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革命児サパタ(1952)

VIVA ZAPATA!

メディア映画
上映時間114分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(FOX極東)
初公開年月1952/12/24
ジャンルドラマ/歴史劇
革命児サパタ [DVD]
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【解説】
 今、カザン作品を見直すことの驚きはそのヴィジュアル・センスの確かさにある。スタインベックが脚本を手がけた、このメキシコの革命家の物語も、多少もたつきはするが、ラストの凄まじい射殺シーンに象徴されるような、中米の灼熱を伝えるロケ撮影とその堂々たる構図、カッティングの妙が、骨太の人物伝そのものより印象的だったりする。もちろん、ブランドは労務者から、パンチョヴィラらに指名され、大統領にまでのし上がる英雄を力強く演じ、オスカーを獲ったA・クインの人なつっこい兄役(これをサパタは殺さねばならなくなる)共々申し分ない出来なのだが……。結局、同志フェルナンドの裏切りで先述のように蜂の巣になるサバタ。その妻を演じるJ・ピータースの野性味に溢れた美しさも忘れられない。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
653 8.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:ne7002投稿日:2014-07-27 06:37:25
エリア・カザン監督はこの作品で、マーロン・ブランドの放つ体臭に「欲望という名の電車」「波止場」より純粋に焦点を当てて描いています。この黄金コンビの確かさ、衝撃はスタンバーグ監督×マレーネ・ディートリッヒ作品を連想させます。「カザン×ブランド作品を、より多く映画史上に刻んで欲しかった」と思わせる珠玉の一編です。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-08-16 19:48:59
革命の戦士ではあるがまだ身分のないサパタには娘をやれぬという親爺が、サパタが将軍になると手の平を返すように娘を提供する。あまりの豹変ぶりに何度も巻き戻してあの娘とこの娘が同一人物であることを確認してしまった。嫁取りの儀式としての諺の応酬の面白さはあったが、それもどこか白けてしまったのだった。サパタの野性味が文字を獲得するとともに薄れて行き、仲間で唯一文字を読める男の裏切りにあい、同じ無文字の境遇にあった兄貴を殺し、最期は参謀役の頭が切れそうなグリンゴの裏切りで罠に落ち、集中砲火を浴びて死ぬサパタ。文字など学ばず、こんな女を嫁にせずに野生児でいたら、おそらくこんな死に方はしなかっただろうと思えて、監督のカザンと脚本のスタインベックに参謀役のグリンゴの冷ややかな眼差しを感じたのは思い過ごしだろうか。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:gapper投稿日:2011-10-01 19:05:14
 文豪ジョン・スタインベックを脚本に迎えての分芸的味わいのある作品。

 「欲望という名の電車 (1951)」の翌年の年に公開されたエリア・カザン作品で革命の話にもかかわらず戦闘シーンが殆どない。
 「欲望という名の電車 (1951)」成功で文芸の方向性を薦めようとしたのではないかと思われる。

 「波止場 (1954)」にもマーロン・ブランドは主演しているしカザンとの蜜月的な時期と言える。
 序盤ブランドは、かなり目を吊り上げていた。
 意図的なのか話が、進むにつれ少しずつ目の吊上がりがゆるくなっていった行ったのは気になった。

 ホセファ(ジーン・ピータース)が、なかなか美人でまったく悪意のない所が良いが箸休めの様な存在で話に関わってこないのが残念。
 サパタが大統領になり、結局最初の場面の様なことが繰り返されるのだがなぜそうなのかという追求がない。
 兄のマノ(アンソニー・クイン)が、将軍にもかかわらず金がないというのも妙に思う。
 前政権では、優雅な暮らしをしていそうな感じだったが。

 結局のところ革命など関係なくあくまでもサパタ自身の話だと言うことだ。
 演技やカメラワークは良いのだが、この肝心の革命の話ではないと言うことが終盤近くまで分からないのが欠点。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2009-09-17 03:40:10
オープニングのサパタがさりげなく登場するシーンから既に面白い。
彼の性格はしっかり描かれているし、その骨太な生きざまは文句なしに面白い。

