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たかが世界の終わり(2016)

JUSTE LA FIN DU MONDE
IT'S ONLY THE END OF THE WORLD

メディア映画
上映時間99分
製作国カナダ/フランス
公開情報劇場公開(ギャガ)
初公開年月2017/02/11
ジャンルドラマ
映倫PG12
これが最後だなんて、
僕たちは哀しいくらい
不器用だった。

2017年2月11日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA 他全国順次ロードショー

たかが世界の終わり

(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual


 Photos

【解説】
 「わたしはロランス」「Mommy/マミー」のグザヴィエ・ドラン監督が、38歳の若さでこの世を去ったフランスの劇作家ジャン=リュック・ラガルスの戯曲を豪華キャストで映画化した家族ドラマ。自らの死を告げるために帰郷した34歳の主人公と、それを迎える家族の葛藤と、不器用ゆえの切ない心のすれ違いを緊張感あふれる筆致で描いていく。主演はギャスパー・ウリエル、共演にナタリー・バイ、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール。
 人気作家のルイは12年ぶりに帰郷し、疎遠にしていた家族と久々に顔を合わせる。目的は不治の病に冒され死期が迫っていることを伝えるため。幼い頃に別れたきりの妹シュザンヌは兄との再会に胸躍らせ、母マルティーヌは息子の大好きな料理で歓迎する。一方、兄のアントワーヌはひたすら刺々しく、その妻カトリーヌは初対面の義弟に気を遣いつつも戸惑いを隠せない。そうして食事を囲みながらの無意味な会話が続き、なかなか帰郷の目的を打ち明けられないルイだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-02-15 19:29:45
【ネタバレ注意】

天才と称される1989年生まれのグザヴィエ・ドラン作品は実は初めて。
クローズアップを多用した光と影を活かした演出と個性的な音楽の融合は確かにセンスを感じる。

「もうすぐ死ぬ」ことを家族に伝えるため、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)ははしゃぎ、別れた時はまだ幼く兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は嬉しそう。だが兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)は素っ気無く、彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初めて顔を合わせる。
物語は死期の迫った息子と家族の和解を描くのかと勝手に思っていたが、そんな生易しいものではなかった。
とりわけ兄にとってゲイで他の家族に歓迎されるルイの存在は目障りで仕方がない。
恐らくルイが故郷を去った背景には、この兄との葛藤もあったのだろう。それを静かに受け容れようとするルイ。その大人びた対応にまたキレて怒鳴り散らすアントワーヌ。名前を呼ばれただけで苛立つ兄にとっては、告白を受けたわけではないが弟の死など「たかが世界の終わり」じゃないか、ということになる。
お前はここに12年いなかった。お前のいた世界が終わったとしても、「ここ」は何も変わりはしない。アントワーヌはそう言いたげだ。

ギャスパー・ウリエルは繊細な主役を巧演。ただあまりに死から遠く見えるのがどうだったか。
ヴァンサン・カッセルの憎々しげな演技はもう見事としかいいようがない。全てをぶち壊す彼の存在は、観ていて憎しみを抱いてしまいそうなほどだ。弟の帰郷をなぜ受容できないのか、僅かな日々をどうしてやり過ごすことが出来ないのか。母や妹の歓びをどうして踏みにじるのか。そこまであんたはエラいのか。そんな風にアントワーヌへの怒りが増幅される。
そこまで弟を憎む理由が今ひとつわからないからだ。
そこで冷静に様子を見つめているマリオン・コティヤールがまた素晴らしい。女優は化粧ひとつでここまで佇まいが変わるものなのか。
どちらかというと目の力を感じる彼女だが、この作品では化粧気のない田舎の女として風景に溶け込む。
素直な視線をルイに向けるのは彼女だけだ。それはそうだ、彼女にとって義弟は初対面なのだから。

カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品とは知らずに観たのだが、評価は賛否両論あるようだ。
だが、初めて観たグザヴィエ・ドラン作品は、確実に楔のようなものを私の記憶に打ち込んだ。さて、彼はこれからどんな映像を見せてくれるだろうか。

投稿者:SaintEtienneHeaven投稿日:2017-02-15 12:27:32
【ネタバレ注意】

ご開帳せず!
ヴァンサン・カッセルは期待通りブチ切れまくり。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールグザヴィエ・ドラン 
 ■ グランプリグザヴィエ・ドラン 
■ 監督賞グザヴィエ・ドラン 
 ■ 主演男優賞ギャスパー・ウリエル 
 □ 助演男優賞ヴァンサン・カッセル 
 □ 助演女優賞ナタリー・バイ 
 ■ 編集賞グザヴィエ・ドラン 
 □ 外国映画賞 
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