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キセキの葉書(2017)

メディア映画
製作国日本
公開情報劇場公開(ミューズ・プランニング)
初公開年月2017/11/04
ジャンルドラマ
映倫G

キセキの葉書

(C)2017「キセキの葉書」製作委員会


 Photos

【クレジット】
監督:ジャッキー・ウー
製作:新田博邦
制作統括:早坂直紀
企画:新田博邦
ゼネラルプロデュ
ーサー:
大平恵治
原作:脇谷みどり
『希望のスイッチは、くすっ』(鳳書院刊)
脚本:仁瀬由深
美術:宇山隆之
撮影監督:小美野昌史
音響効果:丹雄二
音楽:田中和音
照明:渋谷乗二
整音:丹雄二
録音:松野泉
助監督:平波亘
出演:鈴木紗理奈原田美幸
申芳夫原田和成
八日市屋天満原田望美
福富慶士郎原田勇希
土屋貴子松村医師
雪村いづみ大守キヨ
(特別出演)
赤座美代子門倉喜子
亀井賢二美幸の父
【解説】
 フジテレビ系バラエティ番組「エチカの鏡〜ココロにキクTV〜」でも紹介され、反響を呼んだ感動の実話を鈴木紗理奈主演で映画化したヒューマン・ドラマ。阪神淡路大震災直後、重度の障がいをもつ娘を介護しながら、認知症とうつ病を併発した郷里の母を救うべく、13年間で5000枚にも及ぶ“くすっ”と笑える葉書を送りつづけた女性の姿を描き出す。監督は「邂逅」のジャッキー・ウー。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-11-29 12:43:00
【ネタバレ注意】

<あらすじ>1995年の阪神淡路大震災で被災した兵庫県西宮市。団地で重度の脳性まひがある幼い娘望美(八日市屋天満)の介護を担う原田美幸(鈴木紗理奈)は、眠れず食欲もなくなって仮面うつとの診断を受ける。そこに、大分・日田にいる母(赤座美代子)の様子がおかしいと、父(亀井賢二)から連絡が入るが帰郷はできない。母はうつ病と認知症を併発しているという。美幸は、母に毎日気持ちが明るくなるようにと葉書を書くことを決める…。

40歳となった鈴木紗理奈が障がい児の母親として新境地を開いた作品。マドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞した。
全体的に静かな作品だ。阪神淡路大震災の発生直後から物語が始まるが、被災について多くは語られず、日々の娘との淡々と描かれる。頑張り屋の母親だが、疲労が溜まるとどうしても悲観的になってしまう。この娘さえいなければ、と考えている自分にはっと気づき、団地の隣人大守キヨ(雪村いずみ)からの「結局すべては自分よ」「気持ち以外で助けることが出来るの?」という言葉で我に返る。
幸せになれないのは誰かのせいではなく、自分の心持ちのありようだ。そこから母親との確執を乗り越え、葉書を日課として送るようになる。
長男とその友達が、美幸が書いた物語を聞いて「おもろない」と思い切り突っ込むシーンは笑える。子どもは正直だからね。

少々出来すぎた話のようにも観えるが、童話作家脇谷みどりさんの実体験に基づいているというのだから、ある程度はこの通りなのだろう。認知症は基本的に進行は遅らせても改善することはないのだから、葉書の効果かどうかは不明だけれど。脇谷さんは創価学会員だということで、学会としては「信仰の力(?)」を前面に出したいところか(笑)。
作品はもちろん学会を感じさせるところはなく、考えさせるいい話としての完成度は高い。
監督のジャッキー・ウーは日本人(父親が中国人とのハーフ)で、彼の作品は初見だったが、的確な描写で最後まで見せる力を持っていると思った。

脳性まひの子役を演じた八日市屋天満ちゃんは、本当に脳性まひの子役かと思わせるくらいの見事な演技。主演女優賞は寧ろ彼女にあげたい。
そして雪村いずみの出演は2005年に認知症の役を演じた『そうかもしれない』(保坂延彦監督)以来12年ぶり。もう80代になるけれど、まるで神様のような(笑)役でした。

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