ガープの世界(1982)THE WORLD ACCORDING TO GARP
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【解説】 アーヴィングのベストセラーを名匠G・R・ヒルが映画化。子供だけが欲しいという思いから傷病兵と一方的にセックスする看護婦。やがて生まれた子供はガープと名づけられた。これは、少年から青年、青年から大人へと成長していくガープと、彼を見守りつつ逞しく生きる母を中心に、奇妙な人々が織り成す人間模様を描いた異常なホームドラマ。ガープは作家となり、母もまた自伝的小説を著しウーマンリヴの象徴的存在になるが、その事に端を発した騒動によって物語はあっけなく終息していく。「明日に向って撃て!」や「スティング」の、ではない、「スローターハウス5」のヒルらしさが全開した快作。ガープのR・ウィリアムズ、母親のG・クローズ共にイイ味だが、性転換した元フットボーラーに扮したJ・リスゴーの強烈なキャラクターが深く脳裏に焼き付く。 ![]() 【おすすめ作品】
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描くことが最も難しいこれらのテーマを
温かくもコミカルに見事な描き方で映像化した傑作です。
こんな素敵な映画を観ることが出来て幸せです。
大人になればなるほど深さを理解できる映画だと思います。
なんなんだこれは。
70年代の黄金時代と比べてるとやはり劣る。監督がファンだったトリュフォーの試みた原作と映画の橋渡しは完全に失敗してる。原作を読みたいと思わない。
ジョン・アービングの原作は常に「死が生と隣り合わせ」
になっている。
この「ガープの世界」でも常に「死」が物語の背景にちらつき、
観客を落ち着かなくさせるが、
それが逆説的な人生賛歌へと転化している点が面白い。
アメリカンニューシネマ的な西部劇「明日に向かって撃て!」や
アカデミー賞を受賞した「スティング」など、
どんなスタイルの作品でも及第点以上に仕上げる
ジョージ・ロイ・ヒル監督は、まさに真の職人監督だった。
遅まきながら深くご冥福をお祈りする。http://www.iris.dti.ne.jp/~jim-beam/
やはりR・ウィリアムスは、ちょっととぼけた役がピッタリです。これがデビュー作とは思えないG・クローズの奇妙な存在感のある演技も見逃せません。内容とは関係ありませんが、主題歌のビートルズの曲がなんとなくほのぼのとした作風にあっていて良かったです。http://www.asahi-net.or.jp/~rn6d-hnd/
世の中はsexがからむからこそ複雑で繊細だ。
そこから派生するものは狂気や憎悪であり
もう一方では性愛であり、生命そのもの(裏を返せば死)でもある。
だからここに描かれた世界は、
奇妙なガープの出生(肉欲なしのsex)に始まり
健全な性への興味と並行した青年の成長過程であり
彼をとりまくセクシュアルな悲喜劇だと思うのです。
それがオカマや売春婦の存在であり不倫であり
性に傷ついた人々であり過激なウーマンリブであり
生命の誕生であり死なのかな、と。
(レスリング風景ですらsexをイメージする私はただの変態でしょうか?)
プーについて言及するとすれば
ガープが性的に健全に成長したのと対照的に
いつも覗き見をしていたもてそうもない少女=歪んだ性の象徴
って感じでしょうか・・・?
そしてガープは「忘れないで」と言って死に、愛が残ったんですよね。
その愛の記憶がオープニングとラストに使われた「赤ちゃん」ってことなのかな。
私は女だし、かつて性に対して非常にナイーブな時期があっただけに
このテーマはとても心に染みた。
性はどろどろとした厄介なエネルギーを持つけれど
最後には愛が残るのかなって思ったら泣けてきた。
(しかもこの愛の記憶は未来永劫続くのだから!)
でもこの原作者は男性ですよね?この感性には驚き。
そしてこのナイーブで重いテーマをまたしてもさらりとこなす
ジョージロイヒル監督の手腕に拍手!
