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獄友(2018)

メディア映画
上映時間115分
製作国日本
公開情報劇場公開(Kimoon Film)
初公開年月2018/03/24
ジャンルドキュメンタリー
冤罪青春グラフィティ

【クレジット】
監督:金聖雄
プロデューサー:陣内直行
撮影:池田俊巳
渡辺勝重
音楽:谷川賢作
録音:吉田茂一
【解説】
 「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」「袴田巖 夢の間の世の中」の金聖雄監督による冤罪ドキュメンタリー・シリーズ第3弾。“足利事件”の菅家さんの釈放をきっかけに、同じ痛みを分かち合う5人の“冤罪被害者”たちがつながりを持ち、お互いを支え合うようになった。理不尽にも殺人犯という濡れ衣を着せられた彼らは、今では自分たちを“獄友(ごくとも)”と呼び合い、同じ過酷な立場を経験した者にしか分かり合えない特別な時間を過ごしていく。本作は、そんな5人の冤罪被害者の釈放後の生活を見つめ、奪われた人生を取り戻そうと懸命に生きる姿を映し出していく。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-04-23 19:21:25
【ネタバレ注意】

<あらすじ>千葉刑務所で同じ釜の飯を食うことになった5人の男たち。冤罪で29年獄中にいた「布川事件」の桜井昌司さん、杉山卓男さん、17年半投獄されていた「足利事件」の菅家利和さん、そして45年以上収監されたままだった「袴田事件」の袴田巌さん。31年にわたって獄中にいた「狭山事件」の石川一雄さんは今も再審請求中だ。5人は互いを「獄友」(ごくとも)と呼び合う。理不尽な冤罪事件に巻き込まれた男たちのその後…。

登場する冤罪被害者(石川さんだけはまだ再審請求中)たちはそれぞれドキュメンタリー番組や映画でこれまで何度も取り上げられてきた人たちばかりだ。だが、ひとりひとり事情が違うので、簡単に比較はできない。それでも「冤罪」という理不尽な体験が共通するだけに、みなを語らずともわかりあえる奇妙な連帯感がある。
桜井昌司さん、杉山卓男さん(2015年に68歳で死去)に至っては、もちろん自虐的な要素もあるのだが、刑務所にいて良かったと語る。桜井さんは20歳で投獄され、刑務所で学び、冤罪を晴らすために精一杯生きて来た。杉山さんは「あのままだったら殺されていたか、ヤクザの親分さんになっていた」と振り返る。だが、冤罪被害者として生きる目的が明確にあったために彼らは出獄後、自らの人生を生き直すことができたのだという。活き活きとした桜井さんの表情がそれを物語る。菅家さんもまた、検察は絶対許せない、と語気を強めるものの、冤罪被害者としての日々を受け入れている。袴田さんは精神疾患を抱えながらも、少しずつ人間性を取り戻しつつあるようだ。
そうしたなかで石川さんだけがいまだに再審請求中の身なので少し立場が異なる。しかし「獄友」たちと交流しながら、いつか自分もきっと晴れやかな日を迎えられるはずだと思っている…。
五者五様の人間模様が描かれ、冤罪の意味を問い直さずにはいられない。
冤罪事件そのものを描いているわけではないので、そこは少々物足りなさも残るが、自由を勝ち取った、あるいは勝ちとろうとしている獄友たちの無念な思いはちゃんと伝わってくる。

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