戦闘シーンは数多くあるが、戦闘そのものの描写はあまり重要視されていないので人によっては物足りないかも。
とはいえ、女性が撃たれながらもダイナマイトでドアを吹き飛ばすシーンや
敵を川へおびき出して総攻撃する辺りのシーンは十分に面白い。
派手な爆発などなくてもこういうちょっとしたシーンが戦争の非情さを物語っているから凄い。

荒っぽい演技が魅力的なマーロン・ブランドとアンソニー・クインが兄弟というのは凄い設定。
2人が一緒にいるだけでなんとなくスリリング。
兄弟関係や妻との関係はサパタの性格を引き出す材料といったところなので
そんなに重点が置かれていないのは少し残念だが。

好感が持てるのは、主人公の行動を肯定しすぎない冷静な映画の視点。
サパタの反逆精神、行動力を痛烈に見せる場面も多いが、
いざ大統領になるとその行動の難しさが実に悩ましいし
「暴力しか知らない男が急に平和をもたらせるのか?」と友に語られるくだりは納得するものがある。

完璧とは言わないがその骨太な演技と演出が見る者を惹きつけていると思う。
ラストは切なくも力強い演出で、すがすがしいとさえ感じてしまう。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-12-17 03:17:30
【ネタバレ注意】

昨日観た。「波止場」に比べると大分見劣りする。サパタに起きたドラマの描写が浅いので、民衆についての登場人物の台詞が学生演劇のように聞こえた。サパタ兄弟の確執も何も描かれていないし(この点に関しては後輩のスコセッシの「レイジング・ブル」の足元にも及ばない)、戦闘シーンも予算の都合で始めから描かれていないのがあるのも気になった。サパタが一斉射撃を受けるラストも、「俺たちに明日はない」を観た後じゃねえ…。ブランドとクインの演技は期待を裏切らないけど。

投稿者:Ikeda投稿日:2006-04-03 13:53:48
エリア・カザンの作品の中では上位に入れるかどうかは疑問ですが、カメラワークが素晴らしい映画です。全体の進行も迫力があるし、サパタという人の性格も良く描かれています。
ただ、サパタの戦う場面が、ほとんど省略されているので、ディアスの亡命その他が、いかにもあっけなく済んでしまうのに物足りなさを感じました。これはスタインベックの書き下ろしで作られているので、小説であれば良いが、脚本としては映画的ではないのだと思います。
カザンの演出のもとでマーロン・ブランドが好演ですが、やはり助演賞を取ったアンソニー・クインが彼らしいあじを出しています。
場面としてはサパタが捕らえられると住民が石を鳴らして集まる所に迫力があり、結婚前にメキシコのものだと思われる諺を応酬するのが面白いです。
投稿者:M.Moriya投稿日:2001-09-12 13:17:43
50年以前に観た記憶は極めて断片的。
人生観/世界観を涵養する "後の人生を示唆するもの" 即ち映画。
(オーバーかな?)
この契機となる名画であった事を想起する。
本映画の紹介欄を一見し 昔日の映画少年時代の記憶がおぼろげ乍ら脳裏に去来。
ダリル,F.ザナック,ジョン/スタインベック/エリア.カザン/
マーロン.ブランド/アンソ二ー.クイーン/ジーン.ピータース
懐かしい!! 当時 今だ 映画の何たるか を知り得ぬ年齢。
現時点で考えるに この面々の作品であれば傑作が生まれて当然の感有り。
ラスト.シーンのサパタが集中射撃で虫けらの如く絶命。不思議に鮮明な映像
として脳裏に残存。
人間社会の矛盾 即ち 革命期に必要とされる無教養かつ粗暴な人間が
革命の本懐を達っするや否や 無用の存在となる悲哀 無常感。
古今東西 普遍的な真理を具現化する映像に映画館内で呆然自失の境に至る。
追記
最近の映画は余り観ません。(理由は長くなる故 省略)

【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演男優賞マーロン・ブランド 
 ■ 助演男優賞アンソニー・クイン 
 □ 脚本賞ジョン・スタインベック 
 □ 劇・喜劇映画音楽賞アレックス・ノース 
 □ 美術監督・装置賞(白黒)Lyle Wheeler美術
  Leland Fuller美術
■ 男優賞マーロン・ブランド 
□ 作品賞(総合) 
 ■ 男優賞(国外)マーロン・ブランド 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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