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母という名の女(2017)

LAS HIJAS DE ABRIL
APRIL'S DAUGHTER

メディア映画
上映時間103分
製作国メキシコ
公開情報劇場公開(彩プロ)
初公開年月2018/06/16
ジャンルミステリー/ドラマ/サスペンス
映倫PG12
母性などない。あるのは欲望だけ――

隣にいるのは母ではなく、
女という怪物だった…。

母という名の女

(c)Lucia Films S. de R.L de C.V. 2017


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【解説】
 「父の秘密」「或る終焉」のミシェル・フランコ監督が、疎遠だった娘の妊娠をきっかけに舞い戻った母親の理不尽かつ不気味な振る舞いの顛末を、不穏なタッチで冷徹に描き出した戦慄のミステリー・ドラマ。出演は終始謎めいた存在の母親に「ジュリエッタ」のエマ・スアレス、娘役には奔放な妹をスクリーン・デビューとなるアナ・バレリア・ベセリル、コンプレックスを抱えた姉に舞台を中心に活躍するホアナ・ラレキ。
 メキシコのリゾート地、バジャルタの海辺の別荘に2人だけで暮らす姉のクララと妹バレリア。17歳のバレリアは同い年の彼氏との間に子どもを身ごもっていた。臨月が迫る中、疎遠だった美しい母アブリルが突然やって来る。最初は警戒していたバレリアも、出産の不安からアブリルを頼るようになり、アブリルのほうも不仲だったことが嘘のように献身的にバレリアを世話するのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちょいQK投稿日:2018-07-17 21:18:20
【ネタバレ注意】

 メキシコのリゾート地で姉クララと暮らすバレリア(アナ・バレリア・ベセリル)は17歳で身籠って、同い年の恋人マテオも同居している。クララの連絡で、疎遠だった母親アブリル(エマ・スアレス)がやって来てバレリアの世話を焼くのだが、赤ん坊が生まれて面倒を見るうちに自分勝手なふるまいで娘たちを支配するようになる。そのうち子育てに難渋する若い2人を見て、独断で赤ん坊を養子に出してしまうのだが、それに対していくら未熟とは言え2人が何の対抗策もなく嘆き悲しんでいるだけというのは余りに不自然すぎる。自分の欲望のままに行動するアブリルは、赤ん坊をだしにマテオだけを連れ出して誘惑し、ついにメキシコシティで赤ん坊共々生活していこうということになる。マテオは全く言いなりでアブリルに従うのだが、この過程も説得力がない。
 欲望と衝動のままに行動し、愛情を注ぐべき娘からあらゆる大切なものを奪うアブリルが、社会通念をくつがえす、驚嘆すべき怪物的な母親である、と宣伝文句や紹介記事でうたっていて、そこに何か目新しいものを描いているように思わせるが、単なる自分勝手な女を描いただけの話に過ぎない。親子や家族の繋がりが絶対的なものだという前提に立てば、そう言う見方もできるかもしれないが、母親が子供を虐待し、夫が妻子を皆殺しにし、子供が親を殺すという事件は現実に次々と起こっている現在である。映画の紹介者たちは、そういう現実を知らない人間であるがごとく、アブリルの「怪物性」に驚いて見せているだけである。
 やがてバレリアがアブリルの所在を突きとめ、3人が一緒に暮らしているのを目撃して押し掛けると、アブリルは赤ん坊をレストランに放置して逃げてしまい、バレリアは警察などの力を借りて赤ん坊と親権を取り戻す、というだけのことである。ここでもバレリアとアブリルの間で駆け引きや激しい衝突があるのかと思いきや、そういうものは一切ない。
 監督は映画祭受賞の常連で、この作品もカンヌで賞をもらったとのことであるが、宣伝文句で知らされた通りにアブリルが母性愛・家族愛にとらわれない人間だということを承知して観れば、何の驚きもない退屈なだけの映画である。
https://blog.goo.ne.jp/andante_003

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