allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

オルフェ(1949)

ORPHEUS[米]
ORPHEE

メディア映画
上映時間112分
製作国フランス
公開情報劇場公開(新外映=東和)
初公開年月1951/04/17
リバイバル→セテラ-2000.8
ジャンルドラマ
オルフェ [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,607
USED価格:¥ 1,591
amazon.co.jpへ

【解説】
 ギリシャ神話のオルフェウス伝説を基に、死と生の境を彷徨する詩人の姿に、俗世を超越した夢幻の世界に憧れる--彼の詩的テーマを託した、妖しい作品である。主人公のオルフェの通う“詩人カフェ”に“王女”と呼ばれる女性(カザレス)がある夜現われ、オートバイにはねられた詩人セジェストの死体を、オルフェに手伝わせ自分の車に運んだ。車はオルフェも乗せて、彼女の館に。そこでセジェストは蘇り、王女の導きで鏡の中に消えた。後を追うオルフェは鏡にぶつかって気絶する。目覚めれば鏡は消滅している。すっかり王女の美しさに囚われてしまったオルフェは、妻ユリディス(M・デア)の待つ自宅に戻っても虚ろであった。しかし、夜ごと彼の夢まくらに立つ王女を、彼は気づかない。妻は夫の心が自分から離れてしまったことを嘆きながら、オートバイにはねられ即死。死の国へと旅立つ彼女を、不思議な手袋の力で鏡を通り抜けて追ったオルフェは、二度と妻の顔を見ないという王女の突きつける条件を呑んで現世に連れ戻す。しかし、ユリディスは夫に見つめられずには愛を感じることもできず、よけい王女を嫉妬し、わざと彼に自分の顔を見させ、再び姿を消した。そこへ押しかけてくる友人たち。セジェストを奪ったのはお前だ--と彼らになぶり殺しにされ、遂に死の国へ迎え入れられるオルフェだったが、彼を愛していた王女は、生の世界に彼を連れ戻すことこそ正しいと悟り、妻と共に現世に帰した。メリエス直系の素朴なトリック撮影にかえって夢心地に誘われる映像は耽美派コクトーの独擅場。主役の、彼お気に入りのマレーも本作では一段と陰翳に富んだ表現を見せる。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
660 10.00
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2011-08-30 20:59:01
【ネタバレ注意】

 ジャン・コクトーの幻想的ストーリー。

 現実と幻の区別がつかないような話で後年には良く造られたように思う。
 そう見ると先見的な作品だ。

 なかなか面白かったが、セットなどがチープなのが気になった。
 リアリティのある作品でないが、最初に”王女”が鏡に入る屋敷は明らかに空き家に物を置いただけのものだ。
 手袋も単なるゴム手袋だし、オルフェ(ジャン・マレー)の家も農家に石造を配置しただけのも。
 戦後で予算が無かったのかもしれないが、もう少し何とかできなかったのだろうか。

 気が付いたのが、男の浮気の話として見れること。
 ”王女”は、死神でもありオルフェと心を通わせる。
 その後、妻は死ぬ。
 その際、他のものに熱中し妻を顧みないなど有り勝ちな夫婦の風景だ。
 そして裁判(あるいは断罪)され妻を見ることが出来なくなく。(浮気したからだ)
 それに耐えられなくなった彼は、浮気相手(表現は彼女から)を切って元の鞘に収まると言った寸法だ。
http://gapper.web.fc2.com/

