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THE GUILTY/ギルティ(2018)

DEN SKYLDIGE
THE GUILTY

メディア映画
上映時間88分
製作国デンマーク
公開情報劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月2019/02/22
ジャンルサスペンス/ドラマ
映倫G
事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>

2019年2月22日(金)新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

THE GUILTY/ギルティ

(C)2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S


 Photos

【解説】
 緊急通報指令室という限られた空間を舞台に、電話から聞こえてくる声と音だけを頼りに誘拐事件の解決に当たるオペレーターの奮闘を、極限の緊迫感と予測不能の展開で描き、サンダンス映画祭観客賞をはじめ各方面から高い評価を受けたデンマーク製クライム・サスペンス。主演は「光のほうへ」のヤコブ・セーダーグレン。監督は本作が長編デビューとなる新鋭、グスタフ・モーラー。
 捜査中のトラブルにより現場を外された警察官のアスガー。今は緊急通報指令室のオペレーター勤務で、元の職場への復帰を目前にしていた。そんな彼がある夜受けた通報は、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。彼女の名はイーベン。走行中の車の中から、携帯電話で掛けていた。その電話から聞こえる声と音だけを手掛かりに、犯人の特定とイーベンの救出に全力を尽くすアスガーだったが…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:金属疲労投稿日:2019-04-20 20:35:30
【ネタバレ注意】

 ほぼ一人しか出てこない。意欲は認める。設定の説明が饒舌でないところも好感を抱く。

 「電話映画」か。そんなジャンル無い。「音声音響映画」か。だから無いって。シューマカーの「フォーン・ブース」は面白かったが、これも嫌いではない。よく練ったなあと思う。

 ただ、警察があんなアドバイスをするってのは迂闊過ぎるしあり得ない。精神医学的立場からも乱暴な設定だと思う。

デンマーク映画って見たことあるかなあ。ある気がするが覚えていない。

 蛇がニョロニョロ。蛇さんもかわいそうだなあ、人間に一方的に悪者にされてさあ。

 ちょっと引っかかる所もいくつかあるけど、意欲を買って8点。

投稿者:ちょいQK投稿日:2019-03-11 18:21:57
警察の緊急通報指令室に誘拐されたと思われる女性から電話がかかってきて、その携帯電話との繋がりのみで事態を把握・解決しようと奮闘する警官アスガー(ヤコブ・セーダーグレン)が主人公。同様の設定の「セルラー」やその韓国版リメイク「コネクテッド」がかなり面白かったのだが、本作は画面をアスガーの側のみに絞り時間経過も実際の進行と同じに描かれている、という点で全く斬新である。画面上はアスガーのほぼ一人芝居で、相手は全て彼の通話先の声のみである。したがって観客はアスガーと同等の知識しか与えられず、電話のみの利用でどう対応すべきなのかを一緒に考えさせられるのだ。とにかくその設定が秀逸である。
 アスガーが外部の上司や同僚にかけた電話での会話により、次第に彼のおかれた立場も明らかになって来るのだが、それにより職務に真摯に取り組む姿勢と、「しょせん電話のみではできることは限られている」という突き放した考えが同居しているのが見えてくる。このあたりのセーダーグレンの演技が非常に上手い。携帯電話の位置情報や女性との会話などから、女性の自宅も分かって来て、そこに残された子供との会話などから徐々に事態が明らかになるようで、どうもすっきりしないもどかしさにとらわれつつ、緊張感は途切れない。どんでん返しもあり、単調な画面に関わらず最後まで退屈するなどということはあり得ない。
 やたら派手な展開で惹きつけようとする退屈な大作の対極に位置する秀作である。何度目かの女性の電話でアスガーが女性に反撃を指示するが、これはリスク面でちょっとどうかと思われる。また、最後にもうひとひねりとも期待したのだがそれは欲張り過ぎか。
https://blog.goo.ne.jp/andante_003
投稿者:江川良名投稿日:2019-03-04 20:14:07
【ネタバレ注意】

デパルマの「ミッドナイトクロス」みたいな映画かと思ったら全然違った。誘拐事件に遭遇した事で自分の罪と向き合う展開は今ひとつピンと来なかった。同じサンダンス受賞作なら「search/サーチ」の方が面白かった。(英語とカタカナ表記のタイトルも類似)

