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ロング,ロングバケーション(2017)

THE LEISURE SEEKER
ELLA & JOHN - THE LEISURE SEEKER

メディア映画
上映時間112分
製作国イタリア/フランス
公開情報劇場公開(ギャガ)
初公開年月2018/01/26
ジャンルドラマ/コメディ
映倫PG12
もう一度、手をつないで。

ルート1号線を駆け抜け、目指すはアメリカ最南端のヘミングウェイの家。
残り僅かな夫婦の時間、彼らは最後の最高の旅に出る!

2018年1月26日(金)TOHO シネマズ 日本橋他全国順次ロードショー

ロング,ロングバケーション

(c)2017 Indiana Production S.P.A.


 Photos

【解説】
 マイケル・ザドゥリアンのベストセラー『旅の終わりに』をヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドの共演で映画化したハートフル・ロード・ムービー。妻は末期ガン、夫はアルツハイマーという老夫婦が、愛用のキャンピングカーで思い出の道を辿る旅の行方を、ユーモアを織り交ぜ心温まるタッチで綴る。監督は「人間の値打ち」「歓びのトスカーナ」のパオロ・ヴィルズィ。
 エラとジョンは50年連れ添ってきたベテラン夫婦。末期ガンを患い人生の終わりが近いことを覚悟したエラは、病院での治療に見切りをつけ、最愛の夫とキャンピングカーで夫婦水入らずの旅に出る。目指すは、ジョンが敬愛するヘミングウェイの家があるフロリダのキーウェスト。しかしジョンはアルツハイマーが進行中で、道中もたびたび記憶が混乱してしまう。それでも心配する子どもたちをよそに、2人で人生を追想しながら目的地を目指してアメリカを南下していくエラとジョンだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2018-12-12 14:16:33
  半ボケ爺さんの話を聞いてやさしく反応してくれるハンバーガーショップの店員や、両親に家出をされて慌てる息子に比して落ち着き払ってものを食っている娘の存在など、テーマが深刻な割には画にも手抜きがないしサラリとした愉快感まである序盤に、実際にこんな状態の人間が車を運転したら迷惑千万ということになるが、爺さん憧れのヘミングウェイの暮らした地を目指すキャンピングカーでの旅が楽しそうで、最後の最期はどう決着をつけるのか知らんが、こういう形で人生の終焉を迎えるというのも良いのかもしれないだなんて気持ちさえ兆してくる。  

  終盤に差し掛かりあれこれと困難な事実に直面したり思い出を傷つけられてヒステリーが生じる辺りになると、やはり狠廊瓩現れてきたぞ、いやな結末にならなければ良いのだがとの気持ちになるのだけど、残された家族など周囲にできるだけ迷惑の掛からないように気遣いながらの、施設に入院していないにしては比較的穏やかなエンディングとなります。  

  ハンバーガーショップやホテルのラウンジの若いウエートレスが、半ボケ爺さんの講釈を嫌がりもしないどころかどちらも好意的な態度で聞いてくれるのは、身なりが良くて話の内容が俗ではないからか。  よし、身なりはともかくとして、ヘミングウェーを読むかな・・・ 笑。  

  と、映画の上辺だけを捉えての軽々しい感想になったけど、高齢化社会で認知症患者を抱えて苦労をしている者が多い現実にもっと真剣に考えるべきかなって思いにもさせられまして、『アリスのままで』のところでも同じようなことを述べたけど、自尊心の強い人間という生き物には、正常な判断ができるうちに自身がこういう状態になった時には生命が終了するという設定が備わっているべきだったと。 創造主の失敗を補う方法はないのかね?。  そのアリス・・・にあったセリフの爛ンならよかった瓩ここでは大きな意味を持つことになります。
投稿者:敦煌投稿日:2018-02-17 11:25:34
【ネタバレ注意】

 原作者やこの映画の作り手たちの意図はどのへんにあったのでしょうね?
「ヘレン・ミレンの選択は正解ですよね?」と共感を誘いたかったのなら、
それは必ずしも成功していないように思える。見終わってまず感じたのは
「やっぱり無理心中は殺人に他ならないよな」ということだった。といって、
作り手がそういう問題提起をしようとしていたようにも見えない。
 一方、あれ以上の選択肢があったのだろうかと考えると、たぶんそれも
ないんだよね。あのような形で「旅」を終えられたのは、おそらく夫に
とっても幸せだった。にもかかわらず結末に引っかかりを感じるのは
『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソンと違って、ドナルド・サザー
ランドに自己決定権(と、その能力)がなかったからだ。
 という感じで、私自身、この作品への評価は定まらない。無理に定める
つもりもない。
 だってそこをはっきりさせてしまったら、橋田壽賀子の安楽死願望とか、
相模原の障害者殺傷事件に関連して、思わぬ不都合な真実にぶちあたって
しまいそうだもの。

投稿者:黒美君彦投稿日:2018-02-15 12:25:25
【ネタバレ注意】

ドナルド・サザーランド(撮影時81歳)とヘレン・ミレン(撮影時71歳)を主役に、イタリアの映画監督パオロ・ヴィルズィが撮ったロード・ムービー。
夫ジョンはヘミングウェイをこよなく愛する元教師。認知症を患い、記憶もまだらだ。妻エラは末期がん。ふたりは思い出の詰まったキャンピングカー“Leisure Seeker”(原題)で旅に出る。
ジョンは何かの拍子で過去に戻り、子どもたちのことや過去の情事や、エラの初恋の人について語る。エラはそんな夫の姿を愛しそうに、時に憎らしく見つめる。
エピソードはそれぞれ緻密に計算されていて、スライドで映し出されるふたりの過去と重なっていく。
長い長い夫婦生活の終わりが近づき、刻々と過ぎていくふたりの時間が何とも愛しく感じられる。
ヘミングウェイの家を目指して旅をするのは、夫ジョンの念願でもあったのだろう。
ほのぼのとした筆致で描きつつ、失禁してしまう夫の現実や、エラのことを忘れ去っている初恋相手など、老いに伴う現実も描かれている。
老いて病んで死んでいく。避けられない現実だが、それも人それぞれ受け容れ方は異なるだろう。
ただこの映画で救いなのは、夫婦が深く結ばれていることを窺わせるシーンが数多くあることだ。その意味でこの作品のふたりは幸せだ。人に誇れる生涯を生き、息子はともかく娘は大学教授にまでなっていて、どちらも親思いだ。ところが夫の認知症、自らの末期がんがすべてを壊す…ということか。

個人的にはラストはない方が良かった。
緩やかな死を生きるくらいなら、自らさっぱりと区切りをつける方がいい。そういう考え方は功利的な欧米で受け容れられやすいというのはよくわかるし、観る人の多くが「あの選択に納得した」というのもわからないではない。
だが、末期がんはともかく、認知症になったら死ぬしかないのか。日々記憶が失われ、やがて自分ひとりでは生きていけなくなるのも確かだが、それは「役に立たない」と同義にならないか。
その意味で、私はラストシーンに全く納得できなかった。生者の驕りのようなものを感じてしまうのだ。
海を前に抱擁するふたりのシーンなど、印象的な場面が多かっただけに、ラストはその寸前で終わらせて、その後は観る者に委ねて欲しかった、というのが個人的な感想。そこが惜しまれる。…ヘミングウェイの『老人と海』は、老いてなお闘う老人が主役だったのに。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 女優賞(コメディ/ミュージカル)ヘレン・ミレン 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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