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レディ・バード(2017)

LADY BIRD

メディア映画
上映時間94分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(東宝東和)
初公開年月2018/06/01
ジャンル青春/ドラマ/コメディ
映倫PG12
羽ばたけ、自分

レディ・バード

(c)Merie Wallace, courtesy of A24


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【解説】
 「フランシス・ハ」「ミストレス・アメリカ」のグレタ・ガーウィグが、自身の生まれ故郷カリフォルニア州サクラメントを舞台に記念すべき単独監督デビューを飾った思春期ドラマ。静かな地元の町に閉塞感を抱き、都会に憧れる活発で反抗的なヒロインの恋や友情、母親との確執など悩める高校最後の1年を瑞々しいタッチで綴る。主演は本作の演技で「つぐない」「ブルックリン」に続いて3度目のアカデミー賞ノミネートとなったシアーシャ・ローナン。共演も同じくアカデミー賞にノミネートされたローリー・メトカーフ。
 2002年、カリフォルニア州サクラメント。閉塞感漂うこの町で窮屈な日々を送るクリスティン。堅苦しいカトリック系高校に通う彼女は、自分のことをレディ・バードと称し、何かと反発しては苛立ちを募らせていた。とくに口うるさい母親とはことあるごとに衝突してしまう。大学進学を巡っても、大都会ニューヨークに行きたい彼女は地元に残ってほしい母親と喧嘩して大騒動に。そんな中、ダニーという好青年のボーイフレンドができるクリスティンだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-06-18 13:07:40
【ネタバレ注意】

自分の名前に納得いかず、“レディ・バード”と呼ばせる自意識過剰な17歳のクリスティン・マクファーソン(シアーシャ・ローナン)。
母マリオン(ローリー・メトカーフ)とは折り合いが悪く、田舎のサクラメントをどう脱出するかばかりを考えるティーンエイジャー。
美少女役をこなしてきたシアーシャ・ローナンが、どこにでもいそうな田舎の女子高生を巧演。走行中の車から道路に身を投げる冒頭のシーンが構成としてもうまい。え?と思わせ、一気に物語の世界に引き込まれる。
舞台となっている2002年なんてついこの間のことのように感じるが、もうそうじゃないんだ、とも思う。
母娘がぶつかるのは、性格がそっくりだから。母は自分を見ているようで苛立ち、そんな過干渉に娘は反発する。世の東西を問わずよくみる関係。女性は重なるところが多いかもしれない。私が観た回の8割は女性客だった。
根拠のない自信や性への好奇心。やっと出来たと思った彼氏がゲイだと判明したり、次の恋人はともに初体験かと思ったら実は経験豊富とわかったり(その割にはあっという間に終わっちゃったけど 笑)。
温かな眼差しで叱り付けるでもなく語りかける老修道女サラ・ジョーン(ロイス・スミス)がいい。
サクラメントの嫌なところを書き連ねた主人公に「愛することと注意を払うこと(“Love and Attention”)はとてもよく似ているわ」と彼女は説く。この時のクリスティンには多分その意味はわからないだろうが、愛憎表裏一体といったところか。
主人公が少しずつ大人になっていく。それは相手の立場や気持ちに思いを馳せるということでもある。
憧れのNYで、あんなに嫌だったカトリック教会に足を運び、癒されるなんて…。大切なものは失って初めてその大きさに気づくものだ。
それは故郷であり家族であり、若さであり、若さゆえの万能感であり…。
ナイーヴなこの年代の少女の気持ちを巧くすくい取った作品に仕上がっている。

投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2018-06-17 08:37:13
 冒頭、車の中で「怒りの葡萄」の朗読を聞いて涙する母と娘。直後の顛末の見せ方、そのスピード感にうなる。ラストも車を運転する場面のフラッシュバックがあり、母への想い、わが町サクラメントへの想いが語られるので、全体に本作は自動車の映画であり、母娘の映画であり、サクラメントという町についての映画だったという心象が強く残る。

