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エンドレス・ポエトリー(2016)

POESIA SIN FIN
ENDLESS POETRY

メディア映画
上映時間128分
製作国フランス/チリ/日本
公開情報劇場公開(アップリンク)
初公開年月2017/11/18
ジャンルドラマ/ファンタジー
映倫R18+
その存在は、完全な光――
エンドレス・ポエトリー 初回生産限定コレクターズBlu-ray BOX
参考価格:¥ 6,696
価格:¥ 4,977
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【解説】
 チリの鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、前作「リアリティのダンス」に続いて自身の思春期・青年時代をマジック・リアリズムのタッチで描いた自伝的ファンタジック・ドラマ。故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住したホドロフスキー一家。青年アレハンドロは、抑圧的な父に反発して家を飛び出し、芸術家姉妹の家に転がり込むと、そこで自由な生き方を謳歌する若きアーティストたちと交流を重ね、自らも詩人として生きていく覚悟を固めていく。
<allcinema>
【関連作品】
リアリティのダンス(2013)
エンドレス・ポエトリー(2016)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-01-10 12:38:49
チリの巨匠アレハンドロ・ホドロフスキーの作品に触れる機会がこれまでなく、これが初体験…なんじゃこれは!の連続でとにかく圧倒された。画面全体に横溢する色彩、異形を何ら隠すことなく露わにする登場人物、あちこちに散りばめられた寓意、理解が追いついていかない展開、もう目を見開いてスクリーンを凝視するしかない。
エミール・クストリッツアの描く祝祭ともどこか似ているが、この作品はより芸術的であり、より作家主義的な印象が強い。
物語はホドロフスキーの自伝のようなもの。故郷のトコピージャから首都のサンティアゴに家族で移り住んだものの、医者になるよう強制する父親を嫌って詩人宣言。一族の大事な樹を切り倒して家出。そして放浪の旅…。
主人公のアレハンドロ(アダン・ホドロフスキー)の家族がみな強烈。オペラ風に語り、嘆き、泣く母サラ。ケーキのイチゴを喉に詰まらせて死んだ息子を嘆いてケーキに顔を突っ込む祖母、万引き犯を徹底的に辱める父ハイメ…。
そして家出した後も「カフェ・イリス」で有名な詩人ステラ(パメラ・フローレス/サラ役と二役)と出会い、衝撃を受ける…。
とまあ、ストーリーらしきものは確かにあって、この後アレハンドロは尊敬する詩人ニカノール・パラに出会ったり、親友エンリケ・リン(レアンドロ・ターブ)と知り合ったり。
息をつく間もなく次々場面は変わり、登場人物が変わるのだけれど、その度に寓意に充ちたスクリーンが現れるので、すっかり酔ってしまった気分になった。

1929年生まれのホドロフスキーだが、映像に現れる実際の彼は若々しい。そして父ハイメを演じたブロンティス・ホドロフスキーは彼の5人の息子の長男、主人公アレハンドロを演じたアダンは末息子。さらに衣装やデザインを手がけているのはホドロフスキーの現在の妻パスカル=モンタンドン・ホドロフスキー(歳の差43歳!)。
一家が協力して築き上げたこの作品は、あたかも詩人の頭の中のイマージュを映像化したかのような強力な魅力に満ちていた。
一回観ただけでは勿体ない…そう思わせる作品だ。
「燃え盛る蝶」「完全なる光」…詩人が探し求める言葉が映像と響き合い、私はすっかり酔いつぶれた気分だった。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2018-01-01 23:03:52
 ことさらにアレハンドロ・ホドロフスキーが「マジック・リアリズム」だと喧伝されるのには、実は、違和感がある。なぜなら、良く出来た映画のカットは、すべからく(たとえノンフィクションであっても)、「魔術的現実」ではないか。それは「映画的瞬間」という言葉と同意なのだ。

 完全な光。とにかく美しい色使い。クリストファー・ドイルらしいカメラワークはあまり感じなかったが、色の定着には貢献しているのだろう。

 こゝでも、パメラ・フローレスが圧倒的パフォーマンスだ。相変わらず、科白が全てオペラ歌唱の母親役も見事なのだが、何と云っても、巨女ステラの造型は驚愕の演技演出だ。カフェ・イリスの造型の面白さも、シナジーとして効いている。また、アダン・ホドロフスキーのエンターテイナーとしての実力に惚れ惚れした。特に道化のシーンは見事だ。その他、親友エンリケの恋人、小人の女との情交、骸骨の軍団と赤鬼の軍団の交錯、骸骨のイメージ、黒子の扱いなど、全体に、前作以上の満足度だ。

#「完全な光」とは、ラスト近くのアダンの科白。本作が目指したのも、そこなのだろう。到達したかどうかは別として。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
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