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少女ファニーと運命の旅(2016)

LE VOYAGE DE FANNY
FANNY'S JOURNEY

メディア映画
上映時間96分
製作国フランス/ベルギー
公開情報劇場公開(東北新社=STAR CHANNEL MOVIES)
初公開年月2017/08/11
ジャンルドラマ/戦争
映倫G
あきらめない。
だってこれは、みんなの
希望をつなぐ旅――。

2017年8月11日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー

少女ファニーと運命の旅

(C)ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT - 2015


 Photos

【解説】
 わずか13歳のユダヤ人少女がリーダーとなり、9人の子どもたちだけでナチス支配下のフランスからスイスへと過酷な逃避行を繰り広げる姿をサスペンスフルに描いた感動のドラマ。ファニー・ベン=アミの驚きの実体験を綴った自伝を映画化。主演はオーディションで選ばれた演技初挑戦の新人、レオニー・スーショー。監督は名匠ジャック・ドワイヨンの娘で、これが長編3作目のローラ・ドワイヨン。
 1943年、ナチスドイツの支配下にあったフランス。ユダヤ人の子どもたちは親と離れ、支援組織が秘かに運営する児童施設に匿われていた。そんな施設の1つに幼い2人の妹と共に身を寄せていた13歳の少女ファニー。ある日、心ない密告のせいで別の施設に移らざるを得なくなる。しかしそこにもナチスの魔の手が迫り、子どもたちは責任者のマダム・フォーマンに率いられ、スイスを目指すことに。しかしナチスの厳しい取締りの中、ファニーを含む9人の子どもたちは、列車の乗り継ぎの際に大人たちとはぐれてしまう。そのため年長のファニーがリーダーとなり、恐ろしいドイツ兵の目をかいくぐりながら、子どもたちだけでスイスへの旅を続けることになるのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-09-11 16:27:28
【ネタバレ注意】

児童文学の薫りが強いが、この物語は実話である。
時は1943年。ナチスドイツの支配下におかれたフランスでは、ユダヤ人の子どもたちが親と離れて、支援組織が秘かに運営する施設に匿われる。13歳の少女ファニー(レオニー・スーショー)は、ふたりの妹の世話をしながら生活していたが、密告によってその場所を離れなくてはならなくなる。マダム・フォーマン(セシル・ドゥ・フランス)に導かれながら…。
仲良くなった青年エリー(ヴィクトール・ムートレ)はドイツ兵に捕らわれてしまうが、エリーからスイスまでの手紙を託されたファニーは、その手紙を届けようと心に誓い、子どもたちのリーダーとしてドイツ兵の魔の手から必死で逃れる。

逃避行を子どもたちの目を通して描いたこの作品は、ユダヤ人女性ファニー・ベン=アミの自伝をもとにしている。偽名を教え込まれ、身許を偽る子どもたちの姿が痛々しい。信じられない大人たち。自らの身は自ら守らねばならない理不尽。
主役のレオニー・スーショーは好演だけれど、それにもまして末妹のジョルジェットを演じた撮影当時8歳のジュリアーヌ・ルプローが何とも愛らしく物語を救っている。
逃避行の中で川を見つけ、やがてきゃっきゃっとはしゃぎながら水遊びを始める子どもたちの姿は美しく心を打つ。無邪気な彼らの姿を観ながら、なぜこんないたいけな子どもたちが逃げ惑わなくてはならないのかと思う。
ところどころそんな叙情的なシーンが挿入されるのだが、何せ監督は名作『ポネット』(1996年)のジャック・ドワイヨン監督の娘、ローラ・ドワイヨンなのだから、そこはDNAのなせる技か。
テンポがとても早く、どんどん展開していくが、そこに「善人」「悪人」が現れては消え、消えては現れるのが印象的。
エリーは、ファニーの希望をつなぐために敢えて白紙の手紙を託したのか。もしそうだとすればあまりに切ない話ではある。

フランスでは長く「(ナチス支配下の)ヴィシー政権はフランスではない」として、1942年7月、1万3千人余のユダヤ人(その内4000人以上が子ども)が検挙されたヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件(略称ヴェル・ディヴ事件)については政府は関知しない姿勢をとっていた。しかし1995年に当時のシラク大統領が初めてヴェル・ディヴ事件について謝罪し、フランスにおけるユダヤ人迫害の事実が広く認知されるようになったという(映画でも『サラの鍵』(2010)などで取り上げられるようになった)。

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