観客の涙を誘うような悲劇的なシーンはあえて端折っているような、そんな印象を受けた。
ラストシーンも悲劇と言うには、あまりにあっけなく突拍子もない最期だ。
正直言うと私も、子供たちを眺めながら語る幸せな場面で終わって欲しかった、と最初は思った。
だけど、この映画のテーマをガープの母の台詞 ”Everybody dies. I’m going to die, too. So will you. The thing is, to have a life before we die.” と考えるならば、やはりあのラストシーンは必要だろう。
月並みな感想かも知れないが、ああして終わってしまったからこそ、観直すたびにガープの青春やヘレンとの生活が美しく映る。あの最期は、人間は何時こうして「あっけない最期」を迎えるかわからないからこそ人生を大切にしなきゃいけない、というメッセージだと私は受け取った。
私は、ガープの世界に浸れなかった。
ロビン・ウィリアムズが老けていて
グレン・クローズが若々しいから、
親子というより夫婦にしかみえなかった。
映画には仕上げ方にいろいろ在っていいのだと思う。
僕の好きなスコセッシ監督をはじめ、多くの作り手が扱う手法によれば、
映画はテーマを伝えるために入念に編集され、ソフトな感じに仕上がる。
一方、本作「ガープの世界」のように、テーマそのものでなく、テーマを伝える背
景の表現が主目的の編集によって、(前記のソフトに対して、言うなれば)ハードな感じに仕上がる映画もある。
テーマそれ自体を露骨に表現するでなしに、
背景を表現する間接的な手法によるので、見るものにしては比較的に作り手の伝えるテーマ
が呑み込み難いことはあるかもしれない。
しかし、僕に言わせればこの作品には伝わってくるものが充分にあったし、作品全体を振り返っても列記としたテーマが内包されていることが明白だ。
作品全体の流れの中で常に似よってくる、人の命のはかなさ。作中の背景になった米国(に限らないのかもしれないが)当時の社会問題による怨み合いという人々の心の深い傷。物語の下地をなすそれら背景の中に、際立って美しく光る人の愛(ヘレンのとった行動や夫婦仲を取り戻す主人公らの姿、それに忘れられないのがオカマ男とガープが母親の葬儀の後窓辺で共に悲しむ姿)。ここから伝わってくる感動によっ
て僕はこの映画のテーマをこうだと見た。
「世界にどんな犯罪や、それによる怨みの事情が生まれ、これが多くの人々、社会を支配する状況があっても、人の愛の価値が色あせを見せることは絶対に無い。」
こんな勝手な考察をするのも、観客として当然の姿勢によるものであって、こうあってこそ映画の真価が発揮されるのではなかろうか。少なくともこういう映画を「糞映画」と切り捨ててしまうのはあまりにも惜しい話だと思う。
映画にもいろいろな仕上げられ方があるのだという認識をもって、映画をもっとおおらかに観てやりながら愛していけたらいいと思う。
本題の「プー」について。
原作なんて読んだこと無いが、敢えて持論を述べる。
彼女は間違いなく父親に幼き頃(ガープが耳たぶを怪我した頃以前)から
父親によって性的な虐待を受けていた。特に作品の初バン辺りの描写を軽く観察
すれば誰でも察することが出来るのではないかと…。
更には彼女は、社会問題としてメディアによって記録されるように、フェミニスト台頭という事実の根源が、そう単純なものではなく、どこまでも人間の怨念に起因している内容であることを伝える象徴的存在である。
「プー」が過激なフェミニストとなったのは彼女の父親という男性による。その男性が彼女をまともに養育できなかったのは、彼の生い立ちという社会背景の闇が原因の一つである。観客の意表をつくかのようにして結末で突然ガープを殺害した「プー」を誰も裁くことは出来ない。彼女が象徴するフェミニズムの責任は、観る者全てを含む社会全体にあるからだ。
上述したように、この映画は、人の愛の価値を際立たせるために、その当時のリアルな背景が下地となっている。「プー」によるガープの殺害が最後に置かれたのも、そのためであると考える、僕は。
そう考えると「プー」という人物、そしてそれに象徴された当時米国の事情に巻き込まれていた人々、そして今に至ってその余波を引きずる人々という現実に対して、どうしようもないやりきれなさでいっぱいになってしまう。
