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婚約者の友人(2016)

FRANTZ

メディア映画
上映時間113分
製作国フランス/ドイツ
公開情報劇場公開(ロングライド)
初公開年月2017/10/21
ジャンルドラマ/戦争/ミステリー
映倫G
彼の正体が明かされた時、
新たな謎の扉が開く――

2017年10月21日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

婚約者の友人

(c)Mandarin Production - FOZ - X FILME Creative Pool GmbH - Mars Films - France 2 Cinema - Films Distribution


 Photos

【解説】
 「8人の女たち」「スイミング・プール」のフランソワ・オゾン監督がエルンスト・ルビッチ監督による1932年の反戦ドラマをミステリー色を強めてリメイク。第一次大戦直後のドイツとフランスを舞台に、戦争で婚約者を亡くしたドイツ人女性と、そんな彼女の前に現われた亡き婚約者の友人だという謎めいたフランス人青年との心温まる交流と、青年が抱える秘密と葛藤を、モノクロとカラー映像を織り交ぜミステリアスなタッチで描き出す。主演は「イヴ・サンローラン」のピエール・ニネとオーディションで選ばれたパウラ・ベーア。
 戦後間もない1919年のドイツ。戦争で婚約者のフランツを亡くし、悲しみから立ち直れずにいるアンナはある日、フランツの墓の前で泣いている見知らぬ男性と出会う。アドリアンと名乗るその青年は、フランツと戦前のパリで知り合ったと明かす。フランツとの思い出話を聞き、2人の友情に心癒されていくアンナ。最初は敵国の人間と抵抗感を抱いていたフランツの両親も、アドリアンの人柄に触れるうち、いつしかこの息子の友人を温かく受け入れていくのだったが…。
<allcinema>
【関連作品】
私の殺した男(1932)オリジナル
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-10-23 15:10:54
【ネタバレ注意】

1919年、第一次世界大戦で敗戦したドイツ。アンナ(パウラ・ベーア)は戦死した婚約者フランツ(アントン・フォン・ルケ)の両親とともに暮らしている。ある日、アンナはフランツの墓でフランス人の若い男アドリアン(ピエール・ニネ)に出会う。彼は戦前、パリでフランツと知り合い、親しかったと語る。アドリアンの出現で、フランス人憎しで凝り固まっていたフランツの両親とアンナは少しずつ癒される。さらにアンナは次第にアドリアンに惹かれていく。ところが、ついに彼はアンナに真相を語り、フランスに帰国する…。

フランソワ・オゾン監督らしい映像美が印象的だが、サスペンス的要素も込められた作品。
モノクロとカラーの両方を巧みに織り合わせるパスカル・マルティのカメラが素晴らしい。
婚約者を亡くしたアンナは殆ど笑わない。愛する男性を亡くしたことで人生を諦めたかのようだ。
そこに現れる婚約者の友人を名乗る男。品があり、フランツとの生活を活き活きと語る彼に惹かれ始めて、映像は色彩を取り戻し、アンナに笑顔が蘇る。
ネタバレすると、アドリアンは戦場で偶然見も知らぬフランツと出くわして射殺した、というのが真相だ。
彼は繊細で優しい心の持ち主だったのだろう。敵軍とはいえ殺してしまったフランツの墓を参り、謝罪したいと考えたところで、「友人」と誤解され、ウソにウソを重ねる羽目になったのだ。
そのことを知ったアンナは、今度は婚約者の両親にウソを重ねる。
それは彼女がアドリアンに惹かれたからだ。そしてそのことを知った婚約者の両親もまた、アンナがアドリアンと結ばれることを願ったからだ。
宛先不明で手紙が返送されてきたのを機に、パリに向かうアンナ。
列車から見える廃墟となったフランスの都市の街並みが、アンナの中にアドリアンへの許しを生む。
彼もまた戦場で行った望まない殺人を心から悔いているのだ。そして誠実にそれを遺族に謝罪に訪れたのだ…。
やっとのことでアドリアンの居場所を突き止めたアンナだが、そこで思いがけないしっぺ返しを喰らう。
アンナの視点で映像を観ていた者も同じようにしっぺ返しを喰らうのだが、その辺りはこれまたフランソワ・オゾン監督らしい意地の悪い結末といわざるを得ない。
愛は幻想である、という結末をどう受け止めるかでこの作品の評価も変わるかもしれない。
個人的にはサスペンスを散りばめた作品として面白く観たけれど。アドリアンめ、とつい思ってしまうのはアンナに感情移入したから。結局事実を知らないフランツの両親がいちばん救われたのかもしれない。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)パウラ・ベーア 
□ 女優賞パウラ・ベーア 
 □ 脚本賞フランソワ・オゾン 
□ 作品賞 
 □ 監督賞フランソワ・オゾン 
 □ 主演男優賞ピエール・ニネ 
 □ 有望若手女優賞パウラ・ベーア 
 □ 脚色賞フランソワ・オゾン 
 □ 音楽賞フィリップ・ロンビ 
 ■ 撮影賞パスカル・マルティ 
 □ 音響賞 
 □ 編集賞ロール・ガルデット 
 □ 美術賞ミシェル・バルテレミ 
 □ 衣装デザイン賞パスカリーヌ・シャヴァンヌ 
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