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禅と骨(2016)

メディア映画
上映時間127分
製作国日本
公開情報劇場公開(トランスフォーマー)
初公開年月2017/09/02
ジャンルドキュメンタリー/ドラマ
京都の禅僧、日系アメリカ人ヘンリ・ミトワその一代記。

2017年9月2日(土)より、ポレポレ東中野、キネカ大森、横浜ニューテアトルほか全国順次公開

禅と骨

(C)大丈夫・人人FILMS


 Photos

【クレジット】
監督:中村高寛
プロデューサー:林海象
アソシエイトプロ
デューサー:
利重剛
藤岡朝子
制作プロデューサ
ー:
白尾一博
構成:中村高寛
白尾一博
キャラクター原案:今日マチ子
撮影:中澤健介
(ドラマ・パート)
美術:江連亜花里
(ドラマ・パート)
撮影監督:小林基己
(ドラマ・パート)
衣装:笠本ゑり子
(ドラマ・パート)
編集:白尾一博
音響:菊池信之
(ドラマ・パート)
藤林繁
(ドラマ・パート)
音楽:中村裕介
エディ藩
大西順子
今野登茂子
寺澤晋吾
武藤イーガル健城
オープニングタイ
トル:
稲葉まり
エンディング曲:コモエスタ八重樫
『骨まで愛して』
横山剣
『骨まで愛して』
メイク:島徹郎
(ドラマ・パート)
挿入曲:岸野雄一
『赤い靴』/『京都慕情』
岡村みどり
『赤い靴』
タブレット純
『赤い靴』
重盛康平
『京都慕情』
野宮真貴
『京都慕情』
録音:倉貫雅矢
(ドラマ・パート)
国分玲
(ドラマ・パート)
ナレーション:仲村トオル
出演:ヘンリ・ミトワ
ウエンツ瑛士ヘンリ・ミトワ(青年時代)
余貴美子こう・ミトワ
利重剛志村基
チャド・マレーンジョン・ミトワ
ロバート・ハリスヘンリ・ワットソン
緒川たまき貴婦人
永瀬正敏近藤和男
佐野史郎石井辰夫
伊藤梨沙子
飯島洋一
山崎潤
松浦祐也
けーすけ
千大佑
小田島渚
TAMAYO
清水節子
【解説】
 「ヨコハマメリー」の中村高寛監督が、日系アメリカ人の禅僧、ヘンリ・ミトワの波乱に富んだ人生とその実像に迫る異色ドキュメンタリー。京都嵐山の名刹・天龍寺の禅僧ヘンリ・ミトワ。1918年、横浜でアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた彼は、1940年に単身渡米し、戦時中は敵性外国人として、日系人強制収容所で過ごした。戦後、仏教に目覚めた彼は、やがて日本に帰国すると、禅僧の道を歩むとともに、茶道や陶芸などにも造詣の深い風流人として、“青い目の文化人”と評されるようになる。ところが80歳を目前に突如、童謡『赤い靴』の映画化に情熱を燃やし、その実現に奔走していく。本作はそんなヘンリ・ミトワの晩年に密着するとともに、型破りな彼の一代記を、ウエンツ瑛士演じる青年時代の再現ドラマを織り交ぜ描き出していく。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-11-13 12:17:49
【ネタバレ注意】

中村高寛監督は2006年公開の『ヨコハマメリー』で高く評価したが、11年ぶりの新作ドキュメンタリーは取材に実に八年、またまたひと筋縄ではいかない作品だった。
主人公は嵐山・天龍寺の僧侶清泉禅師ことヘンリ・ミトワ。1918年にドイツ系米人の父と新橋の芸者だった母の間で生まれた三人兄弟の末っ子。
日本人として育つが、スパイではないかと疑いをもたれることから逃れるように1940年単身米国へ。ところが米国籍がないため、結局「敵性外国人」扱いされて日系収容所へ。そこで妻サチコと出会い結婚…。とまあ、あれやこれやで数奇な人生であることは確かだ。

ヘンリは童謡でも知られる菊池寛(ひろし)の『赤い靴』の映画化を熱望していた。中村監督は、ヘンリの支援者に依頼され、彼の映画作りを助けるという目的で撮影を始めたという。ところがクランクインから8か月後、ヘンリが体調を崩し入院してしまい、当初の目的が果たせなくなることが確実になって今一度映画の方向性を考え直さざるを得なくなったのだという。
ただ、いずれにせよこの作品には引き出しが多い。
ヘンリ・ミトワの歩んできた日系アメリカ人としての一生。
そのなかで渡米することで15年会えないままで死なせてしまった母こうへの思い。
その思いが重なる物語「赤い靴」映画化への熱望と、巻き込まれた周囲の人たちの戸惑い。
息子、娘たちの冷ややかな父親への視線。妻もまた冷ややかだ(なのに彼女は夫を愛しているようにみえる)。

異色の禅僧として後半生はメディアにも登場することの多かったミトワ。しかしながら、彼には悟りらしきものは一切感じられない。まさに煩悩だらけ、不満だらけ。挙句の果てに中村監督との関係も悪化し、インタビューにも一切答えない日も。
ここまでの作品に仕上げられたのは、中村監督の粘りに尽きる。
監督が途中で投げ出したとしても納得できる相手であるけれど、2012年、93歳で亡くなった後も取材を継続し、ついに作品として完成させたのだから。

次女の静さんとヘンリの関係性が最もわかりやすいかも。彼女は父親を「独裁者」だと心底軽蔑し、ある意味では憎んでさえいる。しかし一方で、入院して弱りきった父親を最も親身に看病したのも彼女なのだ。
どうしようもない父であるが、同時に愛さずにはいられないヘンな男なのだ。
この作品はだから、どうしようもなく生臭いアメリカ人僧侶の、どうしようもない晩年の物語として輝いているのだ。

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