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サラエヴォの銃声(2016)

SMRT U SARAJEVU
DEATH IN SARAJEVO

メディア映画
上映時間85分
製作国フランス/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2017/03/25
ジャンルサスペンス/ドラマ
その引き金を引いた者は、
英雄なのか、テロリストなのか。
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【解説】
 「ノー・マンズ・ランド」「鉄くず拾いの物語」のダニス・タノヴィッチ監督が、サラエヴォの歴史と混迷するヨーロッパの社会情勢を背景に描く群像サスペンス。第一次世界大戦のきっかけとなったサラエヴォ事件から100年を記念する式典が行われようとしているホテルを舞台に、様々な事情や思惑を抱えた登場人物たちが複雑に織りなすスリリングな人間模様を、同時進行による緊迫感あふれる筆致で綴っていく。2016年のベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。
 サラエヴォにある“ホテル・ヨーロッパ”では、事件から100年の記念式典を迎える準備に追われていた。そんな中、屋上ではジャーナリストが事件とその後の歴史についてインタビュー取材を行い、式典に参加する要人の一人は、部屋に籠って演説の練習を繰り返す。いっぽう従業員たちはストライキを画策し、支配人はその阻止に動き出すのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:Bill McCreary投稿日:2017-04-27 07:49:01
ヨーロッパの人には面白いのかもだし、ネットレビューの評判もよいのですが、私には「どうもなあ」の映画でした。たとえば女性が拉致されるくだりなんて、それは冷静にはできないということなのでしょうが、警察に連絡するのが最初でしょう。そうしたら映画にならない、っていう次元の話じゃないですか(笑)。

ホテルの女性のスカートが相当膝上で、彼女のスタイルのよさもあり、それが一番印象に残りました。で、彼女の母親役の女優を見て、うーん彼女もいずれはああなる(体格がよくなる)っていう暗示なのかもとつまらんことを考えました。なお、旧ユーゴスラヴィアの国々はどうだか知りませんが、旧ソ連の少なくとも現ロシアは、昔は結婚後、出産後は体格の良くなる女性が増えましたが、ソ連後は女性たちもスタイルに気をつけるようになったとのこと。

ただサラエヴォは宗教と民族と歴史がぶつかり合う街ですから、そういう意味でも興味深いにも程があるところですので、そういう点ではやはり興味をかきたてる部分のある映画です。http://blog.goo.ne.jp/mccreary
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-04-10 14:14:03
【ネタバレ注意】

<あらすじ>2014年6月28日は、第一次世界大戦勃発のきっかけとなった皇太子夫妻暗殺事件=サラエヴォ事件から100年の記念日に向けて、サラエヴォ最高級のホテル“ホテル・ヨーロッパ”では、記念式典の準備に追われていた。そのホテルの屋上では、ジャーナリスト・ヴェドラナ(ヴェドラナ・セクサン)が戦争について暗殺者と同じ名のガヴリロ・プリンツィプ(ムハメド・ハジョヴィッチ)にインタビューをし、式典に招待されたVIPジャック(ジャック・ウェバー)は演説の練習をしている。しかしその背後ではホテルの従業員がストライキを企て、ラミヤ(スネジャナ・ヴィドヴィッチ)はストの中心である母と支配人オメル(イズディン・バイロヴィッチ)の板ばさみになる。そんな混沌とするホテルに鳴り響く一発の銃声…。

原作はベルナール=アンリ・レヴィによる戯曲。
文字通りホテルは混沌としたヨーロッパを象徴している。
1908年に、オーストリアがボスニア・ヘルツェゴビナを併合。南スラヴ諸国への統合を望んでいたボスニアに住むセルビア人の多くは強い反感を抱き、民族間の対立感情が高まった。1914年6月28日、オーストリアの皇位継承者フランツ・フェルディナント夫妻がサラエボ視察中に暗殺される。世にいう「サラエヴォ事件」だ。
犯人はボスニア系セルビア人の青年ガヴリロ・プリンツィプで、犯行グループの一人が、武器がセルビア政府の支給品であることを自白した。この事件がきっかけでオーストリアがセルビア政府に宣戦布告したことが、第一次世界大戦の直接的な引き金だったのだ。
プリンツィプはテロリストとされているが、いまだに多くのセルビア人は彼を「英雄」と捉えている。ジャーナリストとの対話でそんな「ズレ」が浮かび上がる。
一方、ホテルの裏側では不穏な動きが蠢いている。資金繰りに困っているらしく、従業員の給料は二か月未払いのままだ。従業員たちはストを企て、支配人は闇の勢力に解決を依頼する。
ラミヤがホテルのバックヤードを歩き回るその後ろをカメラがずっとついていく。見かけは瀟洒なホテルだが、裏側には汚れた通路が迷路のように入り組んでいる。そこには見えない力が働いているのだ。

いわゆるグランド・ホテル形式で展開される群像劇は、ボスニア・ヘルツェゴビナをめぐる近現代史をある程度知らないとついていくのは難しいかも知れない。
そして現代ヨーロッパが直面する数々の問題も。
一度はEUとしてひとつになったはずの欧州だが、英国が離脱、フランスをはじめ各国で移民排斥を主張する政党が勢力を拡大するなど不穏な空気が流れ始めている。
イスラム国によるテロもまた、その不穏な空気に拍車をかける。
サラエヴォ事件から100年経った今も、一発の銃声によって大きく国際関係が揺らぐ可能性を秘めているのだ。
なかなか一筋縄ではいかない作品。もう少し知識をつけないと。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 審査員特別賞・銀熊賞ダニス・タノヴィッチ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】サラエヴォの銃声2017/09/02\3,900amazon.co.jpへ
【レンタル】
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