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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017)

メディア映画
上映時間102分
製作国アメリカ/日本
公開情報劇場公開(KADOKAWA)
初公開年月2017/11/04
ジャンルドキュメンタリー/音楽
映倫G

2017年11月4日(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

Ryuichi Sakamoto: CODA

(c)2017 SKMTDOC, LLC


 Photos

【解説】
 「ラストエンペラー」でアカデミー賞にも輝いた世界的音楽家、坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー映画。2012年から5年間に渡る長期取材を敢行し、前年に起きた東日本大震災や2014年の中咽頭ガンによる1年近くに及ぶ闘病生活などが彼の音楽表現に与えた影響を見つめるとともに、多くのアーカイブ映像や本人のインタビューを通して、環境問題をはじめとする社会的問題への関心の高まりと創作活動の相互作用を軸に彼の40年あまりに及ぶ音楽人生を振り返っていく。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2017-11-08 12:22:50
【ネタバレ注意】

かつて坂本龍一はサブカルの旗手であり、羨望とある種の嫉妬の眼差しの対象であった。そんな彼のこれまでと現在を追ったドキュメンタリー映画。
冒頭彼は、名取市で津波に呑まれたピアノと向き合う。調律も狂ってしまったピアノを愛しそうに奏でる坂本龍一。
テクノポップの台頭とともに世界的にその名を知らしめたYMO時代の「尖った」坂本も紹介される。「何十年も苦労して練習しなくても、プログラムすれば幾らでも速いピアノ演奏が可能だ」といった坂本の言葉は、いかにも若者らしい不遜さと傲岸さに満ち満ちている。
役者としても出演した『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』『シェルタリングスカイ』といったベルトリッチ作品での映画音楽を手がけ、作曲家としての地位を不動のものとした90年代。
しかしその後NYで9.11を目の当たりにし、東日本大震災を目撃し、さらに自身も中咽頭がんが見つかって休養を余儀なくされる。

テクノポップで売り出した彼が、今は、北極圏やケニアを訪ね、「原初の音」を探し求める。
津波に呑まれたいわゆる「津波ピアノ」の音に、彼は“大自然に呑まれた人工的な楽器”の音色を聴く。
若い頃の彼は尖っていたが、今はもう尖る理由もないとでもいうように、電子音ではなく、ゆらぐ音を目を細めて聴く。
環境問題や政治問題にもコミットし始めた彼は、最早失うものはない、と意識しているかのようだ。
文明の意味を考え、人類という「種」の意味を考え、彼はこれまで紡がれてきた数々の音楽に尊敬の眼差しを向け、自らの音を探す。
闘病を経て、有限な時間を意識した坂本龍一の新たなステージか幕を開けつつある…そんなことを感じさせるドキュメンタリー作品となっている。
見応えがあった。

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