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ROMA/ローマ(2018)

ROMA

メディア映画
上映時間135分
製作国メキシコ
初公開年月2019/03/09
ジャンルドラマ
映倫R15+

ROMA/ローマ

Netflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』2018年12月14日(金)より独占配信開始


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ROMA/ローマ

【解説】
 「トゥモロー・ワールド」「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・クアロン監督が自身の少年時代をベースに、メキシコシティのローマ地区に暮らす中流階級の家族の物語を綴った半自伝的ドラマ。1970年代前半の政治的混乱が続くメキシコの社会情勢を背景に、中流家庭で働くひとりの若い家政婦とその雇い主家族が織りなす人間模様を、美しくかつスケール感溢れるモノクロ映像で綴る。2018年12月にNetflixにて世界同時配信された。その後、日本では一部劇場での公開も実現。アカデミー賞では監督賞を含む3部門を受賞。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:敦煌投稿日:2019-04-10 18:45:46
ネットフリックスに入っていないから鑑賞はほぼあきらめていたのだけれど
シネスイッチ銀座で公開されるというので、観にいった。
雇い主の一家に男の子が3人いたけど、どれがキュアロンだったのやら?

身もふたもない感想を言ってしまえば、これがどうして話題作に?という
印象。たしかに暴動シーンはダイナミックだし、子供が溺れるシーンなどは
迫真のデキだったが(さすがにあれはCGだったんだろうな)、なにか
ミニマムな個人史という感じが拭えない。
ネットフリックスのみの公開になったのも、戦略的にそうしたというよりは、
劇場公開するほどの作品ではなかったからネットだけで公開しましたという
パッシブな選択に感じられる。

棒術の師範が最後に披露する、一見地味だが実はかなり難しい技を、
妊娠したヒロインがあっさりできちゃうところが笑えますよね。
でもそれはストーリー展開上の意味があったようには見えず、本当に
キュアロンが「単に自分が子供時代に見た光景を入れてみました」
ということだったみたい。
中高年がカルチャーセンターで書く自分史みたいな映画でした。
投稿者:笠勝利投稿日:2019-03-15 16:41:08
製作・脚本・撮影・編集も兼ねてアルフォンソ・キュアロン監督がかつての家政婦リボリアに捧げた贖罪の映画。モノクロームの映像と日常生活の音で1970年から翌年までの自伝的な物語を綴る。繰り返される恐ろしいほどの長廻しに耐えて応えた先住民族のヒロインが素晴らしい。支配され、差別され、虐げられたその姿は半世紀近く昔のことだと簡単には片づけられない世界を静かに鋭く映し出している。「リトル・プリンセス」「トゥモロー・ワールド」「ゼロ・グラビティ」とそれぞれ異なる印象で強く心に刻まれたキュアロン作品。どれも好きだが、本作はその白眉かもしれない。
劇中に登場する「宇宙からの脱出」で久しぶりにジーン・ハックマンを見た。元気なのだろうか。
投稿者:mototencho投稿日:2019-03-15 02:40:26
日常を損なわないで丁寧に描かれたメキシコの70年代。アルフォンソ・キュアロン少年の目に映った当時はあんな感じだったのかな?劇場で観てもなんら文句なしです。http://mototencho.web.fc2.com/2019/roma.html
投稿者:黒美君彦投稿日:2019-03-14 18:00:16
【ネタバレ注意】

日常に隠れた哀しみを静謐に描いた、素晴らしいとしかいいようがない作品だった。この映画はやはり劇場の大きなスクリーンで観たい。
舞台は1970〜71年。先住民のクレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)は、メキシコシティの中心部コロニア・ローマ(タイトルはこの地名からつけられている)で住み込みのハウスキーパーとして働いてる。雇い主はソフィア(マリーナ・デ・タビラ)と医師の夫アントニオ(フェルナンド・グレディアガ)。4人の子供パコ、トーニョ、ソフィー、ペペと、祖母のテレサ、同じくハウスキーパーのアデラ(ナンシー・ガルシア)と暮らしている…。

この作品の9割は、1961年生まれのアルフォンソ・キュアロン監督自身の記憶をもとにしているという。彼は振り返って「この時代の出来事は私自身に一生続く傷を与えた。それは私自身の個人的な傷であり、この映画に出演してくれた人々の傷でもある。そして同時に、メキシコという国の集合意識に深く刻み込まれた傷でもある」と語る。彼は74歳になった元ハウスキーパー「リボ(リボリア)」にこの作品を捧げている。
主人公はクレオだ。裕福な白人家庭に雇われている彼女は、子どもたちみんなから慕われている。しかし夫婦仲が悪くなると、ソフィアから八つ当たりされたりもする。そんな境遇に対してクレオは不満を零すでもなく、淡々と日々の仕事をこなしている。
そんな彼女がアデラの恋人の従弟だというフェルミン(ホルヘ・アントニオ・ゲレーロ)とベッドをともにする。情事の後フェルミンが全裸で武芸の技を披露するのだが、彼が若い頃の本木雅弘にそっくりと思ったのは私だけ??
妊娠に気づいてクレオはフェルミンにそのことを告げるが、それ以来フェルミンは姿を消す…。

