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夫たち、妻たち(1992)

HUSBANDS AND WIVES

メディア映画
上映時間108分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(Tri=COLTRI)
初公開年月1993/06/19
ジャンルドラマ

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夫たち、妻たち

【解説】
 W・アレンが、オライオンとの関係を解消し、新たにトライスター社で製作した作品。夫はカレッジで文学を講じ、妻は美術関係出版社のキャリア・ウーマン--ゲイブ・ロスとジュディの夫妻は、マンハッタンの知的エリート層を象徴するようなカップルである。ロス夫妻には、気心の通じた親友のジャックとサリー夫妻がいた。今夜はかねてから予定の四人での会食の日。ところが、ジャック達が集まるなり、彼らの口から以外な言葉が飛び出した……。
 この頃のアレン作品になると、彼の“現実感”と“即興性”を追求する演出はますます練達し、現代都会生活の語り部として一層成熟を増している。コール・ポーターの粋な名曲に乗せて繰り広げられる、暗礁に乗り上げた二組のカップルを取り巻く愛の真実。それをアレンは、マシンガンの乱射を思わせる凄いセリフのやりとりと、まるでホームビデオの様なリアルな映像を駆使し、時にはコミカルに、そして時にはシニカルに描いて、現代の夫婦関係の在り方に疑問を投じている。
 よくアレン作品に対して、本作のようなどこか真面目っぽい作品より、初期の頃のドタバタなブラック・コメディの頃の方がいいという人がいる。確かに「スリーパー」の頃のアレンはその前面に大きくコメディを強調しているのに対して、「アニー・ホール」や「ハンナとその姉妹」の頃にはどこか冷めた視点での笑いが目立つ。しかし、初期のそれらの作品、「ハンナ〜」の頃の作品、はたまた「私の中のもうひとりの私」の様な全く笑いのない作品に至っても、彼のその根底に流れる、都会生活者の孤独、その中での愛や結婚制度、そして、性、死、宗教といった普遍的なテーマまで、彼の思想・哲学はどの作品にも確実に見え隠れしている。要はその表面上での表現方法が異なるだけなのだ。
 さらに加えて言うならば、このテの問題を追求すれは追求する程、その表現方法は次第にシニカルなものへと移行してゆくのは至極自然な事であるのと同時に、また正しい選択であると言える。それらを表現するにあたってその方法を“笑い”に変えて表すというこのアレンのブラックな“技”はまさに天才的であると言えるのではないだろうか。というわけで、この二組の夫婦の愛の崩壊と再生をシニカルに描くラブ・ドラマは、虚構と現実のきわどい交錯がなんとも刺激的な、数あるアレン作品の中でも十指に入る作品である。
<allcinema>
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投稿者:kinenchyu投稿日:2009-08-09 22:09:51
ファミリービデオのような映像と連発されるセリフ。独得の雰囲気の作品だが、夫婦、恋愛についてちょっと考えさせられる作品でした。
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