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ちいさな独裁者(2017)

DER HAUPTMANN
THE CAPTAIN

メディア映画
上映時間119分
製作国ドイツ/フランス/ポーランド
公開情報劇場公開(シンカ=アルバトロス・フィルム=STAR CHANNEL MOVIES)
初公開年月2019/02/08
ジャンルサスペンス/戦争
映倫G
丈の長い軍服
借り物の権力

2019/2/8(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

ちいさな独裁者

(c)2017 - Filmgalerie 451, Alfama Films, Opus Film


 Photos

【解説】
 「フライトプラン」「RED/レッド」のロベルト・シュヴェンケ監督が、ドイツ敗戦直前の混乱期に起こった驚きの実話を映画化した戦争サスペンス。一人の脱走兵が、偶然手に入れたナチス将校の軍服を着て身分を偽り、騙された多くの兵士を部下に従え、次第に冷血な暴君へと変貌していくさまをサスペンスフルに綴る。主演はマックス・フーバッヒャー。
 第二次世界大戦末期の1945年4月。敗色濃厚なドイツ軍では軍規違反が相次ぐなど混乱が広がっていた。若い兵士ヘロルトも部隊を命からがら脱走し、無人の荒野をさまよっていた。その時、偶然にも打ち捨てられた車両の中に軍服を発見、それを身につけたヘロルトは、“部隊からはぐれた”という兵士に大尉と勘違いされ、彼を部下として受け入れる。その後も道中で出会った兵士たちを次々と配下に従え、いつしか総統直々の命を受けたとする“特殊部隊H”のリーダーへと成り上がっていく。そんなヘロルトが、脱走兵の収容所を訪れ、ついには自らの偽りの権力を思う存分振りかざしていくのだったが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:敦煌投稿日:2019-02-20 19:51:37
【ネタバレ注意】

ドイツの一般国民と脱走兵とのこの関係性は予想外だった。
(本作がどのくらい事実に即しているのか定かではないが)
日本では(沖縄を除き)本土決戦はなかったわけだけど、
もし行われていたら、日本の敗残兵も国民から落ち武者みたいに
追われたのかしら?
ちょっと考えられないな。陣営は同じでも国民性はだいぶ違いますね。

主人公が食わせ物だと初めから見抜いていた残虐な兵士は、もう少し
ストーリー上のクリフハンガーとして生かせたんじゃないかなあ。
惜しい。

投稿者:黒美君彦投稿日:2019-02-18 11:50:37
【ネタバレ注意】

ナチスの蛮行を描いた作品は数多くあるが、この作品はナチスの威を借りた人間の狂気を描いていて、ひと味異なる。しかもそれが実話に基づいているとなると、ただただ言葉を失うばかりだ。
主人公のヴィリー・ヘロルト(マックス・フーバッヒャー)は19歳の上等兵だった1945年3月に部隊を脱走。途中で打ち棄てられた軍用車を見つけ、荷物の中にあった空軍大尉の軍服を着用。敗残兵フライターク(ミラン・ペシェル)に「大尉殿!」と声をかけられ、そこから敗残兵を加えながら行進を進める。あまりに堂々とした態度で検問所もやり過ごし、一行はドイツ国防軍の脱走兵や政治犯が収容されたアシェンドルフ湿原収容所に辿り着く。ヘロルトは「総統から全権を与えられている」として、収容所を支配。勝手に即決裁判を行い、囚人たちを相次いで虐殺。収容所が連合軍による爆撃で破壊された後も、4月25日まで小さな町を占拠し、農民やオランダ人兵士らを処刑、殺害された人数は定かではないがあわせて200人を超えるとみられる。
「エムスラントの処刑人」と恐れられたヘロルトは結局戦犯として捕らえられ、1946年11月に処刑される。

軍服という「権威」を手に入れた名もなき上等兵に騙され盲従する士官たち。もちろんそれはヒトラー率いるナチスの恐怖政治が背景にあるからだ。命令に従っていれば、責任を負う必要はないという無責任体制は、組織の運命でもある。
一方、ヘロルトが何故このような残虐なことができたのかといえば、彼のなかにある加虐的な性質が環境に目覚めさせられたのだといえるだろう。保身のために嘘を重ねた彼は、嘘が大きければ大きいほど誰もがそれに従う、ということを直感的に理解したに違いない。
処刑、虐殺は、戦場であれば当たり前のことである。
躊躇なく引き金を引くことこそが評価されるのが戦場なのだ。
だからヘロルトは決して異常者と決めつけることはできないのだ。それがこの作品の怖さでもある。
監督のロベルト・シュヴェンケは、ラストで現代にヘロルトらを蘇らせ、町の人たちを襲わせる。暴力で恐怖を植えつけ、支配する。ヤツらはいつでもその隙を狙っている、とでもいうように。
傍観する者もまた同罪である。

投稿者:ノリック007投稿日:2019-02-09 18:25:18
学歴や資格を得るためには、能力より親の資金力
が重要視されます。
組織に入るときは、能力より学歴、資格が重要視
されます。
組織の中では、能力より、無能な「役職者」に従うか、
否かが問われます。
組織の中では、無能な「役職者」に従った人が、
無能な「役職者」になります。
組織の中では、能力より役職が重要視されます。

だから、「役職者」という「小さな独裁者」が、
現在のいかなる組織にも存在するのです。

組織の中では、有能な部下が無能な「役職者」を支え、
過労死しています。

役職が重要視される組織の中では、おかしいと
感じても声を上げることはできません。
無能な教師の下では、いじめが起きます。
無能な上司の下では、セクハラ、パワハラや不祥事
が起きます。
いじめ、セクハラ、パワハラや不祥事を隠蔽する
ために、第三者機関による調査が行われ、データは
改ざんされ、事実は隠蔽されます。
2020年東京オリンピックの運営はおかしいと感じても
声にすることはできません。
2025年大阪万博の運営はおかしいと感じても声にする
ことはできません。
声を上げずに、無能な「役職者」の言うことに従い、
組織内での出世を目指すのか、声を上げるのかという
のが現状です。
https://echelonkiller.web.fc2.com/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 音響賞 
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