監督自身によるモノクロの映像には一切隙が無い。カメラは人物から一定の距離を置いている。それは過去に魂が戻ってただ見つめている、という効果を意識したものだという。
冒頭では、床掃除の水たまりに映る空の飛行機が登場する。クレオが妊娠をフェルミンに告げるのは映画館でルイ・ド・フィネス監督『大進撃』(1966年仏)を観ながら。この『大進撃』も飛行機に乗っている場面が展開される。そして、エンディングでも高い空を飛ぶ飛行機…。飛行機は恐らくクレオの気持ちを示している。子どもとふざけて「死んだ真似」をするシーンにつながる冒頭は、小さな水たまりのなかに閉じ込められたクレオであり、妊娠を告げるシーンの飛行機はまさに冒険シーンだ。そしてラストの飛行機は、穏やかな空を安定して飛び、クレオの気持ちを反映している。
クレオが祖母のテレサに連れられ町に出ると、路上では反政府運動の集団と若者が衝突。実はこの政府側の暴力集団は「ロス・アルコネス」(鷹団)と呼ばれ、フェルミンもその一員であったことがわかる。この1971年5月の衝突は「血の木曜日事件」と呼ばれ、少なくとも120人が死亡したとされる。
この時破水したクレオはこの衝突のせいで病院への搬送が遅れ、死産してしまうのだ。
そして後半の信じられないような海辺の長回しのシーン。どうやって撮ったのかと思うほどの迫力。
トーニョとソフィが海に入り、それを見つけたクレオが泳げないのに海へと入っていく。どんどん高くなる波。子どもの頭がちらっと水面に見えては沈んでいく…。こんなに観ながらドキドキしたシーンは最近なかったかも知れない。
この後海辺でソフィアとクレオ、子どもたちが抱き合うシーンは、映画史に残る美しさ。
ここで初めてクレオは、自分の中で溜め込んできた言葉を吐き出す。雇い主と家政婦、大人と子ども、人種の違い、そんなものを超えた人間の絆を感じさせる名シーンだった。

その他にも興味深いシーンは数多くある。傷だらけになる高級車フォードのギャラクシーに込められた夫婦のすれ違い。
さらに特筆したのがそのサウンド。Dolby Atmosを使った音響効果は、私が子どものころ聴いた数々の「ノイズ」を想起させた。
やたら腹を空かせた野良犬がうろうろし、まだ車の量がさほど多くなかった頃、子どもたちの声や風の音、鳥の声や飛行機の爆音、そんな音の向こうで日常は営まれていた。日本とメキシコ、全く違う環境なのに、どこか懐かしさを覚えたのは、そうした「ノイズ」が共通していたせいかもしれない。
大人たちはいろいろな苦難に直面し、ひとつひとつ解決しようと努めていた。そのことを大人になって知ったキュアロン監督が、当時のハウスキーパーのリボや母親たちの苦労を偲ぼうとしたのがこの作品なのだ。
あるサイトを読んで教えられたのだけど、タイトルの「ROMA」を逆に書けば「AMOR」。スペイン語で「愛してる」の意味になる。
それを意図したのだとしたら、何てシャレたタイトルだろう、と思ってしまった。

投稿者:にゃんにゃん投稿日:2019-01-04 16:00:15
普通の家政婦が主人公。何気ない日常や風景が美しい映像で撮られている。
格差社会、男尊女卑、暴動…など、激動の時代を生きながら結束を深めていく家政婦と家族が描かれる。
こんなにパーソナルな映画なのに、とてもスケールが大きく感じるのは映像の力か。
最後はしみじみとした感動がある。
多少眠気に襲われることはあったが、観て良かった映画。
投稿者:saint_etienne_heaven投稿日:2018-12-23 10:37:17
【ネタバレ注意】

犬の糞

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞ヤリッツァ・アパリシオ 
 □ 助演女優賞マリーナ・デ・タビラ 
 ■ 監督賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ 脚本賞アルフォンソ・キュアロン 
 ■ 外国語映画賞アルフォンソ・キュアロン (メキシコ)
 ■ 撮影賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ 美術賞エウヘニオ・カバイェーロ 
  Barbara Enriquez 
 □ 音響賞(編集)Skip Lievsay 
  Sergio Diaz 
 □ 音響賞(調整)Skip Lievsay 
  Jose Antonio Garca 
  Craig Henigha 
■ 金獅子賞アルフォンソ・キュアロン 
■ 監督賞アルフォンソ・キュアロン 
 ■ 撮影賞アルフォンソ・キュアロン 
 ■ 外国語映画賞 
■ 作品賞 
 ■ 監督賞アルフォンソ・キュアロン 
 ■ 撮影賞アルフォンソ・キュアロン 
■ 作品賞 
 ■ 撮影賞アルフォンソ・キュアロン 
■ 外国語映画賞 (メキシコ)
 ■ 監督賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ 脚本賞アルフォンソ・キュアロン 
■ 作品賞 
 ■ 監督賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ 脚本賞アルフォンソ・キュアロン 
 ■ 外国語映画賞 
 ■ 撮影賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ プロダクションデザイン賞Barbara Enriquez 
  エウヘニオ・カバイェーロ 
 □ 編集賞アダム・ガフ 
  アルフォンソ・キュアロン 
■ 外国映画賞アルフォンソ・キュアロン 
■ 作品賞 
 □ 主演女優賞ヤリッツァ・アパリシオ 
 ■ 監督賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ 脚本賞アルフォンソ・キュアロン 
 ■ 撮影賞アルフォンソ・キュアロン 
 □ 編集賞アダム・ガフ 
  アルフォンソ・キュアロン 
 □ 美術賞バルバラ・エンリケス 
  エウヘニオ・カバイェーロ 
 ■ 外国語映画賞 
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