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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(2016)

EL BOSCO. EL JARDIN DE LOS SUENOS

メディア映画
上映時間90分
製作国スペイン/フランス
公開情報劇場公開(アルバトロス・フィルム)
初公開年月2017/12/16
ジャンルドキュメンタリー/アート
映倫G
この世は
地獄か?
天国か?
謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,086
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【クレジット】
監督:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス
【解説】
 15世紀から16世紀に活躍し、現存する作品はわずか25点のみの謎に満ちた奇想の天才画家ヒエロニムス・ボスの魅力と実像に迫るアート・ドキュメンタリー。プラド美術館全面協力の下、同館が所蔵するボスの最高傑作、三連祭壇画『快楽の園』にスポットを当て、ボス研究の第一人者ラインダー・ファルケンブルグやノーベル賞作家オルハン・パムクはじめ各界の知識人が『快楽の園』と対峙するとともに、様々な角度からこの大作に秘められた謎と魅力を解き明かしていく。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-01-15 11:41:29
【ネタバレ注意】

ヒエロニムス・ボス(1450頃〜1516)は現在のオランダ南部、初期フランドル派の画家として知られる。
2017年は、彼の没後500年を記念してさまざまなイベントや展示会が開かれたが、この作品もそのひとつといっていいだろう。ボスの代表作「快楽の園」について、スペインのプラド美術館の全面協力を得て撮影されたのがこの作品。
数年前、私自身もプラド美術館でこの作品を直接観たことがあるが、緻密にして異形であるこの作品は異彩を放ち、とんでもない魅力を感じさせた。

三連祭壇画「快楽の園」は1490年頃1510年ごろに描かれたとされる。
普段閉ざされている祭壇画が開かれると、中央のパネルには多種多様な果物や動物とともに、一糸まとわぬ男女が狂乱の宴を繰り広げている。左側にはアダムとイヴが、右側のパネルには地獄のようなおぞましい画像が描かれている。
作品では美術史家による科学分析や解釈のみならず、現在の多種多様なクリエイターがそれぞれの見方を語るのが刺激的だ。
歴史家や哲学者、小説家や歌手、音楽家、マンガ家、演出家、写真家、中国人芸術家…果ては脳科学者まで。
ボスの生涯をもう少し深めて欲しかった感もあるが、「快楽の園」が同時代のどの絵画とも異なるオーラを放っていることだけはみな認める。詳細に見れば見るほど、そこに描かれた世界が想像の枠を超えている。
なかにはこれはボスが見た「夢」の光景だ、とする考察もあり、それはそれで納得させられる。
サルマン・ラシュディの姿を久しぶりに見たのも新鮮だった。

芸術作品の醸し出す謎は、結局解かれることはない。
だが、きっとそれはそれでいいのだ。「快楽の園」に溺れてしまうことこそが、最も正しいこの作品の鑑賞方法だということを、改めて確認させられたドキュメンタリー映画だった。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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