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日日是好日(2018)

メディア映画
上映時間100分
製作国日本
公開情報劇場公開(東京テアトル=ヨアケ)
初公開年月2018/10/13
ジャンルドラマ
映倫G
季節のように生きる。

2018年10月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー

日日是好日

(C)2018「日日是好日」製作委員会


 Photos

【クレジット】
監督:大森立嗣
プロデューサー:吉村知己
金井隆治
近藤貴彦
原作:森下典子
『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
脚本:大森立嗣
撮影:槇憲治
美術:原田満生
堀明元紀
衣装:宮本まさ江
編集:早野亮
音響効果:伊藤進一
音楽:世武裕子
ヘアメイク:豊川京子
照明:水野研一
装飾:田口貴久
題字:赤松陽構造
録音:吉田憲義
助監督:小南敏也
森井勇佑
出演:黒木華
樹木希林
多部未華子
原田麻由
川村紗也
滝沢恵
山下美月
郡山冬果
岡本智礼
荒巻全紀
南一恵
鶴田真由
鶴見辰吾
【解説】
 人気エッセイストの森下典子が、茶道教室に通う日々の中で体験したいくつもの気づきや感動を綴った『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を黒木華、樹木希林、多部未華子の共演で映画化した人生ドラマ。人生に迷っていた主人公が、茶道教室で出会ったお茶の先生との触れ合いを通して、季節を五感で味わうことの素晴らしさや、生きる歓びを少しずつ実感していく姿を瑞々しいタッチで綴る。監督は「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」の大森立嗣。
 真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょいの二十歳の大学生・典子は、母から勧められて同い年の従姉妹・美智子と一緒にお茶を習うことに。稽古初日、茶道教室にやって来た2人は、“タダモノじゃない”と噂の武田先生に迎えられ、さっそく稽古を始める。しかし、意味も理由も分からない所作の数々に、ただ戸惑うばかり。大学卒業後、就職した美智子がお茶から離れてしまう一方、就職につまずいた典子は出版社でアルバイトをしながらお茶に通い続けるのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-10-22 12:33:03
【ネタバレ注意】

さほど期待していたわけではないが、予想より心に沁みた。
森下典子の原作は未読だが、近いようで遠いお茶の世界が意外に巧く表現されている。
現代っ娘(多部未華子・黒木華)がひょんなことから武田先生(樹木希林)からお茶を習い始めるのだけれど、最初は殆ど「異文化」だったお茶席が、次第にしっとりなじんで来る。

所作がひとつひとつ美しく、静寂のなかでの時の移ろいが心地好い。
小道具がまた効果的。季節によって架け替えられる床の間の軸や一輪挿し。そこからイメージを自在に膨らませる“自由”。
情報過多の世界にあって、情報を遮断し、考えるのではなく身体に沁みこませる。そのことでしか得られない“自由”を改めて感得できた気がした。
就職や結婚、公私ともに時代は立ち止まらない。
けれど、一期一会の意味をもう一度噛みしめる。
黒木華が女子大生から三十代までを演じているが、少しずつ成熟していくのを表情や所作で表現できているのはさすが。そして遺作となった樹木希林の包み込むような柔らかな演技も心憎いばかりだった。
そして彼女の台詞ひと言ひと言が、まるで別れを予感しているかのようにさえ感じた。
「こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」…まことにそういうものかも知れない。
雨を聴き、花を愛で、季節を体感する。すっと背筋を伸ばした女性の着物姿が凛々しく、かつて花嫁修業のひとつとしてお茶が含まれていたこともそういうことかと思わないでもない。
お茶席ではおもてなしの心が第一で、主と客は対等な関係だ。かつての権力者がお茶を好んだのは、一切の虚飾を剥ぎ取り、世俗から離れることに目的があったのかも知れない。
観終えて清々しい気持ちになれる作品だった。

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