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国家主義の誘惑(2017)

JAPON, LA TENTATION NATIONALISTE

メディア映画
上映時間54分
製作国フランス
公開情報劇場公開(きろくびと)
初公開年月2018/07/28
ジャンルドキュメンタリー

【クレジット】
監督:渡辺謙一
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:mototencho投稿日:2018-09-14 06:28:32
自分の認識を再確認できる情報と、歴史を振り返るニュース。僅か1時間足らずだが、価値ある時間の使い方でした。ここまで日本を取り巻く状況は危機的だとは。http://mototencho.web.fc2.com/2018/japontn.html
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-09-03 12:19:34
【ネタバレ注意】

フランスを拠点に活動する渡辺謙一監督による、日本社会を分析したドキュメンタリー作品。「世界からはアメリカの属国とみなされている」「アメリカは二等国とみなしている」等のフランス人歴史学者の歯に衣着せぬ分析は耳が痛い。
国家主義に邁進する現政権を、1930年〜40年代の日本と重ねてみる手法は珍しくないが、近現代の歴史に疎い人からすると新鮮かも。
ウソを隠すためにはさらに大きなウソをつけばいい、と言わんばかりに、不誠実、不公正、無責任を徹底する現在の政治には絶望感を抱かずにはいられないし、それを頂点にしているこの社会全体が同じ病に罹っていることもまた事実だろう。
天皇の退位コメントを受けて、SNSでは「天皇は反日だ」とかいう書き込みが登場し、その倒錯ぶりに呆れるしかないのだが、こうした現代の「集団自殺願望」にも似た感覚はいったい何なんだろう。
一方で、米国に追随さえしていれば安心だ、という感覚が蔓延しているのも事実。真の国家主義ならば、独立国家に相応しく米国との関係を見直す、というのがスジだろうに、そうした声は殆ど聞こえない。だとすればこれは、本来の右翼とも明らかに異なるのだ。
かつて中曽根康弘は首相時代、米国に対し「日本は不沈空母になる」と宣言した。米国が日本に求めるのは東アジアにおけるロシア・中国・北朝鮮に対する「盾」の役割である(韓国・台湾ももちろん含まれる)。いったい誰のためにこの国の政治はなされているのだ。
幼児的な強弁にどうして国民は盲従するのか。イデオロギーの問題以前に、どうしてここまで民度や感性が劣化してしまったのか。
歴史を踏まえた上で、現代の日本を腑分けしてみせる学者の解説が興味深い作品である。

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