメンタリー、この作品はもうテレビの枠を超えている。ドキュメンタリー映画プロダクションとして成立しているのではなかろうか。
カメラもいいし、一切姿を見せないディレクターの潔さも心地よい。
なかなかの作品でした。

【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION