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ともしび(2017)

HANNAH

メディア映画
上映時間93分
製作国フランス/イタリア/ベルギー
公開情報劇場公開(彩プロ)
初公開年月2019/02/02
ジャンルドラマ
映倫G

ともしび

(c)Partner Media Investment - Left Field Ventures - Good Fortune Films


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【解説】
 「まぼろし」「さざなみ」のシャーロット・ランプリングが第74回ヴェネチア国際映画祭で女優賞に輝いたミステリー・ドラマ。一見平穏な人生を送ってきた女性が、長年連れ添った夫が突然逮捕されたことで徐々に日常が狂い始めるさまと、現実から目をそらし続けてきた自らの心の罪と向き合う彼女の葛藤と後悔を静かな筆致で描き出す。監督は本作が長編2作目のイタリアの新鋭アンドレア・パラオロ。
 ベルギーの小さな地方都市。人生の終盤に差し掛かったアンナは、長年連れ添った夫と穏やかな日常を送っていた。ところがある日、夫が収監される事態に。突然のことに動揺しつつも、それまでと変わらない生活を続けようとするアンナだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2019-02-13 12:05:38
【ネタバレ注意】

ベルギーの地方都市でアンナ(シャーロット・ランプリング)と夫(アンドレ・ウィルム)は静かな生活を送っていたが、ある日夫は警察に出頭し、そのまま収監される…。
主人公アンナの状況説明がないまま(例えば夫の嫌疑は結局語られない)、カメラはひたすら孤独なシャーロット・ランプリングの表情を追う。
1946年生まれだから、撮影時は70歳か。大女優といっていい彼女の老い、孤独、焦燥…やることなすこと全てが彼女を標的にしているように裏目に出る。彼女はその過酷な現実に悄然と立ちすくむばかりだ。
親子関係も冷たい。家族とて何の救いにもならない(そこまで嫌われるのはなぜかは語られない)。
しかし収監されている夫に面会に行き、そんな現実は語らず、笑みを浮かべて嘘をつく。
棚の背後から出てきた写真とは何か。これも語られない。
夫も信じられず、彼女は打ち上げられた巨大なクジラの死体に自らの姿を投影する。

ほぼシャーロット・ランプリングの表情がすべてだ。
そこには40代で鬱病となり、精神疾患で姉を亡くし、再婚相手の夫は不倫が原因で離婚と、彼女自身のプライベートとも重なるからこそ、彼女の苦悩が表情に刻まれているのは間違いない。
面白いかというとうーむ、なのだけど、彼女の横顔はついつい見入ってしまう。
「生き直しの物語」というけれど、必ずしもそれほど強い意思が描かれているわけではない。
悄然と、淡々と、老いを生きる女の横顔。そこから何を受け取るかは、観る者に委ねられている。

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 女優賞シャーロット・ランプリング 
□ 外国映画賞 
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