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ライ麦畑で出会ったら(2015)

COMING THROUGH THE RYE

メディア映画
上映時間97分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(東北新社=STAR CHANNEL MOVIES)
初公開年月2018/10/27
ジャンル青春
映倫PG12
明日はきっと、今日よりマシさ。
たぶんね。

2018年10月27日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

ライ麦畑で出会ったら

(C)2015 COMING THROUGH THE RYE, LLC ALL RIGHTS RESERVED


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【解説】
 これが長編デビューとなるジェームズ・サドウィズ監督が、謎の隠遁生活を送る伝説の作家J・D・サリンジャーに会いに行った自らの学生時代の実体験をもとに描いた青春映画。主演は「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」のアレックス・ウルフ、共演にステファニア・オーウェン、クリス・クーパー。
 1969年、アメリカ・ペンシルベニア州。体育会系が幅を利かせる全寮制の高校になじめず孤独な学生生活を送っていたジェイミーは『ライ麦畑でつかまえて』に感銘を受け、これを演劇にしようと思いつく。しかし教師から作者の許可が必要だと言われ、サリンジャーに手紙を送ろうとするが、居場所すらわからず途方に暮れる。やがてジェイミーは寮を飛び出し、サリンジャーに会いに行こうと決意する。すると演劇サークルで知り合った少女ディーディーが車で同行することに。こうして2人は、見つかる確証のないままにサリンジャー探しの旅へと繰り出すのだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2018-11-07 11:21:57
【ネタバレ注意】

ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(1919〜2010)の『ライ麦畑でつかまえて』(1951年刊行)は中学校の頃、すでに“古典”であり、文学においては“権威”だった。だから逆に反発して読まなかった記憶がある。
それはともかくこの作品は1969年を舞台に、いじめられていた男子高校生が『ライ麦畑でつかまえて』の演劇化の許可を得たいと、サリンジャーを捜すというのが物語の核となっている。いわばマクガフィンものといえる。
主人公の冴えない高校生ジェイミー・シュワルツ(アレックス・ウルフ)が頼りなげな風情で巧演。彼に思いを寄せるディーディー(ステファニア・オーウェン)の運転する車で、隠遁生活を送るサリンジャーの住まいを求めて旅に出る。
若きカップルの姿は瑞々しく、あの頃を思わず思い出す。ディーディーが綿毛をいっぱい飛ばす夕暮れのシーンはそこはかとなく美しい。
思わず抱きしめてキスするのもよくわかるが、それ以上進まないというのも、あの頃の真っ直ぐな青春を想起させて心が疼く。
ディーディー役のステファニア・オーウェンが可愛い。どこか少女らしさが抜けないそばかすだらけの女の子。けれど、彼女が母親のように、活発なティーンエイジャーとしてジェイミーを引っ張り、時に諌め、慰める。

果たしてわずか2日余りでサリンジャーに巡りあえるのか、という疑問はついてまわるが、このロードムービーの場面がとにかく美しいのだ。バージニア州のオレンジ郡で撮影したということだが、森は秋に彩られ、常に彼らの背景に紅葉がある。
学校に溶け込めないジェイミーは、サリンジャーが生んだホールデン・コールフィールドその人であるかのように、彼の台詞を口にする。
たびたび「サリンジャーっぽい(Salingerish)」という言葉が出てくるが、この映画は「ホールデン=サリンジャー=ジェイミー」でもあるのだ。なぜ薬物乱用をジェイミーが許せず、学校に同級生を密告したのか。他人に干渉しない徹底した個人主義の時代に、彼のとった行動の背景にはベトナム戦争で死んだ(とみられる)兄の存在があった。
サリンジャー役のクリス・クーパーがまた良かった。彼は噛んで含めるようにジェイミーに演劇化の許可をしない理由を語る。
それをすべて理解した上でジェイミーは演劇に仕上げるのだが…。

きわめて正統な青春映画に仕上がっていて好感が持てた。

投稿者:ノリック007投稿日:2018-10-28 08:32:28
この映画を鑑賞するきっかけは、白水社が出版している野崎孝訳
「ライ麦畑でつかまえて」を読んだからです。
「ライ麦畑でつかまえて」を読んでも何も分かりませんでした。
「ライ麦畑でつかまえて」を中に出てくる言葉を調べて、感想を
書いて、自分なりに理解できるようになりました。
分からないことや受け入れられないことを書いたり、言葉にして
言い、話し合うことで人間は物事を理解し、成長するのだと実感
しました。

主人公のホールデン・コールフィールドにも共感しているし、
著作者のジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(J.D.サリンジャー)
についても知ったので、この映画を楽しみにしていました。

「ライ麦畑でつかまえて」を読み、調べ、感想を書くまでになった
きっかけは、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man」
を鑑賞したからです。

偶然に社会の巨悪達、警察組織、厚生労働省、首相、与党幹事長が関与する
疑獄事件を知ったアオイ君は、答えを見出し、行動し、結果を受け入れ、
大人に成長する所に共感しました。

この本とアニメから印象に残っていて、映画を観るのに参考になるかも
しれない言葉を紹介します。

「あなたは世界中で起こる何もかもがインチキに見えるんでしょうね?」
「僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えたんだ」
「僕が何になりたいか知ってるよね?僕の馬鹿げた選択は、
 ただライ麦畑で子供達を捕まえる人になりたい、それだけなんだ」

「劇とは観客自体も、その演出の一部にすぎない」
「文学は現実を模倣する。だったらその逆だって」
「全ての情報は共有し、並列化した時点で、単一性を喪失し、
 動機なき他者の無意識に、あるいは動機ある他者の意思に内包される」

「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ人は、自分なりの
ホールデン・コールフィールドを理解し、自分ならどうするのか
という答えを見出し、行動し、結果を受け入れなければ大人に
なることはできないし、その邪魔はすべきではないということです。

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man」を
鑑賞した人は、アオイ君を理解し、自分ならどうするのかという
答えを見出し、行動し、結果を受け入れなければ大人になることは
できないし、その邪魔はすべきではないということです。

この映画を鑑賞して、「ライ麦畑でつかまえて」を読んだり、
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man」を
鑑賞するのも良いと思います。
「ライ麦畑つかまえて」を読んだり、
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man」を
鑑賞した人が、この鑑賞するのも良いと思います。

小さい頃は、知らないことを教えられるまま、覚えます。
思春期の頃からは、知らないことを探し、見つけ、結果を出さなけれ
ばならなくなります。
大人の世界は、綺麗ごとではすまないので、教えようがないからです。

大人は、知らないことの自分なりの答えを探し、求めて、結果を
出さなければないということです。

本を読んだり、映画を鑑賞するだけではなく、感想を書くだけでも、
結果を残すということだけでも価値はあります。
http://www.geocities.jp/internetshow2000/
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