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タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜(2017)

A TAXI DRIVER

メディア映画
上映時間137分
製作国韓国
公開情報劇場公開(クロックワークス)
初公開年月2018/04/21
ジャンルドラマ/サスペンス
映倫G
1980年5月。
韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件――
あの日、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者と
彼を乗せたタクシー運転手がいた。
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参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,904
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 Photos

【クレジット】
監督:チャン・フン
製作総指揮:ユ・ジョンフン
脚本:ウム・ユナ
撮影:コ・ラクソン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:ソン・ガンホキム・マンソプ
トーマス・クレッチマンユルゲン・ヒンツペーター(ピーター)
ユ・ヘジンファン・テスル
リュ・ジュンヨルク・ジェシク
パク・ヒョックォン
チェ・グィファ
オム・テグ
チョン・ヘジン
コ・チャンソク
【解説】
 1980年5月に韓国で起きた歴史的な民主化運動での悲劇“光州事件”を背景に、厳しい取材規制の中で現地入りしたドイツ人記者と、彼を乗せることになった平凡なタクシー運転手の知られざる真実の物語を描いた感動ドラマ。主演は「殺人の追憶」「密偵」のソン・ガンホと「戦場のピアニスト」「ワルキューレ」のトーマス・クレッチマン。共演にユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル。監督は「義兄弟 SECRET REUNION」「高地戦」のチャン・フン。
 1980年、韓国のソウル。妻に先立たれ、幼い娘を抱えて経済的に余裕のない毎日を送る陽気なタクシー運転手のキム・マンソプ。その頃、光州では学生を中心に激しい民主化デモが発生していたが、戒厳令下で厳しい言論規制の中にいるマンソプには詳しい事情など知る由もなかった。そんな中、ドイツ・メディアの東京特派員ピーターが光州での極秘取材を敢行すべく韓国入りする。英語もろくに分からないマンソプだったが、“通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う”というピーターの言葉に二つ返事で引き受ける。こうして現地の深刻さに気づかぬまま、ピーターを乗せて意気揚々と光州へ向かうマンソプだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:mototencho投稿日:2018-08-24 01:01:11
ジャーナリスト映画としてもバディものとしてもよく出来ている。“盛っている部分”が観客を引きつけ、観客は韓国現代史を知る。http://mototencho.web.fc2.com/2018/taxidriv.html
投稿者:ビリジョ投稿日:2018-05-01 18:55:44
【ネタバレ注意】

 海は越えてないよ。韓国とドイツは陸続きである。という突っ込みはあちこちでなされているが。邦題はもっと丁寧に考えましょう。(そりゃ、あのジャーナリストは日本から空路で入ってきたんだけどさ)

 主人公がまるっきりノンポリなのが良い。名優ソン・ガンホが主人公の無垢ぶり、能天気ぶりを上手に表現している。最初はむしろデモ学生に批判的だしジャーナリズムの意義とかも理解していない彼が、徐々に騒乱に巻き込まれ、苦悩し行動していく様が共感を呼ぶ。あのタクシー運転手は明日の私、あなたなのかもしれない。普通の無名の人を主人公に据えて面白い物語をつづるのは実は難しいと思うのだけど、成功している。

 光州事件、何となく記憶にあるなあ。その後やたら激変していった国だなあという印象。今もこの瞬間激変していきつつあるが。

 韓国映画独特の喜怒哀楽の激しさが私は少々苦手なのだが本作では気にならなかった。傑作です。見ましょう。

投稿者:黒美君彦投稿日:2018-05-01 15:05:38
【ネタバレ注意】

1980年の光州事件を題材にした作品といえば、アン・ソンギやイ・ジュンギ、キム・サンギョンらが熱演したキム・ジフン監督『光州5・18』(2007年)が思い起こされる。『光州5・18』でもタクシー運転手が主人公だったが、彼は光州市内の運転手で、市民の代表者としての役割だった。一方この『タクシー運転手』はソウルのタクシー運転手が主役。いわば外部からの目撃者を主役にしている。
韓国で1,200万人を動員したというこの作品は実話がベースだという。
実際にキム・サボクという運転手が、ドイツ人記者ユルゲン・ヒンツペーターを光州まで送り届け、彼が取材した映像が光州事件の残虐性を世界に伝えたのだ。
ソン・ガンホ演じるキム・マンソプは家賃を滞納し、追い出される一歩手前。そこで光州まで往復すれば10万ウォンがもらえると聞き、ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せることになる。前半は徹底してコミカルな筆致。しかしやがて物語はどんどんシリアスになっていく。
光州をはじめとする全羅南道は貧しい農業地帯で、韓国の中では差別的に扱われたというが、住む人たちはみな心優しい。タクシー運転手たちがみんなしてソン・ガンホの乗ってきた車の修理を手伝い、もてなすところは何とも微笑ましい。
しかしやがて軍の銃口は市民に向けられる。

光州事件では、公式的には154人が死亡したといわれるが、後遺症での死亡を含むと死者数は600人を超えるという(5・18遺族会などによる)。
学生たちのデモに批判的だったキム・マンソプは、金を手に一旦光州を離れるが、自分が見てきたものとテレビで伝えられる様子があまりに違うので、思わず引き返すことにする。
フィルムを死守しようとする学生のク・ジェシク(リュ・ジュンヨル)は頭に銃口を突きつけられる。タクシーで記者を連れてきただけだというマンソプには、私服軍人が蹴りを入れながら「そんなことは知っている。このアカ野郎が」と怒鳴りつける。
こうなったら「暴力装置」は止まらない。敵とみなせば、思考を停止し、痛めつける。それが根源的に暴力装置である軍の本能なのだ。
後半のタクシーと軍用車のカーチェイスはさすがにファンタジーっぽいが、韓国内でも現代史の汚点である光州事件を真正面から描こうとしただけあって、迫力は満点だった。
それにしても最後に軍人が検問を通したのは何故なんだろう??

ピーターのモデルであるユルゲン・ヒンツペーターは2016年他界したそうだが、亡くなるまでタクシー運転手キム・サボクとの再会を願っていたという。この映画の公開後、サボクの息子が名乗り出て、事件の4年後、1984年に父ががんで亡くなったことを明かしたのだそうだ。
人間は同胞だろうが、場合によっては容赦なく殺戮する。そんな怖さも内包した傑作に仕上がっている。
ソン・ガンホはさすがの存在感。お見事。
軍政時代の名残が濃かったこの頃の韓国は、まだまだ闇のなかにあった。南北問題を考えるとき、そんなことも隣国に生きるわれわれは知るべきだと思う。

投稿者:bamboo投稿日:2018-04-28 14:18:57
哀しい、そして悲惨な「光州事件」(光州民主化抗争)をドイツ人ジャーナリストとタクシー運転手を通して家族愛、友情を交えながら上手に描いている。
当時韓国光州以外の人は情報を遮断され間違った報道しかされなかった時代に日本人等外国に住む人たちが報道を通じて知っていた我々世代にとってはこうして映画化されるのを見ると時代を感じます。この映画以外にもすでに何本か作れれていますが、この映画の優れたところはその残虐さだけを描くのではなく、笑いあり・アクションありのいわゆるエンターテイメント性を持った作品であることです。
また、ソンガンホの名演技がそれを支えています。
上映されている映画館や上映期間が短いですが、もっともっと多くの人に見てもらいたい映画です。
【ソフト】
【レンタル】
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