投稿者:msang投稿日:2008-02-25 02:20:18
「詩人の映画」って感じで、面白く見れました。コクトーが昔から使っているフィルムの逆回しのトリックが、ここでは時間を後戻りしていく場面でもう一回本当の順序で使われていて興味深かった。
ラジオから聞こえてくる「あの世=死の世界」からの声、むしろ「あの世=死の世界」そのものが詩人のインスピレーションの源泉であって、詩人の文学空間を形成しているのでは、などと考えながら見てました。もともとオルフェ(ウス)自身詩人で、この神話自体そういう話だったっけ。
あの世の裁判官たちがまったく現実的な姿で現れて、これは現実世界だろうか、と思わせるところとか、神話的世界と現代的舞台とのギャップが面白くて、やはり幻想的な、それでいて現代的な詩人の映画だな、という感想です。
投稿者:o.o投稿日:2007-11-26 01:14:31
最初はチープで滑稽な感じもしていたのに、見ているうちに釣り込まれ、だんだんと香気が漂ってくるような気がする、そんな不思議な映画でした。ラジオを通じてオルフェを死の世界へと誘う死神は、最初はただきついだけとしか見えなかったのが、だんだん美しく見えてきて、最後は可愛らしいとさえ思えてきました。また、二人以上に、オルフェの美しい妻ユリディスと、彼女に密かな想いを寄せる死神の従者ウルトビーズがどうなるのかと、ずっと気に掛かってしまいました。

結局、彼等は何者だったのでしょうか。誰から命令を受けているのか尋ねられた死神が、「だれでもないわ。私達の意識の中にいるの。私達はそれの悪夢なの」などと答えています。「アフリカ原住民の太鼓」や「木々を揺さぶる風」で死神達に命令を伝える「それ」とはいったい何なのか、みすぼらしい小部屋で四人を審問にかけたスーツ姿の男達は何者なのか、掟を破った者に与えられる「よそより過酷」という刑罰とはいかなるものなのか・・・大きな謎が残ります。

どうやら人間世界とは全く異なる原理が働いているらしい異世界の住人から、自分達が愛されたことなど露知らず抱き合うオルフェとユリディスの笑顔と、恐ろしい運命が待っているであろう、死神と従者の長い影法師が心に残った次第です。
投稿者:Ikeda投稿日:2006-04-06 12:04:24
この映画の公開時には、ジャン・コクトー、ジャン・マレーのコンビという事もあって、かなり評判になっていましたが、私の好みではなかったのでスキップした映画です。
最近やっと見ましたが、多少付いて行けない点もあって、それほどには思いませんでした。ただ、現実と幻想が渾然とした筋書きや演出にコクトーらしさが充分出ているし、それに伴うカメラが素晴らしいことは確かです。当時、多かった幽霊や死神を題材にした作品の総決算的な感じもしました。
主役マレーが名演ですし、死神マリア・カザレス、奥さんマリー・デアとの愛情が微妙に描かれている所に、この作品の魅力が潜んでいます。また運転手フランソア・ペリエも橋渡し役として仲々の好演だと思いました。
投稿者:さち投稿日:2004-06-13 10:50:48
斬新なカメラワーク
今見ても不思議な感じ
投稿者:みー投稿日:2002-04-30 23:24:35
良さがでていないかも?白黒の映像が綺麗だな、と思いました。お話も良かったですよ。
あれは、奥さんの内にある(奥さん自身さえも理解していない)ものだと思ったけど、違うのかしらん?(^_^;)
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-03-13 23:58:25
 これが映画だ。映画を作る喜びとはこれだ。映画はこのようにテンションを持
続させなければならない。悲痛なまでに美しい愛の映画。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 国際評論家賞ジャン・コクトー 
□ 作品賞(総合) 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】オルフェ2009/03/19\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】「ジャン・コクトー」+「オルフェ」 <期間限定生産>2005/09/28\4,699amazon.co.jpへ
 【DVD】ジャン・コクトー DVD-BOX2003/11/11\17,800amazon.co.jpへ
 【DVD】オルフェ2002/09/25\3,800amazon.co.jpへ
 【DVD】オルフェ1999/12/18\3,800amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】オルフェレンタル有り
 【VIDEO】オルフェレンタル有り
【ミュージック】
【CD】 オルフェ~オリジナル・サウンド・トラック
新品:¥ 1,080
5新品:¥ 1,000より   1中古品¥ 799より 

【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION