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海辺の生と死(2017)

メディア映画
上映時間155分
製作国日本
公開情報劇場公開(フルモテルモ=スターサンズ)
初公開年月2017/07/29
ジャンルロマンス/文芸/戦争
映倫G
ついてはいけないでしょうか
たとえこの身がこわれても 取り乱したりいたしません

2017年7月29日(土)テアトル新宿ほか全国順次公開

海辺の生と死

(C)2017 島尾ミホ / 島尾敏雄 / 株式会社ユマニテ


 Photos

【クレジット】
監督:越川道夫
製作:畠中鈴子
企画:畠中鈴子
プロデューサー:清野恵里子
財前健一郎
原作:島尾ミホ
『海辺の生と死』(中公文庫刊)
島尾敏雄
『島の果て』
脚本:越川道夫
脚本監修:梯久美子
撮影:槇憲治
美術:沖原正純
編集:菊井貴繁
音響:菊池信之
音楽:宇波拓
ヘアメイク:橋本申二
衣裳デザイン:伊藤佐智子
照明:鳥羽宏文
装飾:藤田徹
助監督:松尾崇
出演:満島ひかり大平トエ
永山絢斗朔中尉
井之脇海隼人少尉
川瀬陽太大坪
津嘉山正種トエの父
【解説】
 『死の棘』の島尾敏雄とその妻・島尾ミホが、2人が出会った太平洋戦争末期の奄美群島・加計呂麻島での出来事をもとに綴ったそれぞれの小説を原作に、奄美大島が自身のルーツだという満島ひかりを主演に迎え、島に駐屯し出撃命令を待つ特攻隊の青年と、島の娘との切ない恋の行方を描いた文芸ロマンス。共演は永山絢斗。監督は「アレノ」の越川道夫。
 昭和19年12月、カゲロウ島。世界中で戦争が起こり、のどかなこの島にも多くの軍人さんがやってくる。そんな中、国民学校の教師・大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇隊隊長の朔中尉と出会う。軍歌よりも島唄を歌えるようになりたいと語るなど軍人らしくない朔のたたずまいにいつしか心惹かれていくトエだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-08-14 12:18:27
【ネタバレ注意】

女優としての演技が時として過剰に感じられる満島ひかりだが、この作品ではその演技にやはり唸らされた。
いうまでもなく彼女は沖縄出身(本人曰くルーツは奄美大島らしい)なのだが、その南方系の顔立ちやほどよい茶褐色の肌が、この作品の舞台となっている奄美大島や加計呂麻島の濃い緑や海の色に実によく似合う。
彼女が演じるのは島の国民学校教師大平トエ。子どもを指導しながら、彼女から溢れてくるのは年齢相応のエロスだ。化粧気もなく、いつも汗でじっとり濡れているのだがそれが妙に艶っぽいのだ。そして時折彼女が口ずさむ島唄がとても切ない。
原作は島尾ミホの『海辺の生と死』と島尾敏雄『島の果て』ほか。
物語は戦争末期、トエと海軍特攻艇隊長の朔(永山絢太)が出逢い、恋に落ちる過程を静かに描く。
抑えつけていた欲望が解放されたとき、後先考えずに行動するのは女の方だ。それまでの表情とは打って変わって「女」そのものとなって朔にしがみつくトエはそこはかとなく美しい。そしてその解放された欲望が、濃密な島の自然にとてもよく似合っている。
島唄「朝花節」の歌詞「他の島の人と縁を結んじゃいけないよ/他の島の人と縁を結んでしまえば/落とすはずのない涙落とすことになるよ」とは、何と切ないことだろう。
島を跋扈する生霊。死に向かう男。生に目覚めた女。
最後に逢いに行く前、井戸の水を浴びたトエが、途轍もなく明るい光に視線を向けて笑むシーンがあったが、あれは何を意味しているのだろう。そこには生霊がいたのだろうか?

ただ、クライマックスの海辺のシーンで照明があてられまくっているのは少々興醒めか。
夜のシーンは描き方が難しいが、もう少し闇の気配を残せなかったのかな。
とにかく満島ひかりの演技、唄だけでも見応え聴き応えがある。
恐らく彼女はいま若い女優としてのピークを迎えつつある。

それにしても、教室に貼られた「50音カタカナ」。何故か「タ行」が抜けているのですが。「テ」だけ抜けていたら「手抜き」と言えたんだけど(笑)。

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