投稿者:黒美君彦投稿日:2019-03-04 10:50:11
【ネタバレ注意】

警察の緊急通信指令室から一歩も外に出ないデンマーク製のワン・シチュエーション・サスペンス。
主人公がいて電話のやりとりだけで見せる映画というのが特に珍しいわけではない。トム・ハーディがハイウェイを走りながらあちこちに電話しまくる『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(2013年 スティーヴン・ナイト監督)が好例。未見だがハル・ベリー主演の『ザ・コール 緊急通報指令室』(2013年 ブラッド・アンダーソン監督)に至っては、「誘拐されて車のトランクに入れられた」という発端の電話まで同じだという。観ていないから比較はできないけれど。
ただ、主役の警察官アスガー・ホルムを演じるヤコブ・セーダーグレンが巧い。
ぼんやりと彼は何かのっぴきならない出来事に巻き込まれて処分の対象となり、結論が出るまでこの緊急通信指令室に配置されていることがわかる。そこにかかってくる電話。
彼は正義感を持って職務に忠実であろうとする。ところが…、という展開。
ほぼひとり芝居なのだが、電話がぶちっと切れた後の沈黙、緊張はどうする?どうなる?と観る者にも迫ってくる。
とりわけ自分が良かれと思って指示したことが、全て裏目裏目に出たことを知った瞬間の呆然とした表情は印象的だ。
実際そんなことは、程度の差こそあれ生きていれば幾度となく直面することだからだ。
思いがけない展開、思いがけない情報がもたらされた時、まず人間は混乱し、次に頭の中を整理しようとする。同時に行うのは自己正当化だ。自分は間違っていない、あの状況ならそういう指示を出すはずだ、その時は知らなかったんだから!
一方で事態の収拾にどうすべきかを考える。

最悪の事態を免れたと安堵した瞬間、彼自身もまた自ら「ギルティ」であることを知っている事実と向き合う。人間は時に他人の中に邪悪な「ヘビ」を見てしまう。だが見えないヘビを見出したとして、そこで手を下してしまったら、その罪と向き合わねばならないのだ。
サスペンスとしての展開と人間性の表現が巧みに組み合わされ、人間ドラマとなっているところを評価。
面白い作品だった。

投稿者:mototencho投稿日:2019-02-25 23:00:23
集中、緊張させておいて、徹底的に翻弄する。新しいアイディアで引っ張り切る優れもの。
http://mototencho.web.fc2.com/2019/guilty.html
投稿者:dadada投稿日:2019-02-24 20:44:37
【ネタバレ注意】

他人を慰める時に、自分のとっておきの不幸話を毎回する人が身近にいる。もはや、持ちネタ。
この映画のクライマックスは、そんなこんなでクスって感じでした。

投稿者:hayate9投稿日:2019-02-22 20:11:14
【ネタバレ注意】

結構お客さんが入っていたなぁ。

さてさて・・・
こういう設定って結構あるかと思うのですが(セルラーとかハル・ベリーのとか)、ほぼ一人で話をひっぱってるとこと、連れ去り犯の設定はあんまりないかも。

ただ「パパが部屋に入っちゃいけないって。」というセリフで、後の展開がわかってしまったので、ちょっと☆減らしました。伏線だから必要なセリフだけど・・・。

主役の俳優の後ろ姿を見た時に、頭の小ささに驚いた!

投稿者:hide投稿日:2018-12-09 21:37:50
密室劇は多々あるが、本作のような試みは、ちょっと他には記憶がない。
1920年代初頭のサイレント映画から、目ぼしいものは概ね観てきたつもりだが、まったく新しい試みではないだろうか。
似たような設定の話は、ことに携帯電話が普及して以降、いくらでもあるが、途中からカメラは外を写し、役者も密室を飛び出して、ストーリー的にも映像的にも変化をつけるのがお定まりだった。
しかし本作は、あえてそれをしない。
あくまで舞台を限定し、主人公もその場を離れずに話が展開してゆく。
そうなると、どうしても勢い演劇的なタッチにならざるを得ないのだが、そうはなっていないところが本作の目新しさといっていいだろう。

映画は、いってみれば何でもできる。
時間も空間も思いのままに移動できる。
しかし、そこが落とし穴で、だからこそ想像力に欠けた(例えばスピルバーグに代表されるような)薄っぺらな作品ばかりが量産されることになる。
ドラマの基本は演劇であり、演劇は時間と空間の限定から成り立ち、その限定された設定が却って想像力を生むことになる。
映画史に残る名作の多くが演劇的な理由はそこにある。

本作の試みは、映画に「演劇」ではなく「ラジオドラマ(放送劇)」を持ち込んだことである。
ラジオドラマに嵌まったことのある向きなら分かると思うが、映像のない音だけの世界というのは、きわめて想像力をかき立てる。
直に見られないからこそ、音声に集中し、聞き耳を立て、否応なく想像力がかき立てられる。
まさに劇中の主人公と同化することになる。
その効果まで含めて、本作の新たなる試みは、みごとに成功したといっていいのではないだろうか。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 男優賞ヤコブ・セーダーグレン 
 □ 脚本賞エミール・ニゴー・アルバートセン 
  グスタフ・モーラー 
 □ ディスカバリー賞グスタフ・モーラー 
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