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ライオンは今夜死ぬ(2017)

LE LION EST MORT CE SOIR

メディア映画
上映時間103分
製作国フランス/日本
公開情報劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月2018/01/20
ジャンルドラマ
映倫G
さあ、映画を作ろう。それこそが人生だから。
ライオンは今夜死ぬ [DVD]
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ライオンは今夜死ぬライオンは今夜死ぬ

【解説】
 「不完全なふたり」「ユキとニナ」の諏訪敦彦監督がフランスの伝説的名優ジャン=ピエール・レオを主演に迎え、南仏の子どもたちとのワークショップを通じて撮り上げた日仏合作映画。共演に「EDEN/エデン」のポーリーヌ・エチエンヌと、ジャン=ピエール・レオとは「ママと娼婦」以来の共演となるイザベル・ヴェンガルテン。
 南仏コート・ダジュール。死と向き合う演技に難儀するベテラン俳優のジャン。撮影は中断され、彼が向かった先は今は亡きかつての恋人ジュリエットが住んでいた古い館。中では美しい姿のままのジュリエットが出迎えてくれた。彼はそのまま館に寝泊まりし、しばしば現われるジュリエットの幻との対話を重ねていく。そんな中、ひょんなことから映画を撮影しようとしていた地元の子どもたちの作品に出演することになったジャンだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-02-01 14:53:58
【ネタバレ注意】

フランスで高い評価を得ている諏訪敦彦監督の8年ぶりの新作。
舞台は南仏ラ・シオタ。映画撮影中の老俳優ジャンは、「死を演じられない」と頭を抱えている。赤いグラジオラスを手に訪ねたのは、かつて愛したジュリエットが住んでいた屋敷。23歳で亡くなったジュリエットは昔のままの美しい姿でジャンの前に現れる。そこにホラー映画を自分たちで作ろうという子どもたちがなだれ込んできて…というストーリー。
いろいろな要素がこの作品には詰まっている。
生と死の曖昧な境。たとえば映画のフィルムに焼きつけられた姿は昔のまま、老いも死も知らない。それを体現しているのが、トリュフォーやゴダールの作品に数多く出演し、ヌーヴェルヴァーグの俳優として位置づけられる主役のジャン=ピエール・レオーだろう。
少年時代に銀幕デビューを飾った彼も70歳を遥かに超え、老境を迎えている。
そんな彼が若くしてこの世を去ったジュリエット(ポーリーヌ・エチエンヌ)の幻影(もしくは幽霊)と再会するが、だからといって彼はそれを驚くほど自然に受容するのだ。
そうしたジャンの前に登場する子どもたちが、“未来”を暗示していることはいうまでもない。
彼らはただ映像を記録するのが楽しくて、秘密基地で互いにああしようこうしようと意見を交わす。
諏訪監督お得意のアドリブが活きていて、演技ではない子どもたちの表情が実に輝いている。

タイトルの「ライオンは今夜死ぬ」は、ジャン=ピエール・レオーが好きな曲のタイトル。
米国でヒットした『ライオンは寝ている』が原曲で、アンリ・サルバドールがフランスでヒットさせた曲なのだとか。この曲名からこの作品は始まったのだという。
名優として知られるジャン=ピエール・レオーと、そんなことは知らない子どもたちの無邪気な映画製作のシーンはコミカルでもある。作中ジャン=ピエールが「しかめっ面して、深刻そうに映画を作る人もいるが、楽しみながら作る映画があってもいいんだ」と子どもたちにいうシーンがあるが、まさにこの映画もそんな一本に仕上がっている。
ライオンや幽霊も必然性があるわけではない。でもそれもまた「映画」なのだ。

実に映画愛に満ち溢れた作品だと思った。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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