 悪い癖で「これは〜の映画だ」などと、ついついレッテル貼りをしてしまうのだが、勿論、一本の映画には多くの側面や切り口が見い出せるわけで、レッテル貼りは、感想をまとめる上での単なる方便に過ぎないです。本作も、一方で、シアーシャ・ローナンのロスト・バージンを主軸にしたプロットで構成されており、前半はルーカス・ヘッジズ、中盤以降はティモテ・シャラメとの恋愛譚として括るべきでしょう。あるいは父親や兄とその恋人を含めた家族の物語だし、何よりも、カトリック系の高校を舞台とする学園モノと云うべきかも知れない。学生演劇でやるミュージカル場面(練習風景含めて)がとても楽しい。

 しかし、それでも、矢張り、これが母娘の映画だと考えたくなるのは、ヘッジスやシャラメの扱いが中途半端である、という理由もあるのだが、例えば、本作のクライマックスは、後半の空港のシーンだと思うからです。この空港の場面は全く普通じゃない。主人公のローナンを捉える視点は早々に捨て去られ、別れの場面も旅立ちの場面も割愛されるのだ。代わりに映されるのは、車を運転する母親・ローリー・メトカーフとその悲痛な表情で、私はこの構成・演出を思い出すと、今でも涙がこみ上げて来る。素直にグレタ・ガーウィグの才能を称賛したいと思う。

 さて、2002年から2003年を時代背景とする映画だが、画面の肌触りは全編に亘ってザラザラしており、1970年代のフィルムの触感がある。斜光や太陽光の取り込み、といった特徴も、その感を強くさせる。この撮影も本作の題材によくマッチしており、ポイントを上げる。IMDbのTriviaによると、ガーウィグは、当初16ミリでの撮影を希望したが断念したとのことで(デジタル撮影後、ノイズを強調したらしい)、こういったこだわりも映画作家として好ましいと思う。今後に期待大だ。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:hayate9投稿日:2018-06-03 17:04:12
多くの女の子(だった人も)、あるある映画かも。
母子映画としてのくくりだったら、「アイ,トーニャ」よりこちらの方が好き。
ティモシー・シャラメより、兄ミゲルの方がかっこいいと思う。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞シアーシャ・ローナン 
 □ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
 □ 監督賞グレタ・ガーウィグ 
 □ 脚本賞グレタ・ガーウィグ 
■ 作品賞 
 ■ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
 ■ 監督賞グレタ・ガーウィグ 
 ■ 脚本賞グレタ・ガーウィグ 
■ 作品賞 
 ■ 女優賞シアーシャ・ローナン 
■ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
■ 作品賞(コメディ/ミュージカル) 
 ■ 女優賞(コメディ/ミュージカル)シアーシャ・ローナン 
 □ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
 □ 脚本賞グレタ・ガーウィグ 
□ 主演女優賞シアーシャ・ローナン 
 □ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
 □ 脚本賞グレタ・ガーウィグ 
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞シアーシャ・ローナン 
 □ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
 ■ 脚本賞グレタ・ガーウィグ 
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞シアーシャ・ローナン 
 □ 助演女優賞ローリー・メトカーフ 
 □ アンサンブル演技賞 
 □ 監督賞グレタ・ガーウィグ 
 □ 脚本賞グレタ・ガーウィグ 
 □ コメディ映画賞 
 □ コメディ映画女優賞シアーシャ・ローナン 
□ 俳優賞(映画部門)シアーシャ・ローナン 
【ニュース】
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アメリカ映画俳優組合(SAG)賞、発表2018/01/22
アメリカ製作者組合(PGA)賞、発表2018/01/22
放送映画批評家協会賞、結果発表2018/01/12
アメリカ監督組合(DGA)賞、ノミネーション2018/01/12
英国アカデミー賞、ノミネーション2018/01/10
アメリカ製作者組合(PGA)賞、ノミネーション2018/01/09
ゴールデングローブ賞、発表2018/01/08
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