少なくともこの映画に意味の無いショットはひとつも無い。そうとしか映らない。
最後に、この映画は決して「糞映画」等ではなく、
レビュアーの多くが言われるとおり、傑作だといっておきたい。
テンポが良く、明るく、しかし人間の闇も色濃く描かれていて。
他の人も指摘するとおり「ブー」という幼馴染の存在に「なんで?」と思わずにいられず、あのラストをなかなか受け入れることができずに次の日一日中考えていました。
そして考えた末自分なりに答えを導き出せ二日間かけて感動に至った意味でも忘れられない一本です。
「ガープの世界」というタイトル。
それぞれの想いをのせて世界は動いていく、それぞれにハッピーエンドを目指しながら。myroom.isao.net/room466/0000001000091466/index.cgi
オープニングで使用されているビートルズの曲は、ジョン・レノンではなくポール・マッカートニーの曲です。
クレジットは「レノン/マッカートニー」ですが、間違いなくポールの曲ですので…。
これだけじゃあ何ですので映画のコメントも。
この映画大好きです。
だけど不思議と落ち着く暖かい雰囲気なのはジョージ・ロイ・ヒル監督の世界観のせいでしょうか。
おそらく一般的にはつかみ所のない物語で何が言いたい映画なんだ、という印象だと思いますが、この映画は物語を追うよりも、全体を感じるといい映画かなと思います、世界観を楽しむと言うか。
よくわからないまま観終わり、だけど妙に心地良く、しばらくしたらまた理由もなく観たくなる、そんな映画です。http://www2.odn.ne.jp/~chs45160
若き日のロビンはもちろん、G・クローズのママさんがいい。最初はとんでもねー女に見えたのが、優しい母親としての顔、虐げられた人を守ろうとする正義感とかがだんだん出てきて、後半ではとっても素敵な女性に見えました。
後、オープニングの赤ちゃんの場面と、J・レノンの歌も好き。
ロビン演じるガープが、車の中で奥さんと話すシーンで終わっとけばなぁ〜。
↓の皆さんのいうとおり!!あのプーっていう眼鏡女何なの!?
あのラストでちょっとガクって来ちゃいました。
あのプーってのは、一体何者??
母親役のグレン・クローズはステキでした。
「生きてゆくってすてきな冒険よ。」って台詞がありましたが、
その言葉通りの人生をガープは生きてゆきます。
海へ泳ぎに行くガープに母親が言った言葉を、
父親になったガープが同じように自分の子供に
言ってるシーンがありましたね。
人間って年を取っていくんだな、って改めて感じました。
「生きる」ことを改めて考えてしまう作品ですね。
一人の人間の人生を追って見ていくのは
退屈に感じられそうですが、そこはさすがのG・R・ヒル監督。
「スティング」みたく、中だるみせずに見れました。
ビートルズとナット・K・コールのBGMも良かったです。
非現実的すぎて自伝とは思えなかった。
ガ−プが結婚して家を買うシーンでタイミングよく飛行機が
家に追突したり、そもそも母親が傷病兵を犯してできた子供
がガ−プって事だけど、百発百中?それとも夜な夜な犯して
いたのかな。わからないけどとにかく異常なホームドラマ。
別にこの作品を非難するつもりはないけど、「良かった!」って言う人はどう良かったのか聞かせて。ただ、「感動しました!」って言われてもねェ。伝わってこないよ。
腹立ってしゃーない。原作との比較をどうこう言う以前の問題。
俳優として何の魅力もないR・ウィリアムズを主役に、
これまた何の才能も独創性のかけらもないJ・ロイ・ヒルを演出に据えた、
80年代アメリカ映画を代表する糞フィルム。
必ず買うから。
アーヴィングの原作も好きですけど、映画は本当にいいです。
死にかけた兵士の上に乗っかって子供をもうけた恐ろしくもキュートな変人をメアリーベスハートがすてきに演じれば、その息子ガープをロビンウィリアムスが押さえたユーモアで答えます。まあ、なんてすてきだろうね。もはや善意とペーソスの人と堕した最近の彼とはちょっと別人。映画は淡々とグロテスクにガープの成長を描く描く。ジョージロイヒル見事な演出。胸の締め付けられるようなラストまで。これぞアメリカ映画。これぞドラマ。ああいい映画を見たねえ。淀長みたいになる映画。